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2024/08/15

レモンヘッズのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】90年代グランジ・ブーム時代に活躍したイヴァン・ダンドゥ率いるオルタナティヴ・ロック・バンド、レモンヘッズのスタジオ・アルバムをおすすめ順で5作品ご紹介したブログ記事のブログ記事のタイトル画像です。

【第39回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ

90年代グランジ・ブーム時代に活躍したイヴァン・ダンドゥ率いるオルタナティヴ・ロック・バンド、レモンヘッズのおすすめアルバムをご紹介!

【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第39回です。

 

今回は、90年代グランジ・ブームの時代に活躍したオルタナティヴ・ロック・バンド、レモンヘッズのおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。

レモンヘッズとは?

レモンヘッズは、1986年にボーカル/ギターのイヴァン・ダンドゥとリード・ギターのベン・デイリーとベースのジェシー・ペレッツによって米国マサチューセッツ州ボストンにて結成されたバンドです。

 

結成当初は「ウェルプス(Whelps)」というバンド名で活動していました。

 

ちなみに”whelp“とは、少々侮蔑的な言い方で「若者」や「若造」といった意味があります。

 

その後、ドラムのダグ・トラッチェンが加入してからレモンヘッズと改名しています。

 

1987年に1stアルバム『Hate Your Friends』でデビューしており、初期の頃は少しポップなハードコア・パンクをやっていました。

 

それが3rdアルバムの『Lick』をリリースした辺りからイヴァン・ダンドゥのポップなセンスが増してきて、ポップ・パンク風の作風に変っていきました。

 

1990年にリリースした4thアルバム『Lovey』辺りからパンクの要素はほぼなくなり、クリーントーンのギターのバッキングが目立つジャングル・ポップ(Jangle Pop)風にバンドの方向性も変っていきました。

 

ニルヴァーナが大旋風を巻き起こした翌年の1992年には、サイモン&ガーファンクルの”Mrs. Robinson” をカヴァーして、よりジャングル・ポップ路線に磨きが掛かっていきます。

 

この時期にはイヴァン・ダンドゥ以外のメンバーは、ベースのジュリアナ・ハットフィールドとドラムのデイヴィッド・ライアンというトリオ編成になっています。

 

このメンバーで1993年に名作『Come on Feel the Lemonheads』をリリースします。

 

ちょうどこの時期は、ニルヴァーナ人気と共にグランジ・ブームが盛り上がっていた頃で、オルタナティブ・ロック風のバンドに変わっていたレモンヘッズも人気バンドの1つへとなりました。

 

そういったブームに乗っかっただけでなく、楽曲の質的にもこの時期がレモンヘッズの全盛期であったことは間違いありません。

 

しかし1994年にカート・コバーンが亡くなると、グランジ・ブームの終焉が訪れ、それ以降レモンヘッズの活動も不安定なっていきます。

 

1996年に7作目のアルバム『Car Button Cloth』をリリースした頃には、またしてもイヴァン・ダンドゥ以外のメンバーは全員代わっていました。

 

もはやレモンヘッズは、イヴァン・ダンドゥさえいれば成り立つようなイメージがこの時期から付くようになります。

 

1998年に集大成となる初のベスト・アルバム『The Best of The Lemonheads: The Atlantic Years』をリリースして以降、長い沈黙が続きます。

 

その沈黙が破られたのが、前作から10年振りとなる2006年にセルフ・タイトルのアルバム『The Lemonheads』をリリースしてからです。

 

その後、2009年に初のカヴァー・アルバム『Varshons』をリリースするのですが、またしても次回作には10年待たなくてはいけなくなりました。

 

2019年になりようやくカヴァー・アルバムの続編『Varshons 2』をリリースしていますが、オリジナル曲で固められたアルバムは、2006年の『The Lemonheads』以降リリースされていません。

 

今もバンド活動は続けているようですが、今後どうなるのか?は、イヴァン・ダンドゥの気分次第といったところでしょうか。

 

それでは今回はそんなレモンヘッズのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介します。

 

ベスト盤やコンピレーション・アルバムはランキング外とさせていただきます。

 

話の流れからご紹介することはあります。

 

それでは第5位です。

 

レモンヘッズのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

第5位:The Lemonheads – 『Lovey』

第5位は、ちょうどレモンヘッズがポップな作風に変わりだした1990年の4作目『Lovey』です。

 

1曲目”Ballarat”こそギターが激しく歪んでいますが、2曲目の”Half the Time”からさっそく煌びやかなクリーントーンのギターが印象的なジャングル・ポップ風の曲調が始まります。

 

3曲目”Year of the Cat”に至ってはアコースティック・ギターのイントロで始まりますが、いざ曲が始まるとディストーション・ギターが激しく暴れまわるグランジ風の曲調です。

 

それまでのハードコア・パンク路線からこの辺りから一気にイヴァン・ダンドゥのポップなセンスが爆発して、バンドの音楽性もまるっきり変わってしまっています。

 

路線変更についていけないメンバーがどんどんやめていく時期ですが、もはやレモンヘッズはイヴァン・ダンドゥさえいれば成り立つバンドへと変わっていた時期のアルバムです。

 

ベスト・トラックは、”Ride With Me”です。

 

ダイナソーJr.を彷彿させるディストーション・ギターに泣きの歌メロが印象に残る曲です。

 

後にベスト・アルバムにてこの曲のアコースティック・ギター・バージョンが収録されました。

 

ちなみにこのベスト・アルバムには、オアシスの名曲”Live Forever”のアコギ弾き語りバージョンも収録されています。

 

ちょうどバンドの変貌期にあたるアルバムなので荒々しさが目立ちますが、逆にこれ以降のアルバムの様なポップすぎる内容でもないところが本作の良さです。

 

第4位:The Lemonheads – 『The Lemonheads』

1996年の『Car Button Cloth』以来10年振りとなった2006年の8作目のアルバム『The Lemonheads』が第4位です。

 

久しぶりのアルバムは、以前よりもギターの歪みが増しており、原点回帰か?といった作風です。

 

イヴァン・ダンドゥのポップ・センスは相変わらずなのですが、どこかパッとしない曲が並びます。

 

『Car Button Cloth』の頃のように耳に残るようなキャッチーな曲も少なく、『Come on Feel the Lemonheads』の頃の様なバラエティー性にも欠け…どこか印象の薄いアルバムです。

 

10曲目の”Steve’s Boy”にダイナソーJr.のJ・マスキスがギターで参加しており、曲の最後にギターソロを弾きまくっています!

 

オリジナル・メンバーでの復活を控えたJ・マスキスの方が元気に聴こえるのは仕方ないことなのでしょうか…。

 

悪くないアルバムですが、印象に残るような曲が少ないのが残念です。

 

第3位:The Lemonheads – 『Car Button Cloth』

レモンヘッズ史上最もポップなアルバム『Car Button Cloth』が第3位です。

 

1996年にリリースされた8作目のアルバムで、もはやこの時期はイヴァン・ダンドゥのソロのような感じでした。

 

グランジ・ブームが終わり、英国のブリットポップ勢が猛威を振るった時代、そしてレモンヘッズも「過去のバンド」扱いされていた時代でした。

 

しかしこの時期にイヴァン・ダンドゥは、オアシスのノエル・ギャラガーと”Purple Parallelogram”という曲を共作しているのですが…残念ながらノエル側の要求によりアルバム未収録となっています。

 

この曲はブートレッグで聴くことが出来るのですが、なぜ未発表のままなのか?

 

せめてベスト・アルバムに収録して欲しかったポップ・ロックな曲です。

 

本作からは、”If I Could Talk I’d Tell You”と”It’s All True”と”The Outdoor Type”の3曲がシングル・カットされています。

 

前2曲はとびっきりポップなジャングル・ポップで、”The Outdoor Type”はしっとりと泣けるバラード曲です。

 

他にもダイナソーJr.顔負けなディストーション・ギターが爆発するダウナーな曲”Losing Your Mind”や、初期のポップ・パンク時代を思い出したかのようなグリーン・デイ風の”Something’s Missing”等、質の高い楽曲が並びます。

 

アルバム全体を通してダレる箇所はないものの、この時代のオルタナティブ・ロック・バンドから発せられるどこかしら元気のない負のオーラは、カート・コバーンを失った喪失感から来るものなのでしょうか?

 

全員が全員カートと親交があったわけではありませんが、90年代後半のオルタナティブ・ロックのアルバムからはどこかしらそういった負のオーラを感じます。

 

ダイナソーJr.の『Hand It Over 』や、前回ご紹介していたソウル・アサイラムの『Candy from a Stranger』なんかもそうです。

 

アルバムのクオリティーは決して低くないのに、バンド側のテンションがどことなく低い気がします…。

 

第2位:The Lemonheads – 『It’s a Shame About Ray』

どこかしら元気がなかった『Car Button Cloth』と違ってこちらの『It’s a Shame About Ray』は、元気溌剌です!

 

にバンドが上り調子にあった1992年にリリースされた5作目のアルバムです。

 

当初はアルバム未収録だったサイモン&ガーファンクルの曲”Mrs. Robinson”は、再発の際にボーナス・トラックとして収録されています。

 

近年に再発されたCDには、13曲目に収録されているはずです。

 

この曲以外にも”It’s a Shame About Ray”と”Confetti”と”My Drug Buddy”の計4曲がシングル化されています。

 

“Confetti”は、初のベスト盤の1曲目にも選ばれたポップ・チューンです。

 

“It’s a Shame About Ray”は、イヴァン・ダンドゥが書いた最高傑作と言える名曲です。

 

“My Drug Buddy”は、”Confetti”との両A面シングルとしてリリースされていたアコースティック・ギターを弾き語るバラード曲です。

 

これらシングル曲以外にも、ポップ・パンクの”Rockin Stroll”や、切ないメロディーの”Rudderless”に、ギター・ポップな”The Turnpike Down”等、イヴァン・ダンドゥ作のポップな曲が並びます。

 

“Kitchen”のみニック・ダルトン率いるゴッドスターの曲です。

 

オリジナルは、『The Brightest Star』で聴くことが出来ます。

 

本作は特にイヴァン・ダンドゥのポップなセンスが開花した時期のアルバムでしたが、次回作で更なる飛躍を遂げることになります。

 

第1位:The Lemonheads – 『Come on Feel the Lemonheads』

『It’s a Shame About Ray』の次回作にあたる『Come on Feel the Lemonheads』は、レモンヘッズの最高傑作となりました。

 

1993年にリリースされたアルバムで、ちょうどグランジ・ブームの時代だったのでアルバムの売れ行きも好調でした。

 

シングルも、”Into Your Arms”、”It’s About Time”、”Big Gay Heart”、”The Great Big No”と4曲がカットされています。

 

特にシングル曲が並ぶアルバム前半の出来は素晴らしく、”The Great Big No”から”Style”までの流れは完璧です!

 

後半は少し勢いがなくなってしまうアルバムですが、この前半の流れだけでも最高傑作と呼ぶに相応しいアルバムです。

 

特にシンプルながら印象に残る名バラード曲”Into Your Arms”は、レモンヘッズの最高傑作…と言いたいのですが、実はこの曲を書いたのは、先にもご紹介していたゴッドスターに在籍していたロビン・セントクレアという女性ミュージシャンです。

 

いかにもイヴァン・ダンドゥにぴったりな曲調なのですが、これは少し意外ですね。

 

もはやレモンヘッズはイヴァン・ダンドゥのソロ・バンドのような形ですが、代表曲の1つは提供曲という…そんな面白い面もあります。

 

ちなみに本作ではジュリアナ・ハットフィールドはバック・コーラスのみの参加で、ベースを弾くのはゴッドスターのニック・ダルトンです。

 

また10曲目の”I’ll Do It Anyway”には、コーラスでベリンダ・カーライルが参加しています。

 

ベリンダ・カーライルといえば、80年代に大ヒットした”Heaven Is a Place on Earth”で有名な女性シンガーですが、元はといえば伝説のハードコア・パンク・バンド「ザ・ジャームズ(The Germs)」でドラムを叩いていました。

 

その当時はドッティ・デンジャー(Dottie Danger)という名前で参加しています。

 

ザ・ジャームズには、その後ニルヴァーナやフー・ファイターズに加入するギタリストのパット スメアも在籍していましたが、色々な逸話のあるバンドでもあります。

 

また7曲目の”Style”のスローなアレンジ・バージョン”Rick James Style”には、リック・ジェームス本人がコーラスで参加しています。

 

珍しくゲスト・ミュージシャンが複数参加した本作『Come on Feel the Lemonheads』は、それに見合った最高傑作となりました。

 

個人的には、シングル化されていないけれども、パワー・ポップ調の”Down About It”が一番好きです♪

 

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以上、【レモンヘッズのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。

 

今回初めてレモンヘッズというバンドを知った方も、これからレモンヘッズを聴きたいとお考えの方も、ぜひこのブログ記事を参考にしてみて下さい。

 

 

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