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カテゴリー:Music

2022/09/25

ラマー・ウィリアムズ Jr.が全面的に参加したザ・ニュー・マスターサウンズのスタジオ盤『Shake It』を聴こう♪

ザ・ニュー・マスターサウンズの12枚目のスタジオ盤『Shake It』をご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

ザ・ニュー・マスターサウンズの作品を1枚ずつご紹介するシリーズ

2019年にリリースされた12枚目のスタジオ盤『Shake It』をご紹介します。

かなり久しぶりになりますが、ザ・ニュー・マスターサウンズ(以下:ニューマスター)のアルバムを1枚ずつ順にご紹介しているブログ記事シリーズです。

 

前回は11枚目のスタジオ作品『Renewable Energy』を2020年にご紹介していました。

 

ザ・ニュー・マスターサウンズの11枚目のスタジオ盤『Renewable Energy』 を聴こう♪

 

あれから2年以上が過ぎたのですが、つい先日13枚目のスタジオ盤で最新作となる『The Deplar Effect』が2022年9月16日(金)にリリースされちゃいました。

一応このシリーズはニューマスターのアルバムを順番にご紹介していっているので、今回は最新作の『The Deplar Effect』よりも先に『Shake It』をご紹介します。

 

『The Deplar Effect』に関しましてはまた次回ご紹介したいと思います。

 

それでは今回は、ラマー・ウィリアムズ Jr.が全面的に参加したアルバム『Shake It』をご紹介したいと思います。

 

 

The New Mastersounds – 『Shake It』

01.Shake It
02.Let’s Go Back
03.Love They Deserve
04.Taking Me Down
05.Too Late To Worry
06.Layin’ Low
07.Live Life Free
08.Kings & Queens
09.Permission To Land
10.On the Up (S.K.A.)
11.Lovely Daze

 

Personnel:
Eddie Roberts – Guitar
Simon Allen – Drums
Pete Shand – Bass
Joe Tatton – Organ & Keyboards

 

Special Guest:
Lamar Williams Jr. – Vocal
Mike Olmos – Trumpet
Jason Mingledorff – Tenor Saxphone & Flute
Jeff Franca – Percussion

 

Released : 2019

 

アルバムの内容

2019年にリリースされたスタジオ盤『Shake It』には、ほとんどの曲でラマー・ウィリアムズ Jr.のボーカルをフィーチャーしています。

 

それは1曲目のタイトル・トラック”Shake It”から始まります。

 

それまでのニューマスターのアルバムのようなザ・ミーターズ風のギター・リフから始まる曲ではなく、サックスとトランペットの2管によるイントロから始まり、ラマー・ウィリアムズ Jr.のスモーキーなボーカルが主役となります。

 

ニューマスターのアルバムですが、4人のメンバーはラマーのバック・バンドに徹しています。

 

ギター・ソロはなく、オルガンがソロを弾いているので、何の予備知識も無くこの曲を聴いたらニューマスターの曲だとは思わないほどです。

 

どことなく正統派ファンク・シンガーのリッキー・キャロウェイの1976年作”Tell Me”を彷彿させるキメを持ったファンキーな歌ものR&B曲です。

ちなみにアルバムからの1stシングルにも選ばれました。

 

2曲目”Let’s Go Back”は、エディーのブルージーなギターのイントロから始まるスロー・テンポの楽曲です。

 

このイントロのギター・リフを聴くと、これからザ・ミーターズ風のインスト曲が始まりそうな予感がしますが、この曲でもラマーのボーカルが主役です。

 

ドラム・ブレイクこそあるものの、ギター・ソロはないのでこの曲もニューマスターだと知らずに聴くと、どこかのR&Bバンドの曲のように思えてしまいます。

 

こちらはリミックス盤がシングルとしてカットされています。

 

3曲目”Love They Deserve”は、ポップで明るい曲調をラマーが優しく歌い上げます。

 

このまま歌だけで終わってしまえばニューマスターらしさ皆無の楽曲なのですが、ここにきてようやくエディーのギター・ソロが登場します!

 

やはりニューマスターの曲には、エディー・ロバーツの弾きまくりギター・ソロがないと物足りないですね!

 

4曲目”Taking Me Down”は、エディーのトレモロ・ピッキングによる単音リフから始まる楽曲です。

 

ラマーのボーカルとユニゾンでホーン隊がメロディーを奏でるアフリカン・ファンク調の異色作です。

 

過去にもニューマスターは、2008年作『Plug & Play』の6曲目”Kuna Matata”でフェラ・クティ風のアフリカン・ファンク曲をやっていたことはあるのですが、数少ないので珍しいことに違いはありません。

 

この曲でもエディーはギター・ソロを弾いており、お得意のトレモロ・ピッキングを駆使してリズミカルに弾いています。

 

こちらもシングル・カットされました。

 

5曲目”Too Late To Worry”は、エディーのミュート・ピッキングがレゲェ風なスロー・テンポの歌もの曲です。

 

ラマーのファルセット・ボーカルが心地良い楽曲です。

 

6曲目”Layin’ Low”は、ラマーがお休みのインスト曲です。

 

ここでにきてようやくいつものニューマスターらしいザ・ミーターズ風の曲が登場です!

 

ただしギター・ソロはありません。

 

代わりにオルガンがソロを弾いています。

 

7曲目”Live Life Free”は、2020年1月の来日公演お菜にエディーがお気に入りだと言っていたファスト・ファンク曲です。

 

バックの演奏陣のテンポの速い演奏と比べると弱冠パワー不足なラマーの歌声が少しミスマッチにも感じます。

 

もう少しパワフルにシャウトするボーカリストが歌った方が合いそうな曲です。

 

8曲目”Kings & Queens”は、曲名だけ見るとエアロスミス好きの僕としては1977年のアルバム『Draw The Line』に収録されていたあの重厚なロック曲を思い浮かべるのですが…もちろん全くの別曲です。

 

ニューマスターの”Kings & Queens”は、本作のベスト・トラックと言えるポップな歌もの曲です。

 

エディー・ロバーツが管理するディープ・ファンク系のレコード会社Color Redからも公式でスタジオ・ライヴの様子を録った動画がYouTubeに投稿されていますので、ぜひそちらもご覧になって下さい。

こういったポップでわかりやすい曲も良いですね♪

 

9曲目”Permission To Land”は、ジェフ・フランカのパーカッションがファンキーなインスト曲です。

 

過去にニューマスターは、ザ・ブレンダーズLtdの”You Got It All, Ain’t No More”を2005年のアルバム『This Is What We Do』でカバーしていたことがあったのですが、この曲はそこからインスパイアされたような楽曲です。

 

こちらの曲は1stシングルの”Shake It”のB面にも収録されています。

 

10曲目”On The Up (S.K.A.)”は、まるでレゲェ界のレジェンド・ギタリストのアーネスト・ラングリンに触発されたような演奏をエディーが披露するスカ調のインスト曲です。

 

ニューマスターは、ライヴで”One Note Brown”をレゲェ調にスロー・テンポでアレンジして演奏していたり、ライヴ限定でデイヴ・アンド・アンセル・コリンズの”Double Barrel”をカバーしていたり…

 

また2015年のアルバム『Made For Pleasure』では、イギー・アゼリアのヒット曲”Fancy”をレゲエにアレンジしてカバーしていたり…

 

と、英国のバンドらしくレゲェを何かと取り入れたバンドでもあります。

 

他にもベースのピートは2007年にニューマスターとは別でパパダブというレゲェ+ファンク・バンドとしてアルバムをリリースしていたりしますからね。

 

ニューマスターとレゲェ…実は何かと関連性のあったりします。

 

アルバム最後の11曲目”Lovely Daze”は、60年代ソウルを彷彿させるソウル・バラードです。

 

ここではラマーの優しい歌声がとても合っています♪

 

以上、全11曲が収録された歌もの中心のアルバムでした。

 

悪くはありません…しかしニューマスターらしさが最も薄いアルバムにも感じられます。

 

いや、むしろ本作こそが未来のニューマスター像なのかもしれませんね。

 

僕個人としてはいつもと代わらずザ・ミーターズ風の曲でギター・ソロを思う存分弾きまくるニューマスターの方が好きではありますが…。

 

以上、【ラマー・ウィリアムズ Jr.が全面的に参加したザ・ニュー・マスターサウンズのスタジオ盤『Shake It』を聴こう♪】のご紹介でした。

 

 

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