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2024/06/20

オリジナル・アルバムを勝手にベスト5!R.E.M.編

【オリジナル・アルバムを勝手にベスト5シリーズ】世界で最も重要なロック・バンド R.E.M.のスタジオ・アルバムをおすすめ順で5作品ご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

【第8回】オリジナル・アルバムを勝手にベスト5シリーズ

世界で最も重要なロック・バンド R.E.M.のおすすめアルバムをご紹介!

【オリジナル・アルバムを勝手にベスト5シリーズ】の第8回です。

 

前回はアイルランド出身の世界的なU2についてご紹介していました。

 

U2のオリジナル・アルバムを勝手にベスト5!

 

今回はそのU2とも交友関係がある「アメリカ版U2」とも呼ぶべきR.E.M.のおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介します。

 

今回もベスト盤やライヴ盤にコンピレーション・アルバムからは選んでいません。

 

スタジオ録音されたアルバムから5作品選んでいます。

 

それでは第5位からどうぞ。

 

 

オリジナル・アルバムを勝手にベスト5:R.E.M.編

第5位:R.E.M. – 『Document』

第5位は1987年にリリースされた5作目のアルバム『Document』です。

 

本作を最後にR.E.M.のインディーズ時代は終わります。

 

このアルバム辺りから反戦歌が増えていき、より社会派のバンドへと変わっていく時期です。

 

特に先行シングルとしてリリースされた”The One I Love”は、U2の”New Year’s Day”と並ぶようなメッセージ・ソングです。

 

アルバムからの2ndシングルに選ばれた”It’s the End of the World as We Know It (And I Feel Fine)”は、その後のR.E.M.のライヴでアンコールの際に演奏される重要曲になりました。

 

ボーカルのマイケル・スタイプによるラップ調の歌が印象的です。

 

3rdシングルに選ばれた”Finest Worksong”は「最高級の労働歌」という邦題が付けられていた皮肉の効いた楽曲です。

 

“Strange”はポスト・パンク・バンドのワイヤーのデビュー作『Pink Flag』に収録されていた曲のカバーです。

 

“Fireplace”でサックスを吹いているのはキーボード奏者兼サックス奏者で音楽プロデューサーでもあるスティーヴン・ベルリンです。

 

スティーヴン・ベルリンは本作のプロデュースを担当したスコット・リットと交友関係があったため、そのサックスのスキルを認められてこの曲に参加するに至りました。

 

ちなみにスコット・リットがR.E.M.のアルバムをプロデュースするのはこの『Document』が初めてで、その後メジャー・デビュー後も1996年リリースの『New Adventures in Hi-Fi』まで全6作品ものプロデュースをしています。

 

実は今回僕が選んだ5作品も全てスコット・リットがプロデュースしたアルバムでした。

 

R.E.M.との相性が最も良いプロデューサーです。

 

本作で長かったR.E.M.のインディーズ時代に終止符が打たれます。

 

個人的にはやはりメジャー・デビュー後の録音技術や演奏技術が向上したR.E.M.の方が好きです。

 

なのでインディーズ時代の作品からはこの『Document』のみを選びました。

 

第4位:R.E.M. – 『New Adventures in Hi-Fi』

先ほどご紹介していた通りこのアルバムがスコット・リットがプロデュースした最後のアルバムになります。

 

そして本作を最後にドラムのビル・ベリーが脱退します。

 

『New Adventures in Hi-Fi』はR.E.M.にとって10作目のアルバムで、1995年から1996年に掛けてツアー先で立ち寄ったスタジオで録音された楽曲を収録した実験的なアルバムです。

 

とは言ったものの、アルバム全体の統一感はあり、耳障りな楽曲が収録されているわけではありません。

 

先行シングルに選ばれた”E-Bow the Letter”は、マイケル・スタイプが尊敬する女性シンガーのパティ・スミスがコーラスで参加した楽曲です。

 

この曲ではギターのピーター・バックがバイオリンのようなロング・サスティーンを生み出すEBOW (イーボウ)という弦に近づけるだけでサスティンをコントロールできるアタッチメントを使っています。

 

そのEBOWがそのまま曲のタイトルに付けられています。

 

またアルバムの最終曲として収録された”Electrolite”は3rdシングルとしてもカットされており、あのレディオヘッドのボーカリストのトム・ヨークお気に入りの曲としてファンには知られています。

 

他にも”The Wake-Up Bomb”や”Departure”に”Bittersweet Me” 、”So Fast, So Numb”といったR.E.M.らしい疾走感のあるロック・チューンも多数収録されています。

 

アコースティック・ギターが爽やかな”New Test Leper”もおすすめです。

 

ツアー先のスタジオで録音したためか全体的に過去作のような豪華なホーン隊やストリングスが入っていたり凝ったアレンジもありませんが、逆にシンプルなバンドの良さを感じられる楽曲が収録されています。

 

第3位:R.E.M. – 『Monster』

『Monster』は1994年にリリースされた9作目のアルバムです。

 

R.E.M.のアルバムの中では最も万人受けしそうな内容だと感じます。

 

もちろん僕もキャッチーな楽曲が数多く収録された本作が好きでよく聴くアルバムです♪

 

先行シングルに選ばれた”What’s the Frequency, Kenneth?”から勢いよく始まります!

 

この曲のMVで当時亡くなったばかりのニルヴァーナのカート・コバーンのシグネチャー・モデルのジャグ・スタング(Jag-Stang)を使っていたギターをピーター・バックが弾いていたのは印象的でした。

 

本作収録曲の”Let Me In”でもベーシストのマイク・ミルズが生前のカート・コバーンが弾いていたジャガーを使って録音をしています。

 

また本作では、ピーター・バックがトレモロ・エフェクターを多用しているのが特徴です。

 

例えば先の”What’s the Frequency, Kenneth?”や、アルバムからの3rdシングルに選ばれた”Crush with Eyeliner”でトレモロの揺らぎサウンドを聴くことができます。

 

本作からは他にも”Bang and Blame”や”Strange Currencies”に”Tongue”もシングル・カットされました。

 

実に5枚ものシングルがリリースされています。

 

シングル曲以外にもアップ・テンポな”Star 69″やギターリフのかっこいい”Circus Envy”等、ロック好きの耳に馴染みが良い楽曲が収録されています。

 

聴きやすいアルバムではありますが、しかしもしこのアルバムを最初に聴いてから他のアルバムを耳にすると「あれ?R.E.M.って意外と大人しい曲調が多いんだな⁉」と違和感を持つかもしれませんね。

 

第2位:R.E.M. – 『Green』

何がきっかけだったのか忘れてしまったのですが、僕が人生で初めて聴いたR.E.M.のアルバムは、メジャー移籍1作目となる1988年の本作『Green』でした。

 

そのため冒頭のポップな2曲”Pop Song 89″、”Get Up”は思い入れも深いです。

 

この2曲を聴いてR.E.M.を好きになりました。

 

そしてピーター・バックが弾く美しいマンドリンの音が印象的なバラード曲”You Are the Everything”は、R.E.M.の楽曲の中でも5本の指に入るほど好きな曲です。

 

“Pop Song 89″と”Get Up”以外にも、前作の”The One I Love”の続編とも言える反戦歌”Orange Crush”やポップすぎるバブルガム調の”Stand”がシングル化されています。

 

“Stand”ではピーター・バックの珍しいワウペダルを使ったギターソロを聴くことが出来ます。

 

この頃のR.E.M.がバンドとしての全盛期だったのは本作を通して確認することが出来ます。

 

第1位:R.E.M. – 『Automatic for the People』

ニルヴァーナのカート・コバーンが最も好きなアルバムに挙げていたのが本作『Automatic for the People』でした。

 

もし次のアルバムを制作するとしたら『Automatic for the People』のような静かなアルバムになるだろうと生前にカート・コバーンはインタビューに答えています。

 

僕もやはり本作がR.E.M.の作品の中で一番好きです。

 

アルバムからの先行シングルにも選ばれた1曲目の”Drive”は、その曲名に反してアコースティック・ギター主体の暗い曲調です。

 

次の”Try Not to Breathe”もアコースティック・ギター主体の楽曲ですがこちらは爽やかな曲調です。

 

そしてドゥーワップ・グループのトーケンズのヒット曲”The Lion Sleeps Tonight”から着想を得たキャッチーな”The Sidewinder Sleeps Tonite”へ繋がる流れは何度聞いても素晴らしいです。

 

他にも名バラード曲の”Everybody Hurts”や”Nightswimming”に、R.E.M.を代表する曲”Man on the Moon”といった名曲も収録されています。

 

間違いなく本作がR.E.M.の最高傑作であり、これからR.E.M.を聴いてみたいな~と思う方に一番最初に聴いて欲しいアルバムです。

 

 

以上、【R.E.M.のオリジナル・アルバムを勝手にベスト5!】でした。

 

残念ながらR.E.M.は2011年に解散しました。

 

しかし、なんとこのブログ記事を書いている数日前にビル・ベリーを含むオリジナル・メンバー4人が「第55回ソングライターの殿堂」入り式典に集い17年ぶりにパフォーマンスを披露しました!

 

これはもしかしたら再結成も期待できるのかも⁉

 

まずはその日が訪れる前に、これからR.E.M.を聴いてみたいと思った方はぜひこのブログ記事を参考にしてみて下さい。

 

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