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2024/08/19

【グランジの始祖?】伝説のバンド グリーン・リヴァーのおすすめアルバムをまとめてご紹介!

後のパールジャムやマッドハニーの結成に繋がったグランジの始祖と呼ばれた伝説のバンド、グリーン・リヴァーのおすすめアルバムをまとめてご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

グランジの始祖と呼ばれた伝説のバンド、グリーン・リヴァーのおすすめアルバムをまとめてご紹介!

後のパールジャムやマッドハニーの結成に繋がったグランジの始祖

今回は、【グランジの始祖】と言われている伝説のバンド、グリーン・リヴァーについてご紹介します。

 

グリーン・リヴァーとは?

グリーン・リヴァーは、1984年に米国ワシントン州シアトルにて結成されたロック・バンドです。

 

結成当初のメンバーは、ボーカルのマーク・アームとギタリストのスティーブ・ターナー、ベースのジェフ・アメンにドラムのアレックス・ヴィンセントという布陣でした。

 

彼らはグリーン・リヴァー結成前にも様々なロック、パンクやハードコア・パンクのグループで演奏しており、メンバーが重複することが多かったため顔見知りでもありました。

 

ある日、マーク・アームとスティーブ・ターナーが一緒に新しいバンドを結成することを決めました。

 

スティーブ・ターナーが別のバンドで同じメンバーだったアレックス・ヴィンセントを誘い、次に同じコーヒー・ショップで働いていたバイト仲間のジェフ・アメンに声を掛け、ここでリズム・セクションが揃います。

 

その後、スティーブ・ターナーの高校時代の友人だったストーン・ゴッサードがセカンド・ギタリストとして加入します。

 

5人組となったグリーン・リヴァーは、シアトル周辺でライヴ活動に明け暮れ、1985年にデビューEPとなる『Come On Down』をリリースします。

 

しかし同時期にギターのスティーブ・ターナーがバンドのヘヴィ・メタル路線を嫌い脱退してしまいます。

 

皮肉にもバンド・メンバーを集めたスティーブ・ターナー本人が一番最初にこのバンドを辞めてしまいました。

 

スティーブ・ターナーの代わりに新しくギタリストのブルース・フェアウェザーを加えて、その後1986年に2作目のEP『Dry As a Bone』をリリースします。

 

2枚のEPをリリースした後は、念願の1stアルバムのリリースへと向かっていたのですが…ここで問題が起こります。

 

メジャー・レーベルに移籍したかったジェフ・アメンとストーン・ゴッサードに対して、インディーズ指向だったマーク・アーム達と残りのメンバーとの間で対立が生じます。

 

1srアルバム『Rehab Doll』の制作こそ完了したものの、アルバムのリリースを待たずにバンドは解散してしまいます。

 

そしてその後、メジャー指向だったジェフ・アメンとストーン・ゴッサードがパールジャムのメンバーとなり、マーク・アームは再びスティーブ・ターナーとバンド結成に向けて動き始めます。

 

そうして出来たのが、ニルヴァーナのカート・コバーンもお気に入りだったバンド、マッドハニーでした。

 

パールジャムやマッドハニーといった90年代グランジ・ブームの時代に大活躍したバンドのメンバーが所属していたため、グリーン・リヴァーは【グランジの始祖】と呼ばれることが多いのですが…音楽性的にはレッド・ツェッペリンやブラック・サバスにエアロスミスのようなギターリフを中心とした70年代ハード・ロックに、80年代当時に米国で流行っていたハードコア・パンクの要素をまぶせて、初期のジューダス・プリーストやアイアン・メイデン風のヘヴィ・メタルのスパイスを降りかけたようなロック・バンドです。

 

ニルヴァーナよりもパンク色は薄く、70年代ハード・ロック色の方が濃い感じです。

 

もしかしたら「グランジは苦手だけれども、ブラック・サバスやエアロスミスは好きだよ!」といった70年代ハード・ロック好きの人こそ気に入るバンドかも知れません。

 

エアロスミス好きの僕としたら、ところどころでジョー・ペリー風のギターが登場するので、グリーン・リヴァーを聴く度に「うんうん。いい感じでエアロスミスから影響を受けてるね♪」と感じてしまいます。

 

ちなみに2008年に一時的に再結成して数回のライヴを行いました。

 

それではここからは、グリーン・リヴァーがリリースしたアルバムをご紹介します。

 

グリーン・リヴァーのスタジオ・アルバム

Green River – 『Come On Down』

『Come On Down』は、1985年にリリースされたグリーン・リヴァーのデビューEPになります。

 

6曲入りEPで、ギターのフィードバック音のイントロから始まる”Come On Down”が1曲目です。

 

オジー・オズボーンを意識したようなマーク・アームの歌い方もそうですが、全体的にブラック・サバス風の曲です。

 

続く”New God”も同じくブラック・サバス風です。

 

そして3曲目には…「グランジ・アンセム」とも呼ぶべき名曲 “Swallow My Pride”が既にこの頃から収録されています。

 

この曲はスティーブ・ターナーが書いたギターリフが印象に残る曲なのですが、本作に収録されているのは初期バージョンです。

 

正直言いますと、後にブルース・フェアウェザーのリードギターで際録音されたバージョンの方が勢いもあってかっこいいです。

 

良くも悪くもスティーブ・ターナーのもっちゃりしたギターは、既にマッドハニー風になっています。

 

マッドハニーの方が後に結成されるバンドではありますが、バンドの方向性の違いで脱退することになるスティーブ・ターナーは、こういったどこかユルい音楽性を目指していたのでしょうか。

 

残りの3曲もブラック・サバス風のダークなロック・チューンです。

 

まだまだパールジャム組の2人の演奏も若かったため初々しく、粗削りな印象を受けるEPです。

 

残念ながらグリーン・リヴァーにとっては、スティーブ・ターナー在籍時よりも、ブルース・フェアウェザー在籍時の方がバンドとしての勢いはありました。

 

後にリリースされるコンピレーション・アルバムに本作が収録されなかったのは、まだバンドとして未熟な出来だったからなのでしょう。

 

Green River – 『Together We’ll Never/Ain’t Nothing to Do』

次にリリースされたのが”Together We’ll Never”と”Ain’t Nothing to Do”が収録された両A面シングルです。

 

1986年にリリースされたグリーン・リヴァー唯一のシングル盤です。

 

“Together We’ll Never”は、後に再レコーディング・バージョンがアルバム『Rehab Doll』に収録されます。

 

パンキッシュな”Ain’t Nothing to Do”は、後にコンピレーション・アルバム『Dry as a Bone/Rehab Doll』に収録されます。

 

Green River – 『Dry As a Bone』

『Dry As a Bone』は、1987年にリリースされた2作目のEPです。

 

5曲が収録されており、この頃からギターがブルース・フェアウェザーに代わっています。

 

ブルージーに始まり、徐々にパンク・ロックになる1曲目の “Unwind”からそのものズバリオジー・オズボーンに捧げられたような”Ozzie”まで5曲が勢いよく収まっています。

 

特に後のコンピレーション・アルバムの1曲目を飾ることになる”This Town”の勢いは素晴らしく、グリーン・リヴァーの代表曲と言える名曲です。

 

結成メンバーだったスティーヴ・ターナーが抜けて、ハード・ロックなギターを弾きまくるブルース・フェアウェザーが加入したことにより、バンドの勢いが増しているのは何とも不思議なことです。

 

ちなみに2019年に未発表曲を追加収録してリマスタリングを施したデラックス・エディションもリリースされました。

 

5曲入りだったEPが16曲入りになり、大幅なパワーアップをしています。

 

↓↓↓↓『Dry As a Bone』のデラックス・エディションはこちら↓↓↓↓

 

Green River – 『Rehab Doll』

1988年にリリースされた唯一のフル・アルバム『Rehab Doll』は、残念ながらグリーン・リヴァーの解散後にリリースされました。

 

オリジナルは8曲入りのレコード盤でしたが、後にカセットテープでリリースされる際にデヴィッド・ボウイのカヴァー”Queen Bitch”が追加収録されています。

 

メタリックなギターが暴れ回る1曲目”Forever Means”を聴くと、スティーヴ・ターナーがバンドを抜けた理由がわかります。

 

しかしバンドとしての勢いはあり、バンド・メンバーの演奏力も格段に上がっており、どの曲も出来が良い名作と言えます。

 

デビューEP『Come On Down』に収録されていた名曲”Swallow My Pride”も、こちらの再録バージョンの方が完成形です。

 

この”Swallow My Pride”や他の曲でところどころ聞こえる女性の声は、ソニック・ユースのキム・ゴードンによりものです。

 

キム・ゴードンは、”Sonic Groan”として参加しています。

 

“groan”(グローン)とは、「うめき声」という意味です。

 

本作はロック・アルバムとしての質もかなり高いので、グリーン・リヴァーがこれ1枚で終わったことを残念に感じるほどの名作です。

 

せめてもう1枚フル・アルバムを残して欲しかったところです…。

 

ちなみに本作も2019年に未発表曲を追加収録してリマスタリングを施したデラックス・エディションがリリースされました。

 

オリジナルは8曲入りだったアルバムが倍の18曲入りになり、劇的なパワーアップをしています。

 

↓↓↓↓『Rehab Doll』のデラックス・エディションはこちら↓↓↓↓

 

グリーン・リヴァーのコンピレーション・アルバム

Green River – 『Dry as a Bone/Rehab Doll』

グランジ・ブームがジワジワと水面下から湧き上がり始めた1990年に、1987年リリースの2作目のEP『Dry as a Bone』と1988年リリースの唯一のフル・アルバム『Rehab Doll』をコンパイルして、未収録だったシングル曲などを含んでリリースされたコンピレーション・アルバムです。

 

今となっては『Dry as a Bone』も『Rehab Doll』も、どちらもデラックス・エディションがあるので、そちらを揃えた方が良いのですが…しかし僕がグリーン・リヴァーを聴き始めた2000年代初頭には、このアルバムしか手に入れることが出来ませんでした。

 

あの当時はまだAmazonもポピュラーではなく、僕も利用したことがなかったので、色んなCDショップでグリーン・リヴァーのアルバムを探したものです。

 

ようやく見つかったのがこのコンピレーション・アルバムでした。

 

当時はこのCDを聴きまくりました!

 

後述する別のオムニバス・アルバムで先に”Swallow My Pride”のデモ・バージョンを聴いていたのですが、ようやく完成形を聴くことが出来たのが嬉しかったです。

 

今はネットでカタカタ検索して、ボタンクリックでポチれば数日後にCDが届きます。

 

何ならデジタル音源の購入なら、ワン・クリックで欲しいアルバムが一瞬で手に入ります。

 

便利な世の中になりましたが…休日1日掛けてCDショップを時間が許す限りいくつも巡ってようやく手に入れたときの喜びは忘れることが出来ません。

 

…という、古い世代のおっさんの思い出話でした。

 

今となっては僕もネットでポチる方が楽なのでそちらがメインです。(そう言えばもう長いことCDショップに寄ってないや…。)

 

Green River – 『1984 Demos』

『1984 Demos』は、2016年に突如リリースされたスタジオ・デモ音源を収録したコンピレーション・アルバムです。

 

全9曲入りで、かなり荒々しいのですが…まだスティーヴ・ターナーが在籍していた結成当初の頃の貴重なデモ音源を聴くことが出来る作品です。

 

先にご紹介しましたスタジオ・アルバムをある程度揃えた後に購入することをおすすめします。

 

悪くない作品ですが、完全にコレクター・アイテムなので最初の1枚には適していません。

 

グリーン・リヴァーのライヴ・アルバム

Green River – 『Live at the Tropicana』

2019年にリリースされた今のところグリーン・リヴァーの唯一の公式ライヴ・アルバムの『Live at the Tropicana』です。

 

結成間もない1984年9月28日にワシントン州オリンピアにあるトロピカーナというライヴ・ハウスで収録されたライヴ音源です。

 

もちろんスティーヴ・ターナーが在籍しいた頃で、演奏曲は先にご紹介していた『1984 Demos』に収録されている曲が中心です。

 

“Swallow My Pride”がないのが残念ですが、この当時はかなりパンキッシュな演奏をしています。

 

スティーヴ・ターナーはこういったパンク路線がやりたかったのでしょうね。

 

ただ個人的には、今後ブルース・フェアウェザー在籍時のハード・ロックなライヴ・アルバムがリリースされないか?期待しています。

 

グリーン・リヴァーの曲が収録されたオムニバス・アルバム

ここからはグリーン・リヴァーの曲が収録されたオムニバス・アルバムをいくつかご紹介します。

 

ちなみにオムニバス・アルバムのアーティスト名で良よく見かける”V.A.”とは、”Various Artist”(ヴァリアス・アーティスト)のことです。

 

「様々なアーティスト」という意味です。

 

V.A. – 『Deep Six』

『Deep Six』は、1986年にリリースされた当時のシアトル出身のロック・バンドの曲を集めたオムニバス・アルバムです。

 

メルヴィンズやサウンドガーデンに、グリーン・リヴァーと同じくグランジの始祖とも言われているスキン・ヤード等のバンドが曲を提供しています。

 

グリーン・リヴァーは、”10,000 Things”と”Your Own Best Friend”の2曲を提供しています。

 

V.A. – 『Sub Pop 200』

1988年にリリースされた『Sub Pop 200』は、言わずと知れたグランジ系レーベルのサブ・ポップに所属するアーティストの曲を集めたオムニバス・アルバムです。

 

グリーン・リヴァーは、”Hangin’ Tree”を提供しています。

 

V.A. – 『Another Pyrrhic Victory』

『Another Pyrrhic Victory』は1989年にリリースされたオムニバス・アルバムで、マルファンクションや64スパイダーズにH-アワーといったグリーン・リヴァーと同じくグランジの先駆者と呼ばれるマニアックなバンドの音源を収録しています。

 

かなりレアなアルバムなので、Amazon等では取扱いがないのですが…もしかしたらどこかの中古レコード・ショップを探したら今も置いてあるかもしれません。

 

一応CD化もされています。

 

グリーン・リヴァーは、”Bazaar”と”Away in a Manger”の2曲を提供しています。

 

V.A. – 『Hype!』

こちらの『Hype!』は、シアトルのミュージック・シーンをドキュメンタリー映画化した作品のサントラ盤です。

 

1996年にリリースされており、ニルヴァーナやパールジャムにマッドハニー、サウンドガーデン等の人気バンドの曲も収録されています。

 

僕はこのサントラ盤で初めてグリーン・リヴァーを知りました。

 

当時はこのサントラに収録されているグリーン・リヴァーの”Swallow My Pride”のデモ・バージョンを繰り返して何度も聴きました。

 

ギターリフがかっこいいのでハマったのですが、このデモ・バージョンはフェードアウトで終了する未完のもので、後に完成形を聴くまではやきもきしました。

 

本サントラ盤の1曲目に収録されたファストバックスの”K Street”のライヴ・バージョンが当時はとても好きでした。

 

この曲がきっかけで、後にライオット・ガール(Riot Grrrl)系のビキニ・キルなんかも関連付けて聴いていったのを思い出します。

 

当時はこういったマニアックなパンク・バンドやオルタナティヴ・ロック・バンドを探すのがとても楽しかったです♪

 

ちなみに隠しトラックとしてキーボード奏者のサラ・デベルによる”Smells Like Teen Spirit”の謎のディスコ・ダンス・バージョンも収録されています。

 

…というマニアック情報でした。

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以上、【伝説のバンド グリーン・リヴァーのおすすめアルバムをまとめてご紹介!】でした。

 

おそらく今後グリーン・リヴァーがまた再結成して、更にアルバムをリリースする可能性はほとんどありませんが…しかしパールジャムやマッドハニーが今も現役なのは幸いです。

 

マッドハニーは2023年に新作『Plastic Eternity』をリリースしています。

 

パールジャムは今年になって新作『Dark Matter』をリリースしたばかりです。

 

グリーン・リヴァーから始まって、その後グランジ・ブームの時代に活躍した両バンドが今も現役で活動を続けているのは喜ばしいことです。

 

パールジャムやマッドハニーの最新作を聴いた後に、グリーン・リヴァーを聴くと何とも感慨深い気持ちになります。

 

もし今までグリーン・リヴァーを聴いたことがなかったというグランジ・ファンの方や、今回初めてグリーン・リヴァーを知ったという方も、ぜひこのブログ記事を参考に今回ご紹介したアルバムをどれでもお好きな順で聴いてみて下さい。

 

 

 

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