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カテゴリー:Music

2024/06/18

アメリカン・ハードコア・パンクを代表するバンド ブラック・フラッグのアルバムをまとめてご紹介!

SSTレコードの創設者グレッグ・ギンが結成したアメリカン・ハードコア・パンクを代表するバンド 、ブラック・フラッグのアルバムをまとめてご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

SSTレコードの創設者グレッグ・ギンが結成したアメリカを代表するハードコア・パンク・バンドのブラック・フラッグのアルバムをまとめてご紹介!

カリフォルニアで結成された西海岸を代表するハードコア・パンク・バンド

今回は1970年代後半にアメリカ西海岸で誕生したとされるハードコア・パンクを代表するバンドのひとつ『ブラック・フラッグ』のおすすめアルバムをまとめてご紹介します。

 

だいぶ前にこのブログで【必聴‼ハードコア・パンクの名盤3枚】という記事でマイナー・スレットやデッド・ケネディーズと併せてご紹介していたことはあったのですが、今回はブラック・フラッグ単体で取り上げたいと思います。

【これからハードコアパンクを聴いてみたい方におすすめ】必聴‼ハードコアパンクの名盤【3枚】

ブラック・フラッグの簡単な経歴

ブラック・フラッグは1976年にギタリスト兼リーダーであるグレッグ・ギンを中心として米国カリフォルニア州ハモサビーチで結成されています。

 

初代ボーカリストは後にサークル・ジャークスに加入することとなるキース・モリスでした。

 

その後ロン・レイズやデズ・カデナといったシンガーたちが約1年ほどの短い期間でリードボーカルを務めていました。

 

それまではボーカリストが定着しないバンドでしたが1981年に後に自身のバンドであるロリンズ・バンドを率いることとなるヘンリー・ロリンズがリードボーカルとして加入します。

 

これが転機となってブラック・フラッグの活動は活発になり、それまでシングルのリリースばかりしていたバンドがフルアルバムを制作するようにもなりました。

 

とは言ったもののロリンズが在籍していたのは1981年から1986年の6年間だけでした。

 

しかしその6年でライヴアルバムを合わせて約7作品ほどのアルバムをリリースしています。

 

そのため「ブラック・フラッグ=ヘンリー・ロリンズ」のイメージが定着していることでしょう。

 

僕もヘンリー・ロリンズ期からブラック・フラッグを聴き始めたのでそういったイメージを持っています。

 

音楽性はラモーンズのようなシンプルなパンク・ロックにグレッグ・ギンによる無調のアヴァンギャルドなギターソロを交えた感じです。

 

しかしその他のハードコア・パンク・バンドとの違いブラック・フラッグはそこまで楽曲のスピード感にはこだわっておらず、特にヘンリー・ロリンズ期のバンドサウンドはヘヴィーなギターリフを中心とした楽曲の方が多いです。

 

その辺りはブラック・サバスからの影響を感じさせます。

 

そういったブラック・サバスなどの70年代のヘヴィー・ロックからの受け継いだサウンドがブラック・フラッグにはあるため、ニルヴァーナのカート・コバーンもこのバンドに興味を持ちそして影響を受けたのでしょう。

 

またグレッグ・ギンの書く歌詞には、権威主義に反対するメッセージも込められており当時の若者の貧困や社会的孤立についての描写が描かれています。

 

パンク・ロックの歌詞には政治的メッセージが込められていることが多くありますが、ブラック・フラッグもメッセージ性のある歌詞を持った曲が多いです。

 

ブラック・フラッグのディスコグラフィーの中には、ヘンリー・ロリンズを中心に制作された1960年代のビート詩人のようなスポークン・ワードで構成されたアルバムもあります。

 

ロリンズはドアーズのジム・モリソンと同じようにジャック・ケルアックやアレン・ギンズバーグにウィリアム・S・バロウズといったビート詩人からも大きな影響を受けていました。

 

こういった点でもブラック・フラッグは他のハードコア・パンク・バンドとは一線を画するバンドでした。

 

そういえばカート・コバーンもビート詩人から影響を受けており、ウィリアム・S・バロウズのスポークン・ワードにギター演奏を乗せた『The Priest They Called Him』という作品を遺していましたね。

 

ロックだけでなくハードコア・パンクやグランジにもビート・ジェネレーションの影響は及んでいます。

 

ブラック・フラッグは1986年にロリンズが脱退した後、解散をします。

 

それから17年後の2003年に最初の再結成をすることになります。

 

すでにロリンズ・バンドで活躍をしていたヘンリー・ロリンズは再結成に加わらず、この時は3代目ボーカリストだったデズ・カデナがリードボーカルを務めています。

 

またこの時期に現在のリードボーカリストでもあるマイク・ヴァーリーがバンドに加入しています。

 

1回目のの再結成は2003年のみで終わりましたが、それから10年後の2013年に2回目の再結成をして2014年まで活動を続けました。

 

その時期に再結成後初のアルバム『What The…』をリリースしています。

 

これは1985年以来実に28年ぶりのオリジナル・アルバムでした。

 

そして2019年に3度目の再結成をして今に至ります。

 

今回もヘンリー・ロリンズの参加はありませんが、リードボーカルにマイク・ヴァーリー、ベースにジョセフ・ノーヴァル、ドラムにアイザイアス・ジルといったメンバーで構成されています。

 

バンド結成以来ギターのグレッグ・ギンのみ変わらず在籍しています。

 

グレッグがバンドのリーダーですからね。

 

ちなみにバンド目の「Black Flag」とは、アナーキストの象徴である「黒旗」を意味しています。

 

それではここからは『ブラック・フラッグ』のおすすめアルバムをまとめてご紹介していきます。

 

オリジナル・アルバムだけでなくライヴ・アルバムやコンピレーション・アルバムも含めてリリースされた年代順にご紹介します。

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ブラック・フラッグのスタジオ・アルバム

Black Flag – 『Damaged』

1981年にリリースされたブラック・フラッグの1stフルアルバム『Damaged』です。

 

1976年の結成以来『Nervous Breakdown』と『Jealous Again』の2枚のEPしかリリースしていなかったブラック・フラッグが、ボーカリストにヘンリー・ロリンズを迎えて遂にフルアルバムの制作に踏み切りました。

 

本作に先駆けて3曲入りのEP『Six Pack』もリリースされていました。

 

ちなみにブラック・フラッグの作品はグレッグ・ギン自らが立ち上げたインディ・レーベルのSSTレコードからリリースされています。

 

SSTレコードの”SST”とは、”Solid State Transmitters”の略です。

 

“Transmitter”=トランスミッターとは「無線通信装置」のことです。

 

もともとはアマチュア無線好きのグレッグ・ギンがラジオ部品を販売するために設立した会社でした。

 

他にもこのレーベルでは、ブラック・フラッグと同じハードコア・パンクを演奏していた初期のミート・パペッツやハスカー・ドゥにバッド・ブレインがアルバムをリリースしています。

 

更にはソニック・ユースやダイナソーJr.にサウンドガーデンといったオルタナ/グランジ勢の初期のアルバムもリリースしています。

 

今見ると豪華な面子ですが、当時はみな駆け出しのバンドでした。

 

こうしてSSTレコードは1980年代米国のアンダーグラウンド・ミュージックを代表するインディ・レーベルとなりました。

 

さて、本作『Damaged』はブラック・フラッグの初アルバムにして最高傑作です!

 

本作に収録されているブラック・フラッグを代表する曲”Rise Above”や”Six Pack”に”Gimmie Gimmie Gimmie”は必聴です!

 

他にもたったの34秒しかないスピード・チューンの”Spray Paint”にグレッグ・ギンのノイズギターが暴れまわる”Thirsty and Miserable”や “Damaged II”といった曲も聴き所です。

 

ブラック・フラッグを聴くならまず最初に聴いておきたい作品です。

 

Black Flag – 『My War』

1984年にリリースされた2枚目のフル・アルバム『My War』も名作です!

 

タイトル・トラックの”My War”はブラック・フラッグを代表する楽曲の1つです。

 

本作の特徴としてレコードではA面だった1~6曲目は、テンポの速いスラッシュ系のハードコア・パンク曲ばかりが収録されています。

 

片やB面だった7~9曲目の3曲は、どれもダウン・テンポで6分を超すダークな曲ばかりが収録されています。

 

まるで初期のブラック・サバスを彷彿させるB面です。

 

こういった2面性こそがこのバンドが他のUSパンク・バンドとは一線を画す部分だと言えます。

 

Black Flag – 『Family Man』

ブラック・フラッグは1984年に3作品をリリースしており、本作はその2作目にあたる『Family Man』というアルバムです。

 

ただし本作は特殊な構成で、1~6曲目はヘンリー・ロリンズのスポークン・ワーズ(詩の朗読)がメインとなっています。

 

演奏が入るのは7曲目の”Armageddon Man”からで、英語を母国語としない身としては、さすがにこのスポークン・ワーズを聴くのはなかなかに辛いことです…。

 

1~7曲目までがレコード時代のA面だったのですが、残りのB面に値する8~9曲目はボーカルなしのインスト曲となっています。

 

正直言いますと、先の『Damaged』や『My War』と比べるとかなりクセの強いアルバムなので、ある程度ブラック・フラッグを聴いた上で「最後にこのアルバムも聴いてみるか?」ぐらいがちょうど良いでしょう。

 

Black Flag – 『Slip It In』

1984年にリリースされた3作目『Slip It In』は先ほどの『Family Man』と違って正統派のハードコア・パンク曲が収録された名作です。

 

この後リリースされるライヴ盤『Live ’84』にも収録されていた”Slip It In”、”Black Coffee”、”Wound Up”、”Rat’s Eyes”、 “The Bars”、”My Ghetto”といったブラック・フラッグを代表する楽曲が数多く収録されています。

 

またブラック・サバスのギタリスト、トニー・アイオミから大きな影響を受けたであろうグレッグ・ギンのギターを前面にフィーチャーしたインスト曲”Obliteration”も収録されています。

 

ブラック・フラッグの作品の中では最も聴きやすいアルバムです。

 

Black Flag – 『Loose Nut』

1985年にリリースされた5作目『Loose Nut』は過去作以上にヘヴィ・メタルよりのサウンドに変化したアルバムでした。

 

1曲目の “Loose Nut”のグレッグ・ギンのギターは、どことなくビッグ・ブラック時代のスティーヴ・アルビニを彷彿させます。

 

パンク色が薄れてより聴きやすい作風に変わったものの、同時にブラック・フラッグらしさを見失ったかのような凡作です。

 

Black Flag – 『In My Head』

1985年にリリースされた6作目『In My Head』を最後にブラック・フラッグは最初の解散をします。

 

前作『Loose Nut』と同じく、パンクというよりもブラック・サバス等の初期ヘヴィ・メタルから影響を受けたグルーヴ重視の音楽性へと変わっています。

 

ちょうどこの後にグランジ・ブームを代表するニルヴァーナやサウンド・ガーデンにメルヴィンズ、タッドといったヘヴィなロック・サウンドを展開するバンドが結成されていくのですが、本作はそのブームの元となるような音楽性です。

 

ニルヴァーナのカート・コバーンや他のグランジ・バンドの多くがブラック・フラッグの影響を受けているのですが、おそらくこのアルバムや前作『Loose Nut』のヘヴィ路線からの影響が大きいのかな?と感じます。

 

ブラック・フラッグらしい作品かというと疑問が残りますが、グランジの始祖として聴くとそれなりに良いアルバムです。

 

ちなみに本作はCD化に際して1989年にリリースされた4曲入りEP『I Can See You』から3曲が追加収録されています。

 

Black Flag – 『What The…』

2013年にリリースされたまさかの再結成後のニュー・アルバム『What The…』です。

 

もちろんSSTからリリースされており、ギターのグレッグ・ギンが中心で作られており、自らアルバムのプロデュースもこなしています。

 

残念ながらヘンリー・ロリンズの参加はありませんでしたが、ボーカルはロン・レイズが担当しています。

 

しかし音楽性はブラック・フラッグらしいハードコア・パンクでまとめられており、『Loose Nut』や『In My Head』と比べるとちゃんとパンク・アルバムとして聴くことが出来ます。

 

なんなら80年代よりも録音機材の技術が大幅に向上しているため、本作のギターやベースの音が良く聴きやすくなっています。

 

失礼な言い方かもしれませんが…年齢を重ねてグレッグ・ギンのギターの腕も上がっていて、むしろ本作こそ最初に聴くアルバムでも支障がないほどです。

 

ブラック・フラッグにはこういったパンク・サウンドがあいます!

 

現時点では本作以降はアルバムをリリースしていないのですが、10年以上経った今だからこそ更なるニュー・アルバムを期待したいところです。

 

2023年に久しぶりの来日公演も行っているので、その勢いのまま本作の路線で新しい作品を発表して欲しいですね。

 

ブラック・フラッグのライヴ・アルバム

Black Flag – 『Live ’84』

ブラック・フラッグの全盛期だった1984年にリリースされた初の公式ライヴ盤『Live ’84』は、僕が一番好きなブラック・フラッグの作品です。

 

もちろんボーカルはヘンリー・ロリンズです。

 

アルバム冒頭の”The Process of Weeding Out”はグレッグ・ギンのアヴァンギャルドなノイズギターが暴れまわるインスト曲で、もしかしたら人によってはここは聴き辛い箇所かもしれません。

 

ソニック・ユースやダイナソーJr.ぽくもあるのですが、むしろ彼らに影響を与えたギタリストこそグレッグ・ギンなので、こちらが元祖です!

 

しかし2曲目以降はアップ・テンポのパンク・ロックが繰り広げられています!

 

“Nervous Breakdown”に”Fix Me”、”Six Pack”、”My War”といった代表曲が満遍なく収められており、どの曲もスタジオ盤よりも勢いが増しています!

 

4作目『Slip It In』がリリースされた同時期にリリースされたライヴ盤ですが、実際には『Slip It In』リリース前に行われたライヴを収録しています。

 

なので本作に数多く収録されている『Slip It In』の楽曲は、レコーディングこそ済んでいるものの、ライヴでは未発表の新曲だったのでしょう。

 

それにしても全盛期のブラック・フラッグを追体験できる素晴らしいライヴ盤です!

 

惜しむべくは名曲”Rise Above”が収録されていないことですね…。

 

Black Flag – 『Who’s Got the 10½?』

1986年にリリースされた2作目のライヴ盤『Who’s Got the 10½?』です。

 

こちらは1985年のライヴが収録されており『Loose Nut』や『In My Head』からの楽曲も収録されています。

 

正直スタジオ盤だとイマイチだった『Loose Nut』や『In My Head』の収録曲もライヴだと結構良かったりします。

 

『Live ’84』よりは勢いが劣るものの、そこまで悪くないライヴ盤です。

 

その他のおすすめ作品

Black Flag – 『Everything Went Black』

ヘンリー・ロリンズ参加前の1978年から1981年のスタジオ録音曲をまとめたコンピレーション・アルバム『Everything Went Black』です。

 

1~9曲目がキース・モリス、10~14曲目がロン・レイズ、15~24曲目がデズ・カデナがそれぞれリード・ボーカルを担当しています。

 

3人のボーカリストが歌う”Gimmie Gimmie Gimmie”が全て収録されているので聴き比べしてみるのも面白いですね。

 

25曲目に収録されている”Crass Commercialism”はラジオのコマーシャル用として収録された音源です。

 

Black Flag – 『The First Four Years』

『The First Four Years』は1978年から1981年にリリースされたEPやシングル曲をまとめたコンピレーション・アルバムです。

 

『Everything Went Black』に収録されていない”Nervous Breakdown”や “Fix Me”に “I’ve Had It”、そして”Six Pack”といったブラック・フラッグの代表曲が収録されているのでアルバムとしての価値は高いです。

 

Black Flag – 『Wasted…Again』

ブラック・フラッグの最初の解散後の1987年にリリースされたベスト・アルバム『Wasted…Again』です。

 

ちゃんとヘンリー・ロリンズ期の楽曲も選ばれていますが、選曲には疑問が残ります。

 

Black Flag – 『Nervous Breakdown』

1978年にリリースされたブラック・フラッグのデビューEP『Nervous Breakdown』は、全4曲でたったの5分13秒と短い作品ですが、どれも代表曲ばかりが収録されています。

 

タイトル・トラックの”Nervous Breakdown”を筆頭に、”Fix Me”、”I’ve Had It”、”Wasted”はどれもブラック・フラッグを代表する名曲です!

 

ちなみにボーカルはキース・モリスです。

 

Black Flag – 『Jealous Again』

『Jealous Again』は2作目のEPで、ロン・レイズがボーカルを務めている時代の音源です。

 

後に『The First Four Years』に全曲収録されていますが、5曲全てがアップ・テンポのパンク・ソングで「ブラック・フラッグらしさ」が感じられるEPです。

 

Black Flag – 『Six Pack』

『Six Pack』は1981年にリリースされた3作目のEPでデズ・カディナがボーカルを務めていた時期の音源です。

 

こちらも『The First Four Years』に全曲収録されています。

 

Black Flag – 『TV Party』

『TV Party』は1982年にリリースされた4作目のEPです。

 

ヘンリー・ロリンズ加入後の初のフル・アルバム『Damaged』に収録されていた”TV Party”を再レコーディングしています。

 

ぶっちゃけアルバム・バージョンの方が勢いがありました。

 

むしろ本作の魅力は未収録のB面曲”I’ve Got to Run”と”My Rules”の方でしょう。

 

Black Flag – 『The Process of Weeding Out』

ボーカル不在のインスト曲ばかりが4曲収録された異色作『The Process of Weeding Out』は1985年にリリースされた5枚目のEPです。

 

どれもオリジナル・アルバム未収録曲ばかりなので、グレッグ・ギンのギターがお好きな方にはおすすめのEPです。

 

Black Flag – 『I Can See You』

6作目のEP『I Can See You』は前述した通り解散前の最終作『In My Head』に3曲が追加収録されました。

 

しかしアルバム未収録の”Kickin’ & Stickin'”が収められているという点で本作の価値はあります。

 

Black Flag – 『Louie Louie』

ガレージ・ロック・バンドのザ・キングズメンや人気ロック・バンドのザ・キンクスがカバーしたことでロック界隈でも人気曲となったリチャード・ベリーの曲”Louie Louie”をブラック・フラッグもカバーしています。

 

デズ・カディナがボーカルを担当しており、B面曲の”Damaged I”も含めて後に『The First Four Years』に収録されました。

 

Black Flag – 『Annihilate This Week』

1986年にリリースされた『Annihilate This Week』はライヴ盤『Who’s Got the 10½?』からのシングル・カットです。

 

シングルとして聴きやすいように曲が始まる前のオーディエンスの歓声などがカットされています。

 

 

以上、【アメリカン・ハードコア・パンクを代表するバンド ブラック・フラッグのアルバムをまとめてご紹介!】でした。

 

USハードコア・パンクに興味があるけれども、どのバンドから聴いたらいいのか迷っているという初心者の方は、ぜひこのブログ記事を参考にしてブラック・フラッグを聴いてみて下さい。

 

またブラック・フラッグというバンド名は聞いたことがあるけれども、どのアルバムから聴き始めたらいいのか迷っているという方もぜひこのブログ記事を参考にしていただけたら幸いです。

 

オマケ:ブラック・フラッグのイラストについて

ブラック・フラッグのアルバムやEP等でよく見かける少し不気味なイラストについてなのですが、あれはグレッグ・ギンの弟レイモンド・ペティボンが描いています。

 

↓↓↓↓画集も出ています↓↓↓↓

レイモンドの代表的な作品としては、ソニック・ユースの名盤『Goo』のアートワークです。

 

この作品はムーアズ●人事件を題材としており、その犯人のモリーン・ヒンドレーとその夫デヴィッド・スミスの写真をイラストにしたものです。

 

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