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2025/03/06

ウータン・クランのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

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【第167回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご介シリーズ

ストリートの魂を響かせ続けるサウンドで個性と革新が交錯するヒップホップの伝説、ウータン・クラン(Wu-Tang Clan)のおすすめアルバムをご紹介!

【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第167回です。

 

さて今回は、ストリートの魂を響かせ続けるサウンドで個性と革新が交錯するヒップホップの伝説、ウータン・クラン(Wu-Tang Clan)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。

 

ウータン・クランの紹介

ウータン・クランは、1992年にアメリカ・ニューヨークのスタテンアイランドで結成された伝説的なヒップホップ・グループです。

 

ヒップホップの歴史において、彼らは独自のスタイルと革新的なアプローチで多大な影響を与え続けています。

 

ウータン・クランは9人のメンバーで構成され、それぞれが個性的なラッパーとしても知られています。

 

RZA(レザ)、GZA(ジザ)、オール・ダーティー・バスタード、メソッド・マン、レイクウォン、ゴーストフェイス・キラー、インスペクター・デック、U-ゴッド、マスタ・キラの9名が揃うことで、彼らのサウンドは多彩でありながらも一貫した力強さを持っています。

 

ウータン・クランのデビューアルバム『Enter the Wu-Tang (36 Chambers)』は1993年にリリースされ、ヒップホップのクラシック作品として名高い評価を受けました。

 

このアルバムは、ダークなビート、サンプルを駆使したトラック、鋭いリリックが特徴で、ニューヨークのストリート文化やカンフー映画へのオマージュを取り入れた斬新な内容が話題を呼びました。

 

“C.R.E.A.M.”や”Protect Ya Neck”といった楽曲は現在でも多くのファンに愛され、ヒップホップ界におけるアンセムとなっています。

 

リーダーのRZAは、グループ全体の音楽プロデュースを手がけ、ウータン・クランの象徴的なサウンドを作り上げた立役者です。

 

メソッド・マンはそのカリスマ的なフロウでソロ活動でも成功を収め、『Tical』などのアルバムで高い評価を得ています。

 

ゴーストフェイス・キラーやレイクウォンもそれぞれ『Ironman』や『Only Built 4 Cuban Linx…』といったソロアルバムをリリースし、ヒップホップシーンをリードしました。

 

また、オール・ダーティー・バスタードの奇抜なキャラクターとユニークなスタイルは、ウータン・クランのバリエーション豊かな魅力を際立たせる存在です。

 

GZAの知的なリリック、インスペクター・デックの鋭いフロウ、マスタ・キラの重厚なパフォーマンス、U-ゴッドの存在感など、どのメンバーも個性的な役割を担い、グループとしての完成度を高めています。

 

ウータン・クランはその後も『Wu-Tang Forever』や『The W』などのアルバムをリリースし、ヒップホップ界での地位を確固たるものにしました。

 

彼らの音楽は世代を超えて影響を与え続けており、ヒップホップの枠を超えたカルチャーアイコンとしても認知されています。

 

「Wu-Tang Clan Ain’t Nuthing Ta F’ Wit」という言葉が示すように、彼らの存在は揺るぎないものです。

 

それでは今回はウータン・クランのオリジナル・アルバムから僕が好きな作品を5枚選んでランキング形式でご紹介します。

 

ベスト盤やコンピレーション・アルバムにライブ盤は除外しています。

 

まずは第5位からどうぞ。

 

ウータン・クランのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

第5位:Wu-Tang Clan – 『A Better Tomorrow』

第5位は、グループ結成20周年を記念して2014年にリリースされた6作目のアルバム『A Better Tomorrow』です。

 

このアルバムは、過去のクラシックなサウンドを踏襲しながらも、政治的・社会的なメッセージを強く打ち出した内容で、ファンにとって特別な1枚となっています。

 

第一弾シングル”Keep Watch”は、クラシックなウータン・クランのビートを感じさせる楽曲で、鋭いリリックが特徴です。

 

ゴスペル調のコーラスが印象的なこの曲は、彼らの音楽性が進化しながらも原点を大切にしていることを感じさせます。

 

この曲は女性コーラス・グループのスウィート・インスピレーションズの”You Roam When You Don’t Get It At Home”をサンプリングしています。

 

続く第二弾シングル”Ron O’Neal”は、より洗練されたサウンドで、メンバーそれぞれの成熟したラップが光る1曲です。

 

ストリートカルチャーへの敬意を示しながらも、現代的なサウンドアプローチを見せています。

 

第三弾シングル”Ruckus in B Minor”では、メンバー全員が勢揃いし、グループとしての一体感を強調したパフォーマンスが展開されています。

 

オープニングから強烈なインパクトを与え、アルバムの幕開けにふさわしいエネルギーを感じさせます。

 

このほかにも、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツの名曲”Wake Up Everybody”をサンプリングしたタイトル曲”A Better Tomorrow”では、希望と変革をテーマにしたリリックが印象的で、ウータン・クランがこれまでの活動で培ってきた思想的な深さが感じられます。

 

 

“Preacher’s Daughter”では、ジョン・ハーレイ&ロニー・ウィルキンスの “Son of a Preacher Man”をサンプリングしており、アルバム最終曲の”Wu-Tang Reunion”では、オージェイズの”Family Reunion”をサンプリングしています。

 

『A Better Tomorrow』は、単なる懐古的な作品にとどまらず、現代のヒップホップシーンに新たな視点を提示したアルバムです。

 

ウータン・クランの歴史と進化、そして未来へのビジョンが詰まったこの作品をぜひ一度聴いてみてください。

 

第4位:Wu-Tang Clan – 『The W』

第4位は、2000年にリリースされた3作目のアルバム『The W』です。

 

前作『Wu-Tang Forever』に比べ、よりシンプルで重厚なサウンドに回帰し、ウータン・クランの原点を思わせる作品となっています。

 

ヒップホップファンにとって必聴の1枚であり、ウータン・クランの進化した音楽性と変わらぬエネルギーを感じることができます。

 

第一弾シングル”Protect Ya Neck (The Jump Off)”は、1993年のクラシック曲”Protect Ya Neck”を思わせるアグレッシブなトラックです。

 

鋭いリリックとハードなビートが特徴で、ウータン・クランの不動の存在感を再確認させる楽曲です。

 

この曲は、スライ&・ザ・ファミリー・ストーンの”Sing a Simple Song”と、ブルース・ギタリストのアルバート・キングの”Oh, Pretty Woman”のベースラインをサンプリングしています。

 

第二弾シングル”Gravel Pit”は、よりメインストリームを意識した楽曲で、ダンスフロア向けのキャッチーなビートが印象的です。

 

この曲のミュージックビデオでは原始時代をテーマにしたユニークな映像が話題となり、商業的成功を収めました。

第三弾シングル”I Can’t Go To Sleep”では、ソウルフルなサンプリングを取り入れ、ゲストボーカルにアイザック・ヘイズを迎えた感情的なトラックに仕上がっています。

 

社会的なメッセージを強く含んだリリックが心に響く一曲です。

 

この曲は、ハル・デヴィッドが作詞しバート・バカラックが作曲した名曲”Walk On By”をサンプリングしています。

 

ディオンヌ・ワーウィックが1964年に歌ったのが最初です。

 

“I Can’t Go To Sleep”にゲストボーカルで参加しているアイザック・ヘイズ本人も1969年に歌っています。

 

 

 

第四弾シングル”Careful (Click, Click)”は、ダークで緊張感のあるサウンドが特徴的です。

 

グループの鋭い視点がリリックに表現され、シンプルながらも強烈な印象を与えます。

 

このほかにも、”Do You Really (Thang, Thang)”や、ジョン・バリー・オーケストラの007のテーマとラスタ系のレゲエ・シンガーのジュニア・リードの”It’s Okay (One Blood)”をサンプリングした”One Blood Under W”に、”Hollow Bones”など、ウータン・クランらしい個性が際立つ楽曲が収録されています。

 

『The W』は、ウータン・クランの原点回帰と音楽的進化が見事に融合した作品です。

 

第3位:Wu-Tang Clan – 『Iron Flag』

第3位は、

2001年にリリースされた4作目のアルバム『Iron Flag』です。

 

前作『The W』の翌年という短いスパンで発表されたにもかかわらず、質の高い楽曲が揃った一作となっています。

 

ウータン・クランの原点であるハードなビートと鋭いリリックを保ちながら、時折ポップな要素も取り入れており、新旧ファンの両方に楽しめる内容です。

 

アルバム冒頭を飾る”In the Hood”は、ダークでヘビーなトラックが特徴的です。

 

ウータン・クランらしい荒々しいスタイルが全開で、聴く者を一気に彼らの世界へ引き込みます。

 

“Rules”は、9.11同時多発テロ事件に言及し、彼らの鋭い社会的視点を示す楽曲です。

 

重厚なサウンドと強いメッセージ性が印象に残ります。

 

続く”Chrome Wheels”では、ファンク調のビートが取り入れられ、グループの音楽的幅の広さを感じさせます。

 

“Uzi (Pinky Ring)”は、ウータン・クランの楽曲の中でも特にエネルギッシュな1曲です。

 

鋭いリリックと重厚なビートが絶妙に融合し、ライブパフォーマンスでも人気を博しています。

 

また、”Y’all Been Warned”や”Iron Flag”といった楽曲では、グループの強い結束と個々のメンバーのラップスキルが際立っています。

 

特に”Iron Flag”はアルバムタイトルにもなっているだけに、グループの団結力を感じる重要な楽曲です。

 

『Iron Flag』は、時代の変化を捉えつつもウータン・クランらしいサウンドを維持した力強いアルバムです。

 

第2位:Wu-Tang Clan – 『Wu-Tang Forever』

第2位は、1997年にリリースされた2作目のアルバム『Wu-Tang Forever』です。

 

このアルバムは、2枚組の大作です。

 

前作『Enter the Wu-Tang (36 Chambers)』の成功を受け、さらなる進化を遂げたこのアルバムは、より洗練されたサウンドと各メンバーの個性を際立たせた内容で、リリース当時大きな話題を呼びました。

 

RZAがプロデュースを手がけたこの作品は、ニューヨークのアンダーグラウンドシーンからメインストリームへと飛躍したグループの転機を象徴しています。

 

第一弾シングル”Triumph”は、メンバー全員が参加した圧巻のパフォーマンスが特徴です。

 

独特のストリングスと緊張感のあるビートが織りなすトラックに、鋭いリリックが次々と繰り出されます。

 

この曲は、ヒップホップ史に残る名作と称されることも多い一曲です。

 

続く第二弾シングル”It’s Yourz”は、キャッチーなフックとタイトなビートが印象的で、アルバムの中でもリスナーに親しまれている楽曲です。

 

ファンクやソウルの要素を取り入れたサウンドは、ウータン・クランの幅広い音楽性を感じさせます。

 

この曲の元ネタは、1984年にリリースされたティー・ラ・ロック&ジャジー・ジェイとの共作によるデビュー・シングル”It’s Your”です。

 

第三弾シングル”Reunited”は、バイオリンのサンプリングが特徴的な楽曲です。

 

タイトル通りグループの再結成を象徴する曲であり、メンバーの一体感が伝わるパフォーマンスが印象的です。

 

このほか、キング・フロイドの”Don’t Leave Me Lonely”をサンプリングした”For Heaven’s Sake”や”As High as Wu-Tang Get”、”Impossible”などもアルバムの中で重要な楽曲です。

 

『Wu-Tang Forever』は、ウータン・クランが音楽的に成熟し、ヒップホップの枠を超えて新たな領域に挑んだことを示すアルバムです。

 

第1位:Wu-Tang Clan – 『Enter the Wu-Tang (36 Chambers)』

第1位は、1993年にリリースされたデビューアルバム『Enter the Wu-Tang (36 Chambers)』です。

 

邦題は『燃えよウータン』でした。

 

ニューヨーク・スタテンアイランドを拠点にしたウータン・クランの9人のメンバーたちによる独創的なサウンドと、鋭いリリックが詰まったこのアルバムは、ヒップホップの新たな時代を切り開いたといっても過言ではありません。

 

日本でも多くのファンに愛され、彼らの代表作として評価されています。

 

第一弾シングル”Protect Ya Neck”は、ウータン・クランの名を世に広めた強烈な一曲です。

 

荒々しいビートとメンバー全員によるエネルギッシュなラップが融合し、彼らの存在感を示しました。

 

この楽曲は彼らのスタイルを象徴する作品であり、ヒップホップシーンに大きな衝撃を与えました。

 

第二弾シングル”C.R.E.A.M.”は、ウータン・クランの中でも最も広く知られた楽曲の一つです。

 

タイトルは”Cash Rules Everything Around Me”の略で、アメリカ社会における金銭的な問題やストリートライフをテーマにしています。

 

RZAのプロデュースによるメロディアスなピアノループと、1stヴァースを担当したレイクウォンと2ndヴァースを担当したインスペクター・デックの深いリリックが相まって、楽曲に哀愁を与えています。

 

この曲のメッセージ性は多くのリスナーに共感を呼び、ヒップホップのクラシックとして今も色褪せることがありません。

 

第三弾シングル”Can It Be All So Simple”は、哀愁漂うトラックが印象的な楽曲です。

 

この曲の元ネタとなっているのは、バーブラ・ストライサンドが1973年に歌った”The Way We Were”という名曲です。

 

この楽曲は映画『追憶』の主題歌であり、翌年にはアンディ・ウィリアムスやグラディス・ナイト&ザ・ピップスによってカバーされました。

 

ウータン・クランは1994年にグラディス・ナイトのバージョンをサンプリングし、”Can It Be All So Simple”を生み出しました。

 

さらに後年、ローリン・ヒルがこの曲をサンプリングして作り上げたのが、名曲”Ex-Factor”です。

 

“Ex-Factor”の冒頭の歌詞に登場する”It could all be so simple”というフレーズは、ウータン・クランへのオマージュなのでしょう。

 

さらにこの”Ex-Factor”は、ドレイクの2018年の大作『Scorpion』からの第二弾シングルに選ばれた全米No.1シングル曲”Nice for What”にもサンプリングされています。

 

アルバムには他にも、”Bring da Ruckus”や”Da Mystery of Chessboxin'”、”Wu-Tang Clan Ain’t Nuthing ta F’ Wit”など、聴きごたえのある楽曲が数多く収録されています。

 

『Enter the Wu-Tang (36 Chambers)』は、彼らの独特な世界観と音楽的センスが詰まった一枚であり、ヒップホップファンには外せない作品です。

 

このアルバムから始まったウータン・クランの伝説は、今もなお語り継がれています。

 

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以上、【ウータン・クランのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。

 

ウータン・クランの音楽は、ヒップホップの歴史に深い足跡を残し、多くのアーティストに影響を与えてきました。

 

『Enter the Wu-Tang (36 Chambers)』をはじめ、『Wu-Tang Forever』、『The W』、『Iron Flag』、そして『A Better Tomorrow』まで、彼らのアルバムは時代ごとに異なる魅力を放ちながら、変わることのないストリートの精神を貫いています。

 

各メンバーの個性がぶつかり合い、また絶妙に調和するそのサウンドは、いつ聴いても新鮮で心を揺さぶります。

 

ヒップホップの真髄を体感したい方は、ぜひこれらのアルバムを通してウータン・クランの世界に浸ってみてください。

 

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