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カテゴリー:guitar

2019/02/03

ペンタトニック・スケールだけでジャズが弾ける⁉ジャズ初心者におすすめのギター教則本『ペンタ+α』

ペンタトニック・スケールだけでジャズが弾けるようになる⁉おすすめのギター教則本のご紹介です!

ジャズ・ギターを習得するには様々なスケール理論が必要なの⁉

このブログでも恒例になっている(?)僕がおすすめするギター教則本をご紹介するシリーズです。

 

今回は、僕と同じようにブルースやロックからジャズへと転身したギタリストにおすすめしたいギター教則本になります。

 

ブルースやロックのギターをある程度やっていると、必ず五音音階で構成された基本となる「ペンタトニック・スケール」はマスターしていると思います。

 

もちろん「マイナー・ペンタトニック・スケール」「メジャー・ペンタトニック・スケール」の2種類です。

 

さすがにこの2種類のペンタトニック・スケールは使えないと、ブルースやロックでアドリヴソロを弾くのは困難だと思います。

 

よっぽどハーモニーからメロディーを導き出す才能がある人じゃないと無理に近いと思います。

 

僕も、もちろんそんな特別な才能はないので「マイナー・ペンタトニック・スケール」「メジャー・ペンタトニック・スケール」の2つから覚えました。

 

「ペンタトニック・スケール」を覚えることで、様々な曲に対応できるようになりますからね。

 

ポップスやR&Bの歌モノの曲をギターインストで演奏する際には「ペンタトニック・スケール」が使えるとコピーもし易くなります。

 

意外とボーカルものの歌メロは「ペンタトニック・スケール」を中心にメロディーが作られていることが多いですからね。

 

しかしジャズを演奏するとなると…これまでのように「ペンタトニック・スケール」だけで弾くと、音を外してしまうことがあります。

 

ジャズは、ブルースやロックと違って1つのスケールだけでギターソロを弾くことが出来ない曲ばかりです。

 

曲の中でキーが転調したり、ダイアトニック・コード外のコード進行が出てきたり(あれ?4度上のコードはメジャー7thじゃないの?マイナーなってるよ?…とか。)、そもそも”Footprints”のようにキーがはっきりしない曲もあります。

 

ジャズギターを演奏するには、モードのスケールやオルタードにホールトーンに…ハーモニック・マイナー・パーフェクト5thビロウ・スケール(長すぎ!笑)とかも覚えなくてはいけないのかな~……とゲンナリします。

 

もっとこれまでに慣れ親しんできた「ペンタトニック・スケール」を利用してすんなりとジャズ・ギターを演奏できないものか…と。

 

そんな時におすすめしたいのが、今回ご紹介する『ペンタ+αでジャズ・ギター・フレーズを徹底攻略』というギター教則本です。

 

「ペンタトニック・スケール」を中心にして、ジャズのフレーズを導き出す方法が掲載されています!

 

それでは、少しだけ掲載されている内容をご紹介したいと思います。

 

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『ペンタ+αでジャズ・ギター・フレーズを徹底攻略』

表紙は、ブルースやロックの花形ギターであるストラトキャスターにES-335の写真です。

 

もちろんこの2つのギターは、フュージョン系やスムースジャズ系のジャンルにも使えます。

 

さすがにストラトキャスターで、ストレート・アヘッドなスウィング・ジャズをやるのは無理がありますが、ES-335ならOKです!

 

ES-335は、ほぼオールジャンルの音楽性に対応できるので、本当に便利なギターですね♪

 

もちろんこの教則本も模範演奏を収録したCD付きです!

 

掲載されているフレーズを弾く際のお手本としてこのCDを使いましょう。

 

 

 

 

本の中身

まず本を開いてみると、著者の挨拶の次に目次が掲載されています。

 

目次の内容は下記の通りです。

 


 

CHAPTER 1 – メジャー・ペンタトニック・スケール
CHAPTER 2 – マイナー・ペンタトニック・スケール
CHAPTER 3 – メジャー・ペンタトニック+ブルーノート
CHAPTER 4 – マイナー・ペンタトニック+ブルーノート
CHAPTER 5 – ミックス・ペンタトニックによるフレージング
CHAPTER 6 – ペンタトニック・スケール+コード・トーン
CHAPTER 7 – ペンタトニック・スケール+クロマチック・ノート
CHAPTER 8 – コード・スケールとしてのペンタトニック
CHAPTER 9 – ポリ・ペンタトニック・スケールによるフレージング

 


 

全て「ペンタトニック・スケール」を基本として書かれています。

 

目次の次に『これだけは知っておきたい基礎知識』が掲載されています。

 

この項では、

 


 

1.「音の高さと音名」
2.「変化記号」
3.「度数の表記」
4.「スケールの基礎知識」
5.「コードの基礎知識」
6.「コード進行の基礎知識」

 


 

と、6つの項目に分けて説明されています。

 

どれも音楽を演奏する上で必須の内容ですので、必ず読んでおきましょう。

 

そこまで難しくない基礎ですので、ブルースやロックをこれまでに演奏してきたって方ならすんなりと理解できると思います。

 

ギターをやり始めたばかり!という初心者の方は、最初は難しく感じますが、何度も繰り返し読んでいるうちに意外と覚えるものです。

 

僕もギターをやり始めた最初の頃は、こういった「基礎知識」を別の本でですが、何度も繰り返し読みました。

 

一度理解してしまえば、後は同じことですので、まずは『基礎知識』はしっかりと覚えましょう。

 

ギター以外でも、どんな分野に関してもそうなのですが、『基礎知識』ってなんだかんだで一番大事ですので、ここはしっかりと学んでおきましょう!

 

さて、『これだけは知っておきたい基礎知識』が終わるとさっそく本題に入ります。

 

 

 

 

各種ペンタトニック・スケールを活用してジャズ・ギターを攻略!

まずは基本となる「メジャー・ペンタトニック・スケール」「マイナー・ペンタトニック・スケール」の2種類が掲載されています。

 

それぞれのスケールの構成音や基本となる指版上の5ポジションなどです。

 

この辺は他のギター教則本でもよく掲載されている内容ですね。

 

まずは基礎的なスケールの練習方や、簡単なフレーズがギタリストが読みやすいタブ譜で掲載されています。

 

この辺は、ブルースやロックのギター教則本とあまり変わりはありませんが、その先にこの『ペンタ+αでジャズ・ギター・フレーズを徹底攻略』の独自のフレージングが掲載されています。

 

それはもちろんジャズにおいてどのように「ペンタトニック・スケール」を有効活用するのか?といった内容です。

 

その辺は詳しくは本書を手にして確認してみてください。

 

「ジャジーなフレーズ作りのポイント」なんかが掲載されていますので、慣れ親しんだペンタトニック・スケールを使ってジャズのフレーズを弾けるようになりましょう!

 

もちろん基本となる「メジャー・ペンタトニック・スケール」「マイナー・ペンタトニック・スケール」の2種類の次には、その両方を用いた「ミックス・ペンタトニック」が掲載されています。

 

このように、基本となる「ペンタトニック・スケール」『+α(プラス・アルファ)で音を足していくことで、様々なコード進行のジャズの曲に対応できるようになっていきます。

 

 

まずはペンタトニック・スケールからジャズ・ギターを始めましょう♪

 

以上、『ペンタ+αでジャズ・ギター・フレーズを徹底攻略』のご紹介でした。

 

もちろん「ペンタトニック・スケール」を中心にしてジャズ・ギターをアドリヴで弾けるようになるにも、かなりの練習とセッションなどでの実践が大事になってきます。

 

しかし「ペンタトニック・スケール」を中心にして考えることで、難解なスケールを無理に覚えて使えないままでいるよりも、慣れ親しんだスケールを使って実践に参加することの方が大事だと思います。

 

一人で難解なスケールをひたすら練習していても、実際のライヴ演奏で使えなければ意味がないと僕は感じます。

 

まずはセッションに行って実践を積むことが大事です!

 

最初の頃は恥をかくこともありますが、それは誰だって同じです!

 

セッションに行く前に、まずはこの本を使ってチャプター5の「ミックス・ペンタトニック」までは自主練習しといた方が良いと思います。

 

「ミックス・ペンタトニック」を使いこなせるようになるだけで、色んな曲に対応できるようになるもんです!

 

たまにセッションなんかで、中途半端な腕前の人こそ「ペンタトニック・スケール」を悪く言ったりします。

 

ちょっと最近モードのスケールを覚えたからといって「ペンタトニック?もっとドリアンとかミクソリディアンとか使おうぜ!」みたいな感じです。

 

でも、本当にギターが上手い人こそ「もっとペンタトニックを使ってギターを歌わせないといけない!」みたいにアドバイスをしてくれたりします。

 

なんだかんだで、人間が歌う歌メロに近い「ペンタトニック・スケール」をシンプルに使いこなす方が聴いてくれている人の心に響くものです!

 

難解なスケールを使ったハイテクニックなギターソロは、初見こそ「すげー!!!!」ってなりますが、わりと弾いていたメロディーは記憶に残りません。

 

その人が「弾いている姿」しか記憶に残っていないものです。

 

しかし「ペンタトニック・スケール」を上手く使ってギターを歌わせる名人の演奏は、その人の弾くメロディーが耳にこびりついて離れません!

 

やはり楽器を演奏するのだから「弾いている姿」よりも「弾いたメロディー」の方を記憶に残してもらいたいものですよね。

 

上手いギタリストこそ、「ペンタトニック・スケール」を使った様々なアイデアを持っています!

 

難解なスケールを覚えるよりも、むしろ「ペンタトニック・スケール」を隅々まで使いこなすことに時間を使った方が良いかもしれません⁉

 

少なくとも僕は「ペンタトニック・スケール」をとても大事な音楽的要素だと思っています。

 

ほら、チャーリー・クリスチャンもグラント・グリーンも初期のジョージ・ベンソンだって、「ペンタトニック・スケール」を基にして人々の印象に残るような名演を残していますからね♪

 

やはりギタリストは、「ペンタトニック・スケール」をしっかりと使いこなせることが大事だと思います♪

 

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