アドリブでギターソロを弾くために……ジャズ・ギター初心者にお勧めの教則本

アドリブでギターソロを弾くために……

ジャズ・ギター初心者にお勧めの教則本シリーズ

前回、僕が人生で初めて買ったブルース専門のギター教則本についてのご紹介しました。

 

今回はブルースではなくジャズギターのお勧めの教則本をご紹介します。

 

 

 

 

 

今回の教則本は、2冊のシリーズもので比較的最近に発売されたものです。

 

といっても、第一弾の方は2006年に発売されているので10年以上も前なんですね。

 

その後、2年後の2008年に第二弾が発売されています。

 

ギターマガジンから発売された第一弾の『はじめてのジャズギター カラオケCDでジャズセッションを体感』と第二弾の『はじめてのジャズ・ギター レパートリー増強編 カラオケCDでジャズ・セッションを体感』です。

 

 

こちらの2冊の本は、どちらも定価2,800円と少しお値段は高めではありますが、模範演奏のCDとバッキングのみのCDが2枚付録で付いています。

 

またどちらの本もジャズが好きだったら誰しもが知るような有名スタンダード曲が収録されています。

 

基本的に中身はギタリストが読みやすいタブ譜で記載されています。

 

各曲ごとにワンポイント・アドバイスや、その曲の模範演奏となる様な歴史的ミュージシャンのお勧めのCDなどが紹介されています。

 

その後に、筆者による模範演奏を譜面にしたタブ譜が載せられています。

 

各曲のテーマメロディー部分は、この本のタブ譜を参考にして弾くと、ジャズギター初心者でもとても弾きやすいと思います。

 

なるべくポジション移動が激しくない効率的な運指で書かれています。

 

しかしギターソロに関しては……ストレッチの激しい運指や、小指をしっかりと使えないと弾けない少し難解なフレーズや、ワンポイント・アドバイスの理論口座には載っていないスケールを使用していたり、微妙にタブ譜が間違っていたり……少しダメな部分も見受けられます。

 

なのでこの本の使い方としては、筆者のギターソロはあくまで参考程度で模範演奏のCDを何度も聴いてみてメロディーを耳で覚える感じがいいんじゃないかな？と思います。

 

そしてその後、もう1枚のバッキングのみをカラオケで収録しているオマケCDを使ってその上で自分なりにアドリブでギターソロを弾く練習をしてみる！感じがお勧めの使い方です。

 

筆者の模範演奏は参考にはなりますが、それを完コピしたところで実際のセッションなんかで使いこなすことは難しいと感じます。

 

それよりも模範演奏をしっかりと聞いてみて、「このコード進行上ではこういったメロディーを弾くんだな！」とイメージを掴むのに使うと良いと思います。

 

難しい理論は置いといて、まずはメロディーでフレーズを覚えて、自分なりにギターで弾いてみるのがアドリブギターソロを弾けるようになるための一番の練習法だと感じます。

 

いくら理論に詳しくなっても、いざという時にメロディーが弾けないのであれば、それは頭でっかちなだけで本物のアドリブギタリストではないと思います。

 

理論に対する知識は中途半端であったとしても、イメージを掴んでさえ入れば、アドリブでメロディーを奏でることが出来ます。

 

そういったわけで、この2冊の本の付録CDのカラオケを使って、その上で自分なりのギターソロの練習をするのがお勧めです！

 

ちなみに本当に有名なジャズスタンダードの名曲ばかり収録されているので、ギター弾きだけでなくジャズが好きな人であれば誰しもが聴いて楽しめる模範演奏CDがお勧めだったりもします。

 

まぁなかなか自身がギターを演奏しない限り、こういったジャズギターの教則本は購入しないかとは思いますが、付属のCDがお勧めです。（笑）

 

以上、ジャズギター初心者にお勧めの教則本のご紹介でした。

 

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