
2019/11/10
ワウペダルを徹底的に使いこなすためのおすすめの教則本『ワウ本!』を読もう!
ワウペダルを徹底的に使いこなすことに拘ったギター教則本『ワウ本!』をご紹介します。
今回は、このブログで僕が定期的におすすめしている『ギター教則本ご紹介シリーズ』になります。
これまでに、ブルースやジャズ等のアドリヴ演奏を学ぶための教則本やリズムギターについての教則本などをご紹介していました。
直近では、今再ブームを起こしているネオソウル・ギターの教則本なんかも取り上げていました。
今回はいつもと趣向を変えて……ワウギターに特化した教則本をご紹介したいと思います。
ワウギターに特化した珍しい教則本『ワウ本!』
本書は四月朔日(わたぬき)義昭さんが書いたギター教則本で、2011年2月28日に発売されました。
四月朔日さんといえば、僕の尊敬するギタリストのトモ藤田さんのDVD『トモ藤田 Guitar World USA & Japan』にも出演していたのが記憶に新しいですね。
それはさておき、本書はワウギターに特化した珍しい教則本なのですが、文字だけでなく映像と併せて学べる点がわかりやすいと思います。
DVDでは、四月朔日さんご本人がワウギターについて語っているのでとても見ごたえがあります。
少し自分の話をしますと……
僕が高校生の時にギターを始めた理由のひとつに「ワウギターってかっこいいな~。自分でもあんな音で弾いてみたい!」というのがありました。
それはクーラーシェイカーの”Hey Dude”という曲を聴いたのがきっかけでした。
その後、ジミヘンやスティーヴィー・レイ・ヴォーンのようなブルース・ロック系に憧れ……最終的にはデイヴィッド・T・ウォーカーやカーティス・メイフィールドのようなR&B系のワウギターに憧れるようになりました。
しかしその頃には、こういったワウギターに特化した本は存在せず、今のようにYouTubeもなかったので、「実際にどうやってワウを操作しているのか?」は、音を聞いて想像する以外にありませんでした……。
あの頃にこの『ワウ本!』があればよかったのにな~と思いつつも、これからワウギターを学びたいという方に「こんな便利な本がありますよ!」とご紹介出来たらな~と思いました。
本書のDVDでは、四月朔日さんの演奏中の足元も同時に映されているので、視覚的に操作を学ぶことができます。
だから過去の僕のように「ワウって単に上下に踏むだけ?」といった感じで、迷うこともなくなると思います。
もちろんワウペダルは、ただ上下に踏むだけのシンプルなものではありません。
踏み込む角度や、止める場所によってサウンドがガラッと変わりますし、アーティキュレーションの種類によって様々な奏法を駆使することが出来る奥深いエフェクターです。
そういった細かい操作の方法も本書のDVDで視覚的に学ぶことが出来ます。
『ワウ本!』の本の中身
DVDだけでなく、もちろん本書は読んで学ぶことも出来ます。
目次を見てみるとワウペダルについての基礎知識から、バッキングでの使い方やリードギターの弾き方など様々な内容が掲載されています。
もちろんDVDの模範演奏を解説したタブ譜も掲載されています。
模範演奏も幅広く、ファンクやR&Bだけでなくポップスにロック、レゲェまでも様々なジャンルのワウギターの弾き方を取り上げています。
中にはミーターズの”Cissy Strut”や、ボブ・マーリーの”I Shot The Sheriff”風のフレーズも飛び出してきて、ワウギター気なら「お!」となります。
本の最後にはおすすめのワウペダルもご紹介されています。
僕もワウペダルは大好きなので、これまでにいくつか使ったことがあるのですが……僕の一番のおすすめのワウペダルはXoticの『XW-1』です。
『XW-1』の良いところは、小さくって軽いのと、4つのイコライザーのツマミが付いているので自分の好みのサウンドを作り出すことが出来る点です。
ジミヘン風のサウンドから、とっても奇妙なサウンドまで作り出すことが出来ます。
ぜひ『XW-1』を使って、この『ワウ本!』を練習してみてはいかがでしょうか?
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