2020/12/29
多機能なモジュレーションペダル!Electro Harmonixのデジタルモジュレーター『MOD 11』を使おう♪
エレクトロ・ハーモニックス社のデジタルモジュレーター『MOD 11』をご紹介します。
僕の使っているおすすめのギターエフェクターをご紹介します。
前回のこのシリーズではエレクトロ・ハーモニックス社(以降:エレハモ)のルーパーとしても使える多彩なディレイ『Canyon』をご紹介していました。
ルーパーとしても使える!Electro Harmonixの多彩なディレイ『Canyon』を使おう♪
今回も同じくエレハモから発売されている多機能なエフェクターをご紹介したいと思います。
多機能なモジュレーションペダル『MOD 11』
トレモロにコーラスにフランジャーやフェイザーとしても使える便利なギターエフェクター!
今回ご紹介するのも僕の大好きなNYのエフェクター・メーカーのエレクトロ・ハーモニックス社から発売されている多機能なモジュレーションペダルです。
エレハモと言えば、コーラスの名器『Neo Clone』やフェイザーの名器『Small Stone』にフランジャーの名器『Electric Mistress』など、単体でのモジュレーション系の名エフェクターがいくつかあります。
今回ご紹介するこの『MOD 11』は、そんなモジュレーション系の名器をこれ一台で使えちゃう!という便利なエフェクターになります。
コンパクトな筐体ながら、マルチに使うことが出来るとても優秀なエフェクターです。
それでは今回もこれまでと同じように箱を開けていきたいと思います。
エレクトロ・ハーモニックスの『MOD 11』
まずは外箱から見ていきましょう。
外箱にもエフェクター本体と同じ宇宙空間を彷徨う小型衛星のようなイラストが施されたデザインが描かれています。
箱を開けてみると、エフェクター本体に取扱い説明書やステッカーなどが封入されています。
本機も『Canyon』や『Oceans 11』と同じように9V電池ではなく付属のACアダプターで使用するタイプです。
エレハモのパワーサプライ『Power Tank』を使って電源を賄うことが出来ます。
エフェクターを数種類使いたいときなどにはこういったパワーサプライで繋ぐと便利ですね。
もし単体でこれ1台だけを使用したいって時にはバッテリースナップなんかを使うのもいいと思います。
それではこのエフェクターの特徴をご紹介したいと思います。
モジュレーション系ならこれ1台でOK!?
本機には4つのノブが付いています。
左上のDEPTHは、そのままデプスやインテンシティを設定できるノブになっています。
その右側にあるRATEは、モジュレーションのスピードを設定できます。
すぐ下にあるVOLUME/COLORは、モードによってボリュームの調整やフィードバックの設定にピッチシフトの中心ピッチを設定したりとその使い道が変わるノブです。
そして左下にあるモジュレーションタイプノブで11種類のモードを選択することが出来ます。
ザッとですが箇条書きで11種類のモジュレーションタイプを書いてみたいと思います。
●TREM – ギターのボリュームを変化させるクラシックなトレモロ・エフェクトです。。
●HARM – 一部のビンテージアンプにみられる豊かなハーモニックトレモロ・エフェクトです。。
●VIBR – ギターのピッチを変化させるクラシックなビブラートエフェクトです。。
●UNI – Uni-Vibe®特有のサウンドをシミュレートしています。
●CHORUS – Small Cloneのようなクラシックなコーラス・エフェクトです。。
●ROTARY – ロータリー・スピーカーキャビネットをシミュレートしています。
●FLANGE – ドライ音に変調させたディレイ信号をミックスさせたクラシックなフランジャー・エフェクトです。。
●TZF – ドライシグナルと変調したディレイシグナルを合わせた際にスウィープが交差することで生まれる「ゼロ・ポイント」を生み出すスルーゼロフランジャーです。
●PHASE – Small Stoneのようなクラシックなフェイザー・エフェクトです。。
●PITCH – モジュレーションを搭載したピッチシフターです。
●FILT – クラシックなアナログシンセサイザーで使用するようなモジュレーション・フィルター・エフェクトです。
…と、このペダル1台で、トレモロにコーラスにフランジャーやフェイザー、更にはジミヘン風ユニバイブ・サウンドにジョージ・ハリソンやチャーリー・ハンター風のロータリー・スピーカー系のコーラス・サウンドを使うことが出来ます!
更に中央にあるMODEボタンを用いて選択しているモジュレーションタイプのモードを順番に切り替えることが出来ます。
小さいながらもマルチエフェクターのような使い方が出来るのはとても便利ですね。
過去のエレハモ製品にあった『Worm』が更にパワーアップしたといった感じのエフェクターですね。
難を言うと、『Worm』に搭載されていたモジュレーションワウの機能もこの『MOD 11』にも搭載して欲しかったかな…と思います。
ちなみにこのエフェクターも、モジュレーションタイプは1つ1つで使うもので、例えばトレモロのモードとコーラスのモードをブレンドしたサウンドを作り出すようなことは出来ません。
あくまでも各モジュレーションタイプを曲ごとに使い分けるような使用方法が適しているのかな?といったところです。
もしモジュレーション系のエフェクターをこれまでに1台も使ったことがなかったという人には、「まずはこの1台から!」と初めてのモジュレーション・エフェクターとしてはおすすめです。
このエフェクターを使って、トレモロやコーラスなどがどのようなトーンで鳴るのか?研究してみるといいのじゃないかな?と僕は思います。
ちなみに僕は、ユニバイブ・サウンドやロータリー・スピーカーのサウンドを飛び道具的に使いたいなって思ったのと、使用するエフェクターの数を極力増やしすぎたくないので、マルチな機能を持ったこの『MOD 11』を買いました。
モジュレーション系のエフェクターを色々と試したいという人におすすめのエフェクターです♪
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