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カテゴリー:Music

2018/02/24

ザ・ニュー・マスターサウンズのおすすめアルバムのご紹介!2nd『Be Yourself』です。

The New Mastersounds – 『Be Yourself』

01.This Ain’t Work
02.Your Love is Mine (feat. Corinne Bailey Rae)
03.Can’t Hold Me Down
04.Be Yourself
05.Better Off Dead
06.You’ve Had it All
07.Barça
08.Six Underground
09.Coming Up Roses
10.Coming down
11.R.T.A.
12.Do What You Gotta Do
13.Idle Time (feat. LSK)
14.This Ain’t Work pt2
– Bonus Track –
15.Your Love Is Mine [Fred Everything Remix]
16.Where I’m Coming From
17.Bambu

 

Personnel:
Eddie Roberts – Guitar
Simon Allen – Drums
Pete Shand – Bass
Bob Birch – Organ

 

Released : 2003

 

 

 

2ndアルバムは、あのコリーヌ・ベイリー・レイの参加曲もあり!

ニューマスターサウンズ(以下:ニューマスター)のデビュー作の『KEB DARGE PRESENTS』をご紹介してから早いもので5カ月近く経ってしまいましたが……ようやく2ndアルバムのご紹介です。

 

 

 

コリーヌ・ベイリー・レイが参加した経緯

 

こちらのアルバムには、今や大人気の女性シンガーソングライターのコリーヌ・ベイリー・レイが歌う”Your Love Is Mine”という曲が収録されているのが一番の話題性があると思います。

 

コリーヌ・ベイリー・レイと言えば過去に、グラミー賞に3部門でノミネートされたこともある今や大人気のシンガーなんで知ってる方も多いと思われます。

 

アコースティックな感触が印象的なフォーキーソウル/ネオ・ソウル系のシンガーとして日本でもかなり人気がありますよね。

 

そんな彼女が初めてレコーディングで吹き込んだ曲が実はこのニューマスターの2ndアルバムの2曲目に収録されている”Your Love Is Mine”です。

 

ニューマスターのメンバーと同じくコリーヌ・ベイリー・レイは英国北部の大都市リーズ出身なのです。

 

彼らは皆、同郷なんですね。

 

コリーヌ・ベイリー・レイは高校生までは女性ロックバンドを組んで歌っていたようなのですが、地元のクラブ「ブライトン・ビーチ」に遊びに行ってソウルミュージックに目覚めたようです。

 

そのお店ではロックを流す部屋とモータウンやスタックス系のソウルミュージックを流す部屋とが別々であったようです。

 

そこで彼女はスティーヴィー・ワンダーやマーヴィン・ゲイにアレサ・フランクリンなんかのソウルミュージックに触れていったようです。

 

その後、大学生になり「ジ・アンダーグラウンド」というジャズやソウルを扱うクラブで働きだしました。

 

そのお店に出演するバンドの中にはお店が忙しくない時だけ彼女を呼び、ステージで歌わせたりしていたようです。

 

そしてある日、ニューマスターの面々が「ジ・アンダーグラウンド」で歌う彼女を見て歌声を気に入り、彼女にぜひ1曲2ndアルバム用に歌ってほしいと頼んだのがきっかけのようです。

 

そうやって出来上がったのが”Your Love Is Mine”という曲です。

 

この曲の歌詞はもちろんコリーヌ・ベイリー・レイ自身が手掛けています。

 

バックの演奏陣はもちろんニューマスターのメンバーによるものです。

 

少しフェイザーの掛かったギターのイントロに乗せてオルガンが重なり合っていきます。

 

そこに少しけだるい感じの甘い歌声でコリーヌ・ベイリー・レイの歌声がマッチしています。

 

エディー・ロバーツのギターは、まるでモータウン系の楽曲を弾いていた頃のデイヴィッド・T・ウォーカーのようでもあります。

 

ちなみに日本盤のボーナストラックとして、この曲のシングルのB面曲用にダンサンブルにMIXされたバージョンが#15に収録されています。

 

アシッド・ジャズな感じですね。

 

さて、それではコリーヌ・ベイリー・レイ以外の曲についてもご紹介していきます。

 

 

アルバムの内容

 

#1の”This Ain’t Work”は、今でもライヴでよく演奏されているミーターズライクな曲です。

 

まるでミーターズのようなギターリフがかっこいいですね。

 

曲が展開する際にダブルストップのスライドで流れていくギターはまるでレオ・ノセンテリのようです。

 

バックで流れるオルガンもまるでアート・ネヴィルのようです。

 

ギターソロこそないもののクセになるギターリフで出来た曲です。

 

こういったミーターズ系の楽曲ではエディー・ロバーツは、楽曲のイメージを優先でギターソロを弾かないことが多いんです。

 

どうしても長いギターソロを弾いたりしてしまうと、せっかくの印象的なギターリフが薄まってしまうからなんでしょうかね?

 

コリーヌ・ベイリー・レイの歌う#2は、先にご紹介しましたので飛ばしまして#3の”Can’t Hold Me Down”もライヴでよく演奏されていた曲です。

 

この曲もギターリフがかっこいいファンクな曲です。

 

ギターソロはなくオルガンが代わりにソロを弾きます。

 

しかし最近ではあまりライヴで演奏されなくなりました。

 

飽きたのかな?

 

#4の”Be Yourself”は、このアルバムのタイトルにもなっている名曲です。

 

個人的にはやはりタイトルトラックってのもあってか、このアルバムで最も良い曲だと思います。

 

公式盤のライヴアルバムに収録されたことはないのですが、今でもライヴでちょくちょく演奏されている曲です。

 

ギターのバッキングの「ンチャッ♪ンチャッ♪」ってのがノーザン・ソウル的でもあるんですが、曲の構成はJazz Funk系でしてエディー・ロバーツもギターソロをしっかりと弾いています。

 

ライヴではこのアルバム収録のものよりも更に長くアドリブソロを弾いています。

 

ライヴ映えするかっこいい曲です♪

 

#5の”Better Off Dead”は、珍しいシタールの音色が混じったサイケな曲です。

 

といっても、インド風なメロディーとかじゃなくってあくまでもミーターズライクなメロディーになっているのがニューマスター風ですね。

 

#6の”You’ve Had It All”もとってもミーターズライクな楽曲です。

 

やはりこういった曲ではギターソロはありません。

 

#7の”Barça”は、ライナーノーツに「フラメンコ・フュージョン」と書かれているのですが、なんとなくわかるような気がする(?)曲調です。

 

この曲ではエディー・ロバーツがギターソロを弾いています。

 

ニューマスターっぽくない曲調なのも新鮮な良質な曲です。

 

かっこいいのでもっとライヴでやって欲しい曲ですね。

 

#8の”Six Underground”は、このアルバム唯一のカヴァー曲です。

 

英国レディング出身のスニーカー・ピンプスの代表曲です。

 

“Six Underground”は”Spooky”や“Nervous”と同じくらい今でもライヴでしょっちゅう演奏されているカヴァー曲です。

 

この3曲はあまりにライヴで演奏されているので、もはやニューマスターのオリジナル曲だと勘違いしている人も多いのでは?……と感じます。

 

しかもどれもニューマスターのバージョンがかっこいいですからね♪

 

ちなみに昨年5月に観に行ったビルボード大阪の来日公演でもこの3曲をやってくれました。

 

僕ももちろん3曲とも好きなんで生で聴けて嬉しいです♪

 

#9の”Coming Up Roses”は、ライヴでも定番のよくやる曲です。

 

リズムが英国ビートロック風なスチャラカ具合なところにニューマスターが英国出身のバンドなんだなって改めて感じさせてくれる曲ですね。

 

ちなみにライヴでは、スタジオバージョンよりもかなりテンポを上げて演奏しています。

 

更にエディー・ロバーツがアドリヴでギターソロを弾きまくるので、どうしてもこのアルバム収録のオリジナルバージョンよりもライヴで聴くバージョンの方がかっこよく聴こえます。

 

この曲もライヴ映えする曲ですね♪

 

#10の”Coming Down”は、オルガンから代わってエレピになっているメランコリックな曲調です。

 

1分25秒しかないのですぐに終わります……。

 

もちろんギターソロもないです。

 

#11の”R.T.A.”は、まるでレッド・ツェッペリンの”移民の歌”のようなロックで激しいギターリフが特徴的な曲です。

 

ニューマスターにしては珍しい攻撃的な曲ですね。

 

そのためかライヴではもう演奏されていません。

 

途中で曲の構成がガラッと変わったりちょっと凝ったアレンジがされています。

 

#12の”Do What You Gotta Do”は、たま~~にライヴでも演奏されているポップでキャッチーなメロディーが楽しい曲です。

 

ギターソロがちょっとだけあります。

 

#13の”Idle Time”は、LSKという英国のシンガーが参加したボーカル曲です。

 

この時代に流行ったAcid Jazz系のボーカル曲って感じでして、正直個人的にはイマイチ好きではない感じです……。

 

まぁオシャレな曲調なんですがね……。

 

でも僕がニューマスターに求めているのはもっとイナタイ感じの楽曲なんで……。

 

#14はこのアルバム最後の曲で#1の”This Ain’t Work”の別バージョンで”This Ain’t Work Part 2″です。

 

イントロのドラムのビートが違っています。

 

さて、日本盤にはこの後3曲のボーナストラックが収録されています。

 

そのうちの1曲は先に書いていましたコリーヌ・ベイリー・レイの”Your Love Is Mine”のMIX曲なんですが、残りの2曲はこのアルバムが発表された後の2006年に発売されたニューマスター初の公式ライヴ盤『Live At La Cova』の時のスペインでのライヴで演奏されていた曲です。

 

どちらの2曲もカヴァー曲だから権利の問題で『Live At La Cova』には収録されなかったのかな?とも思うんですが……でも『Live At La Cova』にはいつもの”Spooky”やブラザー・ジャック・マクダフの”Duffin’ ‘Round”やラスティ・ブライアントの”Fire Eater”なんかのカヴァー曲は収録されていますがね……。

 

まぁその辺はよくわからないのですが、この時のライヴは公式リリースされるほど内容が充実したライヴ演奏なんで『Be Yourself』をご購入の際は断然このボーナストラックの2曲が収録された日本盤がお勧めです。

 

ちなみにボーナストラックとして収録された2曲のライヴ音源は、どちらも僕の大好きなソウルジャズ/ジャズファンク系のオルガン奏者が演奏した楽曲です。

 

#16の”Where I’m Coming From”はオルガン奏者のリオン・スペンサーがオリジナルです。

 

#17の”Bambu”の作曲者はエディー・ロバーツも影響を受けたジャズファンク系ギタリストのメルヴィン・スパークスで、初収録はブルーノートレーベルに所属していた頃のオルガン奏者リューベン・ウィルソンの1969年のアルバム『Blue Mode』になります。

 

後年、メルヴィン・スパークスはこの曲を2005年の自身のアルバム『This Is It!』でセルフカヴァーしました。

 

また晩年のメルヴィン・スパークスのライヴでもよく演奏されていました。

 

この2曲が日本盤のボーナストラックとして収録されています。

 

『Live At La Cova』のアウトテイクなので演奏も素晴らしく、いつかデラックス・エディションとかでこの時期のライヴ演奏をコンプリートで収録して再リリースして欲しいものですね。

 

『Live At La Cova』については、このブログでも後ほど取り上げますのでぜひご期待ください。

 

以上、ニューマスターの2ndアルバム『Be Yourself』の全17曲(日本盤)のご紹介でした♪

 

 

 

 

ちょっとした思い出

 

個人的なことなんですが、このアルバムのタイトル曲にちょっとした思い出があります。

 

僕の通うギタークラスには毎年恒例の発表会があります。

 

2年前の発表会終わりに同じギタークラスに通っている人達数名で打ち上げがてら飲みに行ったのですが、その中のお一人が僕と同じニューマスターやソウライヴ好きでして、その次の年の発表会はせっかくだから2人で”Be Yourself”をやりませんか?とお誘いいただきました。

 

僕ももちろん好きな曲なんでとても楽しみにしていたのですが、その方が転勤になり大阪を離れてしまって残念ながら実現しないままになりました……。

 

とても残念なのですがこればかりは仕方ないですよね……。

 

また別の機会にでも”Be Yourself”をいつの日にかバンドなんかでやってみたいと思っています。

 

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