2019/06/08
ファンク時代のテンプテーションズおすすめのコンピレーション・アルバム!
60年代後半のファンク期のテンプテーションズおすすめコンピレーション・アルバム『Psychedelic Soul』をご紹介します。
モータウンを代表する男性コーラス・グループのテンプテーションズがファンク化!
今回ご紹介するのは、名曲”My Girl”で有名なモータウンを代表する男性コーラス・グループのテンプテーションズです。
それもR&Bポップス時代ではなく、60年代後半のファンク期についてのおすすめコンピレーション・アルバムになります。
テンプテーションズは、1969年の『Cloud Nine』辺りから一気にファンク音楽を歌うようになりました。
それも時代に合ったジミ・ヘンドリックスやファンカデリックのようなワウギターが目立つ『サイケデリック・ファンク』の曲を歌うようになりました。
これを書いている僕も『ファンク』や『ワウギター』が好きで自分自身もギターを弾いています。
なのでこういった音楽性が大好物でもあります♪
そんな僕がおすすめする『Cloud Nine』以降の『サイケデリック・ファンク』期の代表曲ばかりを一気に聴くことができる『Psychedelic Soul』をご紹介します。
The Temptations – 『Psychedelic Soul』
01.Papa Was a Rollin’ Stone
02.I Can’t Get Next to You
03.Psychedelic Shack
04.Superstar (Remember How You Got Where You Are?)
05.Runaway Child, Running Wild
06.You Make Your Own Heaven and Hell Right Here on Earth
07.Ungena Za Ulimwengu (Unite the World)
08.Don’t Let the Joneses Get You Down
09.Message from a Black Man
10.Law of the Land
11.Funky Music Sho’ Nuff Turns Me On
12.Smiling Faces Sometimes
13.Shakey Ground
14.You’ve Got My Soul on Fire
15.Happy People
16.Masterpiece
17.Ball of Confusion (That’s What the World Is Today)
18.Cloud Nine
アルバムの内容
本作は2000年にリリースされた『サイケデリック・ファンク』期のテンプテーションズのおすすめ曲を1枚のCDにまとめたコンピレーション・アルバムです。
1曲目から『サイケデリック・ファンク』期の代表曲ともいえる”Papa Was a Rollin’ Stone”で始まります。
まるで同時期にリリースされていたカーティス・メイフィールドのサントラ名盤『Superfly』に収録されていそうな緊張感溢れる壮大なストリングスが特徴的なファンク曲です。
この曲は1972年のアルバム『All Directions』に収録されていました。
この『All Directions』からは他にも11曲目の”Funky Music Sho’ Nuff Turns Me On”が本作に収録されています。
特徴的なワウギターを弾くのは、マーヴィン・ゲイやハービー・ハンコックのバンドでもお馴染みのワーワー・ワトソンです。
他の収録曲の方も各アルバムごとにご紹介します。
1969年の『Cloud Nine』からは、5曲目の”Runaway Child, Running Wild”と18曲目の”Cloud Nine”の2曲が選ばれています。
同じく1969年のアルバム『Puzzle People』からは、2曲目の””I Can’t Get Next to You””と8曲目の”Don’t Let the Joneses Get You Down”と9曲目の”Message From A Black Man”の3曲が選ばれています。
1970年のアルバム『Psychedelic Shack』からは、3曲目の”Psychedelic Shack” と6曲目の”You Make Your Own Heaven and Hell Right Here on Earth”の2曲が選ばれています。
1971年のアルバム『Sky’s the Limit』からは、7曲目の”Ungena Za Ulimwengu (Unite the World)”と12曲目の”Smiling Faces Sometimes”の2曲が選ばれています。
1972年のアルバム『Solid Rock』からは、4曲目の”Superstar (Remember How You Got Where You Are?)”の1曲のみが選ばれています。
1973年のアルバム『Masterpiece 』からは、10曲目の”Law of the Land” と16曲目の”Masterpiece”の2曲が選ばれています。
同じく1973年のアルバム『1990 』からは、14曲目の”You’ve Got My Soul on Fire”の1曲のみが選ばれています。
1975年のアルバム『A Song for You』からは、13曲目の”Shakey Ground”と15曲目の”Happy People” の2曲が選ばれています。
17曲目の”Ball of Confusion (That’s What the World Is Today)”は、1970年にリリースされていたベスト盤の『Greatest Hits II』からの収録です。
以上の1969年~1975年の6年間に発表された合計18曲が本作に収録されています。
1枚のCDを通してこの時期の楽曲を通して聴ける大変便利なCDに仕上がっています。
しかも全体を通して統一感のあるファンク曲ばかり収録されているので違和感なく聴くことが出来ます。
どの曲も同じ『サイケデリック・ファンク』期の楽曲ばかりなのですが、それでいてどの曲も個性的なのでダレることなく最後まで聴くことが出来ます。
またギターに関してもワーワー・ワトソンを中心にファンク・ブラザーズのジョー・メシーナとエディー・ウィリスやロバート・ホワイトなどR&B/ファンク系ギターの名手ばかりが名を連ねています。
しかも本来なら10作品を購入しなければ聴けない名曲群を、このCD1枚を手に入れるだけで一気に聴けるのは大変便利です。
これこそ全ファンク好き必聴のコンピレーション・アルバムですね!
以上、モータウン系のR&B/ファンク好きにおすすめのコンピレーション・アルバム『Psychedelic Soul』のご紹介でした。
ちなみに本作にも収録されているファンク曲”Shakey Ground”をエアロスミスが2013年のアルバム『Music From Another Dimension!』でカヴァーしていました。
日本盤のオマケ音源として16曲目に収録されています。
エアロスミスの別次元のアルバム『Music From Another Dimension!』を聴こう♪
確かスティーヴン・タイラーやジョー・ペリーは、この『サイケデリック・ファンク』期のテンプテーションズの音楽性から大きな影響を受けていると、過去に何かのインタビューで答えていました。
他にも”Ball of Confusion (That’s What the World Is Today)”や”Psychedelic Shack”のような楽曲が好きだったと言っていたはずです。
といったわけで、本コンピレーション・アルバムはエアロスミス好きにもおすすめの作品です!
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