2019/06/12
デルタ・ブルースの偉人スキップ・ジェイムスとブッカ・ホワイトをiPadで描いてみました。
『iPadで描くブルースの偉人シリーズ』Part.5
デルタ・ブルースの偉人『スキップ・ジェイムスとブッカ・ホワイト』をiPadで描こう♪
いつの間にか……前回の【伝説のデルタ・ブルースの巨人『チャーリー・パットンとサン・ハウス』をiPadで描こう♪】から2ヵ月も過ぎちゃってました。
伝説のデルタ・ブルースの巨人チャーリー・パットンとサン・ハウスをiPadで描いてみました。
すぐに描く予定だったのですが、5月は少し忙し目で、6月に入ってからは『シャーペンで描くミュージシャンの絵シリーズ』をいくつか描いていました。
やっとのことで今回『iPadで描くブルースの偉人シリーズ』の第五弾です。
今回は以前描いていたチャーリー・パットンやサン・ハウスの続きでデルタ・ブルースの偉人スキップ・ジェイムスとブッカ・ホワイトをiPadで描いてみました。
Skip James – “Devil Got My Woman”
まず今回描いたのは裏声で歌うブルースマンのスキップ・ジェイムスです。
1902年に生まれ、戦前に活躍した古い時代のブルースマンのひとりです。
しかしスキップ・ジェイムスもサンハウスのように戦後に再発見されたため映像が残されています。
その様子は映像作品の『アメリカン・フォーク・ブルース・フェスティヴァル 1962-1969 Vol.3』なんかで観ることが出来ます。
今回はそんなスキップ・ジェイムスの好きな曲”Devil Got My Woman”を絵のタイトルにしてみました。
ロバート・ジョンソンの”Me and the Devil Blues”のように、悪魔に魂を売ったブルースの曲といった具合でしょうか⁉
それでは、今回も着色前の下絵も掲載してみます。
いつもの如く、色を塗るのが大変でした……。
また白黒の写真を基に描いているので、何色で塗るべきか?も迷いました。
それでは今回はデルタ・ブルースの偉人をもうひとり描きましたので掲載したいと思います。
Bukka White – “Shake ‘Em On Down”
1906年生まれのブッカ・ホワイトは、スライドギターの名手でした。
こちらのブッカ・ホワイトもスキップ・ジェイムスと同じく戦前に活躍した後に、戦後にも再発見されています。
ブッカ・ホワイトは、B.B.キングの従兄弟としても有名なブルースマンです。
B.B.がスライドギターの弾き方をブッカに教わったけれども、一向にマスターすることが出来ずに諦めたという話もあります。
その後、スライドギターのニュアンスを押弦で表現するためにチョーキング後に弦を激しくヴィブラートさせるスクィーズギターを編み出したといいます。
またヴァン・ヘイレンが登場するよりも遥か昔からライトハンド奏法(タッピング)のような演奏をしていました。
リゾネーターギターをバシバシと叩くように弾く演奏方法は映像で観ることもできます。
それではこの絵の下絵も載せてみたいと思います。
実はこのブッカ・ホワイトの絵の基となった写真は戦後に撮られたカラー写真でした。
なので着色の方もそのままカラー写真を参考にしました。
ご覧の通りシャツの水玉模様を塗るのが大変でした……。(笑)
以上、【デルタ・ブルースの偉人スキップ・ジェイムスとブッカ・ホワイトをiPadで描いてみました。】でした。
前回から2ヵ月も経っていましたが、チャーリー・パットンやサン・ハウスの絵を描いた時点から次はスキップ・ジェイムスとブッカ・ホワイトを描く予定でした。
なので今回の2人の絵は予定通りといったところです。
もちろんこの『iPadで描くブルースの偉人シリーズ』はまだまだ続きます!
次回描くブルースマンも既に決めています。
さて、次回はどのカントリー・ブルースマンを描くのでしょうか?
それでは引き続き今後もお楽しみに~♪
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