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2025/01/06

ドアーズのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

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【第105回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご介シリーズ

カリスマ・ボーカリストのジム・モリソンが在籍していた伝説のバンド、ドアーズ(The Doors)のおすすめアルバムをご紹介!

【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第105回です。

 

さて今回は、カリスマ・ボーカリストのジム・モリソンが在籍していた伝説のバンド、ドアーズ(The Doors)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。

 

ドアーズについて

ドアーズは、1960年代後半から70年代初頭にかけて活躍したアメリカの伝説的なロック・バンドです。

 

ボーカリストのジム・モリソン、キーボーディストのレイ・マンザレク、ギタリストのロビー・クリーガー、ドラマーのジョン・デンズモアという4人のメンバーで構成され、その革新的な音楽スタイルと詩的な歌詞でロックの歴史に名を刻みました。

 

当時としては珍しかったベースレスのバンドで、ベースパートに関してはレイ・マンザレクがオルガンのフットペダルを用いて演奏していました。

 

これはジミー・スミスやジャック・マクダフのようなオルガン系ジャズがやっていた方法をロックに取り入れたようなものです。

 

ちなみにドアーズのバンド名は、18世紀の詩人ウィリアム・ブレイクが『天国と地獄の結婚』で記した詩を基にしたオルダス・ハクスリーの著書『知覚の扉(The Doors of Perception)』に由来しています。

 

ドアーズの音楽は、当時流行りだったサイケデリック・ロックやブルースロック、そして詩的な表現が融合した独自の世界観が特徴です。

 

特に、レイ・マンザレクのオルガン演奏が生み出す印象的なサウンドは、彼らの音楽を一際際立たせました。

 

代表曲の一つである「ハートに火をつけて(Light My Fire)」は、全米チャート1位を記録し、彼らの名を世界中に知らしめるきっかけとなりました。

 

ドアーズのディスコグラフィーには、『ソフトパレード(The Soft Parade)』や『太陽を待ちながら(Waiting for the Sun)』といったアルバムがあり、それぞれが独自の音楽性と革新性を持っています。

 

また1stアルバムに収録されていた「ソウルキッチン(Soul Kitchen)」のようなブルージーでエネルギッシュな楽曲は、今もなお多くのファンに愛されています。

 

そしてジム・モリソンのカリスマ的な存在感と哲学的な歌詞は、ドアーズの音楽に深い影響を与え、ロックを単なるエンターテインメントではなく、芸術へと昇華させました。

 

ドアーズは、わずか6年間の活動期間ながらも、音楽業界に多大な影響を与えました。

 

バンド解散後も、彼らの楽曲は世代を超えて聴き継がれています。

 

ドアーズの音楽は、単なるノスタルジアを超え、現代のリスナーにも新たな発見をもたらします。

 

その革新的なサウンドと詩的なメッセージは、ロックの可能性を広げ、今なお多くの人々を魅了し続けています。

 

それでは今回はドアーズのオリジナル・アルバムから僕が好きな作品を5枚選んでランキング形式でご紹介します。

 

ベスト盤やコンピレーション・アルバムにライブ盤は除外しています。

 

まずは第5位からどうぞ。

 

ドアーズのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

第5位:The Doors – 『The Soft Parade』

第5位は、1969年にリリースされた4作目のアルバム『The Soft Parade』です。

 

このアルバムは、これまでの作品とは異なり、ホーンセクションやストリングスを大胆に取り入れたことで知られています。

 

ロックとクラシック、そしてポップスの要素が見事に融合したこの作品は、ドアーズの音楽性の幅広さを感じさせる一枚です。

 

『The Soft Parade』の第一弾シングル曲である”Touch Me”は、キャッチーなメロディと豪華なアレンジが特徴的で、全米チャートでも大ヒットを記録しました。

 

ジャズ風のサウンドにホーンが加わることで、これまでのドアーズのイメージを一新するような楽曲となっています。

 

特にロビー・クリーガーが弾くイントロのギターカッティングが印象的です。

 

俳優のバル・キルマーがジム・モリソンを演じた映画『ドアーズ』でも、この曲のイントロが人気絶頂期にあったドアーズを表現する際に使われていましたね。

 

第二弾シングルの”Wishful Sinful”は、美しいストリングスとジム・モリソンのエモーショナルな歌声が印象的で、アルバム全体の中でも特に優雅な雰囲気を持った楽曲です。

 

またアルバム1曲目に収録された”Tell All the People”は、第三弾シングルとしてリリースされました。

 

この曲はブラスセクションが主役となり、まるでビッグバンドのようなダイナミックなサウンドが楽しめます。

 

そして、第四弾シングル”Runnin’ Blue”は、ロビー・クリーガーのボーカルとカントリーテイストのアレンジが新鮮な印象を与えるユニークな楽曲です。

 

アルバムには他にも、深遠な歌詞と印象的なリズムが魅力の”Shaman’s Blues”や、幻想的な世界観を描いたブルース曲”Wild Child”、そしてアルバムタイトル曲である”The Soft Parade”など、多彩な楽曲が収録されています。

 

特に”The Soft Parade”は、プログレッシブな構成と詩的な歌詞が特徴で、アルバムのクライマックスとも言える一曲です。

 

第5位に選んだ『The Soft Parade』は、ドアーズが新しい音楽的挑戦に取り組んだ意欲作と言えます。

 

独創的なアレンジと幅広い楽曲群が楽しめるこのアルバムは、ドアーズの音楽性の深さを存分に味わえる一枚に仕上がっています。

 

第4位:The Doors – 『Waiting for the Sun』

第4位は、1968年にリリースされた彼らの3作目のアルバム『Waiting for the Sun』です。

 

邦題は『太陽を待ちながら』でした。

 

このアルバムは、彼らの音楽的な多様性が存分に発揮された作品であり、発売後すぐに全米アルバムチャートで1位を獲得するなど、大きな成功を収めました。

 

第一弾シングル曲”The Unknown Soldier”は、戦争への批判をテーマにした力強い楽曲です。

 

劇的な展開と音楽的なダイナミズムが際立ち、ジム・モリソンの感情的なボーカルが特に印象に残る一曲です。

 

第二弾シングルの”Hello, I Love You”は、キャッチーなメロディと軽快なリズムが特徴で、ポップな側面を持ちながらもドアーズらしさがしっかりと感じられる楽曲です。

 

この曲は、全米シングルチャートでも1位を記録しました。

 

『Waiting for the Sun』には他にも多くの魅力的な楽曲が収録されています。

 

“Love Street”は、ジム・モリソンが恋人パメラ・カーソンとの生活を描いた、親密でロマンティックな一曲です。

 

“Not to Touch the Earth”は、未完成の壮大なプロジェクト”The Celebration of the Lizard”から抜粋された楽曲で、ミステリアスな雰囲気が漂います。

 

また、”Spanish Caravan”は、フラメンコ調のギターが特徴で、ロビー・クリーガーの技巧が光る美しい楽曲です。

 

ちなみにアルバムのタイトル曲である”Waiting for the Sun”は、残念ながらこのアルバムには収録されていませんが、後の『Morrison Hotel』で発表されました。

 

それでも、このアルバムはドアーズの創造力と音楽性の広がりを示す名作と言えます。

 

アルバム最後の1曲”Five to One”も力強いジム・モリソンの歌に、ロビー・クリーガーの急降下するようなファズギターのソロが印象的な名曲です。

 

第4位に選んだ『Waiting for the Sun』は、名盤と誉れ高い1stアルバムと2ndアルバムの2作品だけで終わらないドアーズの音楽をより深く知る上で欠かせない一枚です。

 

第3位:The Doors – 『L.A. Woman』

第3位は、1971年にリリースされた6作目のアルバム『L.A. Woman』です。

 

本作は、生前のジム・モリソンが参加した最後の作品として知られています。

 

このアルバムは、ブルースの要素を強く取り入れたロックサウンドが特徴で、多くのファンや批評家から高く評価されています。

 

録音はよりシンプルで直感的なアプローチを採用し、彼らの音楽の原点回帰とも言える作品です。

 

第一弾シングル曲”Love Her Madly”は、軽快なリズムとポップなメロディが印象的な楽曲です。

 

全米チャートでも成功を収め、ドアーズの音楽に新たなリスナーを引き込むきっかけとなりました。

 

続く第二弾シングル”Riders on the Storm”は、ジム・モリソンの低く囁くようなボーカルとレイ・マンザレクの幻想的なエレクトリックピアノが融合した名曲で、アルバムを代表する一曲と言えるでしょう。

 

この曲は、雨音の効果音を取り入れた革新的なサウンドが特徴で、聴く者を深い世界観へ引き込んでいきます。

 

アルバムタイトル曲”L.A. Woman”は、約8分にも及ぶ壮大なブルースロックの楽曲で、都会の夜を駆け抜けるような疾走感とジム・モリソンの荒々しい歌声が印象的です。

 

“The Changeling”は、力強いベースラインとエネルギッシュな演奏が魅力の一曲で、アルバムの幕開けにふさわしい楽曲です。

 

また、”Been Down So Long”や”Cars Hiss By My Window”など、深いブルース色を感じさせる楽曲も多数収録されています。

 

第3位に選んだ『L.A. Woman』は、ドアーズの音楽的な成熟と革新性が詰まったアルバムです。

 

彼らの原点であるブルースに立ち返りつつも、先進的なサウンドを追求したこの作品は、ジム・モリソンの遺した最後の傑作として、今なお多くのファンに愛されています。

 

ちなみにジャズ・サックス奏者のラスティ・ブライアントがジャズ・ファンク期に”Riders On The Storm”をブーガルー調に取り上げていたのはちょっと変わったカバー曲でした。

 

 

第2位:The Doors – 『The Doors』

第2位は、1967年にリリースされたデビューアルバム『The Doors』です。

 

邦題は『ハートに火をつけて』でした。

 

本作は、ロックの歴史において革新的な作品として語り継がれています。

 

このアルバムは、詩的な歌詞、独特のサウンド、そしてジム・モリソンのカリスマ的なボーカルが見事に融合した名盤です。

 

第一弾シングル曲”Break On Through (To the Other Side)”は、アルバムの冒頭を飾るエネルギッシュな楽曲で、ジム・モリソンの強烈な存在感とレイ・マンザレクのオルガンが際立っています。

 

この曲は、ドアーズの音楽性と精神性を象徴する一曲として知られています。

 

続く第二弾シングル”Light My Fire”は、全米チャートで1位を獲得し、バンドの知名度を一気に押し上げた名曲です。

 

ロビー・クリーガーのギターソロとレイ・マンザレクの長いオルガンソロが印象的で、彼らのライブでも定番となりました。

 

『The Doors』には他にも、ブルージーな雰囲気が漂うハウリン・ウルフのカバー曲”Back Door Man”や、シンプルながらも中毒性のある”Alabama Song (Whisky Bar)”など、多彩な楽曲が収録されています。

 

「水晶の舟」という邦題が付けられたバラード曲”The Crystal Ship”も人気の曲で、エアロスミスのギタリストであるジョー・ペリーがソロ・アルバム『Joe Perry』で取り上げていた曲でもあります。

 

“Soul Kitchen”もオルガンのメロディーがドアーズらしさに溢れた名曲で、オルガン・ジャズ系ジャム・バンドのオン・ザ・スポット・トリオがライブでこの曲をカバーしているのは意外なルーツを感じさせます。

 

また、アルバムのラストを飾る”The End”は、約11分にも及ぶ壮大な作品で、哲学的な歌詞とミステリアスなサウンドが特徴的です。

 

この楽曲は、ドアーズの実験的な側面を最もよく表しており、聴く者を深い音楽体験へと誘います。

 

映画『地獄の黙示録』で使われていたのも印象に残ります。

 

 

第2位に選んだ『The Doors』は、ドアーズの音楽的な基盤を築き上げたアルバムであり、ロックの新しい可能性を提示した画期的な作品です。

 

詩的で挑戦的な世界観と独自のサウンドは、今なお多くのリスナーに影響を与え続けています。

 

第1位:The Doors – 『Strange Days』

第1位は、1967年にリリースされた2作目のアルバム『Strange Days』です。

 

邦題は『まぼろしの世界』でした。

 

本作は、ドアーズの創造性と実験精神がさらに進化した一枚です。

 

このアルバムは、前作『The Doors』で確立された独自のサウンドを基盤にしながらも、より深く複雑な音楽表現を追求しています。

 

第一弾シングル曲”People Are Strange”は、社会から疎外された感覚や孤独感をテーマにした楽曲です。

 

レイ・マンザレクの独特なオルガン演奏とジム・モリソンの情感豊かなボーカルが融合し、アルバムの中でも特に印象的な一曲となっています。

 

続く第二弾シングル”Love Me Two Times”は、ブルースの要素を取り入れた軽快な楽曲で、ロビー・クリーガーのギターが際立っています。

 

この曲は、シンプルながらもエネルギーに満ちた演奏で多くのリスナーに愛されています。

 

エアロスミスがドアーズのトリビュート・アルバムに参加した際にこの曲を取り上げていたり、MTVアンプラグドに出演した際にもこの曲を演奏していたのは彼らのルーツにもドアーズの存在があり、大きな盈虚を受けていたんだなと感じさせてくれました。

 

アルバムには他にも多彩な楽曲が収録されています。

 

タイトル曲”Strange Days”は、サイケデリックなサウンドと哲学的な歌詞が特徴で、アルバム全体の雰囲気を象徴する楽曲です。

 

“When the Music’s Over”は、約11分に及ぶ壮大な作品で、”The End”に続くドアーズの代表的な長編楽曲の一つとして知られています。

 

また、”Moonlight Drive”は、ジム・モリソンが初期に書いた詩を元にした楽曲で、幻想的でロマンティックな雰囲気を持っています。

 

ロビー・クリーガーのスライドギターが、まさに月面をドライヴしているかのような感覚の曲です。

 

第1位に選んだ『Strange Days』は、ドアーズが持つ詩的な感性と音楽的な冒険心を存分に発揮したアルバムです。

 

斬新なプロダクションと深い世界観を持つ楽曲群は、1960年代のサイケデリックロックを象徴するだけでなく、現代においてもその魅力を失うことはありません。

 

このアルバムを通して、ドアーズが生み出す不思議で魅力的な音楽の世界にぜひ触れてみてください。

 

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以上、【ドアーズのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。

 

今回はドアーズのおすすめアルバム5作品をご紹介しましたが、それぞれのアルバムが持つ個性や魅力が、彼らの音楽の幅広さと深さを物語っています。

 

『The Doors』の衝撃的なデビューから、『Strange Days』のサイケデリックな探求、『Waiting for the Sun』の多様性、『L.A. Woman』のブルースへの回帰、そして『The Soft Parade』の華やかな挑戦まで、どの作品もロック史に刻まれる名作ばかりです。

 

ドアーズの音楽は、詩的で革新的でありながら、どこか時代を超えた普遍的な魅力を持っています。

 

彼らのアルバムを聴くことで、1960年代の音楽シーンの息吹を感じるとともに、ジム・モリソンをはじめとするメンバーたちの卓越した才能を体験できるでしょう。

 

ぜひ、これらのアルバムを手に取って、ドアーズの唯一無二の音楽世界に浸ってみてください。

 

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