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カテゴリー:Music

2022/06/07

天才マルチ楽器奏者ジャスティン・リー・シュルツが新たに組んだユニットJ3のアルバム『Opus 1』を聴こう♪

クインシー・ジョーンズやロバート・グラスパーも絶賛する天才マルチ楽器奏者ジャスティン・リー・シュルツが姉のジェイミー・レイシュルツとジェイデン・ベイカーと新たに組んだユニット

ジャスティン・リー・シュルツが新たに組んだティーン・バンド”J3″のアルバム『Opus 1』をご紹介します。

クインシー・ジョーンズやロバート・グラスパーも絶賛する天才マルチ楽器奏者ジャスティン・リー・シュルツ

洋楽が好きで近年の音楽を追っていればInstagramを始めYouTube等でも何かと目にする機会が多くなったジャスティン・リー・シュルツ(以下:ジャスティン)の新作がつい先日の 2022年4月15日にリリースされました。

 

ジャスティンは5歳の頃からジャズ・ギタリストである父に買ってもらったキーボードを弾くようになり、その後ギターやベースにトーク・ボックスまでも使いこなす天才マルチ楽器奏者へと成長しました。

 

出身は南アフリカのヨハネスブルクでしたが、息子の才能を見出した父のつてを使って今ではアメリカに移住しています。

 

父ジュリアスと4歳年上でドラムを叩く姉のジェイミー・レイ・シュルツ(以下:ジェイミー)と共に家族でアメリカの音楽番組に出演したり、様々なライヴイベントに参加することでその才能が一気にアメリカ全土へと知れ渡ることになります。

 

そんなジャスティンのInstagramを僕もチェックしているのですが、さすがクインシー・ジョーンズやロバート・グラスパーも絶賛するだけあって大人顔負けの演奏力を披露しています。

 

こないだ15歳になったばかりとは思えない演奏力の高さです!

 

しかもキーボードだけでなくギターやベースの腕も一流クラスなのがビックリです!

 

まるでスティーヴィー・ワンダーやプリンスのようでもありますが、今ではマルチ楽器奏者はそこまで珍しくはありません。

 

他にもFKJやタッシュ・サルタナ等、近年の新世代のネオ・ソウルを代表するミュージシャンはマルチ楽器奏者ばかりです。

 

しかし驚きなのは、彼らが成人しているのに対してジャスティンはまだティーンエイジャーだということです。

 

マルチ楽器奏者というだけでも相当な才能がなければ難しいのですが、これがまだ15歳の少年だというから驚きです!

 

ちなみに僕が初めてジャスティンのことを知ったきっかけは、Pickup MusicのYoutubeチャンネルに投稿されている『12 GUITARISTS SOLO ON THE SAME TRACK』という動画がきっかけでした。

この動画はジュード・スミスが制作したバッキングトラックの上を、近年話題の12名のギタリスト達が2コーラスずつ(合計16小節)ギターソロを披露するという内容です。

 

コード進行は、Em7(9)→F#m7→Bm7を6小説繰り返し最後の2小節はAm7→D7→GM7と展開するシンプルな楽曲です。

 

キーはDなのでBマイナーのペンタトニックだけでも最低限のソロを弾くことが出来ます。

 

動画では主役のジュード・スミスやキャスパー・ジャリリにリューベン・ウォンやエイラ・テスラー・マベ等、今話題の若手ギタリストが一堂に会しています。

 

日本からは、ネオ・ソウル・ギタリストの磯貝一樹さんが参加しています。

 

しかも締めで登場します!

 

様々なギタリストが登場する中、12番目の磯貝一樹さんと11番目のジュード・スミスの前に10番目で登場するジャスティンは異彩を放っています!

 

というのも、どのギタリストも2コーラス分ギターソロを披露しているのですが、ジャスティンのみ2コーラス目はキーボードを弾いています!

 

僕はこの動画を観て驚き、すぐさまジャスティンの才能に興味を持ちました。

 

それ以降ジャスティンのInstagramをフォローしています。

 

ジャスティンは自身のInstagram上で演奏動画を数多く上げているのですが、その中でジャスティンと似た世代の若者が集まって演奏している動画がいくつかありました。

 

それが今回ご紹介する”J3″のメンバーたちが演奏している動画でした。

 

 

ティーンエイジャーで構成される凄腕ユニット”J3″

J3は、ジャスティンの他に姉でドラマーのジェイミーと、これまたマルチ楽器奏者のジェイデン・ベイカー(以下:ジェイデン)の3人で組んだフュージョン系のユニットです。

 

米国テキサス州出身のジェイデンも基本はベースをメインとしていますが、ギターにドラムやキーボード、更にはトロンボーンまで演奏するマルチっぷりです!

 

しかもジャスティンとジェイデンの2人は作曲もこなす天才っぷりです!

 

ジャスティンに至っては楽曲のアレンジやプロデュースまでこなしてしまうという、プリンスもびっくりな程の才能を持ち合わせています。

 

この3人が組んだJ3は、彼らのファーストネームの頭文字が全て”J”だったことから付けられたユニット名です。

 

3人とは言えども、ジャスティンとジェイデンの2人はマルチ奏者なので、今回ご紹介するスタジオ盤『Opus 1』のレコーディングに於いては様々な楽器を重ね録りしています。

 

そのためトリオ編成のスッカスカの演奏ではなく、ちゃんとアレンジも練られた高品質なコンテンポラリー・ジャズ作品として聴くことが出来ます。

 

それでは収録曲のご紹介をしたいと思います。

  

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J3 – 『Opus 1』

01.Don’t Stop ‘Til You Get Enough
02.Junebug
03.Vibe Cleanse
04.Eldos
05.Justice
06.My Playground
07.Look to the Sky
08.Hela
9.Stainless Steel
10.Got a Match? (Tribute to Chick Corea)
11.Michael Jackson Medley: Remember the Time, Love Never Felt So Good, Don’t Stop ‘Til You Get Enough, P.Y.T (Pretty Young Thing)

マイケル・ジャクオンやチック・コリアのカバーも含むデビュー作『Opus 1』

本作はJ3のデビュー作になります。

 

そのためアルバム名も『Opus 1』と名付けられています。

 

“opus(オーパス)“とは、ラテン語で「(作曲家の一連の)作品」の意味があります。

 

ということは、本作は作品ナンバーで言うことの「1作目」に当たるということです。

 

アルバムの1曲目は、マイケル・ジャクソンが1979にリリースした5作目『Off The Wall』の1曲目に収録されていた”Don’t Stop ‘Til You Get Enough(今夜はドント・ストップ)“のインストカバーから始まります。

 

クインシー・ジョーンズがプロデュースしたことで話題になったアルバムですね。

 

そのクインシーが才能を認めたジャスティンがマイケルのこの曲をカバーしているのが面白いです。

 

冒頭からジャスティンが弾く流麗なピアノ演奏が素晴らしいです。

 

ジャスティンが15歳でその姉のジェイミーが19歳、そしてジェイデンが17歳というティーンエイジャーばかりのユニットだとは思えないクォリティーです!

 

2曲目”Junebug”はジャスティンのオリジナル曲で、『12 GUITARISTS SOLO ON THE SAME TRACK』の動画でも弾いていたようなハードなギターソロを披露しています。

 

この曲ではジェイデンがトロンボーンも担当しています。

 

ジャスティンは、ギターだけでなくまるでボブ・ジェームスのようなフュージョンライクなピアノによるソロも弾いています。

 

3曲目”Vibe Cleanse”は、父ジュリアスとジャスティンの共作による楽曲です。

 

ラッパーのブランドン・ロスをフィーチャーしたヒップなナンバーです。

 

4曲目”Eldos”も父ジュリアスとの共作です。

 

こちらはジェイデンのフュージョン風のベースソロにジャスティンのスムーズ・ジャズ的なギターソロを楽しむことが出来る爽やかなフュージョン・ナンバーです。

 

5曲目”Justice”は、ジェイデンが書いたリリカルな楽曲でジェイデン自身がピアノを弾いています。

 

そのためこの曲ではジャスティンが代わりにベースを担当しています。

 

6曲目”My Playground”は、ジェイミーが活躍する変拍子を用いたトリッキーな楽曲です。

 

まだ15歳とは思えないジャスティンの卓越したピアノ演奏を聴くことが出来ます!

 

7曲目”Look to the Sky”は、ジェイデンが作曲した切れの良いギター・カッティングが爽快なフュージョン・ナンバーです。

 

このギターを弾いているのはジェイデン自身で、ジャスティンはフェンダー・ローズを弾いています。

 

70年代ディスコ時代のフュージョンを彷彿させる懐かしさ溢れる楽曲ですね♪

 

8曲目”Hela”は、ジャスティンが作曲したピアノが主体のコンテンポラリー・ジャズ風の楽曲です。

 

バックにはジェイデンがアコースティック・ギターを付け加えて爽やかさを演出しています。

 

9曲目”Stainless Steel”は、スムーズ・ジャズ及びフュージョン系のキーボーディストで音楽プロデューサーでもあるジェフ・ローバーの楽曲のカバーです。

 

こういった難易度の高いアップテンポのフュージョン曲でも、ブレることなく個性を発揮する3人の演奏力の高さに脱帽です!

 

10曲目”Got a Match? (Tribute to Chick Corea)”は、曲名通りにチック・コリアに捧げられたザ・チック・コリア・エレクトリック・バンドのカバー曲です。

 

ここではジャスティンが、正統派のジャズピアニストとしての腕前を披露しています。

 

最後の11曲目は1曲目と同じくマイケル・ジャクソンのカバー曲になります。

 

しかしこちらの方は、”Remember the Time”、”Love Never Felt So Good”、”Don’t Stop ‘Til You Get Enough”、”P.Y.T (Pretty Young Thing)”の4曲を1曲に繋げたメドレー演奏になります。

 

“Remember the Time”は、1991年の『Dangerous』の5曲目に収録されています。

 

“Love Never Felt So Good”は、マイケルが亡くなった後にリリースされた未発表曲で2014年にリリースされた『XSCAPE』の1曲目に収録されていた隠れた名曲です。

 

“Don’t Stop ‘Til You Get Enough”は、本作の1曲目と同じ『Off The Wall』の1曲目が再登場したものです。

 

最後の”P.Y.T (Pretty Young Thing)”は、1982年の歴史的大名盤『Thriller』に収録されていた曲です。

 

これらの曲を繋げたメドレーをジャスティンがトーク・ボックスを使って歌っています。

 

演奏が得意なマルチ楽器奏者が集まったアルバムの最後をボーカル曲で締めているのは何とも面白いことです。

 

以上、【天才マルチ楽器奏者ジャスティン・リー・シュルツが新たに組んだユニットJ3のアルバム『Opus 1』を聴こう♪】のご紹介でした。

 

今を時めくティーンエイジャーが作ったアルバムなのですが、70~80年代のフュージョン世代にも受けが良さそうな楽曲が多数収録されています。

 

ぜひその時代の音楽が好きな方にもおすすめしたいアルバムです♪

 

 

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