
2025/01/16
KISSの『Alive』シリーズ徹底解説!全6作品で体感する究極のライブパフォーマンス

KISSの『Alive』シリーズとは?全6作品の魅力を徹底解説
KISSのライブ・アルバム『Alive』シリーズは、バンドの歴史と魅力を余すことなく詰め込んだ名作揃いです。
1975年にリリースされた『Alive!』から始まり、時代と共に進化し続けるKISSのライブ・パフォーマンスは、ロック・ファンにとってまさに圧巻の一言です。
彼らのエネルギッシュな演奏、観客との一体感、そして息をのむステージングは、音源を通じてもその熱量がダイレクトに伝わってきます。
本記事では、『Alive』シリーズ全6作品を徹底解説し、それぞれの特徴や魅力を紹介していきます。
KISSのライブの真髄を、ぜひこのシリーズで体感してみてください。
『Alive』シリーズ6作品
Kiss – 『Alive!』
KISSのライブ・アルバム『Alive!』は、ハードロック史において欠かせない名盤として語り継がれています。
1975年にリリースされたこの作品は、KISSの圧倒的なライブパフォーマンスを詰め込んだアルバムであり、バンドの人気を不動のものにしました。
邦題は『地獄の狂獣 キッス・ライヴ』でした。
ステージの熱気や観客の歓声がそのまま収録されており、自宅にいながらにしてKISSのライブを体感できる1枚です。
特にこのアルバムからのシングル曲”Rock and Roll All Nite”は、KISSを象徴するアンセムとして今なお絶大な人気を誇ります。
ライブバージョンでは、よりダイナミックな演奏とエネルギッシュなボーカルが際立ち、聴く者を熱狂させます。
オリジナルスタジオ録音よりも遥かにパワフルで、KISSが真のライブバンドであることを証明している1曲です。
『Alive!』には”Deuce”や”Strutter”、”Hotter Than Hell”といった名曲が数多く収録されており、KISSの初期楽曲の魅力を余すことなく楽しむことができます。
“Firehouse”ではドラマチックな展開が堪能でき、”Parasite”や”Watchin’ You”ではヘヴィなリフがファンを引き込みます。
さらに、”Cold Gin”や”Black Diamond”では、バンドのグルーヴ感とメンバーそれぞれの個性が際立つパフォーマンスが光ります。
アルバム全体を通して感じられるのは、KISSのライブに対する情熱と観客との一体感です。
観客の歓声やバンドの掛け声が絶妙に組み合わさり、まるで自分がKISSのライブ会場にいるかのような錯覚を覚えるでしょう。
ライブ・アルバムながらも音質のクオリティが非常に高く、KISSの演奏力やステージでの魅力がしっかりと伝わってきます。
KISSのファンはもちろん、これからハードロックを聴き始める方にも『Alive!』はおすすめです。
彼らの原点とも言える楽曲の数々とライブパフォーマンスの魅力を存分に味わえるこのアルバムは、ロックの歴史に残る傑作です。
KISSの音楽に触れる第一歩として、ぜひ『Alive!』を聴いてみてください。
Kiss – 『Alive II』
KISSのライブ・アルバム『Alive II』は、1977年にリリースされたバンドのライブの魅力を凝縮した作品です。
1975年の『Alive!』に続く第2弾のライブ・アルバムであり、KISSのステージ・パフォーマンスがさらにパワーアップしたことを感じられる1枚です。
収録されている楽曲は、主にアルバム『Destroyer』や『Rock and Roll Over』、『Love Gun』からの選曲が中心で、KISSの全盛期を象徴する内容となっています。
第一弾シングル曲”Shout It Out Loud”は、ライブでも定番の一曲として知られています。
観客との掛け合いやコーラスが特徴的で、会場全体が一体となって盛り上がるナンバーです。
スタジオバージョンと比べて、ライブならではの熱気や勢いが加わり、KISSのライブパワーを存分に味わえます。
第二弾シングル曲”Rocket Ride”は、本アルバムのために新たに収録されたスタジオ曲です。
エース・フレーリーのボーカルとギターワークが光るこの楽曲は、彼らしいユニークなリフとグルーヴが特徴で、ライブ・アルバムに新たな魅力を加えています。
ハードロックらしいエネルギッシュなサウンドで、KISSの多彩な音楽性を楽しむことができます。
さらに、『Alive II』には”Detroit Rock City”や”God of Thunder”、”Love Gun”などKISSを代表する名曲も収録されています。
ポール・スタンレーの伸びやかなボーカルやジーン・シモンズの重厚なベースが際立つ演奏は、ライブならではの迫力を感じさせます。
“Calling Dr. Love”や”Christine Sixteen”も観客を熱狂させる人気の楽曲で、バンドのライブ力が存分に発揮されています。
アルバム後半には、ライブ音源とは別に5曲の新録スタジオトラックが収録されていることも大きな魅力です。
KISSの新しい一面が垣間見えるこれらの曲は、ファン必聴の内容となっています。
『Alive II』は、KISSのライブパフォーマンスの魅力を再確認できると同時に、新たな楽曲も楽しめる贅沢なアルバムです。
KISSの音楽に触れるきっかけとして、またハードロックの名盤として、ぜひ聴いてみてください。
Kiss – 『Alive III』
KISSのライブ・アルバム『Alive III』は、1993年にリリースされた彼らの3枚目のライブ作品です。
70年代の『Alive!』や『Alive II』とは異なり、1992年の11月27~29日にかけて行われたライブでのKISSサウンドを体現したアルバムで、時代の流れとともに進化したバンドの魅力が詰まっています。
収録は1992年のツアー中に行われ、アルバム『Revenge』期のKISSの力強いライブパフォーマンスを感じることができます。
本作のシングル曲”I Love It Loud”は、ファンの間でも人気の高い楽曲です。
オリジナルはアルバム『Creatures of the Night』に収録されており、重厚なリズムと印象的なコーラスが特徴です。
『Alive III』のライブ・バージョンでは、さらに迫力が増し、Gene Simmonsの圧倒的なボーカルと観客の熱狂が一体となって会場を包み込みます。
他にも”KISSの代表曲が数多く収録されており、”Deuce”や”Detroit Rock City”といった定番曲は、ライブならではの迫力と疾走感が楽しめます。
“God of Thunder”ではジーン・シモンズの重低音ボーカルが際立ち、バンドのダークな魅力を感じさせます。
また、”Lick It Up”や”Heaven’s on Fire”といった80年代のヒット曲も含まれており、KISSのキャリアの幅広さを実感できる内容となっています。
“Rock and Roll All Nite”ももちろん収録されており、ここでも大団円の演奏で観客との一体感が際立ちます。
『Alive III』は、時代の流れとともに進化したKISSのサウンドとパフォーマンスを楽しめるアルバムです。
音質も向上しており、90年代のKISSのライブの迫力をリアルに体験できます。往年のファンはもちろん、
80年代以降のKISSを知りたい方にもおすすめの1枚です。KISSの進化した魅力を、ぜひ『Alive III』で体感してみてください。
Kiss – 『Kiss Symphony: Alive IV』
KISSのライブ・アルバム『Kiss Symphony: Alive IV』は、ロックとクラシックの融合を見事に実現した作品です。
邦題は『アライヴ4 〜地獄の交響曲〜』でした。
2003年にオーストラリア・メルボルンで行われたコンサートを収録した本作は、KISSとメルボルン交響楽団による壮大な共演が最大の魅力です。
バンドのエネルギッシュな演奏とオーケストラの重厚なサウンドが組み合わさり、これまでにない感動的なKISSの世界を体験できます。
アルバムは3部構成になっており、最初のセクションではKISS単独での演奏が披露されます。
“Deuce”や”Strutter”、”Let Me Go, Rock ‘n’ Roll”といった初期の名曲が並び、バンド本来のロックンロールの力強さを感じることができます。
第2部ではアコースティックセットが展開され、メルボルン交響楽団との共演がスタートします。
“Beth”では美しいオーケストラの音色がピーター・クリス,のボーカルと調和し、感動的な仕上がりになっています。
また”Forever”や”Goin’ Blind”では、KISSの楽曲に新たな深みが加わり、聴く者を引き込みます。
そして第3部では、フルオーケストラとの共演でKISSの代表曲が演奏されます。”Detroit Rock City”や”God of Thunder”では、壮大なオーケストラアレンジが加わり、圧倒的な迫力を生み出しています。
“Love Gun”や”Black Diamond”も、ロックとクラシックの融合が見事に表現されており、これまでのKISSのライブとは一線を画す特別な演奏です。
ラストを飾る”Rock and Roll All Nite”では、オーケストラと観客が一体となり、大迫力のフィナーレが繰り広げられます。
KISSのライブならではのエネルギーと壮麗なオーケストラが融合したこの瞬間は、本作の最大の聴きどころです。
『Kiss Symphony: Alive IV』は、KISSの音楽の新たな可能性を示したアルバムです。
KISSの音楽を新たな角度から楽しめる作品となっています。
Kiss – 『Alive! The Millennium Concert』
KISSのライブ・アルバム『Alive! The Millennium Concert』は、2000年の大晦日に行われた記念すべきミレニアムライブを収録した作品です。
本作は、2006年11月21日に『Kiss Alive! 1975-2000』(邦題:『アライヴ!ボックス』)というボックスセットの一部としてリリースされました。
このアルバムは、KISSのオリジナルメンバーであるポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、エース・フレーリー、ピーター・クリスが一堂に会した特別なステージを体感できる一枚です。
彼らの往年の名曲が次々と披露され、KISSの歴史とライブの迫力を存分に楽しめます。
アルバムには”KISS”の代表曲が多数収録されており、オープニングの”Psycho Circus”から圧倒的な熱量でライブがスタートします。
続く”Shout It Out Loud”では、観客との一体感が感じられ、会場全体が歓声に包まれます。
さらに、”Love Gun”や”Black Diamond”といった定番曲も収録されており、KISSの魅力が凝縮されています。
“Rock and Roll All Nite”は、ライブのクライマックスを飾るにふさわしい1曲であり、観客と共に盛り上がる瞬間は圧巻です。
本作では他にも”Beth”やザ・ローリング・ストーンズの”2000 Man”といった楽曲が収められ、オリジナルメンバーによる演奏がファンにとって特別な意味を持つ内容となっています。
全体を通して、KISSのエネルギッシュなパフォーマンスと観客の熱狂がダイレクトに伝わり、ミレニアムという特別な夜の興奮を追体験できるアルバムです。
『Alive! The Millennium Concert』は、KISSのライブアルバムシリーズの集大成とも言える作品です。
オリジナルメンバーによる最後の輝きが収められたこのアルバムは、KISSファンならずとも必聴の1枚です。
KISSの歴史に刻まれた貴重な瞬間を、ぜひこのアルバムで感じてください。
Kiss – 『Kiss Alive 35』
KISSのライブ・アルバム『Kiss Alive 35』は、バンド結成35周年を記念して行われたワールドツアーの音源を収録した作品です。
2008年5月30日に行われたスウェーデンのストックホルム・スタディオン公演が収められており、KISSの長いキャリアを象徴する名曲が勢揃いしています。
バンドの圧倒的なパフォーマンスと観客の熱狂が一体となり、KISSならではのライブの興奮を感じることができる1枚です。
アルバムは、代表曲のひとつ”Deuce”で幕を開けます。
2曲目の”Strutter”が続き、更に”Got to Choose”といった初期の名曲も披露され、KISSの原点とも言える70年代のサウンドが忠実に再現されています。
さらに、お馴染みの “Rock and Roll All Nite”や”Shout It Out Loud”では観客との掛け合いも見どころで、ライブならではのエネルギーが感じられます。
終盤には”Love Gun”や”I Was Made for Lovin’ You”が続き、KISSのヒット曲が惜しみなく披露されます。
特に”I Was Made for Lovin’ You”では、ディスコ調のリズムとロックの融合が再び聴衆を盛り上げ、世代を超えて愛される楽曲の魅力を再確認できます。
ラストは”KISS”の定番曲”Detroit Rock City”で締めくくられ、感動的なフィナーレを飾ります。
バンドとファンが一体となった瞬間が収録されており、KISSのライブが世界中で愛され続ける理由が伝わってきます。
『Kiss Alive 35』は、KISSの35年間の歴史を祝うにふさわしい豪華なライブアルバムです。
往年のファンはもちろん、KISSを初めて聴く人にもおすすめできる内容となっており、ロックの真髄を体感できる1枚です。
以上、【KISSの『Alive』シリーズ徹底解説!全6作品で体感する究極のライブパフォーマンス】でした。
今回ご紹介したKISSの『Alive』シリーズは、彼らの進化とともにバンドの歴史を追体験できる貴重なライブ・アルバムです。
『Alive!』でロックのライブアルバムの新たな基準を打ち立て、『Alive II』や『Alive III』では時代ごとのサウンドの変化を見せつけました。
さらに『Kiss Symphony: Alive IV』ではオーケストラとの融合、『Alive! The Millennium Concert』ではオリジナルメンバーによる特別な夜の記録、そして『Kiss Alive 35』では35周年の記念ツアーでファンを魅了しました。
どの作品もKISSの熱狂と情熱が詰まった、まさに”究極のライブ・パフォーマンス“です。
ロックの歴史に名を刻んだKISSの魅力を、この『Alive』シリーズで存分に味わってください。
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