カテゴリー:Music

2010/01/07

ジム・ホールがトリオで制作したおすすめの作品『サークルズ』を聴こう!

ジム・ホールの隠れた名盤『サークルズ』

ジム・ホール・トリオの『サークルズ』

Jim Hall -『Circles』

1.(All Of Sudden)My Heart Sings
2.Love Letters
3.Down From Antigua
4.Echo
5.I Can’t Get Started
6.T.C.Blues
7.Circles
8.Aruba

 

Jim Hall (g)
Don Thompson(p&b)
Terry Clark(ds)
Rufus Reid (bass on “(All Of Sudden)My Heart Sings”)

 

March 1981,NYC

 

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ジム・ホールの’81年の名盤『Circles』についてのご紹介です。

アルバムの内容

なんといっても#1の“(All Of A Sudden)My Heart Sings”が素晴らしいです!

 

このアルバムは基本的には名盤『Jim Hall / Live!』 と同じトリオの演奏ですが、この1曲目ではドン・トンプソンがベースではなく本職のピアノを弾いています。

 

素晴らしいピアノ演奏です。

 

しかしそれにも増してジムのネックを水平方向に上昇していくようなフレーズが高揚感があり素晴らしい♪

 

続く#2はロマンチックな音色が心地良いバラード演奏です。

どこまでもソフィスティケイトされたフレーズがなんとも心温まります……。

 

それとなんといっても#3の“Down From Antigua”が良いですね。

 

これは後にロン・カーターとのデュオでも(’82年作『Live At Village West』)やっていた曲です。

 

とても大人しい曲ですがジム・ホール流のハーモニーの概念が感じられます。

 

#4ではドン・トンプソンのロン・カーターもビックリ!な素晴らしいベース・ソロが聴けます。

 

そしてこの曲ではジムのウォーキング・ベースを取り入れたコンピングが少し登場します。

 

そして#5もよい曲です。

 

このアルバムは全体的に大人しい演奏が多いんですがその中でも特にウットリできる演奏だと思います。

 

どういうんですかね、派手さはないけれども、しっかりと知識を身につけた大人の音楽って感じですかね。

 

アーティスティックでロマンティシズムに溢れた余裕や貫禄が感じられます。

 

#6は、ドラムのテリー・クラーク作のジャズ・ブルースですが、このトリオがやると全くもって斬新なジャズ・ブルースになってしまってるのがすごい!

 

今聴いても革新的な演奏だと思います。

 

ジム・ホールのヴォイシングは斬新極まりないですね。

 

タイトル・トラックの#7は、#1のようにドン・トンプソンがピアノを弾きジムがギターを弾くデュオでの演奏です。

 

ジム・ホールってデュオになると本領を発揮するんですよね。

 

少ない編成でより一層の革新性を発揮するミュージシャンですね。

 

締めの#8はジム作のモーダルな曲。

 

本職はピアニストのドン・トンプソンがベースで暴れています。どことなくスコット・ラファロを思い出します。

 

全体としては派手さはないけれどもそれ以上に円熟味を感じさせつつも革新性のある『深い』演奏を聴くことが出来ます♪

 

 

 

 

追記

 

以前このレビューを某音楽サイトに投稿した際にいただいたコメントです。

 

なんて詳しいレビューなんだ!
ジャズレビューにありがちなウンチク自慢じゃなくて、作品の演奏内容に言及してくださっていて本当に参考になりました。
ありがとうございます。

こちらこそありがたいお言葉です。

 

これからもなるべくウンチク自慢にならないように心がけていきたいと思っております。

 
 

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