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2022/08/23

2022年8月23日(火)ビルボードライブ大阪にてヒップ・ホップ・バンドの最高峰ザ・ルーツの来日公演を観てきました。

2022年8月23日(火)ビルボードライブ大阪で行われたザ・ルーツの来日公演のライブのレポを書いたブログ記事のタイトル画像です。

2022年8月23日(火)ビルボードライブ大阪で行われたザ・ルーツの来日公演を観てきました。

本日、2022年8月23日(月)はヒップ・ホップ界最高峰のバンドであるザ・ルーツの来日公演を観てきました。

 

今回はそのライヴを観に行った感想を書きたいと思います。

 

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ギリギリで予約が出来たビルボードライブ大阪15周年記念ライヴ!

前回の6月14日(火)に観に行ったラリー・カールトンの来日公演以来、2ヵ月ぶりにビルボードライブ大阪にライヴを観に行きました。

 

しかも今回はフュージョンやR&Bとかではなく、ヒップ・ホップ・バンドを観てきました。

 

それは米国ペンシルベニア州フィラデルフィアにて1987年ごろにMCのブラック・ソートとドラムのクエストラブによって結成されたヒップ・ホップ・バンドのザ・ルーツ(The Roots)です。

 

以前にもこのブログで僕がおすすめするヒップ・ホップのミュージシャンをまとめてご紹介していたことがあるのですが、僕はザ・ルーツとコモンとア・トライヴ・コールド・クエスト(以下:ATCQ)が特に好きです。

 

だから最低でもどれか1アーティストだけでも生でライヴを観たいと思っていました。

 

ATCQは残念ながら2006年にファイフ・ドーグが亡くなってしまったため、もはやグループでの再活動はなさそうなのですが、ザ・ルーツとコモンは現役ミュージシャンです!

 

だいぶ前にコモンもビルボードライブ大阪で来日公演をしていましたが、その時はタイミングが悪く僕は観に行くことが出来ませんでした。

 

そして今回ザ・ルーツが来日することをつい1ヵ月前にギリギリになって知りました。

 

ラリー・カールトンが来日公演を行うまでにはビルボードライブ大阪のホームページをよく見ていたのですが、その後は僕自身が久しぶりにギター・デュオでのライヴが7月にあったため他のライヴ情報を見逃していました。

 

自分のライヴのことで余裕がなかったのですが、ライヴが終わってから落ち着いてビルボードライブ大阪のホームページを見てみたら…まさかのザ・ルーツが来日公演をすることを発見しました!

 

しかし既にホームページ上では予約が埋まっており「×マーク」が全ての座席表についていました。

 

気づくのが遅かったのでこればかりは仕方がないか…と諦めかけていたのですが、ライヴの5日前になってどうしても観に行きたくなり試しに電話で問い合わせをしてみました。

 

すると…空席があることが判明しました!

 

まさかの出来事に僕は歓喜しました!

 

今回のザ・ルーツのライヴはビルボードライブ大阪が出来て15周年を記念する来日公演のようです。

 

このような記念すべきライヴをギリギリで予約が取れて観に行くことが出来るなんて…今回の僕はラッキーでした!

 

それでは今回のザ・ルーツのライヴレポを簡単にですが書いてみたいと思います。

 

 

ザ・ルーツの来日公演のライブレポ

2022年8月23日(火)ビルボードライブ大阪で行われたザ・ルーツの来日公演のライブのレポを書いたブログ記事の写真1枚目

今回僕がギリギリで観に行くことが出来たのは18時から始まる1部のコンサートでした。

 

まぁ出来ることなら2部の方を観たかったのですが、こればかりは仕方ないですね。

 

1部でも観に行けたことがとてもラッキーなことでした。

 

会場の外には今回の来日メンバー表も飾られていました。

2022年8月23日(火)ビルボードライブ大阪で行われたザ・ルーツの来日公演のライブのレポを書いたブログ記事の写真2枚目

もちろんMCはブラック・ソートでドラムはクエストラブです。

 

ギターにはキャプテン・カーク、ベースにはドウェイン・ライト、スーザフォンのデイモン・ブライソにキーボードのレイ・アングリー、そしてサックスとトランペットの2本の管楽器にパーカッション担当のブライアン・ロバーソンを加えた9人編成の大所帯です。

 

ジャズ・バンドで言うことろのノネットに当たります。

 

ちなみに通常のバンド編成ではあまり馴染みのないであろうスーザフォンという楽器は、大型のバルブ式低音金管楽器のことで体に巻き付けるようにして演奏する低音楽器です。

 

ニュー・オーリンズのブラス系ファンク・バンドがお好きな方でしたらよく目にするあの楽器です。

 

ザ・ルーツは結構前からスーザフォン入りの編成でライヴを行っています。

 

さて、この日の僕は仕事を終わらせて会場にギリギリで到着したのですが、ステージには15周年を記念した派手な装飾が施されていました。

2022年8月23日(火)ビルボードライブ大阪で行われたザ・ルーツの来日公演のライブのレポを書いたブログ記事の写真3枚目

 

飲み物を頼んで席に着くと、ちょうどATCQの1990年デビュー作『People’s Instinctive Travels and the Paths of Rhythm』に収録されていた代表曲の1つ”Bonita Applebum”がBGMで流れていました。

その曲が終わる頃にはちょうど18時直前になり会場アナウンスが流れていました。

 

いよいよライヴが始まります!

 

きっちり1時間半!休みなしに突き進んだ最高のライヴ演奏!

ザ・ルーツは、クエストラブの生ドラムを中心に結成当初から実際に楽器を演奏する珍しいタイプのヒップ・ホップ・ミュージシャンでした。

 

今回のライヴでも先にご紹介していたように生バンドの演奏を聴くことが出来ます。

 

だから僕はザ・ルーツが好きなのです♪

 

特にギター好きの僕としてキャプテン・カークの演奏が気になります。

 

ライヴ映像とかを観るとギブソンのSGを使っていることが多いのですが、今回はレスポールを使っていました。

 

しかもサンバーストのボディにラメが付いたレスポールでした!

 

会場に登場したメンバーは、クエストラブを最前列にして1列で入場してきました。

 

それぞれの位置に着くとさっそくライヴが始まります!

 

ザ・ルーツのライヴ盤やライヴ映像を観てなんとなくは知っていたのですが、彼らのライヴ演奏はノン・ストップのメドレー形式で行われます。

 

今回のライヴも途中で止まることなく一気に進んでいきました!

 

まるでエレクトリック期のマイルス・デイヴィス・バンドのようではありますが、ザ・ルーツの場合は各曲を1コーラスしか演奏しないこともザラにあります。

 

しかしその分、満遍なく色んな曲を聴くことも出来ます。

 

ライヴの序盤はファンクの名曲を色々とやってくれていました。

 

クール&ザ・ギャングの1973年の名曲”Jungle Boogie”やマヌ・ディバンゴの1972年の曲”Soul Makossa”等をやっていました。

 

クール&ザ・ギャングの”Jungle Boogie”は、アルバム『Wild and Peaceful』に収録されています。

 

マヌ・ディバンゴのの”Soul Makossa”は、アルバム『Soul Makossal』に収録されています。

 

 

今回のザ・ルーツのライヴでは、まるでデイヴィッド・T・ウォーカーとアーサー・ライトが共演した『Afrique』のアルバムのようにキャプテン・カークがワウギターを弾いていました。

 

その後もどの曲もメドレーで矢継ぎ早に演奏されていきます。

 

中盤にはザ・ルーツの名曲が一気にメドレーで流れていきます。

 

さすがにこのメドレーの時はみんなが期待していた曲だけに会場が沸きました!

 

まずはメジャー・デビュー作となった1995年のアルバム『Do You Want More?!!!??!』から”Proceed”で始まります。

 

このアルバムがリリースされた当時はまだキャプテン・カークはバンドに参加しておらず、オリジナルの演奏ではギターは入っていなかったのですが、今回のライヴではキャプテン・カークのR&B風のオシャレなギターがバッキングで付け加えられていました。

 

“Proceed”が終わるとそのままキャプテン・カークが今流行りのネオ・ソウル・ギター風にとろけるようなオシャレなフレーズを弾きます!

 

次の曲は1996年のアルバム『Illadelph Halflife』に収録されていたオシャレなギター・フレーズが印象的な”What They Do”です。

 

 

このギター・フレーズはディアンジェロやエリック・ベネイのアルバムでも数多くの名演を残した伝説のネオ・ソウル・ギタリストのスパンキー・アルフォードが弾いたフレーズです。

 

スパンキー・アルフォードは昨今日本でも流行っているネオ・ソウル・ギターの基礎を元トニー・トニー・トニーのラファエル・サディークやドウェイン・ヴィギンズと共にネオ・ソウル黎明期に作り上げた偉大な人物です。

 

そして締めに1999年リリースの名盤『Things Fall Apart』からヒット曲”The Next Movement”が登場します。

 

 

この3曲のメドレーは強烈でした!

 

その後も休みなく次々と曲を進めていきます!

 

演奏陣も大変でしょうがそれ以上にずっとラップを歌い続けているブラック・ソートの驚異的な体力に驚かされました!

 

既に50歳を超えている年齢なのに素晴らしいパフォーマンスでした!

 

それに生で聴くブラック・ソートのラップはヒップ・ホップ界随一の実力でした。

 

特にライヴの後半でドラムとスーザフォンのみをバックにフリースタイルで披露されたラップは本当に素晴らしかったです!

 

あまりの感動的な演奏だったのでそのシーンが僕の目に焼き付いて離れませんでした。

 

ちなみにキャプテン・カークはギターをワイヤレスシステムで繋いでいるため、ステージ上を歩き回ってパフォーマンスをしていました。

 

 

時にはオーディエンスを煽ったり、時にはベーシストと隣り合わせで演奏したり、時にはステージ上でステップを踏んで踊ったり、ライヴ終盤にはチャック・ベリー風のロックン・ロールなダック・ウォークまで披露していました。

 

ライヴの最後にはピート・タウンゼントばりにドラムセットの台から足を広げて大きくジャンプしていました。

 

レスポールというギターは小ぶりな見た目によらず、なかなかの重量があるギターなのですが、大きなスーザフォンを背負ったデイモン・ブライソと共にキャプテン・カークはステージ上をダンスして歩き回っていました。

 

ライヴの終盤にはキーボードのレイ・アングリーもショルダー・キーボードに持ち替えステージ上を踊り歩いていました。

 

最終的にはキャプテン・カークとデイモン・ブライソとレイ・アングリーの3人が1列に横に並んでダンスも披露していました。

そして盛り上がりが最高潮に達した頃、ついにザ・ルーツの代表曲の”You Got Me”が始まりました!

 

この曲のオリジナル録音ではエリカ・バドゥがコーラスを歌っていたのですが、ライヴではコーラス部分を代わりにキャプテン・カークが歌っています。

 

これはザ・ルーツのライヴではお決まりのパフォーマンスでもあります。

 

後半の”You Got Me”まではサックスやトランペットのソロばかりでギターソロはなかったのですが、ここにきてようやくキャプテン・カークのギターソロが披露されました。

 

ソロの最初の方は近年流行りのネオ・ソウル・ギター風のR&Bなフレーズを連発し、ワイヤレスシステムを使っているので会場を動き回りながらギターソロを弾きます。

 

その際にブラック・ソートにぶつかりそうになり、お互いわざとしかめっ面風の面白い表情をしていました。(笑)

 

その後マイク・スタンドの方に戻ってジョージ・ベンソン風にスキャットしながらジャジーなソロを弾いていました。

 

このスキャットの時に、気持ちが盛り上がったのかキャプテン・カークがチョーキングに合わせてセクシーな声で「ハァァ~~~ン♪」と歌うと、逆サイドで休憩していたブラック・ソートがニヤニヤと笑っていたのが印象的でした。(笑)

 

途中、ジョン・コルトレーンでお馴染みの”My Favorite Thing”のメロディーもスキャットしながら弾いていました。

 

ライヴによってはここでガンズ・アンド・ローゼズの”Sweet Child O’ Mine”のあのフレーズを弾くこともあります。

 

その様子はライヴ盤『Live au Festival Rock en Seine』の9トラック目”Interlude 3″で聴くことが出来ます。

 

そしてこの日のギターソロの後半にはディストーション・ペダルをONにしてロックな歪みを作り、更にワウペダルも踏んでジミヘン風のハードを弾いて会場を盛り上げました。

 

やはり派手なギターソロは盛り上がりますね♪

 

しかし曲の終わりにディストーション・ペダルを踏んでOFFにしようとした時に、横に立てかけていたギタースタンドが邪魔になり足を滑らせていました。

 

“You Got Me”が終わるとそのまま”The Seed (2.0)”に流れます。

 

この曲は2002年にリリースされたアルバム『Phrenology』に収録されていたザ・ルーツの代表曲の1つです。

 

 

クエストラブのドラムソロやブライアン・ロバーソンのフィンガー・ドラムによるソロも披露されました。

 

ここでライヴも終わりかな?と思ったら…2本の管楽器があの印象的なテーマを吹き始めました!

 

ファンク・バンドのレタスのカバーやカニエ・ウェストのサンプリングでも有名なカーティス・メイフィールドの名曲”Move On Up”です!

 

ザ・ルーツの”Move On Up”のカバーは最高でした♪

 

ちなみにカーティスのオリジナルは1970年のソロ1作目『Curtis』に収録されています。

 

 

レタスのカバー・バージョンは、2008年のアルバム『Rage!』に収録されています。

 

 

そしてカニエ・ウェストが”Move On Up”をサンプリングした”Touch the Sky”は、2005年の名盤『Late Registration』に収録されています。

 

 

まさかのカーティス・メイフィールドの名曲が終わると本日のライヴの締めとして、アルバム『Phrenology』に収録されていた”Thought @ Work”が始まりました。

 

この曲はヒップ・ホップのサンプリング・ネタとして最も多用されているインクレディブル・ボンゴ・バンドの”Apache”のビート使用した激しいラップ曲です。

 

 

オリジナルのアルバム収録バージョンよりもライヴ盤『Live au Festival Rock en Seine』に収録されていた更に激しバージョンで演奏されていました。

 

ブラック・ソートのテンポの早いラップに会場は大いに盛り上がりました!

 

そしてついにライヴが終わり、メドレー形式で続いていた演奏がようやく止まりました。

 

ふと時計を見てみると、ちょうど19時30分…1時間半ぴったりでライヴが終わりました。

 

あのアドリヴも混ぜに混ぜたメドレー演奏をぴったり1時間半で終わらせられるとは…そのタイム・キープ能力の高さにも驚かされました!

 

長年のライヴ活動でバンドの結束力があるからこそ為せる業ですね!

 

この境地に至るまでにどれほどのリハを重ねたのでしょうか…。

 

そんな簡単にできるような芸当ではありません。

 

ギリギリに予約できたライヴでしたが、本当に大満足の内容でした!

 

ヒップ・ホップというとどうしても「生演奏」のイメージからは遠くかけ離れた存在に思えますが、ザ・ルーツのように「本物のバンド」として演奏も出来るヒップ・ホップ・バンドも世の中にはいます。

 

むしろそんじょそこらのロック・バンドではとても太刀打ちできないような演奏力の高さです!

 

僕自身はギター弾きには珍しく昔からヒップ・ホップという音楽ジャンルが好きなのですが、やはりバンド仲間やセッションで出会う楽器を演奏する人らのほとんどはヒップ・ホップに興味がなきか嫌いな人ばかりです…。

 

ザ・ルーツのような素晴らしいバンドを聴くことがないとは…本当にもったいないことだと思います。

 

今回のビルボードライブ大阪の15周年を記念したザ・ルーツのライヴは本当に素晴らしかったです。

 

また近いうちに来日して欲しいと思います。

 

今度はできたら2011年のアルバム『Undun』に収録されていた”Make My”や…

 

 

ベスト/コンピレーション盤の『Home Grown! The Beginner’s Guide to Understanding the Roots, Vol. 2』に収録されていた”Sacrifice”(オリジナルは『Phrenology』に収録)のBBCラジオ音源の様なネオ・ソウルでメロウな楽曲もライヴで演奏して欲しいところです。

 

 

以上、ザ・ルーツの来日公演のご紹介でした。

 

ライヴ終わりに「今どきだな~」と思ったのが、ブラック・ソートがライヴが終わるとすぐにドラム・セットの台に置いていた自分のスマホを取ってポケットに入れていたことです。

 

更にはクエストラブやキャプテン・カーク達がステージを立ち去る時にスマホを客席側に向けて動画を録っていたことです。

 

僕も少し映ったかな⁉

 

こういうサービス精神もファンにとっては嬉しいことですね♪

 

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