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カテゴリー:5Albums

2024/06/26

オリジナル・アルバムを勝手にベスト5!メガデス編

【オリジナル・アルバムを勝手にベスト5シリーズ】デイヴ・ムステイン率いるテクニカル系ヘヴィ・メタル/スラッシュ・メタル・バンド、メガデスのスタジオ・アルバムをおすすめ順で5作品ご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

【第13回】オリジナル・アルバムを勝手にベスト5シリーズ

デイヴ・ムステイン率いるテクニカル系ヘヴィ・メタル/スラッシュ・メタル・バンド、メガデスのおすすめアルバムをご紹介!

【オリジナル・アルバムを勝手にベスト5シリーズ】の第13回です。

 

前回はヘヴィ・メタル/スラッシュ・メタル界を代表するモンスター・バンド、メタリカのアルバムを5枚選んでご紹介しました。

 

オリジナル・アルバムを勝手にベスト5!メタリカ編

 

その続きと言っては何ですが、今回は同じくヘヴィ・メタル/スラッシュ・メタル界を代表するバンドの一つであるメガデスのオリジナル・アルバムから5作品を選びたいと思います。

 

ちなみにこのシリーズの第13回目にメガデスを選んだのは、狙ってです!

 

やはり不吉な数字「13」はメガデスに似合います!

 

デイヴ・ムステイン率いるテクニカル系ヘヴィ・メタル/スラッシュ・メタル・バンド、メガデスというバンド

メガデスは元はメタリカのリード・ギタリストだったデイヴ・ムステインによって1983年に結成されたヘヴィ・メタル・バンドです。

 

メガデスはムスティンの腕の故障を理由に2002年に一度解散しています。

 

しかし2004年には再結成して、今に至るまで止まることなく活動を続けています。

 

前回のメタリカのブログ記事にも書いていたのですが、メガデス結成前のムステインはイケナイお薬の売人をやっていたり、若気の至りからか素行も悪かったようです。

 

そういった問題からメタリカを解雇されてしまいます。

 

その悔しさから自身がリーダーのバンド、メガデスを結成しました。

 

メガデスではムステインは作詞作曲にギターだけでなくリード・ボーカルも担当しています。

 

そのためバンドには必ずもう1人のギタリストが在籍しています。

 

オリジナル・メンバーは、ボーカル/ギターのデイヴ・ムステイン、ベーシストのデイヴィッド・エレフソン(通称ジュニア ※ムステインと同じデイヴなので混同を避けるためこう呼ばれています。)、ギターのクリス・ポーランド、ドラムのガル・サミュエルソンというメンバーです。

 

ただしムステイン以外のメンバーは時期によって流動的で、実際には「デイヴ・ムステイン=メガデス」といったバンドです。

 

そんな中でも80年代後半から90年代まで続いた、ムステイン、ジュニア、マーティ・フリードマン(ギター)、ニック・メンザ(ドラム)という布陣が黄金のラインナップだと言われています。

 

そう呼ばれるのは、この時期に多くのヒット・アルバムをリリースしたからです。

 

しかし必ずしもこのラインナップの時期だけがバンドの全盛期だと言うことはありません。

 

先に書いておきますと、今回のこのランキングではこのラインナップでリリースしたアルバムは1作品しか選んでいません。

 

これまでにメガデスには数多くの名ギタリストが在籍しており、それぞれの時期に良さがありました。

 

クリス・ポーランドやマーティ・フリードマンだけでなく、ジェフ ヤングやクリス・ブロデリックにキコ・ルーレイロと…彼らが在籍していた時期にも名作があります。

 

残念ながら今回の5選で彼ら全員が在籍していた時期のアルバムを満遍なくご紹介することは出来ませんでしたが、それで1人のギタリストの時期だけに集中してはいません。

 

もちろんギタリストだけでなくリズム隊もメガデスでは時期によってメンバーが全然違います。

 

ニック・メンザは1998年に解雇されており、その後2004年に一度復帰はしたものの、その後はバンドを離れ残念ながら2016年に亡くなっています。

 

ジュニアはメガデス解散後にバンドを離れていましたが、再結成後の2010年からバンドに復帰しています。

 

しかし2021年にファンとのプライベートな動画が流出したことが問題視されバンドを解雇されてしまいました。

 

今現在はサポート・メンバーだったジェイムス・ロメンゾが正式ベーシストの座に就いています。

 

さて今回もベスト盤やライヴ盤にコンピレーション・アルバムは除いたスタジオ・アルバムの中から5作品を選んでいます。

 

これまでにメガデスはオリジナル・アルバムを16作品リリースしています。

 

その中から僕の好きなアルバムを5つ選んでランキング形式で発表します。

 

基本的にデビュー作品から最新作までメガデスには聴くに堪えない駄作はありません。

 

しかしマーティ・フリードマンが脱退するきっかけとなった1999年のアルバム『Risk』だけはどうも好きになれないので、今回のランキングを書く際に最初から省いて考えました。

 

マーティ・フリードマンは『Risk』で提示されたインダストリアル・ロック風の作風が合わず音楽性の違いで脱退しています。

 

『Risk』自体は酷い駄作と言ったわけではないのですが、マーティの言うように「こんなのメガデスじゃない!」というのは僕も同意見です。

 

当時の流行りに乗ったインダストリアル・ロック風の作風はどうもメガデスにあってない気がします!?

 

メガデスにはスピーディーなスラッシュ・メタルや重たいギターリフを中心としたヘヴィ・メタルが合います!

 

メガデスをこれから初めて聴くという人が、最初の1枚に『Risk』を選んでしまって…「メガデス=インダストリアル・ロック・バンド」とイメージしてしまったらそれは良くないなって思います。

 

出来れば『Risk』は、メガデスの他のアルバムを全て聴いた後で最後に「こういうアルバムもあるんだよ。」といったオマケのような感じで聴いて欲しいです。

 

ちなみにムステインのギタープレイは、徹底的に感情を排した冷たいトーンで、とにかくテクニカルにフレーズを弾きまくるスタイルです。

 

こういった演奏スタイルをムステイン自ら”インテレクチュアル(知的な)・スラッシュ・メタルと呼んでいます。

 

そういったバンドの方向性って大事だと個人的には思っています。

 

なので今回のこのランキングでは、メガデスらしいスラッシュ・メタルを聴くことができるアルバムがより順位が上になります。

 

それでは第5位からどうぞ!

 

 

オリジナル・アルバムを勝手にベスト5:メガデス編

第5位:Megadeth – 『Th1rt3en』

まずはメガデスにぴったりのアルバム・タイトルを持つこちらのアルバムが第5位です。

 

不吉な数字「13」がタイトルに付いたメガデスにとって13作目のアルバム『Th1rt3en』(サーティーン)です。

 

2011年にリリースされたアルバムで再結成後4枚目となる作品です。

 

1作前のアルバム『Endgame』で新加入したギタリストのクリス・ブロデリックにとってメガデスでの2作目となります。

 

また本作からジュニアが再加入しています。

 

まず本作を選んだのは「13」という数字もありますが、やはりクリス・ブロデリックのテクニカルなギターの素晴らしさってのがあります。

 

それとメガデスは90年代のアルバム『Countdown to Extinction』から解散までの間に、それまでのスラッシュ・メタル時代を忘れたかのようにスピード・ダウンした曲が多くなりました。

 

これはメタリカにも同じ事が言えるのですが、メタリカの場合はその路線を突き進み過去とは別のバンドのようになってしまいます。

 

しかしメガデスの場合は、復活後は初期の頃に戻ったかのようにスピード感のあるスラッシュ・メタル曲が増えていきます。

 

それは本作より1作前の『Endgame』から顕著になっていくのですが、おそらくクリス・ブロデリックの加入が大きいのかと思われます。

 

本作『Th1rt3en』は冒頭の”Sudden Death”、”Public Enemy No. 1″、”Whose Life (Is It Anyways?)”の3曲と”Never Dead”がシングル・カットされています。

 

どの曲もスピード感のある激しいスラッシュ・メタル曲なのが好感持てます。

 

特に1stシングルに選ばれた”Sudden Death”の後半のツイン・ギターソロは、マーティ・フリードマン在籍時を思い出させます。

 

またアルバムを通して後半になるまで勢いある曲が続くでダレずに聴くことが出来ます。

 

ちなみに日本盤にはボーナス・トラックが収録されていて14曲入りですが、輸入盤のオリジナルでは13曲入りです。

 

しかもその13曲目のタイトルが”13″というのもこだわりがあって良いですね。

 

惜しいのは2011年のリリースだという点です。

 

もう少し待って2013年だったらもっと良かったですね。

 

第4位:Megadeth – 『Endgame』

第4位は先ほども少し触れていました2009年にリリースされたアルバム『Endgame』です。

 

このアルバムは…何て言うか…その…とっても攻撃的!です。

 

先行シングルに選ばれた”Head Crusher”のイントロのギターのなんと攻撃的なことか…。

 

クリス・ブロデリックが参加したからなのか?
復活後3作目で気合いが入っていたのか?
ムステインのやる気がすごかったのか?
単純に初期の頃を思い出したのか?

 

90年代から『Risk』までのキャッチーな路線は何だったのか?と思えるほど、初期の名作群と肩を並べるほどの激しくスラッシュ・メタルしています!

 

この後ご紹介する3作品はやはり初期のアルバムばかりになるのですが、メガデスはこういったスピードのある攻撃的なスラッシュ・メタルが一番似合います!

 

第3位:Megadeth – 『Peace Sells… but Who’s Buying?』

「平和売り出し中だけど…誰が買うってんだい?」といったブラック・ユーモアのあるアルバム・タイトルに、メガデスのマスコット・キャラ「ヴィック・ラトルヘッド」のユーモラスなイラストも最高です!

 

『Peace Sells… but Who’s Buying?』は1986年にリリースされた2作目のアルバムです。

 

まず個人的に本作の1曲目”Wake Up Dead”が凄く好きな曲なので第3位と上位に選びました。

 

この曲とジュニアのベースラインから始まりキャッチーなサビを持った”Peace Sells”の2曲が本作からのシングルに選ばれています。

 

またジェフ・ベックもカバーしたウィリー・ディクスン作のブルースの名曲 “I Ain’t Superstitious”といった異色のカバーを含んでいるのも初期のアルバムらしくって良いです。

 

2作目のアルバムにしてメガデスというバンドの良さが発揮された名作です。

 

が、しかしこの後にご紹介する2作品はもっと凄いです!

 

第2位:Megadeth – 『So Far, So Good… So What!』

ギターにジェフ・ヤングが参加した唯一のアルバム『So Far, So Good… So What!』は1988年にリリースされた3作目です。

 

とにかく「リフ!リフ!リフ!」とギターリフのまみれのアルバムです!

 

アルバム・ジャケットでマシンガンを持ったヴィック・ラトルヘッドように2人のギタリストがリフを重ね合わせます!

 

特に2曲目の”Set the World Afire”の激しさにはムステインの「怒り」が表現されています。

 

この曲はムステインがメタリカを解雇された後に最初に書いた曲とされています。

 

シングル化された”Mary Jane”と”Hook in Mouth”もスラッシュ・メタルを代表するような楽曲です。

 

また前作と同様に本作にもカバー曲が収録されています。

 

それはセックス・ピストルズの”Anarchy in the U.K.”で、本作からの3枚目のシングルとしてもカットされました。

 

実は僕はパンク・ロックに目覚めるよりも先にハード・ロックやヘヴィ・メタルにハマったのですが、”Anarchy in the U.K.”を最初に聴いたのはモトリー・クルーのバージョンでした。

 

その後メガデスもこの曲をやっていたことを知りました。

 

先にこの2バンドのカバー・バージョンを聴いていたため、後にセックス・ピストルズのオリジナル・バージョンを聴いた時に「あれ?原曲はこんなにテンポが遅いんだ…。なんだかパンク・ロックって物足りないな…。」と感じました。

 

それぐらい本作に収録されているメガデス・バージョンの”Anarchy in the U.K.”は激しくってかっこいいです!

 

また本作の1stシングルに選ばれた”In My Darkest Hour”は、それまでのメガデスにはなかったような叙情的な楽曲です。

 

この曲のイントロのアコースティック・ギターはジェフ・ヤングが弾いています。

 

スラッシュ・メタルとしての完成度の高いアルバムですが、この後にご紹介する第1位はもっと凄いです!

 

第1位:Megadeth – 『Rust in Peace』

第1位に選んだのは1990年にリリースされた4作目のアルバム『Rust in Peace』です。

 

本作はマーティ・フリードマンとニック・メンザが参加してから初のアルバムとなりました。

 

この2人にムステインとジュニアという黄金のラインナップで制作されたアルバムです。

 

そういったわけもあってか本作はメガデスの最高傑作と呼ぶに相応しいクオリティの高さを誇ります。

 

メタリカの『Master of Puppets』と並んでスラッシュ・メタル界を代表するアルバムの1つです。

 

シングル化された冒頭の2曲”Holy Wars… The Punishment Due”と”Hangar 18″はどちらもライヴで毎回のように演奏される定番曲となりました。

 

またシングル化こそされていませんが “Tornado of Souls”も人気の曲です。

 

他にも攻撃的なギターリフがかっこいい”Take No Prisoners”やジュニアのベースのイントロがかっこいい “Dawn Patrol”にニックの独特のドラミングが印象的な”Rust in Peace… Polaris”等、聴いていて飽きないような名曲ばかりが収録されています。

 

ところどころで見られるマーティの中近東風のエスニックな音使いも本作の魅力です。

 

収録されている楽曲だけでなく、SF風のアルバム・ジャケットも魅力的です。

 

レーガン大統領やゴルバチョフ大統領に海部総理といった当時の各国の代表がヴィック・ラトルヘッドの周りに並んでいるブラック・ユーモアのあるイラストです。

 

しかもそのヴィック・ラトルヘッドが左手を置いているカプセルには何やら地球外生命体のようなものが眠っていて…これ、アニメ化して欲しいですね!

 

アルバムだけでなく2枚のシングルのジャケットも素晴らしいのでこちらにリンクを載せておきますね。

 

まずはこちら “Holy Wars… The Punishment Due”です。

 

そして”Hangar 18″の方はヴィック・ラトルヘッドが赤子のエイリアンの入ったカプセルに腕を乗せています。

 

ていうか後ろに完全体がいますよね…これ…ヤバいですよね!!!!

 

集めたくなるイラストです。

 

とにかく本作はメガデスの最高傑作ですね!

 

 

 

以上、【オリジナル・アルバムを勝手にベスト5!メガデス編】でした。

 

今回は選びませんでしたがキコ・ルーレイロが参加していた『Dystopia』も素晴らしいアルバムでした。

 

2016年当時は『Dystopia』にハマり、”The Threat Is Real”のアニメ調のMVは何度も観ました。

 

そして2022年にリリースされた現時点での最新作『The Sick, the Dying… and the Dead!』もクオリティの高いアルバムでした。

 

一時期はキャッチーな路線に進んでいましたが、復活後は初期の頃と変らないようなスラッシュ・メタルのマナーに沿ったような良作をリリースしています。

 

メガデスは、メタリカと並んで今も活躍する現役のバンドです。

 

今後も来日公演を行ってくれる可能性は高いでしょう。

 

それまでにぜひこのブログ記事を参考にしていただけたらと思います。

 

そしてこれからメガデスを聴いたみたいな~と思った人や、最近ヘヴィ・メタルを好きになった初心者の方もぜひこのブログ記事を読んでいただけたら嬉しいです。

 

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