2017/09/12
U2のシングルにならなっかた名曲10選!どれも聴いておくべきおすすめの10曲です。
【U2のアルバムからおすすめの10曲をチョイス!】
U2のシングルにならなかった名曲たち……
さて、今回は12月に約3年振りのニューアルバムの発売を予定しているU2です。
今回のアルバムは前作『Songs of Innocence』の続編みたいな感じなので短いスパンでリリースされるに至ったみたいです。
(メタリカでいうところのロードとリ・ロードみたいな感じでしょうか?)
もともとU2はアルバムをリリースするペースは遅くって、大体4年以上の間が空くことが多いのですが、それは出すアルバムどれもが内容が素晴らしくって、ヒットもするから次のアルバムをリリースするまでに時間が掛かっているってのもあると思います。
また、アルバムリリース後は2年近く掛けて大規模なライヴを世界中でやっているので忙しいんでしょう。
(毎回ライヴツアーを収めた映像作品のクォリティーも高いですし!)
僕の音楽との出会いはU2から……
少し個人的な話を挟みますが、僕が今みたいに音楽オタクになるきっかけは実はU2でした。
中学生の頃からアメコミ漫画を読むのが好きだったのがきっかけです。
X-MENのサイクロップスの結婚式の話でライラ・チェイニーがU2の“One”を演奏するって話を読んで、中学生ながら「結婚式で演奏する曲なら名曲に間違いない!」って感じて、次の日にU2のアルバムを近くのCDショップに探しに行きました。
それまで邦楽とかの流行りの音楽に全く興味がなかったので(ていうか音楽の授業が一番嫌い!ってレベルでした。笑)CDアルバムの買い方すらよくわかっていませんでした。
で、CDショップのU2コーナーに置かれていたアルバムを適当に取ってレジに持って行きました。
裏面に収録曲が書いてあることすら知らなかったんです。(笑)
それで間違ええて“One”の入っていない『Joshua Tree』を買いました。
そしたら初めて自分で買ったCDがまさかの人類史に永久に残るようなロックの名盤でした!
ある意味運が良かったんですね!
それ以降、U2にハマって、それ以外の洋楽にもハマって…洋楽を買いまくる人生を歩むことになりました。
そんな音楽を聴くきっかけとなった素晴らしいバンドU2にはハズレがない!?と言っていいほど毎回アルバムのクォリティーが非常に高いんです。
そういったわけで今回は、名盤名曲の多いU2のあえて、シングルにならなかった名曲を10曲ご紹介いたします。
Song of U2 – 01.”A Sort Of Homecoming”
まずはこの曲、U2の4作目『The Unforgettable Fire』から1曲目に収録されていた“A Sort Of Homecoming”です。
後に『Wide Awake In America』という企画盤で素晴らしいライヴバージョンも収録されていました。
このアルバム以降、U2の音楽性はアメリカを意識したルーツロック系へと変わっていきます。
まだボノ(U2のボーカリスト)の初々しい歌声が聴けます。
幻想的なエッジ(U2のギタリスト)の演奏も素晴らしいですね。
ブリッジ部分の“Just a Scream!”以降の若き咆哮が素晴らしいです。
若き日の熱き思いが伝わってくる名曲だと思います。
Song of U2 – 02.”Exit”
U2の代表作にして人類史に永久に残るようなロックの名盤でもある『Joshua Tree』がリリースされてから今年で30周年です。
このアルバムは本当に素晴らしく、全く捨て曲がありません。
たまたま僕の音楽との出会いはこの名盤だったんですが、このアルバムのほとんどの曲はシングル化されています。
“In God’s Country”を 取り上げたいところなんですが、アメリカでシングル化されていなくってもオーストラリアではシングル化されていたり…などなかなかややこしいことになっています。
そんなわけで、このだんだんと後半に向けて盛り上がっていく曲を。
“Beating, beating, beating……”の部分の繰り返しがよいんです。
アダム(U2のべーシスト)のシンプルながら呪術的なベースラインと
ラリー(U2のドラム)の力強いドラミングが印象的です。
Song of U2 – 03.”Ultra Violet (Light My Way) “
ルーツ音楽的な素朴でアナログな感触のある『Joshua Tree』から一変して、ダンスミュージックのビートやデジタルな音使いが印象的な名盤『Achtung Baby』からです。
1990年代を代表するようなアルバムだと感じます。
ちなみにこのアルバムに名曲“One”が収録されています。
このアルバムも大ヒットをしたので、ほとんど収録曲があらゆる国で独自にシングルカットされていました。
4曲目のライヴでお馴染みの“Until The End Of The World”を選びたいところですが、確かどっかの国でシングルカットされてたはず!?
そんなわけで、最近になってまたライヴでも演奏される機会が増えた隠れた名曲の“Ultra Violet (Light My Way) “を選びました。
まるで教会で祈っているかのような神聖な響きのイントロに導かれ、エッジの煌びやかなギターリフがメロディアスですね。
実は僕も大好きな曲です!
Song of U2 – 04.”Babyface”
さて、『Achtung Baby』の続編のような形でリリースされた、U2の歴史の中でも比較的目立たないアルバムの『ZOOROPA』からこの曲を。
このアルバムのバラードでは“Stay”が一番だというのは間違いありませんが、あえてシングルにならなかった“Babyface”を取り上げました。
もう20年も前の話なんですが、高校生の時にカラオケに行った際にU2の曲って何か入ってないのかな?と探してみたら、なぜかその店の選曲にはU2の曲は、この“Babyface”のみ入っていて驚きました!
ソウルフルで良い曲だと思いますが、U2ぽくはない曲ですね。(多分それを狙ってんだと思いますけども。)
Song of U2 – 05.”If You Wear That Velvet Dress”
U2がテクノに!?と当時は度肝を抜かれたアルバムの『POP』からこの曲を。
静寂で静謐なこの曲。
あえて盛り上がらず静かなまま終わる幻想的な曲調が素晴らしいです。
当時は問題作のような扱われ方をしていた『POP』ですが、この曲以外にも名曲“Please”や“If God Will Send His Angels”の様に美しいバラードが収録されているのも特長なんです。
“Please”と“If God Will Send His Angels”は、どちらもシングル化されています。
次の2曲はともに2000年にリリースされた名盤『All That You Can’t Leave Behind』に収録されています。
Song of U2 – 06.”Kite”
ボノが父親に捧げた泣ける名曲の“Kite”です。
当時はライヴでもよく取り上げられていました。
ボノの心の底から歌った『魂の叫び』が聞こえてきます。
Song of U2 – 07.”New York”
世界一の大都会ニューヨークについて歌った曲です。
ダンサンブルなリズムから淡々と歌いだすボノ。
最後はエッジの豪快なギターが爆音で鳴り響く、U2印の幻想的な曲です。
Song of U2 – 08.”Miracle Drug”
続く8番目にご紹介のこの曲“Miracle Drug”は、シングルにならなかったのが不思議なぐらい素晴らしい曲だと思います。
ボノのトレードマークでもある喉が張り裂けんばかりの叫びにも似た歌の力が爆発しています!
また2分45秒辺りから始まる、U2のトレードマークでもあるエッジのディレイを掛けた幻想的なギターリフも登場の言うことなしの名曲ですね!
Song of U2 – 09.”Unknown Caller”
大人になったU2!?
作風がガラッと変わった感のある『No Line on the Horizon』から“Unknown Caller”です。
当時のライヴ映像作品でも最後に演奏されていた曲です。
円熟味のあるコーラスワークが素晴らしいと思います。
静かなU2の名曲ですね。
この曲も密かにずっと好きな曲でした。
Song of U2 – 10.”Iris”
最後は、2014年リリースの『Songs of Innocence』からこの名曲を……。
まさにU2の素晴らしい部分を全て合わせたような名曲ですね!
幻想的なイントロから始まり、ボノのコーラス部分での力強い歌声に、エッジのディレイを掛けたギターリフに、アダムのゆったりとしたメロディアスなベースラインに、ラリーの細かいドラミング……
今回の10曲の最後を締めるにふさわしい名曲です!
しかもその曲が新作からってのが、まだまだU2の創作意欲が衰えていないことの表れだと感じます!
いかがでしたか?
あえて初期の3作品からは1曲も選んでいません。
まだU2らしさが確立されていない時期だと思いますので……。
さて、今回は世界的なロックバンドのU2のシングルになっていない名曲というマニアックな視点からでした。
個人的な話なんですが、僕が「U2から音楽ハマりました!」と最近出会う人に言うと、必ず「意外ですね!?」と驚かれます。
ブラック・ミュージック好きのイメージが強すぎて、まさかU2を聴いてるだなんて想像もつかないのでしょうか?
でも、以前記事にもしたハードコア・パンクよりかは意外ではないと思うのですが……!?(笑)
それでは、次回もちょっと違った視点で書いてみますので、ぜひまた読みに来てください!
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