
2025/02/16
ニュー・オーダーのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

【第149回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご介シリーズ
革新とリズムが交差するニュー・ウェイヴ・バンド、ニュー・オーダー(New Order)のおすすめアルバムをご紹介!
【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第149回です。
さて今回は、革新とリズムが交差するニュー・ウェイヴ・バンド、ニュー・オーダー(New Order)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。
ニュー・オーダーについて
ニュー・オーダーは、イギリスのロック・バンドであり、1980年代以降の音楽シーンに大きな影響を与えた存在です。
彼らは、ポストパンクの代表的バンド「ジョイ・ディヴィジョン」の活動停止を経て、新たなスタートを切ったことで知られています。
メンバーにはボーカル兼ギターのバーナード・サムナー(通称バーニー)、ベースのピーター・フック(愛称フッキー)、ドラマーのスティーヴン・モリス、そしてキーボードのスティーヴンの恋人のジリアン・ギルバートが名を連ねています。
この独特なラインナップが、ニュー・オーダーのサウンドの基盤となりました。
バンドの転機となったのは、1983年にリリースされたシングル「ブルー・マンデー」です。
この曲はエレクトロニック・ダンス・ミュージックの先駆けとされ、当時のクラブシーンを席巻しました。
また、この楽曲の成功により、ニュー・オーダーはエレクトロニック・ミュージックとロックを融合させる新しいスタイルを確立しました。
その後も『パワー・コラプションズ・アンド・ライズ』や『ロウライフ』といったアルバムを発表し、世界中の音楽ファンを魅了しました。
ニュー・オーダーの音楽性は、ジョイ・ディヴィジョン時代の暗く内省的な雰囲気を受け継ぎながらも、シンセサイザーを多用した明るく軽快なメロディが特徴です。
特にバーニーの感情豊かなボーカルとフッキーの独特な高音ベースラインは、多くのファンにとって欠かせない要素となっています。
また、スティーヴン・モリスの正確無比なドラミングとジリアン・ギルバートの幻想的なキーボードも、バンドの音楽に不可欠な役割を果たしています。
ニュー・オーダーは長いキャリアの中で解散や再結成を経験しながらも、常に革新的な音楽を作り続けています。
彼らの作品は、ポストパンクやニューウェーブの枠を超え、現代の音楽シーンにも多大な影響を与え続けています。
音楽ファンなら一度は耳にしておきたいバンド、それがニュー・オーダーです。
それでは今回はニュー・オーダーのオリジナル・アルバムから僕が好きな作品を5枚選んでランキング形式でご紹介します。
ベスト盤やコンピレーション・アルバムにライブ盤は除外しています。
まずは第5位からどうぞ。
ニュー・オーダーのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
第5位:New Order – 『Brotherhood』
第5位は、1986年にリリースされた4作目のアルバム『Brotherhood』です。
このアルバムは、前半がギターを中心としたロック寄りの楽曲、後半がエレクトロニック色の強い楽曲という独特の構成が特徴です。
足がけ2年にも及ぶツアーの合間に少しずつ制作された作品で、前作にあったような派手なダンス・ナンバーやメロディアスな曲が少なくなったダークなアルバムでもあります。
その代わりにフッキーのベースがメロディアスなアプローチを取っており、らしさが発揮されてもいます。
アルバムからの第一弾シングルとしてリリースされた”State of the Nation”は、力強いリズムと政治的なテーマを持つ歌詞が印象的な曲です。
1984年までのニュー・オーダーは、シングル曲とアルバムは別という発想の元で、基本的には未収録の場合が多くありました。
本作は1986年のアルバムではありますが、この”State of the Nation”もオリジナル盤には未収録で、CD化の際にボーナストラックとして追加収録されています。
第二弾シングルの”Bizarre Love Triangle”は、キャッチーなメロディと複雑な感情を描いた歌詞で世界中のリスナーを魅了しました。
この曲は現在も多くのアーティストによってカバーされており、ニュー・オーダーの代表曲の一つとして広く知られています。
他のアルバム収録曲には、オープニングを飾る”Paradise”や、ギターリフが印象的な”Weirdo”、エネルギッシュなサウンドが際立つ”Broken Promise”など、多彩な楽曲が揃っています。
さらに、後半に収録された”All Day Long”や”Every Little Counts”は、エレクトロニック要素が際立ち、アルバム全体のバランスを保つ重要な役割を果たしています。
『Brotherhood』は、ニュー・オーダーのサウンドの進化と多様性を感じることができる作品です。
ロックファンにもエレクトロニックミュージックファンにもおすすめのアルバムで、ニュー・オーダーの音楽に触れるきっかけとしても最適です。
第4位:New Order – 『Movement』
第4位は、1981年にリリースされたデビューアルバム『Movement』です。
本作は、ポストパンクとエレクトロニックの融合が際立つ作品です。
このアルバムは、前身バンドであるジョイ・ディヴィジョンの解散後に制作され、メンバーが新しいサウンドを模索していた時期の記録でもあります。
暗く内省的な雰囲気を持ちながらも、新たな方向性を感じさせる一枚です。
オープニングトラックの”Dreams Never End”は、ハイポジションでメロディアスなフレーズを弾くピーター・フックの特徴的なベースラインが光る曲で、力強いサウンドが印象的です。
“Truth”は、シンセサイザーを中心にしたミニマルなアレンジが魅力的で、バンドの未来を予感させる楽曲です。
“Senses”や”Chosen Time”は、ロックとエレクトロニックの要素が絶妙に組み合わさり、アルバム全体のテンポを盛り上げます。
さらに、”The Him”や”ICB”は、ジョイ・ディヴィジョン時代を思わせる重厚で感情的なサウンドが特徴です。
ラストトラックの”Denial”は、静と動が織りなすダイナミックな展開が印象的で、アルバムを締めくくるにふさわしい一曲となっています。
『Movement』は、ニュー・オーダーが新しい音楽性を模索しつつも、ジョイ・ディヴィジョンの影響を巧みに活かした重要な作品です。
ポストパンクとエレクトロニックミュージックの狭間で生まれたこのアルバムは、ニュー・オーダーの原点を知りたい方にぜひおすすめです。
オリジナル・アルバムのLPとCDに、未発表デモ入りのCD、当時のライヴ映像、TV出演映像を収録したDVDを収録したボックス・セット『ディフィニティヴ・エディション』もおすすめです。
第3位:New Order – 『Technique』
第3位は、1989年にリリースされた5作目のアルバム『Technique』です。
本作は、エレクトロニックミュージックとロックの融合が高い完成度で実現された作品です。
スペインのイビサ島での録音セッションから生まれたこのアルバムは、当時のクラブシーンやアシッドハウスの影響を受けつつ、ニュー・オーダーらしいメロディアスなサウンドを保っています。
当時、ニュー・オーダー自身も経営に関わっていたクラブ「ハシエンダ」では、イビサ・スタイルのバレリアックなアシッド・ハウスのパーティーが流行っていたこともあり、本作は全体的に派手なダンス・チューンで統一されています。
第一弾シングルとしてリリースされた”Fine Time”は、アシッドハウスの要素を取り入れた斬新な楽曲で、ダンスミュージックとしての側面が強調されています。
独特なリズムとエネルギッシュな展開が印象的です。
続いてリリースされた”Round and Round”は、キャッチーなメロディと洗練されたアレンジが特徴で、アルバム全体の中でも特にポップな楽曲として人気を集めました。
第三弾シングルの”Run 2″は、穏やかなメロディと感情的な歌詞が融合した楽曲で、バンドの持つ柔らかい一面を感じさせます。
アルバム収録曲の中では、オープニングトラックの”Fine Time”に続く煌びやかなシンセサイザーが目立つ”All the Way”や、ロック的要素が強い”Guilty Partner”、幻想的な雰囲気を持つダンス・チューンの”Vanishing Point”なども注目です。
また、クロージングトラックの”Dream Attack”は、アルバム全体を締めくくるにふさわしい美しくダンサンブルな楽曲です。
『Technique』は、ニュー・オーダーの創造性が最高潮に達したアルバムの一つで、エレクトロニックミュージックのファンにもロックファンにも愛され続けています。
イビサ島での影響が色濃く反映された本作を通じて、彼らの音楽の多様性と革新性をぜひ体感してみてください。
本作リリース後に録音された5曲入りEP『1981-1982』もおすすめです。
名曲”Everything’s Gone Green”は必聴です!
第2位:New Order – 『Low-Life』
第2位は、1985年にリリースされた3作目のアルバム『Low-Life』です。
本作は、バンドのサウンドがより成熟し、ロックとエレクトロニックの要素が完璧に融合した作品です。
全8曲で構成されたこのアルバムは、ニュー・オーダーがその音楽性を広げた重要な一枚として知られています。
第一弾シングルとしてリリースされた”The Perfect Kiss”は、シンセサイザーの斬新な使い方とドラマティックな展開が特徴です。
この曲は、エレクトロニックミュージックとポップソングの境界を打ち破る存在感を放っています。
続く第二弾シングル”Sub-culture”は、クラブ向けのダンスビートと独特なヴォーカルアレンジが際立つ楽曲で、アルバムの中でも特にダンスミュージックファンに支持されています。
他にも、アルバムのオープニングを飾る”Love Vigilantes”は、軽快なリズムとストーリーテリングのある歌詞が魅力の楽曲です。
3曲目の”This Time of Night”は、ムーディーな雰囲気と複雑なアレンジが特徴的で、バンドの多様性を感じさせます。
“Sunrise”は、ギターリフが前面に出たエネルギッシュなロックサウンドが楽しめるトラックです。
さらに、”Elegia”は、美しいインストゥルメンタルで、感情的な深みを持つメロディが印象的です。
“Sooner Than You Think”や、アルバムの締めくくりとなる”Face Up”は、ポップで親しみやすい一方で、ニュー・オーダーらしい革新性を感じさせる楽曲となっています。
『Low-Life』は、ニュー・オーダーがロックとエレクトロニックの境界を探求し続ける姿勢を示した重要な作品です。
第1位:New Order – 『Power, Corruption & Lies』
第1位は、1983年にリリースされたセカンドアルバム『Power, Corruption & Lies』(邦題:『権力の美学』)です。
この作品は、前作『Movement』のポストパンク色を引き継ぎながら、より大胆にエレクトロニックサウンドを取り入れ、バンドの音楽的進化を示しています。
全8曲から構成されており、アルバム全体が一貫したテーマと雰囲気で彩られています。
オープニングを飾る”Age of Consent”は、明るいメロディとエネルギッシュなリズムが特徴の楽曲で、多くのリスナーに愛されています。
続く2曲目の”We All Stand”は、より内省的なトーンを持つ楽曲で、ニュー・オーダーの多面的な音楽性を感じさせます。
“The Village”は、キャッチーなメロディとシンセサウンドが心地よい一曲です。
アルバム後半には、ダークで幻想的な”Your Silent Face”や、重厚なベースラインが印象的な”Ultraviolence”などがあります。
さらに、”Ecstasy”はエレクトロニックサウンドを前面に押し出したトラックで、クロージングトラックの”Leave Me Alone”は感傷的な雰囲気を持つ楽曲としてアルバムを締めくくります。
ちなみに『Power, Corruption & Lies』のアメリカ盤LPには、シングル曲”Blue Monday”とそのB面曲”The Beach”が追加収録されていました。
“Blue Monday”は、ダンスミュージックの歴史を変えた名曲として広く知られ、そのリズムとメロディは今もなお新鮮です。
“The Beach”は、”Blue Monday”をリミックスしたインストゥルメンタルで、独自の魅力を持っています。
“Blue Monday”は、1995年にもリミックス・バージョンを収録したCDシングルがリリースされています。
さらに、『権力の美学【コレクターズ・エディション】』というCD2枚組の特別版では、Disc-2に”Blue Monday”と”The Beach”が収録されています。
このコレクターズ・エディションは、レア音源やリミックスが多数収録されており、ファンにとっては必携のアイテムです。
『Power, Corruption & Lies』は、ニュー・オーダーの音楽的な成熟と実験精神を存分に味わえる一枚です。
ポストパンクとエレクトロニックの絶妙なバランスを楽しむことができるこのアルバムを、ぜひチェックしてみてください。
以上、【ニュー・オーダーのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。
ニュー・オーダーの魅力は、ポストパンクからエレクトロニックミュージック、さらにはダンスミュージックまで幅広いジャンルを自在に行き来するその多様性にあります。
今回ご紹介した『Power, Corruption & Lies』をはじめ、『Low-Life』や『Technique』、『Brotherhood』、『Movement』など、それぞれのアルバムが異なるアプローチで音楽の可能性を追求しながらも、常にニュー・オーダーらしさを感じさせてくれる名作ばかりです。
どの作品も、時代を超えて愛され続ける音楽的な革新と情熱が詰まっています。
ぜひこれらのアルバムを通して、ニュー・オーダーの音楽の深みと進化の過程をじっくりと体感してみてください。
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