カテゴリー:Music

2019/11/03

ヒップホップとアフリカンが混じったおすすめ作品!ハービー・ハンコックの『Dis Is Da Drum』を聴こう♪

 
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ハービー・ハンコックが1994年にリリースしたヒップホップとアフリカンが混じったアルバム『Dis Is Da Drum』をご紹介します。

このところ続いているハービー・ハンコックのアルバムご紹介シリーズです。

 

前回は名盤『Head Hunters』と『Thrust』の間に録音された『Dedication』をご紹介しました。

 

エレクトリックとアコースティック ハービー・ハンコックのソロピアノの傑作 『Dedication』を聴こう♪

今回は時代が進んで1994年にリリースされた『Dis Is Da Drum』をご紹介します。

 

 

Herbie Hancock – 『Dis Is Da Drum』

 

01.Call It 95
02.Dis Is Da Drum
03.Shooz
04.The Melody (On The Deuce By 44)
05.Mojuba
06.Butterfly
07.Juju
08.Hump
09.Come And See Me
10.Rubber Soul
11.Bo Ba Be Da
– Bonus Tracks –
12.Call It 95 (remix)
13.Mojuba (remix)

 

アルバムの内容

1988年のエレクトリック・ファンク路線のアルバム『Perfect Machine』以来6年ぶりとなる本作『Dis Is Da Drum』は、90年代のニュースクール系のヒップホップが音楽シーンを圧巻したことにあやかった様なサウンドの作品です。

 

そもそもの始まりは、ハービーが自身の今後の音楽性の路線に迷っていた時にヘッドハンターズ時代の盟友ビル・サマーズと再会したことで始まりました。

 

ヘッドハンターズ時代のようなアフリカンなビートに、当時ハヤっていたヒップホップのブレイクビーツを交えた当時としては最先端の路線に行き着いたようです。

 

そのためブルーノート時代のようなモードジャズや、CBS時代のジャズファンクとは全く違うサウンドに仕上がっています。

 

後期マイルス・デイヴィスがやっていたような、いわゆるジャジー・ヒップホップ路線です。

 

ちょうどブランフォード・マルサリスも同じ1994年にヒップホップ・ユニットとして制作したバックショット・ルフォンクのような音楽性です。

 

本作には、ビル・サマーズ以外にもヘッドハンターズ時代のベニー・モウピンや、70年代ジャズファンク時代を支えたギタリストのワー・ワー・ワトソンも参加しています。

 

その他にも当時はまだ無名ミュージシャンだった若手も参加しています。

 

特に貢献しているのが、ドラムループを作り出し作曲にも参加したウィル・”ロック”・グリフィンや、鍵盤奏者のダレル・スミスに、ギタリストのダレル・”ボブ・ドッグ”・ロバートソン等です。

 

一見すると、後期マイルスやバックショット・ルフォンクの二番煎じのように感じますが、おもしろいことにヘッドハンターズ時代のアフリカン・ビートを加えることでハービー独自のジャジー・ヒップホップが生み出されている点です。

 

2曲目のタイトル曲”Dis Is da Drum”なんかが、まさにアフリカン・ビート+ジャジー・ヒップホップを表現した楽曲です。

 

もう25年も前にリリースされたアルバムですが、今の時代に聴いてもクールなサウンドですね♪

 

“Dis Is The Drum”ではなく、”The”が”Da”になっているのは、アフリカンな英語訛りを表現してのことでしょう。

 

本作の基本はインストのアルバムなんですが、4曲目”Melody (On the Deuce by 44)”では、ウィル・”ロック”・グリフィンがラップを披露しています。

 

そこにハービーが敢えてエレピれぴではなく、ジャジーな生ピアノを弾いているのが上手いアレンジです。

 

その後、ロバート・グラスパーが開拓していくような路線を、25年前のハービーが既にやっていたと言えます。

 

ヒップなサウンドの5曲目”Mojuba”の最後にもハービーが華麗なピアノソロを披露しています。

 

単に当時のハヤりに乗ったビートを取り入れたアルバムというだけでなく、ちゃんと『ジャズピアニストのハービー・ハンコック』の良さも活かした作品です。

 

また次の6曲目”Butterfly”は、ジャズファンク期のハービーが1974年のアルバム『Thrust』に収録していた曲の再演です。

 

といってもそのまま演奏するのではなく、このアルバムの路線であるアフリカン・ビート+ジャジー・ヒップホップにアレンジしています。

 

最新のデジタル・ビートをバックに、ゲストで参加したヒューバート・ロウズがフルートであのテーマを吹いています。

 

Ryo@Dixiefunk Lab.の白アイコン
Ryo
この曲は本作の一番の聴きどころです♪

 

7曲目の”Juju”は、ウェイン・ショーターのカヴァーではなく、ビル・サマーズとウィル・”ロック”・グリフィンが中心となって書いたヒップホップの曲です。

 

8曲目”Hump”では、「まるでマイルス・デイヴィス!」なウォレス・ルーニーのトランペットが登場します。

 

この辺はマイルスの影響から抜け出せないでいるハービーが現れていますね。

 

アルバム最後の11曲目 “Bo Ba Be Da”も聴きもので、デジタル・ビートをバックにハービーが美しい生ピアノを演奏しています。

 

ヒップホップのビートにジャズのピアノが合うことを証明したような楽曲ですね♪

 

ちなみに最近の再発CDにはいくつかのボーナストラックが追加されています。

 

再発売される時期によってボーナストラックの種類が変わっていたりするのですが……今僕が持っているバージョンには12曲目に”Call It 95 (remix)”、13曲目に”Mojuba (remix)”が追加収録されています。

 

この2曲のリミックス音源のうち、特に13曲目の”Mojuba (remix)”が凄かったりします!

 

曲の最後のハービーのピアノソロがより強調されているんです!

 

これは必聴ですね♪

 

 

Ryo@Dixiefunk Lab.の白アイコン
Ryo
おすすめ曲は、#2 #3 #5 #6 #8 #11 #13

 

 

以上、【ヒップホップとアフリカンが混じったおすすめ作品!ハービー・ハンコックの『Dis Is Da Drum』を聴こう♪】でした。

 

ストレートなジャズを聴きたいという方にはあまりおすすめ出来ませんが、RHファクターやロバート・グラスパー等の近年のジャズとヒップホップが合わさったサウンドがお好きな方にはおすすめです。

 

ハービー独自のアフリカン・ビート+ジャジー・ヒップホップ路線をぜひ聴いてみて下さい♪

 

 

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