2019/06/04
【おすすめのリバーブ・エフェクター】エレクトロ・ハーモニックスの『Holy Grail』を使おう!
エレクトロ・ハーモニックス社のリバーブ・エフェクター『Holy Grail』をご紹介します。
僕の使っているおすすめのギターエフェクターをご紹介します。
僕がお気に入りで使っているギター・エフェクターをご紹介するシリーズです。
これまでにもエレクトロ・ハーモニックス社の製品は、フェイザーの名機『Small Stone nano』とコーラスの名機『Neo Clone』をご紹介していました。
今回もそのシリーズの続きで、リバーブ・エフェクターをご紹介したいと思います。
コンパクトな筐体ながらも3種類のリバーブ・アルゴリズムを選択でき多彩なサウンドを作ることの出来る名機です!
今回ご紹介するのは、エレクトロ・ハーモニックス社のデジタル・リバーブの名機『Holy Grail』をコンパクトにした『nano』シリーズになった『Holy Grail』です。
手のひらサイズになったこの『nano』シリーズは本当に便利で重宝しています。
しかも筐体が小さくなったからといって、決して中身が劣化しているわけではありません!
これまで以上に多彩なサウンド作りが楽しめる名機に仕上がっています!
エレクトロ・ハーモニックスの『Holy Grail』
それでは今回もこれまでと同じようにご紹介していきたいと思います。
今回の『Holy Grail』もいつもの如く購入時の箱を今でも捨てずに持っています。
箱はもうボロボロなのですが……長く使わない時は今でもこの箱に保管するようにしています。
箱を開けてみると……
プチプチに包まれた状態で梱包された『Holy Grail』が登場します!
もちろん説明書付きです。
しかし今回の『Holy Grail』は、これまでの『Small Stone nano』や『Neo Clone』と違って上記の写真のようにACアダプターが最初から付属しています。
「これはありがたい!」と思いきや……実はちょっとした落とし穴があるんです。
まさかの9V電池が使えない!
この『nano』シリーズの『Holy Grail』の注意点なのですが、9V電池が使えません。
背面のネジを開けてみても電池を入れるスペースがないんです……。
これが『nano』シリーズの『Holy Grail』の欠点でもあります。
エフェクターの音やサウンドの多彩さ、そしてオシャレでコンパクトな筐体までは文句の付け所がありません!
しかしせっかくのコンパクト・エフェクターなのに、電池が使えないというのはなかなかの不便さです!
そういったわけでACアダプターが最初から付属しているんです。
ちなみに『Holy Grail』の上部に「ACアダプター」用のインプットジャックがあります。
ここに付属のACアダプターを繋いで、左側の出力端子をアンプ側に繋いで、右側の出力端子をギター側に繋げます。
あとは中央にあるフットスイッチを踏んでONにするとLEDが赤く点灯しギターの音にリバーブ効果が加わります。
電池交換が面倒な場合にはパワーサプライ!
さて、ちょっとしたセッションやミニ・ライヴなんかでリバーブだけ使いたいな~といった際に9V電池が使えないのはちょっと不便ですよね。
毎回エフェクター用の電源を探すのも面倒だったりします。
そういった時に便利なのがパワーサプライです。
僕は同じエレハモの製品『Power Tank』というパワーサプライをよく使っています。
このパワーサプライなら充電式ですので、お店でエフェクター用の電源を探す必要がありません。
しかも同時に6個まで電源供給できるので他のエフェクターも繋いで使うことが出来ます。
例えばリバーブとも相性の良い同じエレクトロ・ハーモニクス社のオーヴァードライヴ『Crayon』を繋いで一緒に使うこともできます。
こうやって使うとこの『Holy Grail』も便利だったりします。
僕の好きな『Holy Grail』の使い方
この『Holy Grail』には、3種類のリバーブ・アルゴリズムを選択できるSLIDEスイッチが付いています。
このSLIDEスイッチは、下記の3種類が使い分けできます。
●SPRING – ギターアンプに搭載されているスプリングリバーブを完璧なまでに再現!
●HALL – スケールの大きなホールタイプのリバーブ
●FLERB – ギターサウンドの新しい一面を引き出してくれるスペイシーで美しいリバーブ
このSLIDEスイッチの他にドライ音とエフェクト音のバランスを調整出来るREVERBノブも付いています。
このノブは時計回りに上げていくとエフェクト音が増幅します。
7時の位置がゼロの状態で、ちょうど12時の場所ぐらいまではドライ音にエフェクトが加えられる程度の変化です。
しかし12時以降時計回りに回していくと、劇的に音が変化していきます!
演奏する音楽性によってはこういった劇的に変化したサウンドも効果的だと思います!
しかし僕自身は「エフェクターが微妙に掛かっている感じ」が好きなので、12時以降にセッティングすることはあまりありません。
基本は、SPRINGのモードで10時ぐらいのノブの位置で使っています。
僕が演奏するジャズやファンク/ソウル系の音楽性だとこの位置でも十分すぎるぐらいです!
もう少しノブを抑えても良いぐらいです。
このSPRINGのモードでベンチャーズ系の「ピシャン♪ピシャン♪」といった音を出すことも可能です。
僕の場合はネオ・ソウル系のハープ奏法をより効果的に聴かせるために使っています。
他にもファンク系でリバーブをかけながらワウを使ってブラッシングをすると、ワーワー・ワトソンのようなサウンドを作ることもできます。
もちろんモードはSPRINGだけでなくHALLを使うこともあります。
主にライヴ会場が大きなハコの場合にこのHALLのモードにします。
それでもノブの位置は10時以降にすることは、ほとんどありません。
さて、僕はライヴ本番で使うことがないのですが、この『Holy Grail』にはもうひとつ面白い特徴的なモードがあります。
それがFLERBのモードです。
このFLERBのモードは、リバーブの上にフランジャーが追加されたような過激な音を出すことが出来ます。
フランジャー特有のジェット・サウンドのように「シュワシュワ」と鳴らすことが出来ます。
このFLERBモードの状態でノブを最大まで上げてみると……
抑えが効かないような過激なサウンドを作り出すことが出来ます!
例えばここにファズを繋いでダイナソーJr.のJ・マスキスがノイズを発する時のようなサウンドを作ったり、ソニック・ユースやマイ・ブラッディ・バレンタインにモグワイなんかのような激しいサウンドを作り出すことも出来ます。
そういった面でもこの『Holy Grail』は多彩なサウンド作りが出来るので、僕の様なジャズファンク/ネオソウル系のギタリストだけでなく、実験的なオルタナ系やメタル系のギタリストにも使い勝手が良いかもしれませんね。
色んなジャンルのギタリストに幅広くおすすめ出来るリバーブだと思います。
残念ながら僕は使っていないのですが、FLERBモードはこの『Holy Grail』でしか作ることの出来ないサウンドだというのもポイントですね!
以上、【おすすめのリバーブ・エフェクター エレクトロ・ハーモニックスの『Holy Grail』を使おう!】でした。
ちなみにエレハモのエフェクターを特集した『魅惑のエフェクター・ブランド エレクトロ・ハーモニックス』にもちゃんと『Holy Grail』が掲載されています。
コンパクトな筐体ながら多彩なサウンド作りが出来る『Holy Grail』おすすめですよ♪
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