カテゴリー:Music

2014/07/19

フリージャズへの挑戦!ジョン・コルトレーンの問題作!?『アセンション』を聴こう!

ジョン・コルトレーンの問題作!?『アセンション』

ジョン・コルトレーン一派によるフリージャズ大会!?

リージャズへの挑戦!コルトレーンの問題作!?『アセンション』

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ジョン・コルトレーンの’65年6月28日に録音された通称(?)「Jazz史上屈指の問題作」”これを聴いたらJazzが嫌いになる”作品の『Ascension』です。

 


 

John Coltrane – 『Ascension』

1. Ascension (Edition 2)
2. Ascention (Edision 1)

 

Personnel: John Coltrane (ts), Archie Shepp (ts), Pharoah Sanders (ts), Marion Brown (as), Freddie Hubbard (tp), Dewey Johnson (tp), John Tchicai (as), McCoy Tyner (p), Jimmy Garrison (b), Art Davis (b), Elvin Jnes (ds).

Recorded on June 28, 1965.

 

 

 

 

フリージャズ肇

フリー・ジャズ系の音楽を人生で初めて聞いたのは多分これだったか、オーネット・コールマン『At the Golden Circle Vol.1』のどちらかだった?と記憶しております。

 

その後、エリック・ドルフィーアルバート・アイラージュゼッピ・ローガンアート・アンサンブル・オブ・シカゴなんかを聴いていきました。

『Ascension』の内容とは……

さてこのアルバムは、発売当初はCD盤の2曲目に収録されているエディション1のテイクのみが収録されたレコード盤が発売されていたらしいのですが、途中からコルトレーンの意向で同じレコード番号を使いながら中身をエディション2のテイクに差し替えて発売されていたらしいです。

 

長らくの間エディション1はお蔵入り状態にあったようなのですが、レコード盤よりも長時間収録できるCDでは、両テイクとも収録されています。

 

まぁ熱心なレコードコレクターの方にとっては最初のプレスでのエディション1が収録されている初回盤がコレクターズ・アイテムなんでしょうが、

 

「音楽は媒体よりも中身の演奏が大事!!」だなって思いますんで(もちろん音質は良いほうが好きなのでよりレコード盤の音に近いSHM-CDを買ったりはしています。)いくら高い金出してレア盤買っても聴いてなければ全く意味がないと感じますので、収録曲数も多く安く気軽に手に入るCDで自分は十分です。

 

さて、やはりトレーンの意向が正しいと思うのですが、個人的にはエディション2の演奏の方がより熱がこもっていてまとまりもあり好きです♪

実は曲構成があり、しっかりしている?

このアルバム、各人が思い思いにソロを吹いたりして一見「とっ散らかっている」ように見せかけて、ちゃんと曲構成があります。

 

「テーマ→アドリヴ→テーマ」と基本の4ビートのジャズから、極端に逸脱した演奏ではありません。

 

「Jazz史上屈指の問題作」”これを聴いたらJazzが嫌いになる”作品と冒頭に書きましたが、はっきりいって「言い過ぎ」でしたね。(笑)

 

これ以上に過激な音楽なんて今となってはたくさんありますし、そんなに聴きづらいひどい作品だとは思いません。

 

ていうか、こうやってレビュー書くぐらい個人的には「好きな作品」でもあります。

 

アルバート・アイラーの方がこれよりもよっぽど聴きづらいです。(彼にとっては褒め言葉ですよ。笑)

『On The Corner』もすんなり?

このアルバムを聴いた後に、マイルスの名盤『On The Corner』を体験したんですが、とくに驚きもなくすんなり好きになりました。

確かマイルスはこの時期のトレーンのライヴを観に行き、思わず「いったいあいつは何をやろうとしてるんだ?」と驚いたそうな……。マイルスにも理解できない境地へとトレーンは向かっていたのでしょう。

 

このアルバムを聴いていたことで、今も違和感なくフリー・ジャズを聴けるようになったのかな?と少しこのアルバムに感謝した方がいいのかな~?って思いました。

参加ミュージシャンたち

ところでこのアルバムに参加しているミュージシャンは、いつものトレーンの黄金のカルテットのメンバー以外では、当時のトレーンが目指していた重厚なサウンドを表現させるために度々スタジオに呼ばれていたアート・デイヴィスを始め
(トレーンはツイン・ベースでの実験を幾度となく試しています。)

 

アーチー・シェップファラオ・サンダースマリオン・ブラウンなど、コルトレーンン亡き後に「スピリチュアル・ジャズ」界を牽引していくことになる重要人物が多く参加しています。

 

先の3人は、特に生前のトレーンにかわいがられていて、言うなればコルトレーン教の教え子たちって感じです。

 

特にアーチー・シェップは、熱心な信者って感じですかね!?

 

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基本構成

さてこの曲の基本構成は、
とっ散らかったテーマメロディーのあとに、
まずトレーンがソロを吹いて、その後テーマをはさみ各人がソロを吹いていきます。

 

エディション2の順番

トレーン→デューイ・ジョンソン→ファラオ・サンダース→フレディ・ハバード→マリオン・ブラウン→アーチー・シェップ→ジョン・チカイ→マッコイ・タイナー→ベースソロ(アルコで不穏な感じにギコギコ~)という順番で

 

 

エディション1の順番

トレーン→デューイ・ジョンソン→ファラオ・サンダース→フレディ・ハバード→アーチー・シェップ→ジョン・チカイ→マリオン・ブラウン→マッコイ・タイナー→ベースソロ(アルコで不気味にギコギコ~)→ドラムソロという順番です。

 

 

若干ソロの順番が違います。(もちろん即興演奏ですのでフレーズも全く違います。)

過激なアドリブソロ対決!

もちろん親分のトレーンが最も過激なソロを吹いているのは当然として、ファラオ・サンダースは相変わらずフラジオ奏法で咆哮しまくっています!

 

ファラオのノイズまみれのフラジオ奏法は、とても好き嫌いは分かれると思いますが、この曲ではこのまるで龍の咆哮のような演奏がなんとも曲名通りの「昇天」な気分にさせてくれます!?

 

フレディ・ハバードは、持ち前のテクニックを生かしてサラッと流している感じが否めません……。
とてもメロディアスで起承転結もはっきりしたソロを吹くのですが、なんとも物足りない感があります……。(まぁへたくそなデューイ・ジョンソンよりはましですが……苦笑)

 

まぁその後、クリード・テイラーとオサレ~な世界に行く人なので、この中ではどこか浮いた感じがしないでもないです!?

 

トレーンとも『Olé Coltrane』『Africa/Brass』などで共演していたので参加したってだけなんでしょうかね?
(マッコイもフレディーのブルーノートでのデビュー作品に参加していましたね。)
 

 

マリオン・ブラウンは、これまたリズミカルなんだけれども、どこか不安定なフレーズの断片をとっ散らかしていきます。(笑)

 

アーチー・シェップはと言えば、もはや「あちらの世界の住人」でして(笑)
最初から最後まで酔っぱらっています。

 

ジョン・チカイも少しパワーが足りないものの、高音を駆使したフリーな演奏を繰り広げています。

管楽器隊に置いて行かれるマッコイ・タイナー……

両テイクともにメロディー楽器の最後を締めるマッコイ君が
親分トレーンを始め、とっ散らかしても知らんぷりで我が道を行きまくる管楽器隊の全責任を負わされます。(笑)

 

マッコイは、フリーな演奏が苦手でその後トレーンとの音楽性の違いから真っ先に黄金のカルテットを脱退しますが、ほんとマッコイは、いつもしっかりとメロディーを弾こうとする。

 

彼のピアノ演奏がなければ、とっ散らかってまとまりのないまま終わっていた感じのするこのセッションも無事に曲として完成していきます。(笑)

黄金のカルテットの良さを再発見?

結局、マッコイとエルヴィンがしっかりとリズムをキープしてその上でトレーンがスケール練習フレーズをバリバリブホブホ♪長時間吹いていたあの時代……フリージャズをやりたいんだけれども、完全にフリーには出来ない、《保守と前衛》の間のような後期黄金のカルテットが一番聴いていてスリリングで楽しいんだな♪と感じる次第でございます。

 

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終わりに……

長くなりましたが、この『Ascension』は、Jazzの批評本とかに書かれている変な評価を無視してでも聴く価値のあるアルバムだと個人的には思います。

 

 

 

 

 

 

 

……デューイ・ジョンソン??

あれ??
居たっけそんな人??(苦笑)

 

 

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