
2025/05/21
スティーヴン・ウィルソンのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

【第230回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご介シリーズ
プログレッシブ・ロックの革新者、音の物語を紡ぐ孤高のアーティスト!スティーヴン・ウィルソン(Steven Wilson)のおすすめアルバムをご紹介!
【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第230回です。
さて今回は、プログレッシブ・ロックの革新者、音の物語を紡ぐ孤高のアーティスト!スティーヴン・ウィルソン(Steven Wilson)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。
スティーヴン・ウィルソンについて
スティーヴン・ウィルソンは、イングランド出身のミュージシャン、プロデューサー、そして現代プログレッシブ・ロックを代表するアーティストの一人です。
プログレッシブ・メタル・バンドのポーキュパイン・ツリー(Porcupine Tree)を率いたことで知られていますが、近年はソロ・アーティストとしての活動に注力し、独自の音楽スタイルを追求しています。
ウィルソンのソロ・キャリアは2008年のアルバム『Insurgentes』から本格的にスタートし、2011年には『Grace for Drowning』をリリースします。
キング・クリムゾンの影響を受けたジャズ・フュージョンやプログレッシブ・ロックの要素を取り入れ、高い評価を得た。
その後も『The Raven That Refused to Sing (And Other Stories)』(2013年)、『Hand. Cannot. Erase.』(2015年)といったアルバムを発表し、ストーリーテリングと緻密なサウンド・プロダクションを融合させた作品を生み出しています。
特に『Hand. Cannot. Erase.』は、現代社会の孤独をテーマにしたコンセプト・アルバムとして多くのファンの心を捉えました。
2017年には『To the Bone』をリリースし、ポップやオルタナティブ・ロックの要素を強く打ち出し、新たなサウンドへと進化していきます。
その後も『The Future Bites』(2021年)でエレクトロニカを大胆に取り入れ、革新的な試みを続けています。
そして、2023年には『The Harmony Codex』を発表し、プログレッシブ・ロックの枠にとらわれないサウンド・デザインを展開しました。
また、ウィルソンはポーキュパイン・ツリー以外にも、ノーマン(No-Man)やブラックフィールド(Blackfield)などのプロジェクトでも活動し、アンビエントやアート・ロックの分野にも足跡を残しています。
さらに、リミックスやリマスターのプロデューサーとしても活躍し、キング・クリムゾンやイエス、ジェスロ・タルといったレジェンド級のバンドの作品を新たな形で蘇らせています。
スティーヴン・ウィルソンは、単なるプログレッシブ・ロックのアーティストにとどまらず、時代を超えて進化し続ける音楽家です。
その卓越したプロデュース能力と革新性により、今後も音楽シーンの最前線を走り続けることでしょう。
それでは今回はスティーヴン・ウィルソンのオリジナル・アルバムから僕が好きな作品を5枚選んでランキング形式でご紹介します。
ベスト盤やコンピレーション・アルバムにライブ盤は除外しています。
まずは第5位からどうぞ。
スティーヴン・ウィルソンのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
第5位:Steven Wilson – 『To the Bone』
第5位は、2017年にリリースされた5作目のアルバム『To the Bone』です。
本作は、スティーヴン・ウィルソンの音楽的冒険心と創造力を余すところなく表現した一作です。
ウィルソンのソロ作品の中でも特にメロディアスでポップな要素を取り入れた作品で、従来のプログレッシブ・ロックの枠を超え、より広範な音楽ファンにアプローチしています。
アルバムからは、第一弾シングル”Pariah”がリリースされ、優れたメロディとともに、ウィルソンらしいダークでシリアスなテーマが見事に表現されました。
この曲は、イスラエルの女性シンガー、ニネト・タイブとのデュエットも話題になり、壮大な曲調はアルバムの方向性を予感させる印象的な一曲です。
第二弾シングル”The Same Asylum as Before”は、よりアート・ロック的な要素を強調し、ウィルソン特有のメランコリックな世界観が広がっています。
エモーショナルな歌詞とクールなサウンドが交錯し、リスナーを引き込む力を持つ曲です。
第三弾シングル”Song of I”では、ウィルソンがエレクトロニカやエクスペリメンタルな要素を取り入れ、彼の音楽的探求心をさらに深めています。
前作『Hand. Cannot. Erase.』からの進化を感じさせる、よりモダンで洗練されたサウンドが特徴です。
さらに、”Permanating”はアルバムの中でも特に明るくポップな楽曲で、これまでのウィルソンのイメージとは一線を画す軽快なリズムが特徴的です。
アルバムの中で唯一、ファンキーでキャッチーな要素を持つこの曲は、ウィルソンの音楽性の幅広さを感じさせる一曲となっています。
最後に、第五弾シングル”Refuge”は、アルバムの中で最もドラマティックで感情的な楽曲のひとつです。
複雑な構成と深いテーマが盛り込まれており、ウィルソンらしいアート・ロックの真髄を感じることができます。
このアルバムには、他にも”Nowhere Now”や”People Who Eat Darkness”など、ウィルソンが多様な音楽的要素を巧みに織り交ぜた楽曲が収められており、どれもが深いメッセージ性と卓越した音楽性を持っています。
『To the Bone』は、スティーヴン・ウィルソンの音楽的な進化を感じさせる作品です。
第4位:Steven Wilson – 『Insurgentes』
第4位は、2008年にリリースされたソロデビューアルバム『Insurgentes』です。
ポーキュパイン・ツリーのフロントマンとしての活動を経て、スティーヴン・ウィルソンが自身の音楽的探求をより自由に表現した作品です。
プログレッシブ・ロック、アンビエント、ポストロック、エクスペリメンタルな要素が融合し、ウィルソンならではの独創的な世界観が広がっています。
アルバムのオープニングを飾る”Harmony Korine”は、シングルカットされた楽曲で、美しくもダークなメロディと歪んだギターサウンドが印象的です。
静と動の対比が際立ち、ウィルソンの音楽スタイルを象徴する一曲となっています。
次の”Abandoner”はエレクトロニカの要素を強く打ち出したミニマルな楽曲で、不穏な雰囲気が漂います。
“Salvaging”は、重厚なギターとストリングスが絡み合い、圧倒的なスケール感を持つ楽曲です。
“Veneno Para Las Hadas”は、静かで幻想的なメロディが特徴のアンビエント寄りの楽曲で、タイトルはスペイン語で「妖精の毒」を意味します。
“No Twilight Within the Courts of the Sun”は、プログレッシブ・メタルの影響が色濃く、複雑なリズムと激しいギターが印象的です。
“Significant Other”は、メランコリックで美しいメロディが際立つ楽曲で、ウィルソンの繊細なボーカルが映えます。
“Only Child”はダークで内省的な雰囲気を持ち、”Twilight Coda”はアンビエント要素が強く、アルバム全体の流れをまとめる役割を果たしています。
ラストの”Get All You Deserve”から “Insurgentes”の流れはは、どちらも壮大な展開を持つ楽曲で、アルバムの締めくくりにふさわしいドラマティックな仕上がりです。
『Insurgentes』は、スティーヴン・ウィルソンの音楽的アイデンティティを確立した重要な作品であり、彼のソロキャリアの出発点としても必聴のアルバムです。
第3位:Steven Wilson – 『Grace for Drowning』
第3位は、2011年にリリースされたソロ2作目となるアルバム『Grace for Drowning』です。
本作は2枚組の構成となっており、ウィルソンがプログレッシブ・ロックやジャズ、アンビエント、エクスペリメンタルな要素を巧みに融合させた壮大なアルバムです。
キング・クリムゾンの影響を感じさせるサウンドや、複雑な楽曲構成が特徴で、スティーヴン・ウィルソンの音楽的探求がさらに深まった作品となっています。
アルバムからは”Postcard”がシングルカットされており、シンプルでありながらもエモーショナルなピアノのメロディと、美しく切ないボーカルが印象的な楽曲です。
一方、オープニングを飾る”Grace for Drowning”は静謐なアンビエント・ナンバーで、アルバムの世界観を象徴しています。
“Sectarian”はドリーム・シアター風のインストゥルメンタルながら、緊張感のあるリズムと鋭いギターリフが絡み合い、ウィルソンの実験的な側面を感じさせます。
“Deform to Form a Star”は、美しいピアノとメランコリックなメロディが印象的なバラードで、彼のソングライティングの深さを示す一曲です。
“No Part of Me”は、シンプルでリズミカルなビートと浮遊感のあるサウンドが特徴で、エレクトロニカの影響を強く感じさせます。
“Remainder the Black Dog”は、不穏な雰囲気を持つダークなナンバーで、ウィルソンの音楽性の広がりを象徴しています。
アルバム後半には、23分に及ぶ大作”Raider II”が収録されており、ジャズ・フュージョンやプログレッシブ・ロックの要素が混ざり合った壮大な楽曲です。
『Grace for Drowning』は、スティーヴン・ウィルソンのキャリアの中でも特に野心的な作品のひとつであり、プログレッシブ・ロックの新たな可能性を提示した重要なアルバムです。
第2位:Steven Wilson – 『The Raven That Refused to Sing (And Other Stories)』
第2位は、2013年にリリースされたソロ3作目のアルバム『The Raven That Refused to Sing (And Other Stories)』です。
本作は、スティーヴン・ウィルソンが敬愛する70年代プログレッシブ・ロックのエッセンスを色濃く反映させた作品で、幻想的でドラマティックなストーリーテリングが魅力です。
アルバム全体が超自然的なテーマに基づいており、各楽曲が異なる怪談や幻想的な物語を描いています。
アルバムの1曲目”Luminol”は、圧倒的なエネルギーと複雑な構成を持つ楽曲です。
イントロから飛び出すニック・ベッグスのベースラインはうねるように躍動し、楽曲にダイナミックなグルーヴを与えています。
フルートやメロトロンなどのヴィンテージなサウンドが加わり、70年代のプログレッシブ・ロックを現代的に昇華させたアレンジが特徴です。
叙情的な”Drive Home”は、美しく繊細なメロディが際立つバラードで、ギターソロが特に印象的です。
メランコリックな雰囲気が漂い、聴く者の感情を揺さぶります。
この曲をタイトルにしたEPもリリースされています。
更にはビデオシングルの形でもリリースされました。
“The Holy Drinker”は、ジャズ・フュージョンの要素を取り入れた楽曲で、テクニカルな演奏が光るスリリングな一曲となっています。
セオ・トラヴィスのアヴァンギャルドなサックスが暴れ回ります。
“The Pin Drop”は、力強いリズムとダークなメロディが共存する楽曲で、ウィルソンらしい独特の音楽的バランスが際立っています。
“The Watchmaker”は、アコースティックギターの美しいアルペジオとともに、緻密なアレンジが施された楽曲で、幻想的なストーリーが展開されます。
アルバムのラストを飾るタイトル曲”The Raven That Refused to Sing”は、ピアノの旋律とともに、静かに広がる叙情的なバラードです。
悲しみと希望が交錯するような楽曲で、アルバムのテーマを象徴する重要なナンバーとなっています。
『The Raven That Refused to Sing (And Other Stories)』は、スティーヴン・ウィルソンの作曲力とストーリーテリングの才能が際立つ傑作であり、プログレッシブ・ロックの新たな金字塔ともいえる名盤です。
第1位:Steven Wilson – 『Hand. Cannot. Erase.』
第1位は、2015年にリリースされた4作目のアルバム『Hand. Cannot. Erase.』です。
本作は、イギリスで実際に起こった事件から着想を得て制作されました。
社会とのつながりを失い、孤独の中で亡くなった女性の物語をテーマにしており、スティーヴン・ウィルソンの緻密な作曲と感情的な表現力が際立つ作品です。
プログレッシブ・ロックの要素に加え、ポップ、エレクトロニカ、アンビエントなど多彩なジャンルが融合し、アルバム全体を通して一つの物語が紡がれています。
オープニングを飾る”First Regret / 3 Years Older”は、美しいピアノの旋律から始まり、徐々にエネルギッシュなギターリフとダイナミックな展開へと発展していきます。
テクニカルな演奏と緻密なアレンジが光る楽曲です。
タイトル曲”Hand Cannot Erase”は、ウィルソンの作品の中でも特にキャッチーでメロディアスな楽曲で、ポップな要素とプログレッシブな構成が絶妙に組み合わされています。
“Perfect Life”は、エレクトロニカの要素を強く取り入れた楽曲で、女性の語りとシンプルなビートが独特な雰囲気を生み出しています。
“Routine”は、メランコリックなメロディと力強い展開が印象的なバラードで、女性シンガーのキャサリン・ジェンキンスのソロパートを含む感動的な一曲です。
“Home Invasion / Regret #9″は、攻撃的なギターリフとジャズ・フュージョン的な要素が融合したスリリングな楽曲です。
特にアダム・ホルツマンによるシンセソロが印象的です。
“Transience”は、アコースティック主体の穏やかな楽曲で、アルバムの中で一息つけるような存在です。
13分を超える”Ancestral”は、アルバムの中でも特に壮大な楽曲で、ポストロック的なアプローチとプログレッシブ・ロックの要素が絶妙に絡み合っています。
アルバムのラストを飾る”Happy Returns / Ascendant Here On…”は、静かで美しいメロディが印象的なエンディングで、物語の余韻を強く残します。
『Hand. Cannot. Erase.』は、スティーヴン・ウィルソンのキャリアの中でも特にストーリーテリングに優れた作品であり、音楽的な幅広さと完成度の高さが際立つ名盤です。
以上、【スティーヴン・ウィルソンのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。
スティーヴン・ウィルソンは、プログレッシブ・ロックを軸にしながらも、エレクトロニカやポップ、アンビエントなど多様な要素を取り入れ、常に進化を続けるアーティストです。
今回紹介した5作品—『The Raven That Refused to Sing (And Other Stories)』『Hand. Cannot. Erase.』『Grace for Drowning』『Insurgentes』『To the Bone』—は、それぞれ異なる音楽性やテーマを持ちながらも、ウィルソンの独創的な世界観と卓越したプロデュース力を存分に感じられるアルバムばかりです。
どの作品も、一度聴けばその奥深さと緻密な構成に引き込まれること間違いありません。
プログレッシブ・ロックの枠を超え、ジャンルの壁を自在に行き来するスティーヴン・ウィルソンの音楽を、ぜひじっくりと堪能してみてください。
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