※当サイトはアドセンス広告とアフィリエイト広告を利用しています。
記事内容に関しては公平さを心がけて書いております。
カテゴリー:5Albums

2024/08/23

シェリル・クロウのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】カントリー・ミュージックの要素も組み込んだポップ・ロックを歌う女性シンガー、シェリル・クロウのスタジオ・アルバムをおすすめ順で5作品ご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

【第43回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ

カントリー・ミュージックの要素も組み込んだポップ・ロックを歌う女性シンガー、シェリル・クロウのおすすめアルバムをご紹介!

【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第43回です。

 

今回は、今も活躍する女性シンガーソングライター、シェリル・クロウのおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。

 

シェリル・クロウについて

シェリル・クロウは、1962年米国ミズーリ州ケネット出身の女性シンガーソングライターです。

 

両親共に楽器を演奏していた音楽一家に生まれ育ったために、幼いころから音楽に慣れ親しんでいました。

 

音楽だけでなく文武両道で、ダンスや陸上競技などスポーツも出来たようです。

 

そんなシェリルのミュージシャンとしての仕事は1983年と早い時期から始めていました。

 

初期の頃は大物ミュージシャンのアルバム制作時にバック・ボーカルとして参加してキャリアを積んでいきました。

 

1992年になってようやくデビュー・アルバムの制作にありつけたのですが、レコード会社の意向により発売が無期延期となり、ソロ・アーティストとしてのデビューが頓挫してしまいます。

 

しかし転機はすぐに訪れます。

 

当時交際をしていた音楽プロデューサーのケヴィン・ギルバートが所属する即興音楽グループ「チューズデイ・ミュージック・クラブ」に参加することとなり、それがきっかけでそのままアルバム『Tuesday Night Music Club』でデビューを果たしています。

 

それ以降は現在までに12枚のオリジナル・アルバムをリリースしています。(クリスマス・アルバムも含む)

 

ちょうどこのブログ記事を書いている5ヶ月ほど前の2024年3月29日に最新作となる『Evolution』がリリースされたばかりです。

 

一時期は2019年にリリースされた11作目のアルバム『Threads』リリース後に「これが最後のアルバムになるかも。」と語っていました。

 

これはフル・アルバムのリリースが最後になるかも?ということで、それ以降もEP盤のリリースの可能性やライヴ活動を続けることは明言していました。

 

しかし2023年11月になり、突如『Threads』の次回作となるフル・アルバムを2024年にリリースすることを公式にアナウンスしました。

 

結果として、実際に今年3月に12作目のアルバムとなる『Evolution』がリリースされてファンはホッとすることとなりました。

 

まだまだこの次のアルバムも期待できそうで何よりです。

 

それでは今回はシェリル・クロウのおすすめアルバムを5作品選んで、ランキング形式でご紹介します。

 

ベスト盤やコンピレーション・アルバムはランキングから除外していますが、話の流れでご紹介することはあります。

 

それでは第5位からです。

 

シェリル・クロウのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

第5位:Sheryl Crow – 『Feels Like Home』

第5位は、2013年にリリースされた9作目のアルバム『Feels Like Home』です。

 

デビュー時からカントリー・ミュージックからの影響が垣間見えていたシェリル・クロウでしたが、アルバム・デビューから20年経ってついに自身初のカントリー・アルバム『Feels Like Home』をリリースしました。

 

2003年に初のベスト・アルバム『The Very Best of Sheryl Crow』をリリースした際にキャット・スティーヴンスの曲”The First Cut Is the Deepest”をカヴァーしており、それが彼女にとっての初のカントリー・ソングのシングル化でした。

 

それから10年が経ち久しぶりのカントリー・ソングのシングル化となった”Easy”をリリースしました。

 

この曲をリード・トラックとして発表された通算9作目となるスタジオ・アルバム『Feels Like Home』は、シェリル・クロウにとって初のカントリー・アルバムとなります。

 

アルバムからの2ndシングルとなった”Callin’ Me When I’m Lonely”は、珍しくシェリル自身の作曲ではなくナッシュヴィル出身の作曲家ロドニー・クローソンと歌手のブレント・アンダーソンからの提供曲でした。

 

しかしこれがシェリルのイメージに合ったが曲で、見事に自分の曲のように歌い上げています。

 

目立ったヒット・シングルこそないものの、カントリー・ミュージックとシェリル・クロウの組み合わせは相性が良く、「無理していないシェリル・クロウ」を聴くことが出来る自然体のアルバムです。

 

まるでボン・ジョヴィの2007年の作品『Lost Highway』のような、「ロック・シンガーがちょっぴりカントリー・ミュージックの要素を交えたアルバムを作ってみた」感がちょうどよかったりします。

 

ガチのカントリーよりも返って聴きやすいのが特徴です。

 

第4位:Sheryl Crow – 『Wildflower』

一般的には評価が低いアルバムですが、個人的にはかなり好きなアルバムです。

 

『Wildflower』は、2005年にリリースされた5作目のアルバムでした。

 

前作『C’mon, C’mon』が大ヒットした後のアルバムでしたが、『C’mon, C’mon』がシェリル・クロウのキャリアの中で最もポップなアルバムだったのに対して、こちらの『Wildflower』はそこまで弾けていない地味な曲が多い印象です。

 

しかしその分、奥行きのあるストリングスのアレンジが施された曲があったりして、「深いアルバム」になっています。

 

僕個人としては『C’mon, C’mon』は、「無理しているシェリル・クロウ」のアルバムに思えました。

 

今やシェリルを代表する人気曲となった”Soak Up the Sun”ですが、イントロのデジタルなビートも含めてどこか「無理して陽キャを演じている」ようにすら感じます。

 

シェリル・クロウに「夏のイメージ」は、そこまで感じません。

 

しかし本作に収録されているリード・トラックの”Good Is Good”と2ndシングルの”Perfect Lie”の哀愁感こそシェリル・クロウに合っていると思います。

 

特に”Perfect Lie”の壮大な音作りはサウンド面でも素晴らしく、心に残る名曲だと言えます。

 

残念ながらセールス的に不振に終わったアルバムのため、本作収録曲はベスト・アルバムにもチョイスされることがなく、ライヴでもほぼ取り上げられませんが…個人的にはこの渋い路線でその後のアルバムも制作して欲しかったと思います。

 

第3位:Sheryl Crow – 『The Globe Sessions』

こちらはちゃんと評価されているシェリル・クロウの「渋い路線」のアルバムです。

 

『The Globe Sessions』は、1998年にリリースされた3作目のアルバムです。

 

僕がリアルタイムで初めて購入したシェリル・クロウのアルバムが本作です。

 

日本盤と海外盤のアルバム・ジャケットは違っていて、下記のアートワークが日本盤となります。

 

本作には、シェリル自身がお気に入りの曲”My Favorite Mistake”が収録されています。

 

この曲は「浮気者との不倫関係」について「私のお気に入りの過ち」として歌詞に描かれていますが、その相手は当時シェリル・クロウが短期間付き合っていたとされるエリック・クラプトンのことだったという噂があります。

 

しかしこの件については、両者共に公式に発表したわけではなく、単なる噂レベルのゴシップのようなものです。

 

シェリル自身もこの曲の物語に登場する浮気者については、自分以外には教える気もなく、誰も知ることはないと語っています。

 

と、長々と書きましたが…個人的にはこういったゴシップ話ってどうでもいいな~と感じます。

 

単なるこの曲の「ネタ」として書きましたが、大人同士の関係であれば「誰と誰が付き合おうが本人達の勝手」なので、無関係の外野が騒ぎ立てるのはおせっかい以外の何物でもありませんよね。

 

それよりもこの”My Favorite Mistake”の渋い曲調がシェリルの歌声に合っていることの方が重要です。

 

バックのギターの音色も、おそらくフェンダー系のアンプを使ったであろう、スプリング・リヴァーブの「ピシャンピシャン」音に、ヴィブラートのツマミ(実際にはトレモロ効果)を使ったであろう奥行きのあるサウンドが魅力的です。

 

ちなみにアメリカのミュージシャンはトレモロを微妙に掛けるサウンド作りがお好きなようで、よく耳にするアメリカンなギターサウンドは、スラップバックと呼ばれるショート・ディレイの音と、微妙なトレモロの音が特徴です。

 

今でも度々ライヴで披露される曲で、シェリルも毎回演奏するのが楽しいと語っていました。

 

続く2ndシングルにも選ばれた”There Goes the Neighborhood”も渋めの曲で、イントロに「まるでスタジオ・セッション中」のような生々しいサウンド・チェック時の会話のようなものが残されています。

 

こういった渋めの曲の方がシェリルのイメージには合っています。

 

次回作に収録される”Soak Up the Sun”は、「無理している」感じがします。

 

ただ本作が暗いイメージのアルバムだったため、次回作の『C’mon, C’mon』がポップ過ぎるアルバムになったのでしょう。

 

ちなみに3曲目の”Riverwide”は、後にジャズ・サックス奏者のジョシュア・レッドマンがエラスティック・バンド名義にて2005年にリリースしたアルバム『Momentum』にて取り上げていた曲です。

 

まるでアメリカの広大な渓谷にて撮影された映画に使われていそうな曲です。

 

また本作にはライヴ・トラックが6曲収録されたディスク2がオマケで付いているスペシャル・エディションも存在しています。

 

そこに収録されていいる”Riverwide”のライヴ演奏も素晴らしいので、ぜひこちらも聴いて欲しい作品です。

 

第2位:Sheryl Crow – 『Tuesday Night Music Club』

本来のデビュー作となるはずであった幻のセルフ・タイトル作『Sheryl Crow』は、レーベル側とシェリル自身の意向でリリースに値しないと判断されお蔵入りとなりました。

 

しかしすぐにシェリル・クロウは『Tuesday Night Music Club』でデビューを果たします。

 

デビューまでの経緯については先に軽く述べておりますが、本作『Tuesday Night Music Club』は、1993年にリリースされたシェリル・クロウのデビュー作です。

 

すでに10年近くの下積み時代があったシェリルの1stアルバムは、新人のデビュー作とは思えないような落ち着いた作風です。

 

デビュー・シングルともなった”Run, Baby, Run”は今でもライヴで度々演奏されている人気の曲です。

 

僕はデビュー曲が名曲で、そのデビュー曲を大事にするミュージシャンが好きなのですが、シェリル・クロウもそのパターンです。

 

本作は6曲ものシングルがカットされており、その中でも”Leaving Las Vegas”と”All I Wanna Do”と”Strong Enough”は、今でもライヴで演奏されている人気曲です。

 

特に”All I Wanna Do”は、一番の人気曲で、この曲がじわじわとヒット・チャートを駆け上がっていったことで本作のセールスも上がっています。

 

オアーヴァー・プロデュース気味だったという幻のデビュー作は、もっと本来のシェリル・クロウらしい自然体のアルバムへと変化してこうして新たなデビュー作として発表されました。

 

ちなみにシングル化はされていないものの、アルバム最終曲の”I Shall Believe”もライヴでよく演奏されている曲です。

 

第1位:Sheryl Crow – 『Sheryl Crow』

第1位は、幻のデビュー作ではなく…正式にリリースされた1996年の2ndアルバム『Sheryl Crow』です。

 

本作も『The Globe Sessions』と同じく、海外盤は地味なアルバム・ジャケットだったのが、日本盤では派手なメイクをしてギラギラのジャケットを身に纏ったシェリル・クロウの写真が使われたアートワークに変更されています。

 

僕ら日本人にしたらこちらのギラギラした濃いメイクのシェリル・クロウのイメージが強いのですが、本来はすご~く地味なジャケットのアルバムでした。

 

おそらく本作が最も有名なシェリル・クロウのアルバムだと思うのですが、その理由の1つが大ヒットしたシングル曲”Everyday Is a Winding Road”が収録されているからだと言えます。

 

この曲はシェリルのライヴでも必ず演奏されているファンにも大人気の曲です。

 

あのプリンスもカヴァーした曲で、1999年のアルバム『Rave Un2 the Joy Fantastic』に収録されていました。

 

もちろんこの曲だけでなく、先行シングルとしてリリースされた”If It Makes You Happy”も人気の曲です。

 

こちらもライヴで毎回のように演奏される人気曲で、サビ部分のシェリルのシャウトを聴くのが楽しみな曲です。

 

3rdシングルの”Hard to Make a Stand”は目立った曲ではありませんが、アコースティック・ギターで始まる4thシングルの”A Change Would Do You Good”もライヴでよく演奏される人気の曲です。

 

印象に残るシングル曲も多く、それでいて「無理していないシェリル・クロウのアルバム」と感じられる自然体のアルバムです。

 

なぜ日本盤は濃いメイクの写真が使われているのかよくわかりませんが、しかし海外のオリジナル盤もアルバムの内容に反して地味過ぎるアートワークなので、どちらもジャケットのデザインが合ってないのが良くない点です。

 

まぁだからといって本作にピッタリのアートワークも思いつかないので…アルバムの中身で評価しましょう。

 

当時は日本でもCMで使われていたことがあるシェリル・クロウの代表曲”Everyday Is a Winding Road”が収録された最高傑作『Sheryl Crow』です。

 

<スポンサーリンク>



 

以上、【シェリル・クロウのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。

 

今後はフル・アルバムをリリースしない発言を撤回して、無事に最新作『Evolution』をリリースしたシェリル・クロウですが、今後も更なる最新作や音楽活動に期待できるミュージシャンです。

 

僕は一度だけ『C’mon, C’mon』リリース後の来日公演を観に行ったことがありました。

 

大阪公演を観に行ったので、後にリリースされた『Live At Budokan』の武道館公演とは違いますが、同じ時期に来日公演を観ています。

 

この時のライヴではアンコールでグランド・ピアノの上に立ち、レッド・ツェッペリンの”Whole Lotta Love”をカヴァーしていました。(同曲はプリンスもライヴでカヴァーしていましたね。)

 

その当時は意外な選曲に少し驚いたのですが、シェリルは1995年にツェッペリンの”D’yer Mak’er”をカヴァーしてシングル化していました。

 

こちらは1995年にリリースされたツェッペリンのトリビュート・アルバム『Encomium: A Tribute to Led Zeppelin』に収録されていた曲のシングル化でした。

 

今ではこの”D’yer Mak’er”は、『Tuesday Night Music Club』のデラックス・エディションで聴くことが出来ます。

 

今後の来日公演にも期待したいところです。

 

またこれ以外にもガンズ・アンド・ローゼズの”Sweet Child O’ Mine”のカヴァーをしており、シングル・リリースもしています。

 

オリジナル曲だけでなくカヴァー曲も歌っても良いのがシェリル・クロウです。

 

今回初めてシェリル・クロウを知ったという方も、これからシェリル・クロウを聴いてみたかったという人も、ぜひこのブログ記事を参考に各アルバムを聴いてみて下さい。

他に関連するお勧め記事

 

90年代にリリースされた女性シンガーが歌うカントリー・ポップのおすすめアルバム10選
アラニス・モリセットのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
ナタリー・インブルーリアのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
5Albumsの一覧に戻る
ディープ・ファンクのブログ記事のまとめはこちらからご覧ください→
ザ・ニュー・マスターサウンズののブログ記事のまとめはこちらからご覧ください→
エレクトロ・ハーモニクスのエフェクターを特集したブログ記事のまとめはこちらからご覧ください→
ネオ・ソウルを特集したブログ記事のまとめはこちらからご覧ください→
ブルースを特集したブログ記事のまとめはこちらからご覧ください→
【オリジナル・アルバムを勝手にベスト5シリーズ】の一覧はこちらからご覧ください→
初心者におすすめしたいミクスチャー・ロックのアルバム20選のブログ記事はこちらからご覧ください→
レゲエ初心者さんにおすすめしたい歌もの曲が詰まったアルバム20選のブログ記事はこちらからご覧ください→
<関連コンテンツ>
オリジナルLINEスタンプ『まめチキ君』『もじもじうさぎ もじたん』『陽気なサボテン・ムーチョ』販売中です。ぜひ買ってください。ガンガン使ってね。詳しくはこちらからご覧ください→

※このブログに掲載しているイラストや写真、テキスト等の無断引用・無断借用・無断転載・無断使用は固くお断りしております。ご利用はご遠慮ください。

Related Articles

Quick Category

  • カテゴリー:Music
  • カテゴリー:Guitar
  • カテゴリー:Live
  • カテゴリー:5Albums