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カテゴリー:5Albums

2024/07/06

INXS(インエクセス)のおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】80年代に活躍したオーストラリアのファンク・ロック・バンド、INXS(インエクセス)のスタジオ・アルバムをおすすめ順で5作品ご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

【第20回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ

80年代に活躍したオーストラリアのファンク・ロック・バンド、INXS(インエクセス)のおすすめアルバムをご紹介!

【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第20回です。

 

第20回となる今回は、80~90年代に活躍したオーストラリアのファンク・ロック・バンド、INXS(インエクセス)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。

 

カリスマ・ボーカリストのマイケル・ハッチェンスが在籍していたバンド、INXSについて

INXSは、1977年にボーカルのマイケル・ハッチェンスと、ギターのティム・ファリス、キーボードのアンドリュー・ファリス、ドラムのジョン・ファリスのファリス三兄弟を中心に結成されたオーストラリアのバンドです。

 

この4人の他にサックスを担当するカーク・ペンギリーも加入しています。

 

基本はこの5人のバンドで、初期の頃は煌めくシンセサイザーの音を核とした軽めのニュー・ウェイブ系のポップスを演奏していました。

 

その路線で2枚のアルバムをリリースするものの、鳴かず飛ばずでヒットには縁がありませんでした。

 

しかし3rdアルバム『Shabooh Shoobah』に収録された先行シングル曲”The One Thing”から徐々にダンサンブルな楽曲が増えていきます。

 

以降はダンサンブルなファンク・ロックを演奏するバンドへと変化していきます。

 

そしてついに5thアルバム『Listen Like Thieves』に収録された”What You Need”にて全米No.5のヒットを記録します。

 

このヒットだけで終わらず、次の6thアルバム『Kick』に収録された”Need You Tonight”でついには全米No.1を獲得します。

 

名実ともに世界的なロック・バンドとなったINXSでした。

 

バンドの楽曲は基本的にキーボード担当のアンドリューとボーカルのハッチェンスの共作で書かれています。

 

そういった経緯もあり、また80年代は派手なシンセサイザーが活躍する楽曲が流行っていたこともあり、全盛期のINXSはどちかというとギターの影が薄いバンドでした。

 

もちろんそういった音楽性を演奏していた80年代が一番ヒット曲を連発していた時期でした。

 

しかし90年代に入るとニルヴァーナの大ヒットで音楽シーン自体がガラッと変ってしまい、グランジ/オルタナ・ロックが流行る時代が到来しました。

 

キーボードのデジタルな音色が流行っていた80年代から180度変って、90年代は荒々しく生々しいギターの音にまた注目が集まる時代へとなります。

 

INXSもその波を受けて、90年代にはキーボードの存在が薄くなり、逆に歪んだギターが目立つ音楽性へと変っていきます。

 

ヒット曲こそ減ったものの、90年代に入ってもそれまでのダンサンブルなファンク路線にグランジっぽい歪んだギターを混ぜ合わせた独自のロックを演奏するバンドとして質の高いアルバムをいくつか残してくれました。

 

しかしバンドの中心人物で、そのルックスの良さからもカリスマ的人気のあったハッチェンスが1997年に37歳の若さで自ら命を絶ってしまいます。

 

カリスマ的な魅力を持ち合わせた天才シンガーを失ったバンドは失速します。

 

何人かのボーカリストを試したものの、誰もハッチェンスを超えるような存在にはなれず、その後アルバムを2枚リリースした後に2012年に活動を休止してしまいます。

 

一応正式に解散はしていないようなのですが、さすがにハッチェンスのいないINXSにかつての魅力は存在していません。

 

残念な結末を迎えたバンドではありますが、しかしハッチェンスがいた時代に制作された2ndアルバム以降の8枚のアルバムはどれも名作ばかりです。(INXS全体では計12枚のアルバムをリリースしています。)

 

今回はその8枚のアルバムの中から僕の好きなおすすめアルバムを5枚選んでランキング形式でご紹介します。

 

いつものようにベスト盤やライヴ盤にコンピレーション・アルバムは省いています。

 

スタジオ録音されたオリジナル・アルバムから5枚選んでいます。

 

もちろん僕の好みという点だけでなく、これからINXSを聴いてみたいという人にこのランキング順でアルバムを聴いて欲しいという思いも選ぶ際に考慮しました。

 

それでは第5位からどうぞ。

 

INXS(インエクセス)のおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

第5位:INXS – 『Elegantly Wasted』

INXSの全盛期は80年代中盤~後半で間違いないのですが、爆発的なヒット曲こそなくなったものの90年代は決して駄作を作っていたわけではありません。

 

むしろ僕のようなギター好きからしたら90年代にリリースされたアルバムの方が好きだったりします。

 

『Elegantly Wasted』は、1997年にリリースされた10作目のアルバムで、ハッチェンス在籍時の最終作となったアルバムです。

 

まさかこのアルバムリリースから1年も経たないうちにハッチェンスが自らあのような結末を迎えるとは…。

 

このアルバムがリリースされた当時、僕はまだ子供で、自ら音楽を聴き始めて1年ぐらいしか経っていない時期でした。

 

前年にU2を聴いて音楽に目覚めたのですが、それから各種音楽雑誌を色々と読みあさるようになったばかりでした。

 

ある雑誌にこの『Elegantly Wasted』のリリース情報が掲載されていたのを見てINXSというバンドを初めて知ります。

 

U2の時と同じように「アイ・エヌ・エックス・エス?これ何て読んだらいいんだろう?」とバンド名の呼び方に迷いました。

 

実は当分「インエックスズ」と読んでました…。

 

このアルバムのリリースこそリアルタイムで知ってはいたものの、赤毛の美女がこちらを見ているアルバム・ジャケットを見た当時は「これはハード・ロックじゃなさそうだから後回しでいっか。」と購入しませんでした。

 

それから1年近く経った頃に、音楽雑誌にハッチェンスを追悼した特集が組まれていました。

 

僕は「え?インエックスズのボーカルって亡くなったんだ!?」とそこで知りました。

 

その特集を読んでいたらU2のボーかリストのボノが追悼コメントを寄せていました。

 

ボノは生前のハッチェンスと交友関係にあったんです。

 

当時の僕はU2から音楽にハマっていたので、「ボノがそこまでいうのならインエックスズも良いバンドなんだろう!」と単純思考で考え近くのレンタルCDショップに向かいました。

 

発売から1年が経った洋楽はレンタルショップの新作コーナーに並びます。

 

そこで1年近く前に知って放置していたこのアルバムを借りました。

 

家に帰って日本盤のライナーノーツを読んで…「あ、これインエクセスって読むんだ!」と英語の勉強になりました。

 

ロズウェルのUFO墜落事件を元にしたTVドラマで流れてきそうな1曲目”Show Me (Cherry Baby)”の不気味なシンセの音を聴いた際は「しまった、もしかしてハズレを引いたかも!?」と早とちりをしてしまいます。

 

しかし不気味なイントロが終わり曲が始まると、トレモロが掛かっていてかっこよく歪んだギターに、ハッチェンスのネチっこいボーカルに…すぐに夢中になりました。

 

ハッチェンスの声を初めて聴いた僕は「なんかミック・ジャガーみたいだな?」と感じました。

 

続く2曲目のダンサンブルな”Elegantly Wasted”は、先行シングルにも選ばれた曲です。

 

今にして思えばこの曲のギター・カッティングってプリンスっぽいですね。

 

それ以前のINXSのギターカッティングと比べて聴いてみると、実はこのアルバムの時期が一番演奏が上手かったりします。

 

僕が本作を好きな理由はそこにあります。

 

本作はINXSのアルバムの中でも特にギターがかっこいい作品です♪

 

“Don’t Lose Your Head”のハードなギターソロや、”Searching”のワウギター等、ギター好きには堪らない楽曲です。

 

ちなみにこの2曲はシングルとしてもカットされています。

 

しかしこのアルバムを最初に聴いたために、僕はINXSのことをポスト・グランジ系のオルタナティヴ・ロック・バンドだと勘違いしてしましました…。

 

そのため今回のランキングでは第5位とさせていただきました。

 

名作ですが、INXSを知る上では先に80年代の全盛期を聴いてからの方が良いと思います。

 

第4位:INXS – 『Full Moon, Dirty Hearts』

第4位は、イケメンのハッチェンスを中心にメンバー全員がバンに腰を下ろしたいかにもロックなアルバム・ジャケットがかっこいい9作目のアルバム『Full Moon, Dirty Hearts』です。

 

1993年にリリースされたアルバムですが、僕は後追いで本作を聴きました。

 

先に『Elegantly Wasted』でINXSを知った僕は、次にヒット曲が収録されているベスト盤を購入したからです。

 

そこで「あれ?このバンド、オルタナ・ロックじゃないんだ?」と驚きました。

 

しかし、もともとファンクが好きだった僕は”Need You Tonight”や”Suicide Blonde”を聴いてすぐに好きになりました。

 

その後は80年代の名盤から聴いていったのですが、この『Full Moon, Dirty Hearts』は、80年代のINXSを全て聴いた後に購入しました。

 

先に『Elegantly Wasted』を聴いていたのでロックなINXSに耐性はあったものの、もっとロック色が濃い本作はすぐにお気に入りのアルバムとなります。

 

特に先行シングルにも選ばれた”The Gift”は、ロックに歪んだギターの音と合わせて好きな曲です。

 

2ndシングルに選ばれた”Please (You Got That …)”も80年代のダンサンブルな楽曲に似てはいるものの、以前よりもギターが目立つ曲です。

 

個人的にはこのロックな路線は好きだったので、2000年代に入ってもこの路線でINXSが続いてくれていたら…と残念に思います。

 

ハッチェンスが今も生きていたら…もっと活躍するバンドだったでしょうね。

 

第3位:INXS – 『Listen Like Thieves』

第3位は、1985年にリリースされた5作目のアルバム『Listen Like Thieves』です。

 

本作の大ヒットでINXSは世界的なロック・バンドに鳴っていきます。

 

特に先行シングルの”What You Need”は、全米No.5の大ヒットを記録しており、INXSを代表する曲の1つへとなりました。

 

僕もこの曲が好きです♪

 

他にも、どことなくギターがザ・キュアーっぽい”This Time”や、シンセの音使いが80年代らしい”Kiss the Dirt (Falling Down the Mountain)”に、まるでU2な付点8分ディレイを使った”Listen Like Thieves”等がシングル・カットされています。

 

謎にポップなシンセをフィーチャーしたインスト曲”Three Sisters”からデジタルなシンセのベース音が気になる”Same Direction”の流れはまさに80年代!のアルバムって感じです。

 

その辺りの流れは苦手なものの…”What You Need”や”Listen Like Thieves”といったシングル曲の強力さから第3位選びました。

 

アルバム全体の出来としては先にご紹介していた90年代の2作品の方が勝っているのですが、あの2作にはキラー・チューンとなるシングル曲がありませんでした。

 

しかしこちらの『Listen Like Thieves』は、1曲目の”What You Need”があまりにも強力です!

 

全米No.5は伊達ではない名曲です!

 

第2位:INXS – 『X』

第2位は、ギリギリ90年代にリリースされている1990年の7作目『X』です。

 

こちらもシングル曲が強力です!

 

米国のブルース・ハーモニカ奏者チャーリー・マッスルホワイトが吹くブルースハープのイントロが印象的な”Suicide Blonde”は先行シングルに選ばれ、全米No.9を記録しています。

 

ハッチェンスが当時付き合っていたカイリー・ミノーグの言葉に触発されてこの曲を書いたとかいうおノロケ・エピソードなんかどうでもよくなる名曲です。

 

これはミノーグが自身が主演する映画『恋に走って (The Delinquents)』に出演する際に髪をブロンドに染めなければいけなかったことを揶揄しています。

 

エピソードはどうあれ、INXSを代表する名曲の1つです。

 

続く2曲目の”Disappear”もシングル・カットされた名曲です。

 

シングル化こそされていませんが3曲目のバラード”The Stairs”も良い曲です。

 

前作『Kick』での大成功の余韻を残したまま制作された名作です。

 

第1位:INXS – 『Kick 』

第1位は、当然このアルバム!

 

1987年にリリースされた最高傑作『Kick 』です。

 

先にご紹介していた『Listen Like Thieves』と『X』の間に位置する6作目のアルバムです。

 

先行シングルの”Need You Tonight”が全米No.1を記録しました。

 

この曲はINXSを代表する曲となりました。

 

もちろん僕も大好きな曲で、この曲のファンキーなリフはギターを試奏する際についつい弾いてしまいたくなるフレーズです。

 

この”Need You Tonight”だけでなく、ハッチェンスの歌い方と共にディスコ時代のローリング・ストーンズっぽい”Devil Inside”や、ポップな曲調の”New Sensation”、渋いバラード曲”Never Tear Us Apart”、そして”Mystify”の計5曲がシングル・カットされました。

 

しかもそのどれもが代表曲となった、まさにINXSの全盛期と呼べる時代です。

 

シングル曲だけでなく、どことなくストーンズの”Start Me Up”のスロー・バージョンな気がする “Guns in the Sky”や、短いながらもカット・アウトで終わる”Need You Tonight”の繋ぎとして相応しい幻想的な”Mediate”に、ボ・ディドリー式のロックなギターがかっこいい”The Loved One”、そして最高にポップな曲調の”Calling All Nations”等、恐ろしいほどに捨て曲が一切ないアルバムです。

 

“Need You Tonight”の大ヒットだけでなく、アルバム全体でもINXSの最高傑作と呼ぶにふさわしい名盤です!

 

ちなみに本作には日本限定で未発表曲の”Move On”と”Different World”に各種シングル曲の別ミックスを多数追加収録した『More Kick』という再編集盤もリリースされています。

 

追加曲の前に『Kick 』の曲は全て収録されているので、こちらの方がお得です♪

 

 

以上、【INXS(インエクセス)のおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。

 

ハッチェンスの最期はとても悲しい終わり方でしたが、しかしINXSが残した名作は永遠に色褪せることはないでしょう。

 

最近ではINXSに関する未発表のライヴ盤や未発表音源のリリース情報どころか、過去の作品に関する情報すらほぼない状態ですが…しかしいつかまた音楽シーンで話題になることを願ってこのブログ記事を書きました。

 

これからINXSを聴いてみたいとお考えの方は、ぜひこのブログ記事のランキングを参考に聴いてみてください。

 

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