
2025/06/10
スラッシュ feat. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレイターズ:その経歴とハードロックの魅力を体現するアルバムを徹底解説

スラッシュ feat. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレイターズ:経歴と魅力を徹底解説
ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)の伝説的ギタリスト、スラッシュ(Slash)が結成したバンド「スラッシュ feat. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレイターズ(Slash featuring Myles Kennedy & the Conspirators)」は、ロック・ファンなら誰もが注目するスーパーグループです。
この記事では、スラッシュ feat. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレイターズの経歴やアルバム、代表曲を詳しく紹介し、その魅力を余すことなくお伝えします。
スラッシュのギターテクニックとマイルス・ケネディの力強いボーカルが融合したハードロックの傑作を一緒に紐解いていきましょう。
バンド結成の経緯と歴史
「スラッシュ feat. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレイターズ」は、2010年にスラッシュがソロプロジェクトの一環としてマイルス・ケネディ(Myles Kennedy)をボーカリストに迎えたことから始まりました。
スラッシュは、ガンズ・アンド・ローゼズやヴェルヴェット・リヴォルヴァー(Velvet Revolver)での活躍で知られるギタリストですが、ソロ活動でもその才能を存分に発揮します。
マイルス・ケネディは、オルター・ブリッジ(Alter Bridge)のフロントマンとして名を馳せる実力派シンガーで、二人の出会いはロック界に新たな風を吹き込みました。
当初はスラッシュのソロツアーのサポートメンバーとしてスタートしましたが、ケミストリーの良さから正式なバンドへと発展します。
現在のラインナップは、スラッシュ(ギター)、マイルス・ケネディ(ボーカル、リズムギター)、トッド・カーンズ(ベース、ボーカル)、ブレント・フィッツ(ドラム)、フランク・シドリス(ギター、ボーカル)で構成されています。
この強力な布陣で、彼らはハードロックの新たな歴史を刻んできました。
ディスコグラフィー:アルバムと名曲の数々
「スラッシュ feat. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレイターズ」は、これまでに4枚のスタジオアルバムをリリースし、いずれも高い評価を受けています。
以下にアルバムと代表曲を紹介します。
『Apocalyptic Love』(2012年)
『Apocalyptic Love』は、スラッシュとマイルス・ケネディのコラボレーションが本格的に始まった記念すべきデビューアルバムです。
2012年5月にリリースされ、スラッシュのソロプロジェクトからバンドへと進化した第一歩を刻みました。
このアルバムは、スラッシュのトレードマークであるレスポールギターのヘヴィなトーンと、ケネディのソウルフルかつダイナミックな歌声が見事に調和したハードロックの名盤です。
プロデューサーのエリック・ヴァレンタイン(Eric Valentine)が手がけたサウンドは、荒々しさと洗練さを兼ね備えています。
シングルカットもされた代表曲”You’re a Lie”は、ダークでキャッチーなリフと挑発的な歌詞が印象的で、全米メインストリーム・ロックチャートで1位を獲得します。
“Halo”は、疾走感あふれるギターソロとエネルギッシュなビートでライブ映えする一曲として人気です。
また、”Standing in the Sun”は、メロディアスな展開と情感豊かな演奏でリスナーの心をつかみます。
全13曲(デラックス版ではボーナストラック含む)で構成され、スラッシュのソロキャリアの中でも特に評価の高い作品として知られています。
『World on Fire』(2014年)
2014年9月にリリースされた2作目『World on Fire』は、バンドとしての結束力が高まった時期の成果を示すアルバムです。
スラッシュが「17曲を一気に書き上げた」と語るように、創作意欲が爆発した時期に制作され、トータル17曲というボリュームでファンを驚かせました。
プロデューサーのマイク・“エルヴィス”・バスキス(Mike “Elvis” Baskette)が参加し、前作よりもさらにダイナミックで洗練されたサウンドを実現しています。
タイトルトラック”World on Fire”は、スラッシュの高速リフとケネディの情熱的なボーカルが炸裂する名曲で、全米ロックチャートでトップ10入りを果たしました。
“Bent to Fly”は、メロディと感情の深さが際立つバラード風の楽曲で、ライブでの感動的な演出が話題に。
また、”30 Years to Life”は、スラッシュの半生を振り返るような内省的な歌詞と重厚なギターワークが魅力です。
このアルバムは、バンドの勢いと進化を感じさせる一枚として、ハードロック・ファンから絶賛されました。
『Living the Dream』(2018年)
2018年9月にリリースされた『Living the Dream』は、バンドの成熟期を象徴する3作目です。
スラッシュとマイルス・ケネディが「これまでで最もまとまった作品」と語るように、楽曲のクオリティと一貫性が際立っています。
プロデューサーにエルヴィス・バスキスが再び起用され、アナログ感のある温かみとモダンなエッジを両立させたサウンドが特徴です。
アルバム全体を通して、バンドのライブパフォーマンスを意識したエネルギッシュな仕上がりとなっています。
リードシングル”Driving Rain”は、キャッチーなフックとスラッシュのテクニカルなソロが光るアップテンポなナンバーで、ミュージックビデオも話題に。
“Call of the Wild”は、原始的なロックの力強さを強調した楽曲で、ライブでの盛り上がりが保証された一曲です。
“Mind Your Manners”では、パンキッシュな疾走感と遊び心が感じられ、バンドの多面性を示しています。
全12曲で構成され、スラッシュのギタープレイが存分に楽しめる作品として、批評家からも高い評価を受けました。
『4』(2022年)
2022年2月にリリースされた最新作『4』は、ギブソン・レコードからの初リリースとして注目を集めたアルバムです。
コロナ禍の中、ナッシュビルの歴史的なRCAスタジオAで録音され、プロデューサーのデイヴ・コブ(Dave Cobb)が参加したことで、生々しくも洗練されたサウンドが生まれました。
アルバムタイトル『4』は、4枚目のスタジオアルバムであることをシンプルに示しつつ、バンドの新たな章を象徴しています。
制作はCOVID-19パンデミックの影響を受けた時期に行われ、メンバー全員が一堂に会してライブ感を重視した録音が行われた点も特徴です。
レコーディング最中にマイルス・ケネディがコロナに罹ったりと、出来上がりまでに少し難航した作品でもあります。
リードシングル”The River Is Rising”は、重厚なリフとドラマチックな展開が印象的で、現代のロックシーンに一石を投じる力作です。
ガンズ時代を彷彿させる曲最後の展開がファンなら堪らないアレンジです。
“Fill My World”は、珍しく優しいメロディが際立つバラードで、スラッシュの愛犬への想いが込められた心温まる一曲です。
当時の日本の音楽雑誌が各社揃ってこの曲のアルペジオのイントロが「”Sweet Child o’ Mine”に似ていますが意図したものでしょうか?」と同じ質問ばかりしており、その度にスラッシュが丁寧にも否定していたのが印象的でした。
よくスポーツマンへのインタビューが日本のメディアだけ見当外れの質問をしたりでネットでも叩かれることがありますが、まさにそれと同じような「無理矢理に過去の楽曲と結びつけようとするどうでもいい質問」は端から見ていても不快でした。
しかしスラッシュはどのインタビューにも紳士的に答えており、僕たちファンからしたら更にスラッシュのことを好きになる発言ばかりだったのは安心しました。
まぁ日本の音楽雑誌が同じ質問ばかりなのには呆れましたがね…。
他にも”April Fool”は、ブルージーな雰囲気と鋭いギターソロでファンを魅了します。
全10曲で構成され、コンパクトながらも濃密な内容が詰まったアルバムとして、ロックファンに深い満足感を与えました。
ちなみにデラックス・エディションには、本作収録曲や”World On Fire”に”Anastasia”といった代表曲をスタジオ・セッションで演奏した動画を収録したオマケDVDが付属しています。
このスタジオ・セッションの様子が、演奏だけではなく撮影のクオリティの高さまでもが素晴らしい出来なのでファンなら必見です!
ライブパフォーマンスとツアーの魅力
「スラッシュ feat. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレイターズ」は、スタジオ作品だけでなく、ライブでの圧倒的なパフォーマンスでも知られています。
『Made in Stoke 24/7/11』や『Live at Studios 60』などのライブアルバムは、彼らのエネルギッシュなステージを体感できる貴重な記録です。
2011年にリリースされた初のライブ盤『Made In Stoke 24/7/11 』では、まだガンズやスラッシュズ・スネイクピットにヴェルヴェット・リヴォルバー時代の曲を多く演奏していました。
実はイギリス生まれのスラッシュにとっては、この公演は凱旋ライブのような形でした。
この時のライブは映像収録されており、DVDやBlu-rayでも発売されています。
またCD音源と映像作品を一気に楽しみたい方にはCDとDVDがセットになった豪華仕様盤がおすすめです。
スラッシュズ・スネイクピット時代の”Been There Lately”や””Beggars & Hangers Onに、ヴェルヴェット・リヴォルバー時代の名曲”Slither”をマイルス・ケネディのボーカルで聴けるのは嬉しい選曲です♪
個人的にはガンズの曲の中でも特に好きな”Civil War”を演奏してくれているのが嬉しいライブ盤です。
ちなみにマイルス・ケネディのお気に入り曲は”Starlight”だそうです。
次に2015年に『Live at the Roxy 09.25.14』がリリースされています。
ここからガンズの曲が減りスラッシュ feat. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレイターズとしての楽曲が大幅に増えてきました。
この時のライブも映像作品化されています。
またこちらもCDとDVDがセットになった豪華仕様盤がリリースされています。
そして2019年には、『Living The Dream Tour』というライブ盤もリリースされました。
ここからはガンズ時代の曲は”Nightrain”のみとなり、スラッシュ feat. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレイターズとしての本格的なライブを楽しむことが出来るようになっています。
この時のライブも映像作品化されています。
もちろんこちらもCDとDVDがセットになった豪華仕様盤がリリースされています。
2024年の「The River Is Rising – Rest of the World Tour」では、ガンズ・アンド・ローゼズの名曲”Don’t Damn Me”のライブデビューも話題となりました。
今後の展望
2024年5月にスラッシュがSiriusXMで語ったところによると、5枚目のアルバムのレコーディングが2025年秋に予定されており、ファンは新曲を心待ちにしています。
マイルス・ケネディも「本当にワクワクする素材」とコメントしており、再びロックシーンを震撼させる作品になることは間違いありません。
まとめ
スラッシュ feat. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレイターズは、スラッシュの卓越したギタープレイとマイルス・ケネディの魂を揺さぶる歌声が織りなすハードロックの最高峰です。
『Apocalyptic Love』から『4』まで、彼らのアルバムは進化を続け、ライブではその魅力をさらに増幅させます。
スラッシュファン、ケネディファン、そしてロックを愛するすべての人に、このバンドの音楽をぜひ体感してほしいです。
今後の活動にも注目しながら、スラッシュ feat. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレイターズのサウンドに浸ってみませんか?
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