
2025/04/08
オアシス(Oasis)の全アルバム解説|ブリットポップの伝説と名曲を徹底紹介

オアシス(Oasis):ブリットポップのレジェンドを知る旅へようこそ
現代のイギリスのロック・シーンを語る上で欠かせない重要バンドが「オアシス(Oasis)」です。
1990年代のブリットポップ(Britpop)・ムーブメントを牽引し、”Wonderwall”や”Don’t Look Back in Anger”といった名曲で世界を席巻した伝説的バンドです。
マンチェスター出身のノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーの兄弟を中心に結成されたオアシスは、1994年のデビューアルバム『Definitely Maybe』から2008年の『Dig Out Your Soul』まで、2025年の現在までに全7枚のスタジオ・アルバムをリリースしています。
さらにライブ盤『Familiar to Millions』や人気のB面集『The Masterplan』でその魅力を広げました。
今回は、現時点でリリースされているオアシスの全アルバムを詳しく解説し、その上でおすすめ曲やシングル曲をまとめてご紹介します。
2025年の再結成を控えた今、オアシスの輝かしい経歴と音楽的遺産を振り返ります。
オアシス初心者もコアファンも必見の内容です!
オアシス(Oasis):ブリットポップの伝説的ロック・バンドの経歴と魅力
オアシスとは?
ブリットポップを象徴するイギリスの至宝
イギリスのロック史に燦然と輝くバンド「オアシス(Oasis)」は、1990年代のブリットポップムーブメントを牽引した伝説的存在です。
マンチェスター出身のこのバンドは、兄弟であるノエル・ギャラガー(Noel Gallagher)とリアム・ギャラガー(Liam Gallagher)を中心に結成され、その独特のサウンドとカリスマ性で世界中のファンを魅了しました。
オアシスの音楽は、ビートルズ(The Beatles)や・ストーン・ローゼズ(The Stone Roses)といった先駆者から影響を受けつつも、彼ら独自の荒々しさとメロディアスな魅力で、ブリットポップの頂点を極めたのです。
オアシスの結成と初期の躍進
オアシスは1991年に結成され、当初は「ザ・レイン(The Rain)」という名前で活動していました。
ノエルがバンドに加入し、ソングライターとしての才能を開花させると、オアシスの運命は大きく変わります。
1994年にリリースされたデビューアルバム『Definitely Maybe』は、全英チャート1位を獲得し、”Supersonic”や”Live Forever”といった名曲で一気に注目を浴びました。
このアルバムは、ブリットポップの幕開けを告げる作品として今なお語り継がれています。
全盛期と名盤『(What’s the Story) Morning Glory?』
オアシスのキャリアの頂点とも言えるのが、1995年にリリースされた2ndアルバム『(What’s the Story) Morning Glory?』です。
このアルバムは、”Wonderwall”、”Don’t Look Back in Anger”、”Champagne Supernova”といった不朽の名曲を収録し、全世界で2,200万枚以上を売り上げる大ヒットを記録しました。
特に”Wonderwall”は、オアシスの代名詞ともいえる楽曲として、現在も多くのアーティストにカバーされています。
意外なところではジャズ・ピアニストのブラッド・メルドーがライブ盤でカバーしています。
ブリットポップの黄金時代を象徴するこのアルバムは、90年代ロックのマスターピースとして評価されています。
メンバー間の確執と解散
オアシスの歴史は、音楽的成功だけでなく、ノエルとリアムの兄弟間の激しい確執でも知られています。
この対立はライブやインタビューでたびたび表面化し、バンドのダイナミックな魅力の一因ともなりました。
しかし、2009年、ノエルが「リアムとの軋轢に耐えられない」と脱退を表明し、オアシスは解散してしまいます。
ファンは衝撃を受けましたが、その後も両者のソロ活動や再結成の噂が話題を呼び続けています。
オアシスの遺産と再結成への期待
解散後もオアシスの影響力は衰えず、『(What’s the Story) Morning Glory?』や『Definitely Maybe』といったアルバムや、”Live Forever”や”Don’t Look Back in Anger”などの楽曲は今なお愛されています。
2024年には、ノエルとリアムが和解し、2025年に再結成ツアーが決定したことが発表され、ファンの間で大きな話題になります。
ブリットポップのレジェンドが再びステージに立つ姿を心待ちにする声が世界中で高まっています。
まとめ:オアシスの不朽の魅力
オアシスは、ブリットポップの枠を超え、ロック史にその名を刻んだ偉大なバンドです。
『Definitely Maybe』での鮮烈なデビューから『(What’s the Story) Morning Glory?』での世界的成功、そして波乱に満ちたキャリアまで、彼らの音楽は世代を超えて響き続けます。
2025年の再結成を前に、今こそオアシスの名曲を振り返り、その魅力を再発見する絶好の機会です。
それではここからはオアシスの全7作のスタジオ・アルバムとライブ盤の『Familiar to Millions』に人気のコンピレーション・アルバム『The Masterplan』をまとめてご紹介をします。
オアシス(Oasis)の全スタジオ・アルバムとライブ盤&人気コンピレーション・アルバムのご紹介!
Oasis – 『Definitely Maybe』(1994年)
1994年にリリースされた『Definitely Maybe』は、オアシスのデビューアルバムであり、ブリットポップの幕開けを告げた歴史的名盤です。
邦題は『オアシス』でした。
このアルバムは、荒々しくも美しいメロディと直球のロック・サウンドが特徴です。
ノエル・ギャラガーのキャッチーなギターリフとソングライティングが光る作品で、全英チャート1位を獲得しています。
本作は、ビートルズや70年代ブリティッシュ・パンクの影響を受けつつ、独自のロックンロール精神を確立したオアシスのスタイルを決定づけました。
第一弾シングルとしてリリースされた”Supersonic”は、印象的なギターリフとリアム・ギャラガーの独特なボーカルが際立つ一曲です。
続く第二弾シングルだった”Shakermaker”は、サイケデリックな要素を含んだキャッチーなメロディが魅力で、バンドの多様な音楽性を感じさせます。
そして、第三弾シングルの”Live Forever”は、オアシスの代表曲の一つで、美しいメロディと力強い歌詞が多くのファンの心を掴みました。
この曲は、なんとオアシスの憧れの存在であるビートルズを超えて、UKロックで最も人気の曲となっています。
さらにはイギリスのおじさん達がカラオケでよく歌う曲の1位にも選ばれています。
さらに、第四弾シングルの”Cigarettes & Alcohol”は、キャッチーなギターのリフが印象的で、労働者階級の若者のリアルな生活を描いた歌詞が共感を呼びました。
その他の収録曲にも名曲が揃っています。
“Rock ‘n’ Roll Star”は、アルバムの幕開けにふさわしいエネルギッシュなナンバーで、バンドの野心を象徴する楽曲です。
“Up in the Sky”は、軽快なギターサウンドとキャッチーなメロディが心地よく響きます。
“Columbia”は、ヘヴィなサウンドと浮遊感のあるメロディが特徴で、ライブでも人気の高い一曲となっています。
“Bring It On Down”は、攻撃的なギターとリアムの荒々しいボーカルが印象的なパンク要素を含んだ楽曲です。
“Digsy’s Dinner”は、ユーモアのある歌詞とポップなメロディが特徴で、アルバムの中で異彩を放つ楽曲です。
“Slide Away”は、壮大なバラードで、リアムのエモーショナルな歌声が際立ちます。
この曲の歌い回しは、その後のオアシスの曲でもよく登場するような定番の形ですね。
ラストを飾る”Married with Children”は、アコースティックなアレンジが印象的で、アルバムを締めくくるにふさわしい一曲です。
『Definitely Maybe』は、オアシスの原点でありながら、今もなお色褪せることのない名盤です。
その魅力をぜひ堪能してみてください。
本作は、ブリットポップを代表する歴史的名盤のため、節目節目でデラックス・エディションがリリースされています。
2014年には当時の最新リマスターで再発された『20周年記念』盤がリリースされました。
さらに昨年2024年には、CD2枚組に拡張された『30周年記念デラックス・エディション』もリリースされました。
Oasis – 『(What’s the Story) Morning Glory?』(1995年)
1995年にリリースされたセカンド・アルバムの『(What’s the Story) Morning Glory?』は、オアシスのキャリア最大のヒット作で、全世界で2,200万枚以上を売り上げた傑作です。
メロディアスで壮大なサウンドが特徴で、ブリットポップの頂点を極めたアルバムとして知られています。
前作『Definitely Maybe』の荒々しいロックサウンドから、より洗練されたメロディと壮大な楽曲構成へと進化し、多くの名曲が収録されています。
第一弾シングルの”Some Might Say”は、UKシングルチャートで1位を獲得し、オアシスの人気を決定づけた一曲です。
ブルージーなギターリフとノエル・ギャラガーの印象的なメロディが融合し、バンドの魅力を存分に感じられます。
続く”Roll with It”は、力強いリズムとシンプルなロックサウンドが特徴で、当時ライバル・バンドと見なされていたブラー(Blur)とのチャート対決で話題となった楽曲です。
タイトル曲の”Morning Glory”は、疾走感のあるギターリフとアグレッシブなサウンドが際立つナンバーで、アルバムの中でも特にエネルギッシュな一曲です。
“Wonderwall”は、オアシスの代表曲として世界中で愛されるバラードで、アコースティックギターの美しい旋律とリアム・ギャラガーの感情的なボーカルが心に響きます。
個人的にはオアシスの曲では、この”Wonderwall”が、最も好きな曲です♪
この曲はジャズ・ピアニストのブラッド・メルドーもカバーしています。
もともとピアノの音色が美しい名曲なのですが、ブラッド・メルドーによるジャズ・ピアノのアレンジも素晴らしいのでぜひ聴いてみて下さい。
“Don’t Look Back in Anger”は、ノエルがリードボーカルを務めた楽曲で、美しいメロディと印象的なピアノのイントロが特徴です。
このイントロがジョン・レノンの名曲”Imagine”に似ていることは、よく話題になる類似点です。
歌詞のメッセージ性も高く、多くのファンにとって特別な一曲となっています。
オーストラリア限定でシングルカットされた”Champagne Supernova”は、幻想的なギターサウンドと壮大な展開が魅力のバラードで、アルバムのラストを飾るにふさわしい楽曲です。
その他の収録曲も充実しています。
“Hello”は、アルバムの幕開けにふさわしい力強いロックナンバーで、ライブでも人気の高い一曲です。
“Hey Now!”は、ノエルのメロディメーカーとしての才能が光るミッドテンポの楽曲で、バンドの深みを感じさせます。
“Cast No Shadow”は、静かで美しいアレンジが特徴のバラードで、ノエルの友人でもあるザ・ヴァーヴ(The Verve)のリチャード・アシュクロフトに捧げられた楽曲としても知られています。
“She’s Electric”は、ユーモラスな歌詞とキャッチーなメロディが魅力のポップなナンバーです。
『(What’s the Story) Morning Glory?』は、オアシスのキャリアの中でも特に重要なアルバムであり、今なお多くのファンに愛され続けています。
ブリットポップの黄金期を象徴するこの名盤を、ぜひ一度じっくりと聴いてみてください。
Oasis – 『Be Here Now』(1997年)
1997年にリリースされた『Be Here Now』は前作『What’s the Story) Morning Glory?』の成功を受け、期待の中でリリースされた3rdアルバムです。
過剰なプロダクションと長尺の楽曲が特徴で、賛否両論を呼んだものの、全英1位を記録しています。
豪華で混沌としたサウンドが魅力で、リリース当時よりも現在の方が再評価されている作品でもあります。
第一弾シングルの”D’You Know What I Mean?”は、ヘビーなギターサウンドと壮大なスケール感を持つ楽曲で、アルバムの方向性を象徴する一曲です。
サイケデリックな要素を含みつつも、オアシスらしいメロディアスな展開が魅力となっています。
続く第二弾シングルの”Stand by Me”は、エモーショナルなメロディと力強いボーカルが際立つバラードで、シングルとしても大ヒットしました。
第三弾シングルの”All Around the World”は、オアシス史上最も長い楽曲で、オーケストラを取り入れた壮大なアレンジが特徴です。
ビートルズからの影響が色濃く感じられる一曲で、ノエル・ギャラガーが長年温めていた楽曲としても知られています。
また、日本限定でシングルカットされた”Don’t Go Away”は、切ない歌詞と美しいメロディが印象的なバラードで、リアム・ギャラガーの感情的な歌唱が胸に響きます。
その他の収録曲にも注目すべき楽曲が揃っています。
“My Big Mouth”は、ノエルのノイジーに歪んだギターリフが炸裂するアグレッシブなロックナンバーで、ライブでも迫力満点の一曲です。
“Magic Pie”は、幻想的な雰囲気を持つミッドテンポの楽曲で、ノエル自身がリードボーカルを担当しています。
“The Girl in the Dirty Shirt”は、オアシスらしいキャッチーなメロディと分厚いサウンドが魅力の楽曲です。
“Fade In-Out”は、スライドギターが印象的なブルージーな楽曲で、もともとはバンドマンだった映画俳優のジョニー・デップがギターを演奏していることでも話題となりました。
『Be Here Now』は、そのスケールの大きさとサウンドの豪華さで、当時のオアシスの勢いを象徴するアルバムです。
オアシス流ロックの魅力が詰まったこの名作を、ぜひじっくりと味わってみてください。
Oasis – 『Standing on the Shoulder of Giants』(2000年)
2000年にリリースされた『Standing on the Shoulder of Giants』は、オアシスの転換期にリリースされた4thアルバムです。
メンバーの脱退やノエルの実験的なアプローチが反映され、サイケデリックで内省的なサウンドが特徴です。
商業的には前作『Be Here Now』ほどではないのですが、新たな一面を見せた作品でもあります。
本作は、ブリットポップの熱狂が落ち着いた中で発表され、サイケデリックやエレクトロニックの要素を取り入れた新たなオアシスの姿を提示しました。
第一弾シングルの”Go Let It Out”は、アコースティックギターとグルーヴ感のあるベースラインが印象的な楽曲で、シンプルながらも力強いメロディが特徴です。
ノエル・ギャラガーがベースを演奏しており、バンドの新たな音楽的方向性を示しています。
第二弾シングルの”Who Feels Love?”は、インド音楽の影響を強く受けたサイケデリックな楽曲で、浮遊感のあるメロディと独特なサウンドが特徴的です。
第三弾シングルの”Sunday Morning Call”は、ノエルがリードボーカルを務めたバラードで、繊細なメロディと内省的な歌詞が心に響く一曲となっています。
アルバムのオープニングを飾る”Fuckin’ in the Bushes”は、インストゥルメンタルながらもライブのオープニング曲として定番となった攻撃的なナンバーです。
オアシス史上、最もかっこいいギターリフだと言えます。
“Put Yer Money Where Yer Mouth Is”は、ギターリフが際立つブルージーなロックナンバーで、バンドの荒々しい一面を見せています。
“Little James”は、リアム・ギャラガーが初めて作詞作曲を手がけた楽曲で、シンプルながらも温かみのあるメロディが印象的です。
“Gas Panic!”は、ダークで緊張感のあるサウンドが特徴で、アルバムの中でも特に実験的な要素が強い楽曲となっています。
“I Can See a Liar”は、疾走感のあるギターとリアムの荒々しいボーカルが際立つロックナンバーです。
“Roll It Over”は、壮大なスケールを持つバラードで、アルバムのラストを飾るにふさわしい一曲となっています。
3分辺りから登場するギターのフレーズが、ジョージ・ハリスンが”Come Together”で弾いていたフレーズをオマージュした感じなのが興味深いです。
『Standing on the Shoulder of Giants』は、オアシスにとって大きな転換点となったアルバムであり、従来のスタイルに新たな要素を取り入れた意欲作です。
バンドの新たな一面を感じられるこの作品を、ぜひじっくりと聴いてみてください。
リリース当時はそこまで話題とならず、次作の『Heathen Chemistry』リリース時には「なかったこと」みたいに失敗作のような不当な扱いを受けていたアルバムですが、僕はリリース当時から落ち着いたサウンドが好きでした。
過剰なサウンド・プロダクションだった前作『Be Here Now』が少し苦手だったため、こちらの『Standing on the Shoulder of Giants』の落ち着いたサウンドの方がしっくりきました。
今では本作を駄作と捉える人の方が少ないかと思いますが、ちゃんと再評価されたことは嬉しい点です。
リアムの見た目もこの時期が一番かっこいいですからね!
Oasis – 『Heathen Chemistry』(2002年)
2002年にリリースされた『Heathen Chemistry』は、オアシスのバンド内での結束が強まり、リアムや他のメンバーも作曲に参加した5thアルバムです。
シンプルでストレートなロックサウンドが復活し、ファンから好評を得ました。
前作『Standing on the Shoulder of Giants』の実験的なアプローチとは異なり、シンプルでストレートなギターロックを基調としながらも、リアム・ギャラガーをはじめとするメンバーが楽曲制作に積極的に関与したことで、バンドとしての一体感がより感じられるアルバムとなりました。
第一弾シングルの”The Hindu Times”は、特徴的なリフとグルーヴ感のあるビートが印象的なロックナンバーで、オアシスらしい力強いサウンドが魅力です。
リアムのボーカルとノエルのギターが見事に絡み合い、ライブでも盛り上がる楽曲となっています。
第二弾シングルの”Stop Crying Your Heart Out”は、壮大なスケール感を持つバラードで、切ないメロディと感情的な歌詞が響く名曲です。
映画『バタフライ・エフェクト』のエンディング曲としても使用され、幅広い層に支持されました。
両A面シングルとしてリリースされた”Little by Little”と”She Is Love”も注目の楽曲です。
“Little by Little”は、ノエルがリードボーカルを務めた楽曲で、感動的なメロディと力強い歌詞が特徴のバラードです。
個人的にはオアシスでノエルが歌った曲の中では、”Don’t Look Back In Anger”よりもこの”Little by Little”の方が哀愁があって好きです。
一方の”She Is Love”は、アコースティックギターを基調とした温かみのある楽曲で、シンプルながらもキャッチーなメロディが印象的です。
このシングルのB面には、ザ・フーの”My Generation”のカバーが収録されており、オアシスのルーツとなるロックやモッズの影響を強く感じることができます。
第四弾シングルの”Songbird”は、リアム・ギャラガーが作詞作曲を手がけた楽曲で、リアムにとって初めてのシングルカットとなりました。
アコースティックギターを中心にしたシンプルなアレンジながらも、リアムらしい個性が際立つナンバーです。
その他の収録曲もバラエティに富んでいます。
“Force of Nature”は、ノエルがボーカルを務める荒々しいロックナンバーで、骨太なサウンドが特徴です。
“Hung in a Bad Place”は、シンプルなギターロックで、エネルギッシュな演奏が魅力です。
“A Quick Peep”は、アンディ・ベル作曲によるインストゥルメンタルで、アルバムのアクセントとなる一曲です。
“Born on a Different Cloud”は、リアム作曲のミステリアスな雰囲気を持つ楽曲で、リアムのソングライターとしての成長を感じさせます。
“Better Man”もリアム作曲の楽曲で、シンプルながらも力強いロックナンバーです。
『Heathen Chemistry』は、オアシスの原点に立ち返りつつも、メンバーそれぞれの音楽性が反映されたアルバムとなっています。
Oasis – 『Don’t Believe the Truth』(2005年)
2005年にリリースされた『Don’t Believe the Truth』は、オアシスの再起を印象づけた6thアルバムです。
メンバー全員のクリエイティビティが発揮され、批評家からも高い評価を受けた。
ブリットポップの枠を超えた成熟したサウンドが特徴です。
前作『Heathen Chemistry』に続き、リアム・ギャラガーやアンディ・ベル、ゲム・アーチャーといったメンバーも作曲に関わり、バンドとしての成熟が感じられるアルバムとなっています。
全体的にシンプルで骨太なロックサウンドを軸にしながら、メロディの美しさも際立つ作品です。
第一弾シングルの”Lyla”は、力強いリズムとキャッチーなメロディが印象的なロックナンバーで、オアシスらしいアンセム的な魅力を持つ一曲です。
イギリスのシングルチャートで1位を獲得し、バンドの復活を強く印象づけました。
どことなくローリング・ストーンズの”Street Fighting Man”を彷彿させます。
第二弾シングルの”The Importance of Being Idle”は、ノエル・ギャラガーがボーカルを務めた楽曲で、60年代のブリティッシュ・ロックの影響を色濃く受けたレトロな雰囲気が特徴です。
UKチャートでも1位を記録し、その独特なスタイルとノエルのボーカルが高く評価されました。
第三弾シングルの”Let There Be Love”は、リアムとノエルが共にボーカルを務めるバラードで、感動的なメロディと繊細なアレンジが際立つ一曲です。
その他の収録曲も充実しています。
“Turn Up the Sun”は、アンディ・ベル作曲によるオープニングナンバーで、ダークなイントロから一気に盛り上がる展開が印象的です。
“Mucky Fingers”は、ノエル作曲による疾走感のあるガレージロック調の楽曲で、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの影響を感じさせます。
“I’m Waiting for the Man”(僕は待ち人)に似ていますね。
“Love Like a Bomb”は、リアムとゲム・アーチャー作曲のメロディアスな楽曲で、シンプルなアレンジながらも情熱的な雰囲気が魅力です。
“The Meaning of Soul”は、リアムが手掛けたショートトラックで、荒々しいロックンロールのエネルギーが詰まった一曲です。
“Guess God Thinks I’m Abel”は、リアムによるミステリアスな雰囲気を持つ楽曲で、繊細なメロディと詩的な歌詞が印象的です。
“Part of the Queue”は、ノエル作曲による独特なリズムが特徴の楽曲で、オアシスの新たな一面を感じさせます。
“Keep the Dream Alive”は、アンディ・ベル作曲の力強いロックナンバーで、夢を追い続けるメッセージが込められた一曲です。
“A Bell Will Ring”は、ゲム・アーチャー作曲によるアップテンポな楽曲で、ギターリフが印象的なオアシスらしいロックチューンです。
『Don’t Believe the Truth』は、オアシスの原点回帰とも言える作品でありながら、新しい音楽的アプローチも取り入れたアルバムです。
バンドとしての成熟と進化が感じられるこの作品を、ぜひじっくりと聴いてみてください。
Oasis – 『Dig Out Your Soul』(2008年)
2008年にリリースされた『Dig Out Your Soul』は、7作目にして現時点でのオアシスの最後のスタジオ・アルバムになります。
サイケデリックロックとブルースの影響が強く、重厚でダークなサウンドが特徴です。
解散前の集大成として、ファンに深い印象を残しました。
本作は、これまでのオアシスの作品と比べて、よりヘヴィでサイケデリックな要素を取り入れたサウンドが特徴です。
リズムやグルーヴを重視した楽曲が多く、バンドの新たな挑戦が感じられるアルバムとなっています。
第一弾シングルの”The Shock of the Lightning”は、勢いのあるドラムと鋭いギターリフが印象的なロックナンバーで、オアシスの持つエネルギーを存分に発揮した楽曲です。
ノエル・ギャラガーは、この曲を”できるだけ短時間でレコーディングしたかった”と語っており、ライブ感のある仕上がりが特徴です。
ローリング・ストーンズをオマージュしたMVの最初の映像も印象に残ります。
第二弾シングルの”I’m Outta Time”は、リアム・ギャラガーが作詞作曲を手掛けた美しいバラードで、リアムのソングライティング能力の進化を感じさせる一曲です。
ビートルズの影響が色濃く、特にジョン・レノンへのオマージュとしても知られています。
第三弾シングルの”Falling Down”は、ノエルがリードボーカルを務める楽曲で、ダークでミステリアスな雰囲気を持ち、サイケデリックなアレンジが印象的です。
その他の収録曲も魅力的です。
“Bag It Up”は、アルバムのオープニングを飾るパワフルな楽曲で、重厚なギターサウンドが特徴です。
“The Turning”は、サイケデリックなムードを持つ楽曲で、徐々に盛り上がる展開が印象的です。
“Waiting for the Rapture”は、ノエルがボーカルを担当し、独特のリズムとメロディが際立つ一曲です。
“To Be Where There’s Life”は、ゲム・アーチャー作曲の楽曲で、シタールのようなサウンドが印象的な異色のナンバーです。
“Ain’t Got Nothin'”は、リアム作曲によるシンプルなロックンロールで、攻撃的なエネルギーが詰まっています。
“The Nature of Reality”は、アンディ・ベル作曲によるヘヴィなサウンドのロックナンバーで、独特なコード進行が特徴です。
“Soldier On”は、アルバムのラストを飾る幻想的な楽曲で、オアシスのキャリアを締めくくるにふさわしい雰囲気を持っています。
『Dig Out Your Soul』は、オアシスの新たな音楽的アプローチを感じさせるアルバムでありながら、彼らの持つロックの本質をしっかりと受け継いだ作品です。
Oasis – 『Familiar to Millions』(2000年)
『Familiar to Millions』は、2000年のウェンブリー・スタジアム公演を収録した初の公式ライブ・アルバムです。
オアシスの全盛期のエネルギッシュなパフォーマンスが詰まっており、ファンの間で人気の高い作品です。
本作は、2000年7月21日に行われたロンドンのウェンブリー・スタジアム公演を収録しており、約7万人の観客を前にした圧巻のパフォーマンスを体感できる作品です。
オアシスのエネルギッシュな演奏と観客の熱狂が詰まった、まさにライブ・バンドとしての魅力を存分に味わえるアルバムとなっています。
収録曲は、バンドの代表曲を網羅した豪華なセットリストです。
“Fuckin’ in the Bushes”でライブが幕を開け、続く”Go Let It Out”ではリアム・ギャラガーのパワフルなボーカルが響き渡ります。
初期の名曲”Supersonic”では、観客のシンガロングが圧巻です。
さらに”Shakermaker”や”Acquiesce”といった人気曲も披露され、バンドのエネルギッシュな演奏が炸裂します。
中盤では、”Wonderwall”や”Don’t Look Back in Anger”といったバラードが演奏され、会場全体が一体となる感動的な瞬間が訪れます。
“Live Forever”では、リアムの感情がこもった歌声が響き、オーディエンスの合唱が感動を呼びます。
終盤には、”Champagne Supernova”や”Rock ‘n’ Roll Star”といったOasisを象徴する楽曲が披露され、ライブのクライマックスを迎えます。
さらに、ニール・ヤングの”Hey Hey, My My (Into The Black)”やビートルズの”Helter Skelter”といったカバー曲も披露しています。
『Familiar to Millions』は、オアシスのライブ・バンドとしての実力と魅力を凝縮したアルバムです。
スタジオ音源とは異なるダイナミックな演奏や観客の歓声が加わることで、より生々しいバンドの魅力を感じることができます。
Oasis – 『The Masterplan』(1998年)
1998年にリリースされた『The Masterplan』は、シングルのB面曲を集めたアルバムで、オアシスの隠れた名曲が詰まったファン必携の作品です。
B面曲集とは思えないクオリティの高さが話題となり、全英2位を記録しました。
B面曲とはいえ、アルバム収録曲に匹敵するクオリティの楽曲が揃っており、オアシスの音楽の奥深さを感じられる一枚です。
ファンの間では「B面曲なのが信じられない」と言われるほど評価の高い楽曲が多く収録されています。
アルバムのハイライトの一つが”Acquiesce”です。この曲は”Some Might Say”のB面として発表されましたが、ライブでも頻繁に演奏されるなど、オアシスの代表曲の一つとして知られています。
リアムとノエルが交互にリードボーカルを務める構成が特徴で、オアシスならではの力強いメロディが印象的です。
同じく”Some Might Say”のB面に収録されていた”Talk Tonight”はアコースティック主体のバラードで、ノエルがボーカルを担当しています。
優しいメロディと切ない歌詞が心に響く楽曲です。
“Whatever” のB面曲だった”Half the World Away”もノエルが歌うアコースティック・ナンバーで、シンプルながら深みのある楽曲となっています。
ちなみに本作やオリジナル・アルバムには未収録の”Whatever” もオアシスの代表曲として必ず聞いておきたい名曲です。
その後ベスト・アルバムに収録されましたが、それまではシングル盤でしか手に入れることは出来ませんでした。
“Rockin’ Chair”は、リアムの伸びやかなボーカルが光る曲で、”Roll with It”のB面に収録されていました。
“The Swamp Song”はインストゥルメンタルで、ライブのオープニングSEとしても使用されていた楽曲です。
さらに、こちらもライブ音源で収録されている”I Am the Walrus”はザ・ビートルズのカバーで、オアシス流の大胆なアレンジが施されています。
アルバムのタイトルにもなった”The Masterplan”は、ノエルが作曲した壮大な楽曲で、弦楽器を取り入れたアレンジが特徴です。
元々は”Wonderwall”のB面曲でしたが、ファンの間で非常に人気が高く、オアシスの名曲の一つとして語り継がれています。
『The Masterplan』は、オアシスのB面曲の魅力を存分に味わえるアルバムです。
シングル曲とはまた違った魅力を持つ楽曲が多く、バンドの音楽性の広がりを感じることができます。
オアシスの隠れた名曲を知りたい方に、ぜひおすすめの一枚です。
2023年にはリリース25周年を記念して最新のリマスター音源を収録したCDが発売されました。
オアシスの音楽遺産と未来:再結成への期待とともに
今回ご紹介したオアシスの7枚のスタジオ・アルバムは、ブリットポップの歴史を彩る傑作揃いです。
デビュー作『Definitely Maybe』の荒々しさから『(What’s the Story) Morning Glory?』の世界的成功、そして『Dig Out Your Soul』の成熟したサウンドまで、彼らの音楽は時代を超えて響きます。
そしてライブ盤『Familiar to Millions』では圧巻のパフォーマンスを、B面集『The Masterplan』では隠れた名曲を楽しめるのもオアシスの魅力です。
2009年の解散後もファンの心を掴んで離さないこのバンドは、2025年の再結成で再びロックシーンを揺るがすことでしょう。
今からでも遅くないので、今回ご紹介したオアシスのアルバムを聴き直し、ノエルとリアムの新たな章に備えませんか?
ブリットポップのレジェンドの全貌を、この記事でぜひ堪能してください。
他に関連するお勧め記事
オアシスのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
『【オアシスの名曲をチョイス!】個人的に大好きなオアシスのバラード曲5選
ブリットポップ(Britpop)おすすめアルバム10選!初心者必聴の名盤をOasisやBlurから厳選
※このブログに掲載しているイラストや写真、テキスト等の無断引用・無断借用・無断転載・無断使用は固くお断りしております。ご利用はご遠慮ください。





















