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カテゴリー:guitar

2019/01/28

【フェイザーの名機】エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』を使おう!

【フェイザーの名機】エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』をご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

【フェイザーの名機】エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』

僕の使っているおすすめのギターエフェクターをご紹介します。

僕の好きなエフェクターのメーカーは2つあります。

 

1つは前回もご紹介していたアメリカ西海岸産のXotic(エキゾチック)社です。

 

【AC BoosterにRC BoosterにXW-1】 Xoticお気に入りのエフェクター三種の神器⁉

そしてもう一つは、アメリカ東海岸産のElectro-Harmonix(エレクトロ・ハーモニックス)社です。

 

どちらのメーカーの製品もかれこれ15年近く前から使い続けています。

 

最初に買ったXoticのエフェクターは、RC Boosterでした。

 

 

エレクトロ・ハーモニックス(以下:エレハモ)の方は、グランジが好きだったこともあってビッグマフでした。

 

 

 

今はもうビッグマフは手放してしまったのですが、RC Boosterの方は現役で使っています。

 

ブースターや歪み系のエフェクターに関しては個人的にはXoticの方が気に入っています。

 

エレハモの歪み系エフェクターは、Crayonなども使っていますが、Xoticの製品と比べると少し「加工品」といったサウンドのような感じがします。

 

僕はエフェクターをOnにすると、激しく歪んで「エフェクター独特の加工音」になるような個性が強すぎるブースター/オーバードライヴとかは、あまり好きではありません。

 

それよりもギターの原音を損なわないで、ONにしたのかどうか気づかないぐらい僅かな変化をするものが好みです。

 

音質を変えたり音量を上げるのではなくって、音圧を少し広げるためのブースターと認識してRC Boosterなんかを使っています。

 

なので、歪み系のエフェクターはXoticのものを中心に使っています。

 

しかしXoticには、空間系やモジュレーション系のエフェクターがほぼない状態です。

 

コンプレッサーとかワウペダルやオートワウこそ存在しますが、リヴァーヴやディレイにコーラスやフェイザーおよびフランジャーにトレモロなどは存在していません。

 

そういったエフェクターは他のメーカーで揃えるしかありません。

 

そこでもう一つの僕のお気に入りのメーカーのエレハモだったら、それら全てのエフェクターが製品としてラインナップされています。

 

というわけで、僕は歪み系とワウペダル以外はエレハモの製品を中心に使っています。

 

今回はそのエレハモの製品の中から、僕がブースターとワウペダル以外で最も気に入っている【フェイザーの名機】をご紹介したいと思います。

 

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フェイザーというエフェクター

フェイザーは、エフェクターの種類でいうところの【モジュレーション系(揺らし系)に分類されます。

 

揺らし系の仲間には、「コーラス、フランジャー、トレモロ、ヴィブラート」などがあります。

 

これらのエフェクターは多少の似ている部分はあるので、フェイザーを薄くかけてコーラスを演出したり、深くかけてフランジャーを演出することも出来ます。

 

ちなみに英語の”phase”には「(変化するものに現れる)位相」の意味があります。

 

その名前の通りに、弦を鳴らした時にすぐに聴こえてくるリアルタイムの音に、位相を変えた音を付け加えて2つの波の干渉を利用した音色の連続的な変化を音として作り出します。

 

実際には「シュワシュワシュワ~~~♪」というような炭酸飲料の発砲する音のような感じが表現できます。

 

フェイザーを少し深くかけると「シュワワァ~~ァン♪」とフランジャーぽい音を出すことも出来ます。

 

よく使うジャンルとしては、ハードロックとファンクとフュージョンだと思います。

 

もちろんポップスのバッキングの際に、薄くフェイザーを掛けるとオシャレな音を出したりも出来ますね♪

 

しかしやはり有名どころと言えば、ヴァン・ヘイレンではないでしょうか?

 

今回僕がご紹介する『Small Stone nano』と並んで【フェイザーの名器】として世界的に有名なMXRの『Phase90』という機種があるのですが、これのヴァン・ヘイレン・モデルが存在しているぐらいですからね!

 

 

ハード・ロック系だとバッキングだけでなく、オーバードライヴやディストーションと一緒に繋いで派手なギターソロを弾くイメージです。

 

それに対してファンクやフュージョンは主にバッキングで使うイメージです。

 

特にファンクでは、ワウペダルやコンプレッサーと同じぐらい使う頻度が高いエフェクターだと思います。

 

ファンカデリックや同時代のレア・グルーヴ系のギタリストが多く使ってたイメージです。

 

ソウライヴのエリック・クラズノーもフェイザーを使用することが多いです。

 

エリック・クラズノーは、リズムバッキング時のみならず、ギターソロの時にも使用しています。

 

“El Ron”なんかでギターソロを弾く際には、フェイザーとトレモロをOnにして、不思議なサウンドを作っています。

 

フュージョンだと、やはりエリック・ゲイルやリチャード・ティーがエレハモの『Small Stone』を使っていたのが有名ですね。

 

特にリチャード・ティーは、フェンダーローズにフェイザーというサウンドが彼の特徴でもありました。

 

また僕の好きなニューオーリンズ・ファンク・バンドのパパ・グロウズ・ファンクでギターを弾く山岸潤史さんも『Small Stone』を使っています。

 

先ほどご紹介していたMXRの『Phase90』と並んでフェイザーの名機として有名なのがエレハモの『Small Stone』というエフェクターです。

 

 

実は僕が初めて購入したフェイザーは、この『Small Stone』でした。

 

当時は山岸さんやStuffのメンバーが使っていたことなど知らずに、なんとなくファンかデリックみたいなファンキーなサウンドを求めてフェイザーを買うことにしました。

 

その時にMXRの『Phase90』よりも、この『Small Stone』の方がデザイン的に気に入ったので、こちらを選びました。

 

大体僕はエフェクターは「見た目のデザイン」で決めて買うことが多いんです。

 

自分でも『Small Stone』を使うようになった後でそれから山岸さんやStuffのメンバーが使っていたことを知りました。

 

その時にこの『Small Stone』を選んで良かったな~と感じました。

 

しかしその後、5年近くギターを止めている時期があったのですが、その際に『Small Stone』を手放してしまいました。

 

5年振りにギターを再開し始めた頃は「もったいないことをしたな~」と思うこともありましたが、今となってはそこまで後悔はしていません。

 

というのも、更に使いやすくなった『Small Stone』を手に入れたからです!

 

それが今回ご紹介する『Small Stone nano』です!

 

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エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』

ギターを再開し始めた頃にすぐに買ったのが、この『Small Stone nano』です。

【フェイザーの名機】エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』をご紹介したブログ記事の写真1枚目

 

以前の『Small Stone』よりもだいぶ小型軽量化されています。

 

久しぶりにギターを再開してフェイザーを買いに楽器屋に行ってみると…そこには小さい『Small Stone』が置いてあり、初めて見たときは驚きました。

 

しかし以前の『Small Stone』は、「スモール」という名前の割に少し邪魔になるぐらいのサイズ感でしたからね。

 

なのでこの『Small Stone nano』の方が、持ち運びにも便利になりました♪

 

しかも音に関しても、大きな不満を感じるようなことはないと思います。

 

僕としては、この現行の『Small Stone nano』の音も気に入っています♪

 

むかしのヴィンテージの方が良かったとか言い出すとキリがないですからね。

 

それにこの現行の『Small Stone nano』は、そんな悪い製品ではないです!

 

デザインもより綺麗でシンプルになりましたし、お値段も以前の『Small Stone』よりはだいぶ買いやすくなったので言うことありません!

 

ちなみにどちらかというと物を大事にするタイプ(?)の僕はいまだに購入時の箱を大事に持っています。

 

【フェイザーの名機】エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』をご紹介したブログ記事の写真2枚目

変なとこ几帳面なんです。

 

でも、この箱のデザインも『Small Stone nano』のイメージに合っているので気に入っています♪

 

箱の中を開けてみると…

【フェイザーの名機】エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』をご紹介したブログ記事の写真3枚目

袋に入ったオシャレな『Small Stone nano』が出てきました!

 

【フェイザーの名機】エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』をご紹介したブログ記事の写真4枚目

もちろん箱の中には取扱説明書も付属しています。

 

この『Small Stone nano』は、手のひらサイズのちょうど良い大きさなのですが電池も使うことが出来ます!

 

しかし電池交換にはプラスのドライバーが必要です!

 

 

『Small Stone nano』を裏返してみると、四方を小さなプラスネジで締めているのがわかると思います。

【フェイザーの名機】エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』をご紹介したブログ記事の写真5枚目

この4箇所のネジを全て外す必要があります。

 

3箇所だけ外して、蓋をズラして開けることも出来ますが、それをやると残された1本のネジが傷みやすくなるので、出来れば4箇所全て外した方がいいと思います。

 

ネジを外すとこんな風に電池が入ります。

【フェイザーの名機】エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』をご紹介したブログ記事の写真6枚目

他のエフェクターと同じで9Vの電池1個で使うことが出来ます。

 

ちなみにエレハモの社長であるマイク・マシューズの厳つい写真付きの電池がおすすめです。

 

まるでプロレスラーみたいな見た目が最高です!

 

僕の好きな『Small Stone nano』の使い方

電池を入れたら左側の”AMP”と書かれた端子にシールドを差し込んで、そのままギターアンプに繋ぎます。

 

逆側の”INPUT”の端子に差し込んだシールドは、ギター側に繋ぎます。

 

後は、中央のフットスイッチを「ポチッとな!」してください。

 

“STATUS LED”が赤色に点灯していれば成功です。

【フェイザーの名機】エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』をご紹介したブログ記事の写真7枚目

この状態でギターを弾いてみると、アンプから出てくるギターの音が「シュワシュワシュワ~~~♪」と鳴っているはずです。

 

好みに合わせて”RATE”のノブを回すと、フェイザーのスイープスピードを変化させることが出来ます。

 

時計回りに回すと速くなります。

 

逆側に回すと遅くなります。

 

スピードの遅めの8時ぐらいの位置にすると、コーラスのようなサウンドを作りだすことも出来ます。

 

逆に5時ぐらいの速いスピードにすると、フランジャーのようなジェット・サウンドも作り出すことが出来ます。

 

僕は画像のような中間の12時の位置で使うことが多いです。

 

シンプルな接続方法で”RATE”のノブ1つのみで、簡単にフェイザーを使いこなせることが出来るのが魅力的ですね♪

 

便利な”COLOR”スイッチ!

ところで、この『Small Stone nano』は、そういったシンプルさ以外にも、もっと素晴らしい機能があります!

 

それが”RATE”の横にある”COLOR”という突起物です。

 

この”COLOR”は、下向きだとOFFの状態ですが、上向きのONにするとフェイザー効果が更に強調されます!

【フェイザーの名機】エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』をご紹介したブログ記事の写真8枚目

このONの状態だとフェイザー・サウンドにエグみが出てきます!

 

画像のように”COLOR”スイッチをONにして”RATE”を1時ぐらいに合わせて16分のファンキー・カッティングをしてみると、まるでオートワウのようなサウンドになります!

 

僕が一番好きな『Small Stone nano』の使い方がこの「疑似オートワウ」の使い方です。

 

といっても、もちろん通常のオートワウでは出せない独特のサウンドが出せます!

 

ファンク系のカッティングをするのには、むしろオートワウよりもこのフェイザー・サウンドの方が適しているようにさえ感じます。

 

ちなみにこの状態から更に”RATE”を時計回りに回して、3時~4時辺りにすると…

【フェイザーの名機】エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』をご紹介したブログ記事の写真9枚目

「ギュワァァァギュワァァァ~~~♪」と鳴り続けてヤバいことになります!

 

しかしこういったサウンドも、音楽性によっては効果的だと思います。

 

かなりハードなロックでギターソロを弾く際や、ソニック・ユースやマイ・ブラッディ・ヴァレンタインにモグワイ系のノイズ・ミュージックなんかには、これぐらいの激しいサウンドの方が合っているでしょうから。

 

このように、様々なジャンルの音楽に使うことが出来るのが『Small Stone nano』の良さだと思います。

 

僕はファンク系での使い方をするので、『Small Stone nano』と一緒にワウを繋ぐこともあります。

【フェイザーの名機】エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』をご紹介したブログ記事の写真10枚目

同時に使うと、ソウライヴやオン・ザ・スポット・トリオのような「現代風」のディープ・ファンク・サウンドを作ることが出来ます。

 

ちなみに僕は依然やっていたファンク・バンドで、このフェイザー+ワウの組み合わせで”Pick Up The Pieces”を演奏していました。

 

この組み合わせで演奏すると70年代のファンクの曲が、現代風の音になります♪

 

本当に便利なエフェクターです。

 

電池交換が面倒な場合にはパワーサプライ!

ところで、使い勝手の良いBOSSのエフェクターと違ってエレハモやXoticのエフェクターは電池交換の際に必ずプラスドライバーが必要です。

 

はっきり言って、電池交換するのがとっても面倒です。

 

ドライバーが手元にあったとしても蓋を開けるのに少々時間が掛かりますし、外したネジが小さいので失くしてしまわないか心配にもなります。

 

またこの『Small Stone nano』のちょっと良くないところがあって、ギターを繋いだ状態で電池切れになると、アンプから音が出なくなることもあります。

 

これは非常に不便です。

 

以前、バンド練習の際に電池を交換するのを忘れていて、その日はフェイザーを外していたことがありました。

 

この日は練習だったので、使わなくっても問題ありませんが、これがライヴ当日とかだったら困ります。

 

もし『Small Stone nano』ひとつしかエフェクターを使わないのであれば、その都度ライヴ前に新しい電池を入れ替えなければいけませんが…

 

しかし他にも多くのエフェクターを使ったり、ボードを組んだりする人はパワーサプライで使うことをおすすめします。

 

まぁボードを組む人はそもそもパワーサプライを使っているとは思いますが…

 

僕みたいにブースターとワウペダルとフェイザーぐらいしか使わないギタリストの場合は、全てのエフェクターの電源をパワーサプイから供給したら使いやすいと思います。

 

『Small Stone nano』の上部に”9V”と書かれた部分があります。

 

そこを見てみると、「9V ACアダプター」用のインプットジャックがあります。

【フェイザーの名機】エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』をご紹介したブログ記事の写真11枚目

そこにACアダプターを挿入するか、複数のエフェクターを使う場合はパワーサプライを繋ぐことが出来ます。

 

僕は同じエレハモの製品『Power Tank』に繋いで使っています。

【フェイザーの名機】エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』をご紹介したブログ記事の写真12枚目

 

ここに同じようにブースターとワウペダルなんかも繋ぎます。

 

そうすることによって、電池切れの心配もなくなります。

 

また電池交換の面倒もなくなります。

 

それに普段エフェクターを使わない時なんかは、なるべく電池は外しておいた方がいいですからね。

 

電池を入れっぱなしにしておくと、腐食する恐れもありまからね。

 

こうやってパワーサプライに繋いで使うと、とても便利だと思います。

 

 

 


 

 

以上、【フェイザーの名機エレクトロ・ハーモニックスの『Small Stone nano』を使おう!】でした。

 

 

もちろん『魅惑のエフェクター・ブランド エレクトロ・ハーモニックス』にも『Small Stone nano』が掲載されています。

 

コンパクトだけれども、オールジャンルに使える便利なフェイザーですね♪

 

 

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