
2025/04/22
ドリーム・シアターのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

【第205回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご介シリーズ
卓越した技術と感情が交錯する、プログレッシブ・メタルの頂点!ドリーム・シアター(Dream Theater)のおすすめアルバムをご紹介!
【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第205回です。
さて今回は、卓越した技術と感情が交錯する、プログレッシブ・メタルの頂点!ドリーム・シアター(Dream Theater)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。
ドリーム・シアターについて
ドリーム・シアターは、アメリカ合衆国出身のプログレッシブ・メタル・バンドで、1985年に結成されました。
メンバーには、ギタリストのジョン・ペトルーシ、ベーシストのジョン・マイアング、ドラマーのマイク・ポートノイ(その後マイク・マンジーニが加入)など、卓越した技術を持つミュージシャンが名を連ねています。
その音楽スタイルは、テクニカルな演奏、複雑な楽曲構成、そして感情豊かなメロディが特徴で、プログレッシブ・メタルというジャンルを確立する上で重要な役割を果たしました。(クイーンズライクやフェイツ・ウォーニングはその先達としても知られていますが、プログ・メタルを一般的にまで有名にしたのはドリーム・シアターだと言えます。)
1989年にリリースされたデビューアルバム『When Dream and Day Unite』では、斬新な音楽性で注目を集めましたが、1992年のセカンドアルバム『Images and Words』で世界的な成功を収めます。
このアルバムには、シングルとしてリリースされた”Pull Me Under”が収録されており、MTVやラジオで大きな話題を呼びました。
また、『Images and Words』はプログレッシブ・メタルの名盤とされ、多くのファンに愛されています。
1999年には、コンセプトアルバム『Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory』を発表します。
物語性に富んだ楽曲構成と感動的なストーリーで、ドリーム・シアターの代表作の一つとされています。
“Through Her Eyes”や”Home”など、名曲が揃う本作は、ファンのみならず音楽評論家からも高い評価を得ました。
さらに、2002年の『Six Degrees of Inner Turbulence』や2005年の『Octavarium』では、さらなる音楽的挑戦を続け、壮大な世界観を展開しています。
2009年にリリースされた『Black Clouds & Silver Linings』では、ヘヴィかつメロディックなサウンドを披露し、”A Nightmare to Remember”や”A Rite of Passage”などが注目されました。
現在もドリーム・シアターは世界中で活動を続け、2021年には『A View from the Top of the World』をリリースしています。
そして今年2025年の2月には、マイク・ポートノイ復帰作となる通算16作目のアルバム『Parasomnia』をリリースしたばかりです。
ドリーム・シアターの音楽は時代を超えて愛され、プログレッシブ・メタルの象徴的な存在となっています。
複雑なリズム、華麗なギタープレイ、感情豊かなボーカルが織りなす彼らのサウンドは、聴く人を圧倒し続けています。
ドリーム・シアターは、まさに音楽の芸術を追求するバンドと言えるでしょう。
それでは今回はドリーム・シアターのオリジナル・アルバムから僕が好きな作品を5枚選んでランキング形式でご紹介します。
ベスト盤やコンピレーション・アルバムにライブ盤は除外しています。
まずは第5位からどうぞ。
ドリーム・シアターのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
第5位:Dream Theater – 『Black Clouds & Silver Linings』
第5位は、2009年にリリースされた10作目のアルバム『Black Clouds & Silver Linings』です。
マイク・ポートノイが在籍していた最後のアルバムとしても知られ、バンドのキャリアを彩る重要な位置づけとなっています。(現在は復帰しています。)
このアルバムからの第一弾シングルとしてリリースされた”A Rite of Passage”は、宗教や秘密結社をテーマにした壮大な曲で、ヘヴィなリフとメロディアスなコーラスが印象的です。
また、第二弾シングル”Wither”は、内省的な歌詞と美しいメロディが特徴のバラードで、ドリーム・シアターの感情豊かな一面を堪能することができます。
他にも、本アルバムにはドラマティックな楽曲が多数収録されています。
“The Count of Tuscany”はアルバムのラストを飾る約20分の大作で、ミステリアスなストーリーと緻密な構成が魅力です。
“A Nightmare to Remember”は、交通事故の体験をテーマにしたヘヴィかつダークな楽曲で、アルバムの幕開けを強烈に印象付けます。
ジョン・ペトルーシのシグネチャー・サウンドとも言うべきコーラス・エフェクターを上手く使った幻想的なアルペジオの音色が美しい曲です。
余談なのですが、ペトルーシの影響は意外なところまで波及していたことを知った事柄なのですが、ネオ・ソウル・ギターのブームで近年人気の日本人ギタリストの関口シンゴさんがコーラス・エフェクターが好きで多用しているのはペトルーシの影響だそうです。
関口シンゴさんは、僕と同い年ではないのですが、同年代の方です。
ちょうど僕が高校生の頃にドリーム・シアターが日本の洋楽ファンの間でも大流行していたのですが、その時に関口シンゴさんも影響を受けたのでしょうね。
まさか関口シンゴさんのあのメロウなトーンが、ペトルーシの影響だったとは…ドリーム・シアターの影響力は恐るべし!
さて、話を戻しますと”The Best of Times”は、ポートノイの父親への追悼を込めた感動的なトラックで、心温まるメロディと力強い演奏が融合した一曲です。
また、”The Shattered Fortress”は、ポートノイが手掛けたアルコール依存症からの回復を描いた一連の楽曲シリーズの完結編として位置づけられており、過去のアルバムとのつながりを感じさせます。
『Black Clouds & Silver Linings』は、ドリーム・シアターの音楽的な幅広さと深みを存分に楽しめるアルバムです。
壮大なサウンドスケープと感情的なストーリーテリングが見事に融合した、新たな時代のプログレッシブ・メタルの名盤です。
第4位:Dream Theater – 『Train of Thought』
第4位は、2003年にリリースされた7作目のアルバム『Train of Thought』です。
“Train of Thought”という言葉は「一連の考え」や「思考パターン」を意味しており、アルバム全体を通して連続的で内省的なテーマが展開されています。
このアルバムは、プログレッシブ・メタルとしての技術的な完成度と、より攻撃的なサウンドが融合した、ユニークな存在感を放っています。
オープニングトラックの”As I Am”は、ヘヴィなリフ主体の力強いナンバーで、自己肯定感やアイデンティティをテーマにした歌詞が印象的です。
ペトルーシが敬愛するメタリカからの影響を感じさせるギターリフです。
ちなみにメタリカの名盤『Master Of Puppets(邦題:メタル・マスター)』を丸ごと再現したライブ盤『Master of Puppets – Live in Barcelona, 2002』もおすすめです。
ドリーム・シアターは、「名作丸ごとカバー」するライブを度々行って位オルのですが、この作品は公式ブートレッグの『Lost Not Forgotten Archives(邦題:忘れるまじ喪失音源集)』の一部で、2002年2月のスペインはバルセロナの公演を収録しています。
話を戻しますと…続く”This Dying Soul”は、ドラマーのマイク・ポートノイによるアルコール依存症からの回復を描いた12ステップ組曲の一部で、複雑なリズムと壮大なギターソロが聴きどころです。
“Endless Sacrifice”は、静かなイントロからヘヴィな展開へと変化するダイナミックな構成が特徴の一曲で、バンドの多面的な音楽性を堪能できます。
また、”Honor Thy Father”では家族の葛藤や怒りをテーマにした歌詞が際立ち、アグレッシブな楽曲展開がその感情を見事に表現しています。
“Vacant”はアルバム中で最も静かな曲で、美しいピアノとチェロのアレンジが感傷的な雰囲気を醸し出しています。
そして、”Stream of Consciousness”はインストゥルメンタル曲として、各メンバーの技術力が余すことなく披露される圧巻のトラックです。
アルバムのラストを飾る”In the Name of God”は、宗教的な偽善や盲信をテーマにした10分を超える大作で、壮大なスケール感が印象に残ります。
『Train of Thought』は、ドリーム・シアターの中でも特にヘヴィメタル色が濃いアルバムです。
重厚で緻密な楽曲構成と、哲学的かつ内省的なテーマが織り成すこのアルバムは、プログレッシブ・メタルの傑作と言えるでしょう。
ちなみに本作のボーカルが入る前のデモ音源を集めた『Train of Thought Instrumental Demos』というオフィシャル・ブートレッグも存在しています。
第3位:Dream Theater – 『Awake』
第3位は、1994年にリリースされた3作目のアルバム『Awake』です。
このアルバムでは、ダークでヘヴィなサウンドが強調されており、ドリーム・シアターのプログレッシブ・メタルとしての独自性がさらに深まっています。
また、キーボーディストのケヴィン・ムーアが参加した最後のアルバムでもあり、その存在感が随所に感じられる仕上がりとなっています。
第一弾シングルの”Lie”は、重厚なリフとエネルギッシュな展開が特徴の楽曲で、攻撃的なサウンドがアルバム全体のトーンを象徴しています。
一方、第二弾シングルの”The Silent Man”は、アコースティックギターを主体とした穏やかで感傷的なバラードであり、バンドの繊細な一面を垣間見ることができます。
この2曲は、アルバムの多様性を象徴する重要なトラックです。
他にも、アルバムのオープニングを飾る”6:00″は、リズミカルなドラムと印象的なメロディラインが魅力的で、聴き手を引き込む力を持っています。
“Caught in a Web”はパワフルなサウンドと内省的な歌詞が融合した楽曲で、リスナーに強いインパクトを与えます。
また、”Innocence Faded”は、美しいメロディとエモーショナルなボーカルが際立つ楽曲で、アルバムの中でも特にキャッチーな仕上がりとなっています。
さらに、”The Mirror”と”Lie”はテーマ的につながりを持ち、アルコール依存症や自己の葛藤を描写した深い内容が込められています。
“Scarred”は10分を超える大作で、複雑な構成と感情的な演奏が圧倒的なスケール感を生み出しています。
そして、アルバムの最後を飾る”Space-Dye Vest”は、ムーアによる切なくも美しいピアノが中心となった楽曲で、静かに物語を閉じる役割を果たしています。
『Awake』は、ドリーム・シアターの音楽的探求心とテクニカルな演奏が見事に融合したアルバムです。
ダークな雰囲気と感情的な深みを持つこの作品は、プログレッシブ・メタルの名盤として多くのファンから愛されています。
ちなみに本作制作時のデモ音源を集めた『Awake Demos』というオフィシャル・ブートレッグも存在しています。
第2位:Dream Theater – 『Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory』
第2位は、1999年にリリースされた5作目のアルバム『Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory』です。
このアルバムは、1992年に発表された楽曲”Metropolis—Part I: The Miracle and the Sleeper”の続編として制作され、壮大なコンセプトアルバムとしてストーリー性に富んだ作品です。
物語は、主人公ニコラスが過去世の記憶や前世の謎を解き明かすというテーマで展開されます。
その中でもシングル曲としてリリースされた”Through Her Eyes”は、美しいバラードで、ニコラスが前世での悲劇を知り、感情的な旅を続ける場面を描いています。
ジェイムズ・ラブリエの感情豊かなボーカルとジョーダン・ルーデスのピアノが楽曲を彩り、アルバムの中でも特に印象深い楽曲の一つです。
アルバムの冒頭を飾る”Regression”は、静かで落ち着いたイントロダクションとなり、物語の始まりを優しく導きます。
“Overture 1928″は、アルバム全体のテーマを凝縮したインストゥルメンタルで、メンバー全員の技術力が存分に発揮されています。
“Fatal Tragedy”は、ダークで緊張感のある展開が特徴的な楽曲で、ストーリーの核心に迫る重要なトラックです。
また、”Home”は、エキゾチックな雰囲気とヘヴィなサウンドが融合した楽曲で、アルバムの中盤を力強く支えます。
“The Dance of Eternity”は、目まぐるしく変化するリズムとメロディが魅力のインストゥルメンタルで、バンドのプログレッシブ性を象徴する一曲です。
最後を飾る”Finally Free”は、物語のクライマックスと感動的な結末を描き、聴き手に強い余韻を残します。
『Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory』は、ストーリーテリングと音楽が一体となった芸術作品で、プログレッシブ・メタルの名盤として多くのファンに支持されています。
技術的な完成度と感情の深みを兼ね備えたこのアルバムは、ドリーム・シアターの最高傑作の一つといえるでしょう。
第1位:Dream Theater – 『Images and Words』
第1位は、1992年にリリースされた2作目のアルバム『Images and Words』です。
このアルバムは、プログレッシブ・メタルというジャンルを広く認知させた重要な作品であり、複雑な楽曲構成と感情豊かなメロディが絶妙に融合しています。
ジェイムズ・ラブリエがボーカルとして初参加したアルバムでもあり、彼の力強くも繊細な歌声が作品全体を引き立てています。
第一弾シングルの”Pull Me Under”は、バンドにとって最大のヒット曲であり、ヘヴィなギターリフとドラマチックな構成が特徴です。
この曲は、ラジオやMTVで多く取り上げられ、バンドを世界的な注目の的にしました。
この曲のイントロもペトルーシのコーラス・エフェクターの音色が印象的です。
一方、第二弾シングルの”Another Day”は、ジェイ・ベッケンスタインによるソプラノ・サックスの美しい音色が印象的なバラードで、感動的な歌詞とメロディが心に響きます。
この2曲は、アルバムの多様性を象徴する代表的な楽曲です。
また、アルバムのオープニングを飾る”Pull Me Under”に続く”Another Day”では、激しさと優しさのコントラストが際立ちます。
“Take the Time”は、リズムの変化や複雑なアレンジが見どころで、バンドメンバーの技術力が存分に発揮されています。
“Surrounded”は、柔らかなイントロから徐々に盛り上がる構成が魅力の一曲です。
さらに、”Metropolis—Part I: The Miracle and the Sleeper”は、後に続編が制作されるほど人気の高い楽曲で、壮大なストーリーとテクニカルな演奏が圧巻です。
“Under a Glass Moon”はギタリスト、ジョン・ペトルーシの見事なギターソロが光る楽曲で、多くのファンに愛されています。
“Wait for Sleep”は、美しいピアノと静かなボーカルが際立つ短いバラードで、続く”Learning to Live”へとつながる構成が見事です。
“Learning to Live”はアルバムの締めくくりにふさわしい11分を超える壮大なナンバーで、哲学的な歌詞が深い余韻を残します。
『Images and Words』は、ドリーム・シアターを象徴する名盤であり、プログレッシブ・メタルの新たな基準を確立しました。
その緻密なアレンジと感情豊かな楽曲は、リリースから30年以上経った今でも色あせることなく、聴く人々を魅了し続けています。
ちなみに本作を完全再現したライブ盤もあります。
この『Images and Words – Live in Japan, 2017』は、先にもご紹介していた公式ブートレッグの『Lost Not Forgotten Archives(邦題:忘れるまじ喪失音源集)』の一部で、『Images and Words』リリース25周年を記念して開催された2017年9月11日の日本武道館公演が収録されています。
以上、【ドリーム・シアターのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。
ドリーム・シアターのアルバムは、それぞれが独自のテーマや音楽的挑戦を持つ傑作揃いです。
『Images and Words』のメロディアスな魅力から、『Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory』の緻密なストーリーテリング、そして『Awake』や『Train of Thought』のダークでヘヴィな一面、『Black Clouds & Silver Linings』の壮大な世界観まで、どの作品もプログレッシブ・メタルの枠を超えた芸術性を感じさせます。
ドリーム・シアターの音楽は、テクニカルな演奏と感情豊かな表現を兼ね備え、聴き手を音楽の旅へと誘います。
初心者から熱心なファンまで、どのアルバムにも新たな発見があるはずです。
ぜひ今回ご紹介したアルバムをチェックし、ドリーム・シアターの壮大な音楽世界に触れてみてください。
あなたの音楽ライブラリに、きっと欠かせない存在となるでしょう。
またジョン・ペトルーシのギターを好きになったという方にぜひ聴いていただきたいのが、1998年にリリースされたライブ盤の『Once in a LIVEtime』です。
このライブ盤のディスク2に収録されている “Pull Me Under”前のペトルーシのギターソロ・ナンバーの”John Petrucci Guitar Solo”がおすすめです。
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