
2024/12/11
デヴィッド・ボウイのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

【第80回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ
イングランド出身のシンガー・ソングライターであり俳優でもあるデヴィッド・ボウイ(David Bowie)のおすすめアルバムをご紹介!
【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第80回です。
今回は、グラムロックやアート・ロックにポップ・フォークなど様々な音楽ジャンルの垣根を越えた作品を作り続けたデヴィッド・ボウイ(David Bowie)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。
デヴィッド・ボウイについて
デヴィッド・ボウイは、音楽とファッション、映画の世界で数々の革新をもたらし、時代を超えて多くの人々に愛され続けるロック・ミュージシャンです。
イングランド出身のシンガー・ソングライターであり俳優でもあるボウイは、その多才さと大胆な変身力で知られています。
彼は1960年代から音楽活動を開始し、1972年には伝説的なアルバム『ジギー・スターダスト』をリリースし、宇宙的なロック・スターである”ジギー・スターダスト”として世界に衝撃を与えました。
このアルバムは、ボウイの創造力と独自性を象徴する作品であり、彼のキャリアの中で重要な転機となりました。
ボウイの音楽は、グラム・ロック、ポップ・フォーク、エレクトロニカ、そしてブルー・アイド・ソウルといった幅広いジャンルを跨いでいます。
ボウイの代表曲の一つである”ヒーローズ”は、ボウイが1977年にリリースしたアルバム『ヒーローズ』に収録されており、冷戦時代のベルリンの壁を背景にした愛の物語として世界中のリスナーに深い感動を与えました。
“ヒーローズ”は今でもボウイの代表曲の一つとして愛されています。
また、1983年には”レッツ・ダンス”が収録されたアルバム『レッツ・ダンス』がリリースされ、ボウイは新たなスタイルのダンス・ポップを取り入れ、全世界で大ヒットを記録しました。
この曲は、プロデューサーにナイル・ロジャースを迎え、ポップな要素とファンキーなリズムが融合した楽曲であり、これまでのロック・アーティストとしてのボウイとは異なる一面を見せています。
ちなみにブルース・ギタリストのスティーヴィー・レイ・ヴォーンは、本作にリード・ギタリストとして参加したことで一躍有名になりました。
ボウイの才能は音楽だけにとどまらず、俳優としても注目されました。
特に映画『戦場のメリークリスマス』では、俳優としての新たな可能性を開き、観客に深い印象を与えました。
この作品でのボウイの演技は、彼がただのミュージシャンではなく、多面的なアーティストであることを証明しています。
また、この映画は戦争の悲惨さと人間の尊厳を描き、ボウイの繊細な感受性が映し出されています。
ボウイの影響力はその死後も続いており、音楽業界、ファッション、映像芸術に至るまで広がっています。
彼は常に新しい音楽や表現方法を模索し、変化を恐れず挑戦を続けました。
その結果、ボウイはロック界のアイコンであり、後世のアーティストたちに多大な影響を与えています。
それでは今回はデヴィッド・ボウイのオリジナル・アルバムから僕が好きな作品を5枚選んでランキング形式でご紹介します。
ベスト盤やコンピレーション・アルバムにライブ盤は除外しています。
まずは第5位からどうぞ。
デヴィッド・ボウイのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
第5位:David Bowie – 『Young Americans』
第5位は、1975年にリリースされた9作目のアルバム『Young Americans』です。
本作はアメリカのソウルやR&Bに影響を受けた新たな音楽スタイルを取り入れたことが特徴です。
このアルバムは、ボウイのキャリアにおいて「プラスティック・ソウル」の幕開けとされており、それまでのグラム・ロックとは異なる彼の一面を楽しめる名盤です。
アルバムのタイトル曲で1stシングルに選ばれた”Young Americans”は、アメリカ社会の若者に対する洞察と批評が込められた楽曲です。
ボウイの歌声に加えて、独特のリズムとホーン・セクションがソウルフルな雰囲気を醸し出し、アルバムの象徴的な一曲となっています。
彼がアメリカ文化に触れる中で得たインスピレーションが詰まっており、リスナーを引き込む力強さが魅力です。
フェイザーを使った中間のちょっとしたギターソロ部分が時代を感じさせるサウンドですね。
また中間部で女性コーラス隊が一度だけ”I heard the news today”と歌っているのですが、ビートルズの名曲”A Day In The Life”でジョン・レノンが歌った有名な歌詞”I read the news today”から引用されています。
本作にはそのジョン・レノンがゲストで参加もしています。
2ndシングル曲の”Fame”は、ジョン・レノンとのコラボレーションで制作された曲です。
この曲は、成功と名声の裏にある複雑な感情を歌っています。
ジョン・レノンは共同制作のみならずコーラスにも参加しており、シンプルでファンキーなリフが印象的な楽曲に仕上がっています。
“Fame”はボウイにとって初の全米No.1シングルとなり、彼の国際的な評価を確立しました。
また、『Young Americans』にはジョン・レノンがビートルズ時代に書いた名曲”Across the Universe”のカバーも収録されています。
ボウイはこのカバーを通してオリジナルに敬意を表しつつ、彼ならではの解釈を加えています。
ジョン・レノン本人もコーラスで参加したこの曲は、アルバムに多様な要素をもたらし、聴きごたえのある作品へと仕上げています。
さらに、”Fascination”や”Right”といったファンキーな楽曲も収録されており、全体を通してアメリカ音楽へのボウイの探求心が感じられるアルバムです。
第4位:David Bowie – 『”Heroes”』
第4位は、1977年にリリースした「ベルリン三部作」の2作目であり12作目のアルバムとなった『”Heroes”』です。
邦題は『英雄夢語り』でした。
このアルバムはブライアン・イーノとの共同制作により、エレクトロニカとロックの融合が図られ、独特の深いサウンドが特徴です。
ベルリンの壁を背景に、時代を反映した革新的な音楽が詰まっています。
アルバムからの第一弾シングルには、タイトル・トラックの”‘Heroes'”が選ばれています。
そのシングルのB面曲が本作6曲目に収録されている”V-2 Schneider”でした。
“‘Heroes'”はボウイがベルリンで体験した愛と希望を歌った楽曲で、彼の代表作の一つです。
この曲の強烈なメロディーと歌詞は、多くのリスナーに深い感動を与え、現在でも愛され続けています。
キング・クリムゾンのギタリストのロバート・フリップが弾く、どこまでも音が伸びていくかのようなリードギターが素晴らしい曲です。
“V-2 Schneider”は、クラフトワークのメンバー、フローリアン・シュナイダーに捧げられたインストゥルメンタル曲で、ドイツの音楽シーン(クラウトロック)からの影響を色濃く感じられる一曲です。
この楽曲は、シンセサイザーを用いた重厚なサウンドが印象的で、ベルリンの音楽的なエッセンスを取り入れた作品として注目されています。
さらに、第二弾シングルとしてリリースされた”Beauty and the Beast”(美女と野獣)も印象に残る曲です。
このシングル盤のB面曲が本作7曲目に収録されていた”Sense of Doubt”でした。
“Beauty and the Beast”は、ファンキーなリズムとエネルギッシュなボーカルが特徴で、ボウイの内面に潜む二面性を表現したような楽曲です。
一方で”Sense of Doubt”は、暗く重々しいシンセサイザーの旋律が不安感を漂わせるインストゥルメンタルで、アルバム全体のムードを引き締めています。
アルバム『”Heroes”』は、”‘Heroes'”のようなキャッチーな人気曲が収録されつつも、ボウイの実験精神が存分に発揮された作品で、時代を超えて支持され続ける名盤です。
第3位:David Bowie – 『Hunky Dory』
第3位は、1971年にリリースされた4作目のアルバム『Hunky Dory』です。
本作は、初期のボウイのシンガー・ソングライターとしての才能が存分に発揮されたアルバムで、ポップとロックが美しく融合し、彼の独自の世界観が表現されています。
この『Hunky Dory』は、後に続く作品への重要な橋渡しともなり、ボウイの音楽性の幅広さを示しています。
アルバムの第一弾シングルとしてリリースされた”Changes”は、まさに「これぞデヴィッド・ボウイ!」と言えるようならしさに溢れた名曲です。
このシングルのB面曲がアルバムの8曲目に収録された”Andy Warhol”でした。
“Changes”は、ボウイ自身が経験してきた変化やアイデンティティへの挑戦をテーマにした名曲で、彼のアイコニックな歌詞とピアノのメロディーが印象的です。
この曲はリリース当初から多くのリスナーに愛され、ボウイの代名詞ともいえる楽曲となりました。
一方の”Andy Warhol”は、アートの巨匠であるアンディ・ウォーホルに捧げられた楽曲で、彼のアートとボウイの音楽に対するリスペクトが感じられる一曲です。
アコースティック・ギターを基調としたシンプルなアレンジが、ボウイの芸術家としての側面を垣間見せています。
また、アルバムからの第二弾シングルとしてリリースされた”Life on Mars?”も見逃せません。
この曲は、リック・ウェイクマンが弾くピアノのドラマチックなメロディーと詩的な歌詞が美しく調和し、ファンの間で非常に人気があります。
“Life on Mars?”は、メディアや社会に対する皮肉を込めつつも、夢幻的な世界観をもった曲で、多くの人々に影響を与えてきました。
その独特な構成と情緒あふれるボーカルは、ボウイならではの魅力を感じさせます。
今回第3位に選んだこのアルバム『Hunky Dory』は、デヴィッド・ボウイの音楽的冒険と創造性が光る一作であり、時を超えて愛され続ける名盤です。
第2位:David Bowie – 『Low』
今回第2位に選んだ11作目となるこの『Low』は、ボウイが1977年にリリースした作品で、「ベルリン三部作」の最初のアルバムとして知られています。
ベルリンに移住し、新たな音楽的アプローチを模索していたボウイが、エレクトロニカやアンビエントといった要素を取り入れた本作は、当時のロックシーンに革新をもたらしました。
『Low』は、ロックの枠を超えた実験的な音楽として評価されており、現在でも多くのファンや批評家から高く支持されています。
アルバムの第一弾シングルとしてリリースされたのは”Sound and Vision”です。
この曲は、シンセサイザーとギターのメロディーが特徴的で、イントロが1分以上と長く続くユニークな構成になっています。
音楽が徐々に展開していく中で、ボウイのボーカルが入り、幻想的な雰囲気が広がります。
また、このシングルのカップリングにはアルバム7曲目の”A New Career in a New Town”が収録されており、インストゥルメンタルながらもエモーショナルなサウンドが印象的です。
この楽曲はボウイの新しい音楽的キャリアの幕開けを象徴しています。
第二弾シングルとしてリリースされた”Be My Wife”は、他の曲に比べてポップでキャッチーなメロディーが特徴的です。
ボウイの切実な歌詞が心に響き、個人的なメッセージが込められた一曲です。
このシングル盤のカップリングには”Speed of Life”が収録されていました。
アルバムのオープニングを飾るこの”Speed of Life”は、インストゥルメンタル曲で、エレクトロニックなリズムが楽曲全体を引き立てています。
そして、第三弾シングルとしてリリースされた”Breaking Glass”も見逃せません。
この曲はボウイとバンド・メンバーのコラボレーションから生まれたもので、短いながらもインパクトのあるサウンドが特徴です。
シングル盤のカップリングには、アンビエントなサウンドが魅力の”Art Decade”が収録され、ベルリンの街並みを連想させる静謐で美しいメロディーが印象的です。
今回第2位となったこの『Low』は、デヴィッド・ボウイが新しい音楽の道を切り開いたアルバムで、ロック、エレクトロニカ、アンビエントを融合させた実験的な作品です。
第1位:David Bowie – 『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』
第1位は、デヴィッド・ボウイの代表作として名高い1972年にリリースされた5作目のアルバム『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』です。
このアルバムは日本でも人気が高く、邦題『ジギー・スターダスト』として知られています。
ちなみにリリース当初は『屈折する星くずの上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の』と、原題をそのまま翻訳したような邦題が使われていたのですが…さすがに長すぎるため今では『ジギー・スターダスト』という邦題に変えられています。
本作は、架空のロックスター「ジギー・スターダスト」というエイリアンをテーマにしたコンセプト・アルバムで、ロック、グラムロック、そして物語性を取り入れた革新的な音楽スタイルが特徴です。
アルバムの第一弾シングルとしてリリースされたのが”Starman”です。
この曲は、ジギーが地球に現れ、人々に救いと希望を伝える存在として登場するシーンを象徴しています。
明るくキャッチーなメロディと、ボウイのエモーショナルなボーカルが印象的で、リスナーに強いインパクトを与える名曲です。
“Starman”のリリース後、ジギー・スターダストのキャラクターと物語はファンに大きな反響を呼びました。
また、このシングルのカップリングとして収録された”Suffragette City”も見逃せません。
激しいギターリフとエネルギッシュなサウンドが特徴的で、ライブでも人気のあるロックナンバーです。
続く第二弾シングルとしてリリースされたのが”Rock ‘n’ Roll Suicide”です。
この曲は、アルバムのラストを飾る一曲で、ジギー・スターダストの壮絶な最期を描いています。
強烈なドラマ性と、ボウイの感情が剥き出しとなった歌唱が、聴く人を深く引き込む作品です。
歌詞には、孤独や絶望、そして救済への渇望が描かれており、アルバム全体のクライマックスとして聴きごたえのある名曲です。
また「ジギー・スターダスト」の名を冠した9曲目”Ziggy Stardust”も見逃せません。
ミック・ロンソンが弾くあのイントロのギターリフは、一度耳にすると墓場まで離れることはないでしょう。
ミック・ロンソン好きのダイナソーJr.のギタリスト、J・マスキスはちょくちょくこのイントロのギターリフをパクry…じゃなくって、インスパイアされた曲を作っていたりしますね。
今回当然のように第1位に選んだこのアルバム『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』は、デヴィッド・ボウイの創造力が詰まった傑作であり、ロックの歴史に永遠に残るであろう名盤です。
以上、【デヴィッド・ボウイのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。
今回はデヴィッド・ボウイのおすすめアルバム5作品をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ボウイの音楽は、時代やジャンルを超えて常に革新と挑戦を続け、聴く人に驚きと感動を届けてきました。
彼の作品はどれも独自の世界観と奥深いメッセージが詰まっており、聴くたびに新たな発見があるはずです。
今回ご紹介したアルバムを通して、デヴィッド・ボウイというアーティストの多彩な魅力を感じていただけたら嬉しいです。
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