
2025/02/14
ビースティ・ボーイズのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

【第148回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご介シリーズ
元ハードコア・パンク・バンドだったニューヨーク発のヒップホップ・グループ、ビースティ・ボーイズ(Beastie Boy)のおすすめアルバムをご紹介!
【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第148回です。
さて今回は、元ハードコア・パンク・バンドだったニューヨーク発のヒップホップ・グループ、ビースティ・ボーイズ(Beastie Boy)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。
ビースティ・ボーイズの歴史と魅力
ビースティ・ボーイズは、1978年にニューヨークで結成されたヒップホップ・グループで、革新的な音楽スタイルと独自のパフォーマンスで世界的な名声を博しました。
もともとは「ヤング・アボリジニーズ」(the Young Aborigines)という名前の実験的ハードコアパンクバンドとしてスタートしましたが、その後ヒップホップに完全に転向し、音楽シーンに大きな影響を与えました。
バンドの初期メンバーには、ボーカルのマイク・ダイアモンド(マイクD)、ベースのジェレミー・シャタン、ギタリストのジョン・ベリー、そしてドラムのケイト・シェレンバックが名を連ねていました。
しかし、1981年にシャタンが脱退し、アダム・ヤウク(通称MCA)がベースを担当するようになります。
このとき、バンド名も「ビースティ・ボーイズ」に変更されました。
その後すぐにベリーが抜け、新メンバーとしてアダム・ホロヴィッツ(通称Ad-Rock)が加わり、現在の基盤が築かれました。
1983年にリリースされたシングル”Cooky Puss”は、ヒップホップの要素を取り入れた実験的な楽曲で地元ニューヨークで注目を集めました。
この成功を機に、ビースティ・ボーイズはヒップホップに完全に方向転換し、シェレンバックもバンドを離れることになりました。
ビースティ・ボーイズの代表的なアルバムには、デビュー作『Licensed to Ill』や、ジャンルを超えた音楽性で評価された『Paul’s Boutique』、そしてグラミー賞を受賞した『Ill Communication』などがあります。
“Fight For Your Right”や”Sabotage”といったヒット曲は、彼らのユーモアと鋭い社会風刺を反映しており、現在でも多くのファンに愛されています。
ビースティ・ボーイズの音楽は、ヒップホップだけでなく、ロックやパンクの要素を巧みに融合させた独自のスタイルが特徴です。
また、音楽以外の分野でも、メンバーのMCAは環境保護活動やチベット独立運動に積極的に関与し、影響力を発揮しました。
彼らの革新性と多様性は、現在の音楽シーンにおいても高く評価されています。
ビースティ・ボーイズの音楽は、新たなリスナーにとっても刺激的であり、彼らの作品を通じてヒップホップの歴史と可能性を感じることができるでしょう。
それでは今回はビースティ・ボーイズのオリジナル・アルバムから僕が好きな作品を5枚選んでランキング形式でご紹介します。
ベスト盤やコンピレーション・アルバムにライブ盤は除外しています。
まずは第5位からどうぞ。
ビースティ・ボーイズのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
第5位:Beastie Boy – 『Hello Nasty』
第5位は、、1998年にリリースされた彼らの5作目のアルバム『Hello Nasty』です。
本作は、グラミー賞を受賞するなど高い評価を受けた作品です。
このアルバムは、ジャンルを超えた多彩な音楽性と革新的なプロダクションが特徴で、ヒップホップ、エレクトロ、ファンク、ジャズの要素が絶妙に融合しています。
アルバムの第一弾シングルとしてリリースされた”Intergalactic”は、特徴的なロボットボイスのコーラスとエレクトロビートが印象的で、世界的なヒットを記録しました。
また、第二弾シングル”Body Movin'”では、ファンキーなリズムとユニークなサンプリングが耳に残る楽曲で、ミュージックビデオも話題になりました。
さらに、第三弾シングル”The Negotiation Limerick File”は、複雑なリリックとリズミカルなフローが際立つ一曲で、彼らのラップスキルを存分に感じられます。
そして、第四弾シングル”Remote Control / Three MC’s and One DJ”は、エネルギッシュなラップと斬新なビートが融合した作品で、特に”Three MC’s and One DJ”は、ライブ感あふれるサウンドがファンの心を掴みます。
『Hello Nasty』にはこれ以外にも魅力的な楽曲が多数収録されています。
1曲目の”Super Disco Breakin'”や2曲目の”The Move”はアルバムの幕開けを飾る勢いのあるトラックで、”Just a Test”や”Flowin’ Prose”ではユーモアと巧みな言葉遊びが光ります。
“Song for Junior”はサンタナ風のラテン音楽の影響を受けたインストゥルメンタルで、アルバムの多様性を示す一曲です。
また、”I Don’t Know”ではしっとりとしたメロディと独特な歌詞が印象的で、ビースティ・ボーイズの幅広い音楽性を感じさせます。
『Hello Nasty』は、彼らのキャリアの中でも特に多彩なアルバムであり、新旧のファンを問わず楽しめる作品です。
大幅にレア音源を追加した2枚組CD『リマスター・エディション』もおすすめです。
第4位:Beastie Boy – 『Check Your Head』
第4位は、1992年にリリースされた3作目のアルバム『Check Your Head』です。
本作は、ヒップホップとパンク、ファンクを融合させた革新的な作品です。
このアルバムでは、メンバー自身が楽器を演奏している点が特徴で、音楽的な多様性とDIY精神を感じさせる内容となっています。
アルバムの第一弾シングル”Pass the Mic”は、力強いビートとリズムが印象的なトラックで、彼らのラップスキルを存分に楽しむことができます。
続く第二弾シングル”So What’cha Want”は、重厚なベースラインとサイケデリックなサウンドが特徴です。
第三弾シングル”Jimmy James”は、アルバム1曲目に収録されているベースラインが特徴的な曲です。
こちらのシングル盤のアートワークをプリントしたTシャツもあります。
さらに、第四弾シングル”Gratitude”は、ファズの効いたベースとギターリフが際立つロック色の強い一曲で、ライブでも人気の高いナンバーです。
そして、第五弾シングル”Professor Booty”では、ユーモア溢れるリリックと軽快なリズムが融合し、リスナーを楽しませてくれます。
『Check Your Head』には、こういったシングル以外にも注目すべき楽曲が多数収録されています。
2曲目の”Funky Boss”や6曲目の”Finger Lickin’ Good”はファンキーなリズムが印象的で、”Something’s Got to Give”ではレア・グルー風のヴ緩やかなグルーヴを味わえます。
“Time for Livin'”は、ビースティ・ボーイズのハードコア・パンクのルーツを強く感じさせるエネルギッシュなトラックです。
“The Maestro”や”Live at P.J.’s”では、ジャズやファンクの影響が色濃く反映されています。
“Groove Holmes”は、ジャズ・オルガン奏者リチャード・”グルーヴ”・ホームズへをサンプリングしたオマージュ曲です。
『Check Your Head』は、ジャンルの枠を超えた多彩なサウンドが詰まったアルバムであり、ビースティ・ボーイズの音楽的進化を象徴する作品です。
その独自性と革新性は、発売から数十年を経た今も色褪せることはありません。
大幅にレア音源を追加した2枚組CD『リマスター・エディション』もおすすめです。
第3位:Beastie Boy – 『Ill Communication』
第3位は、1994年にリリースされた4作目のアルバム『Ill Communication』です。
本作は、ヒップホップ、パンク、ファンク、ジャズなど、多彩な音楽スタイルを融合させた名盤です。
このアルバムは、ジャンルを超えたサウンドと社会的メッセージを込めたリリックで、リスナーに強い印象を与えています。
アルバムの第一弾シングル”Sabotage”は、エネルギッシュなロックサウンドと怒涛のようなラップが特徴的です。
ちょうどミクスチャー・ロックが流行っていた時代の曲です。
特にスパイク・ジョーンズが監督したミュージックビデオは大きな話題を呼びました。
このミュージックビデオに登場するキャラのフィギュアも存在しています。
第二弾シングル”Get It Together”は、ア・トライブ・コールド・クエストのQティップをフィーチャーしたトラックで、滑らかなフローとジャジーなビートが心地よい一曲です。
第三弾シングル”Sure Shot”では、フルートのサンプルが印象的で、ビースティ・ボーイズらしいユーモアと鋭いリリックが詰まっています。
第四弾シングル”Root Down”は、ジミー・スミスの楽曲をサンプリングしたファンキーなトラックで、ライブでも定番の人気曲です。
『Ill Communication』には、これらのシングル以外にも多くの名曲が収録されています。
歪んだギターが暴れ回る”Tough Guy”や”Heart Attack Man”では、彼らのハードコア・パンクのルーツが色濃く感じられます。
“Alright Hear This”や”Flute Loop”では、ヒップホップとファンクが見事に融合しています。
また、”Bodhisattva Vow”では、仏教の教えを取り入れたリリックが特徴で、メンバーの精神的な成長を感じさせる内容です。
“Futterman’s Rule”は、インストゥルメンタルの実験的なトラックで、アルバム全体の多様性をさらに引き立てています。
『Ill Communication』は、ビースティ・ボーイズの音楽的な幅広さと進化を象徴する作品です。
そのユニークなサウンドとメッセージ性は、リスナーに新たな発見と感動を提供します。
大幅にレア音源を追加した2枚組CD『リマスター・エディション』もおすすめです。
第2位:Beastie Boy – 『Paul’s Boutique』
第2位は、1989年にリリースされた2作目ののアルバム『Paul’s Boutique』です。
本作は、サンプリング技術を極限まで駆使した革新的な作品です。
プロデュースはダスト・ブラザーズが手がけ、リリース当時は商業的に成功しませんでしたが、現在ではヒップホップの名盤として広く認知されています。
第一弾シングル”Hey Ladies”は、ファンキーなギターリフと多層的なサンプリングが特徴的で、ユーモア溢れるリリックが楽しいトラックです。
この曲は、アルバムの持つ遊び心と実験精神を象徴しています。
続く第二弾シングル”Shadrach”は、ジェームズ・ブラウンやスライ&ザ・ファミリー・ストーンの影響を感じさせるトラックで、ダイナミックなフローと豊かなサウンドが際立ちます。
『Paul’s Boutique』には、これらのシングル以外にも注目すべき楽曲が多数収録されています。
オープニングの”To All the Girls”は短いオルガン・ジャズのイントロながらアルバムの世界観を引き込む役割を果たし、続く”Shake Your Rump”は軽快なリズムとファンキーなサンプリングが楽しい一曲です。
“Egg Man”は映画音楽やソウルの要素を巧みに取り入れたトラックで、リスナーを驚かせます。
“The Sounds of Science”では、ビートルズのサンプリングを大胆に使用し、ユニークな展開を見せています。
ちなみにマイク・D は、ビートルズの楽曲を使用することで著作権違反で訴えられることを躊躇したのかインタビュアーに尋ねられたときに「ビートルズに訴えられるよりクールなことなんてあるだろうか?」と返答しています。
他にもエレクトロニカ風の”Car Thief”や”Looking Down the Barrel of a Gun”では、ダークな雰囲気と鋭いリリックが印象的です。
『Paul’s Boutique』は、ヒップホップにおけるサンプリングの可能性を大きく広げた作品として評価されています。
ちなみに本作のアルバム・ジャケットに使われている写真は、ニューヨーク市マンハッタンのローワーイーストサイドにあるラドロー・ストリートを映したものです。
第1位:Beastie Boy – 『Licensed to Ill』
第1位は、1986年にリリースされたデビューアルバム『Licensed to Ill』です。
本作は、ヒップホップ史において画期的な存在として評価されています。
このアルバムは、ヒップホップとロックを大胆に融合させ、ビースティ・ボーイズのユニークな音楽スタイルを確立しました。
リック・ルービンがプロデュースを手がけた本作は、リリース当時から爆発的な人気を博し、ヒップホップアルバムとして初めてBillboard 200で1位を獲得した作品でもあります。
第一弾シングル”Hold It Now, Hit It”は、ビートボックスとサンプリングを巧みに組み合わせた楽曲で、軽快なフローと遊び心のあるリリックが魅力です。
第二弾シングル”Paul Revere”は、逆再生のドラムビートとストーリーテリング形式のリリックが特徴で、シンプルながら印象的な一曲です。
第三弾シングル”The New Style”は、斬新なビートと攻撃的なラップが楽しめます。
第四弾シングル”(You Gotta) Fight for Your Right (To Party!)”は、若者の反抗心を象徴するアンセム的な曲で、キャッチーなギターリフとユーモア溢れるリリックが大ヒットを記録しました。
ちなみにこの曲でギターを弾いているのは、スラッシュ・メタル四天王の一角スレイヤーのギタリスト、ケリー・キングです。
第五弾シングル”Brass Monkey”は、ファンキーなベースラインとダンスフロア向けのビートが印象的で、多くのリスナーを魅了しました。
第六弾シングル”No Sleep till Brooklyn”でもスレイヤーのギタリスト、ケリー・キングがギターソロを担当しており、ロック色の強い楽曲に仕上がっています。
第七弾シングル”Girls”は、ユーモラスなリリックとコミカルなサウンドで、ビースティ・ボーイズらしい軽快な雰囲気を楽しめるトラックです。
他にも、『Licensed to Ill』には多くの名曲が収録されています。
“Rhymin & Stealin”では、ブラック・サバスの”Sweet Leaf”をサンプリングし、斬新なサウンドを生み出しています。
“Sweet Leaf”のオリジナル音源は、ブラック・サバスが1971年にリリースした3作目のアルバム『Master of Reality』に収録されています。
またこの曲は、バットホール・サーファーズが1987年にリリースした3作目のアルバム『Locust Abortion Technician』でカバーしていたこともオルタナティヴ・ロック好きには有名です。
他にも”Slow Ride”や”Slow and Low”では、ファンキーなビートとダイナミックなラップが際立ちます。
また、”Time to Get Ill”は、アルバムの締めくくりにふさわしいグルーヴィーな楽曲です。
『Licensed to Ill』は、ヒップホップとロックの融合を実現した先駆的なアルバムであり、ビースティ・ボーイズの名を一躍有名にした作品です。
以上、【ビースティ・ボーイズのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。
今回ご紹介したビースティ・ボーイズのアルバムは、時代を超えて愛される音楽的冒険と革新の結晶です。
『Licensed to Ill』のエネルギッシュなデビューから、『Paul’s Boutique』の実験的で緻密なサンプリング、『Check Your Head』のジャンルを横断するアプローチ、『Ill Communication』の多様性とメッセージ性、そして『Hello Nasty』のポップで洗練されたサウンドまで、彼らの作品はどれも新たな発見を与えてくれます。
これら5作品は、ビースティ・ボーイズの進化と影響力を象徴するものであり、ヒップホップや音楽そのものの可能性を広げた重要なアルバムです。
ぜひこれらのアルバムを通して、ビースティ・ボーイズの魅力を存分に味わってみてください!
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