2022/03/03
シンプルでコンパクトだけども高性能!One Controlの空間系エフェクターを2台同時購入しました。
高品質なのにシンプルでコンパクトな『One Control』のギターエフェクター!
もうだいぶ前の話にはなるのですが、2017年にこのブログで『One Control』社製のエフェクター・バッグをご紹介したことがありました。
ワンコントロールのエフェクターインナーバッグを買いました。
しかしその時はちょうどこの小さなサイズのエフェクター・バッグが欲しかっただけなので『One Control』のエフェクターを買ってはいませんでした。
その後も相変わらずエフェクトロ・ハーモニックス社製(以降:エレハモ)のエフェクターをずっと使い続けていたのですが…今回ついに『One Control』のエフェクターを買いました!
『One Control』のエフェクターを購入するに至った理由
今回『One Control』のエフェクターを購入しようと思ったきっかけがあります。
それはつい先日にXotic社製のコンパクト・エフェクターのEP-ブースターとSP-コンプレッサーをご紹介していたのですが…
深みのあるクリーントーンを作るのならXoticのエフェクター EP-ブースターとSP-コンプレッサーがおすすめです!
僕はこの2台のエフェクターをだいぶ前から所有していました。
しかしいつもエレハモのエフェクターばかり使っていたのでこの2台のエフェクターを使う機会がなかなかありませんでした。
せっかく良いブースターとコンプレッサーを持っているのに使わず仕舞いなのはあまりにもったいないので、エレハモのエフェクター・ボード(以降:エフェボ)とは別でこの2台を中心としたエフェボを組もうと考えたからでした。
そういったわけで新たにエフェボを組もうと考えたのですが…
近年はネオ・ソウル・ギターのスタイルで演奏することが多い僕の最近のエフェボには、ブースターとコンプレッサーだけでなくディレイとリバーブが欠かせないエフェクターになっていました。
一昔前のジャズ・ファンクを演奏していた時ならブースターにワウペダルとフェイザーだけで良かったのですが、今はコンプレッサーと2台の空間系エフェクターは必須となりました。
そこでEP-ブースターとSP-コンプレッサー以外にディレイとリバーブを足したいのですが、同じXoticのメーカーからは空間系のエフェクターは製造されていませんでした。
一応デザイナー職に就いている僕としては、エフェボ内を同じメーカーで統一したいといったこだわりがあったのですが、こればかりは仕方ないです。
そこで別の観点から、「EP-ブースターやSP-コンプレッサーのように小さいサイズなのに高品質で電池駆動するエフェクター」で統一しようと考えました。
ここで重要になってくるのが電池駆動というワードです。
意外と少ない電池駆動する空間系エフェクター!
長年ギターを演奏している方だったらご存じの人も多いかと思われますが、電池駆動するディレイやリバーブって少ないんですよね…。
しかもEP-ブースターやSP-コンプレッサーのようなナノ・サイズのエフェクターとなると更に数が限られてしまいます。
BOSS製のエフェクターだったら電池駆動するのですが、今回の僕のエフェボは、EP-ブースターやSP-コンプレッサーと同じナノ・サイズで統一したいというこだわりがありました。
そこでTCエレクトロニックやMXRといった有名メーカーのナノ・サイズのエフェクターも検討してみたのですが…どちらも電池駆動が出来ない製品でした…。
今回組みたいエフェボにはパワーサプライではなくどうしても電池で使いたいというこだわりがあります。
というのも、数年前に9V電池を大量に買ってしまいまして…在庫が手元にたくさんあるからです。
それとメインで使っているエレハモでまとめたエフェボはパワーサプライで使っているので、今回はそれとは別で電池駆動するコンパクトなエフェボにしたかったのです。
そういったわけで電池駆動するナノ・サイズのコンパクトな空間系エフェクターはないものか?…と考えた際に『One Control』の製品が思いつきました。
もちろんエフェクター・バッグを買った時からずっと気にはなっていたエフェクター・メーカーさんです。
しかしこれまではずっとエレハモばかり買っていたので、なかなか『One Control』の製品を購入するきっかけがありませんでした。
そして今回、上記の理由もありついに『One Control』のエフェクターを買うことになりました!
それでは今回もこれまでと同じように購入時の箱の状態から僕が実際に使う時のセッティングまで写真付きでご紹介したいと思います。
小さいけれども電池で使えるOne Controlの空間系エフェクター『PRUSSIAN BLUE REVERB』と『SEA TURQUOISE DELAY』をご紹介します。
ブルーとグリーンのリッチな見た目もかっこいいエフェクター!
それでは今回購入した2台の空間系エフェクターも写真付きでご紹介したいと思います。
いつものごとく今回もAmazonで2台合わせて購入しました。
手元に届いたお届け袋から製品を取り出すと『One Control』のデザインが施された箱にエフェクターが入っていました。
箱を開けてみると…
エフェクターがしっかりと緩衝材に包まれた状態です。
箱から出してみると、とても綺麗な状態の製品が出てきました。
リッチな塗装が施されており、しっかりと組み立てられていることがわかります。
左側の青いエフェクターが『PRUSSIAN BLUE REVERB』という名前のリバーブです。
“prussian blue(プルシャンブルー)“とは、「紺青(こんじょう)」の意味です。
濃い目の青色のことです。
そして右側の緑のエフェクターが『SEA TURQUOISE DELAY』という名前のディレイです。
“turquoise(ターコイズ)“とは、「明るい青緑色」の意味です。
どちらも色名が製品名に付けられています。
使い方は至ってシンプル!
こちらが箱から取り出した2台のエフェクターになります。
もちろんどちらの製品も、今回僕が購入するにあたりこだわりたかった電池駆動が出来るエフェクターです。
下の写真のようにエフェクターの裏面の4つのネジを外すと、こんなに小さいサイズなのにちゃんと9V電池が入るように設計されています。(※電池は付属されていませんでした。)
後はこのスペースに9V電池を入れるだけです!
この写真ではXotic社製の9V電池を使っていますが、特にこだわりがあるとかではなく、たまたまこの電池が余っていたからです…。
もちろん9V電池ならどのメーカーのでもOKです!
電池を入れたらギターとアンプに繋いで真ん中のフットスイッチをONにしましょう!
フットスイッチをONにすると製品の真ん中部分にあるLEDランプが赤色に点滅します。
ギターとの繋ぎ順としては、ギター→ディレイ→リバーブ→アンプという順番にしましょう。
リバーブは一番最後に繋ぐと効果的です!
シンプルなセッティングで十分使える高品質なエフェクター!
『One Control』の公式サイトにも記載されていたのですが、リバーブの方は常にONにして使うことを想定して作られているようです。
そのため他の製品にあるような派手なリバーブ音や飛び道具的なモジュレーション効果が付いていたりはしません。
実際に使ってみたところ、本当にシンプルにギターの音に深みを付け加えるためのエフェクターといった感じでした。
僕は下の写真のようなセッティングで使っています。
このリバーブには、エフェクター自体の音量を調節できるVOLUMEとリバーブの掛かり具合を調節できるTONEとディレイ効果を出せるDELAYの3つのコントロールノブが付いています。
僕が使う時は、エフェクターのボリュームとトーンは少し上げてディレイ効果を小さめに設定しています。
こうすることによってネオ・ソウル・ギターにぴったりなギターの音の輪郭がはっきりと出せるブライトなリバーブ音を作ることが出来ました。
ネオ・ソウル・ギターではコードの1音1音を綺麗に弾くことが大切なのでブライトな設定がちょうど良いんです。
ディレイの方は下の写真のようなセッティングで使っています。
こおディレイには、エフェクター自体の音量を調節できるVOLUMEとディレイの速度(ディレイタイム)を調整できるDELAYとサスティーンを調節できるF.BACKの3つのコントロールノブが付いています。
こちらも僕が使うときは、ボリュームを上げてディレイ効果も弱冠上げ気味にしています。
あまりにもサスティーンが伸びすぎるディレイ音はネオ・ソウル・ギターには向いていないのでフィードバックは少し下げています。
セッティングとしてはショートディレイに近い感じでしょうか。
僕がこの2台を使ってギターを演奏する際は、リバーブは常にONでディレイはギターソロや単音でメロディーを弾く時だけONにするようにしています。
どちらも電池で使えるナノ・サイズのエフェクターではありますが、音質は全く持って問題ありませんでした!
ちなみにどちらの製品にもドライシグナルをミュートすることが出来るキルドライスイッチなるものが側面に設置されています。
色々と使いこなせるようになると便利な機能だとは思いますが、シンプルにライブ演奏で使いたい僕には今のところあまり必要のない機能なのでOFFにしています。
しかし製品が届いた新品の状態だとこのスイッチがONに設定されているみたいで、最初2台のエフェクターを繋いだ際にいまいちエフェクター音が弱くって迷いました…。
このキルドライスイッチを下の写真のように下側(この写真では左側になってます。)にしないとエフェクター音がミュートされてしまいます。
もしギターを始めたばかりの初心者さんとかで「あれ?ギターの音が変わってないけど不良品かな?」と迷った際には、一度このキルドライスイッチの位置を確かめてみてください。
ちなみに本製品の説明書は、QRコードで読み取ってスマホで見るタイプの説明書でした。
時代の流れを感じますね。
もはや紙媒体の説明書が付属しなくなってしまいました。
まぁ僕としてはいつでもスマホで見れる方が便利なので喜ばしいことではありますが…。
しかしこれでようやく僕が考えていたEP-ブースターとSP-コンプレッサーを活かしたナノ・サイズのエフェボを組むことが出来そうです!
4台とも大体同じぐらいの大きさで全て電池駆動します。
しかもどの製品も高品質です!
面白いことにこの4台はどれもギターの個性を消さずに活かしてくれるエフェクターになります。
ONにした際に劇的に音色が変わるのではなく、ギターの個性をそのままで艶や深みを与えるエフェクターです。
僕が今やっているネオ・ソウル・ギターのスタイルにピッタリなんですよね!
ネオ・ソウル・ギターのスタイルは、派手な音色で演奏するよりも「美しくきれいなクリーントーン」で演奏した方が合います。
この4台ならどれもが余分な歪みやノイズもなく綺麗なクリーントーンを作ることが出来ます。
といったわけで、ネオ・ソウル・ギターを始めてはみたけれどもどのエフェクターを使うべきなのか?迷っている方にもおすすめのセッティングだと言えます。
以上、『One Control』の空間系エフェクター2台のご紹介でした。
どちらもおすすめです♪
ちなみに今でこそネオ・ソウル・ギターを演奏している「綺麗なクリーントーンでいかに美しくコードを弾くことが出来るのか!」を目指している僕ですが、ギターを始めたばかりの10代の頃はグランジを演奏していました。
その時はファズやディストーションを使って「いかにノイジーで凶悪な爆音で弾くことが出来るのか!」を目指していました。
人は変わるものですね!(笑)
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