
2024/12/29
ザ・クラッシュのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

【第97回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご介シリーズ
「3大ロンドン・パンク・バンド」の1つザ・クラッシュ(The Clash)のおすすめアルバムをご紹介!
【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第97回です。
今回は、「3大ロンドン・パンク・バンド」の1つザ・クラッシュ(The Clash)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。
ザ・クラッシュについて
ザ・クラッシュは、1970年代後半から1980年代にかけて活躍したイングランド出身の伝説的なパンク・ロック・バンドです。
セックス・ピストルズ、ダムドと並び「3大ロンドン・パンク」の一角を担い、その音楽性と社会的メッセージで多大な影響を与えました。
彼らは「ロンドン・パンク」を象徴する存在であり、ジョー・ストラマー(ボーカル・ギター)、ミック・ジョーンズ(ギター)、ポール・シムノン(ベース)、トッパー・ヒードン(ドラム)の4人を中心に活動しました。
1977年にリリースされたザ・クラッシュのデビューアルバム『白い暴動』は、政治的なメッセージとエネルギッシュなサウンドが特徴です。
しかし単なるパンク・ロック・アルバムには留まらず、レゲエ・シンガーのジュニア・マーヴィンの曲”ポリスとコソ泥”をカバーしていたり同時代に活躍した他のパンク・バンドとは一線を画していました。
翌年の1978年にリリースされた2ndアルバム『”動乱(獣を野に放て)”』は、パンクらしい激しさとキャッチーなメロディが融合した、より洗練されたサウンドを追求した意欲作となります。
そして1979年には、オリジナル・アルバム未収録ながらも後にザ・クラッシュを代表する曲の1つ”I Fought the Law”(アイ・フォウト・ザ・ロウ)のカバー・シングルがリリースされます。
この曲のオリジナルはザ・クリケッツで、1960年にリリースしています。
ソニー・カーティスが、バディ・ホリーの代わりにザ・クリケッツのメンバーのとなる前に書いていた曲でした。
その後、1965年にザ・ボビー・フラー・フォーもカバーして有名になった曲です。
作曲者のソニー・カーティス自身も1966年に『1st Of Sonny Curtis』で歌っています。
ザ・クラッシュのバージョンは、オリジナル・アルバム未収録ながらも、1979年にリリースされた4曲入りEP『The Cost of Living』に収録されています。
もちろんその後リリースされたベスト盤には必ずのように集録されています。
そして3rdアルバム『ロンドン・コーリング』は、ロックの枠を超えた革新性を示す作品として広く評価されました。
このアルバムでは、レゲエ、スカ、ロカビリーといった多様なジャンルを取り入れ、パンクの可能性を押し広げました。
特に表題曲”London Calling”はザ・クラッシュを象徴する代表曲であり、現在も多くの人々に愛されています。
1980年に発表された『サンディニスタ』は、さらに大胆な挑戦を試みたトリプルアルバムです。
この作品では、パンクの枠を超えた音楽的冒険は賛否両論を巻き起こしましたが、その革新性は疑いの余地がありません。
『サンディニスタ』リリースの1ヵ月前にアメリカで発表されたB面曲集『ブラック・マーケット・クラッシュ』も見逃せないアルバムです。
その後、アメリカ以外でもリリースされており、今となってはザ・クラッシュ・ファンなら必ず聴いておきたいコンピレーション・アルバムの1つです。
1982年にはアルバム『コンバット・ロック』をリリースし、”Rock the Casbah”や”Should I Stay or Should I Go”といったヒット曲で、世界的な成功を収めました。
この頃にはすでに、パンク・ロックを超えた「ザ・クラッシュ」というブランドが確立されていました。
ザ・クラッシュはその後、内部の不和やメンバーチェンジを経て1986年に解散しましたが、その影響力は現代まで色褪せることがありません。
彼らの音楽とメッセージは、単なる「ロンドン・パンク」を超えた普遍的な価値を持ち続けています。
特にジョー・ストラマーの存在は、ザ・クラッシュを象徴するだけでなく、後進のアーティストたちにも大きな影響を与えました。
ザ・クラッシュは、パンク・ロックの枠を広げ、音楽が社会に訴える力を示した稀有なバンドです。
その革新性と情熱的なサウンドは、時代を超えて多くの人々に影響を与え続けています。
それでは今回はザ・クラッシュのオリジナル・アルバムから僕が好きな作品を5枚選んでランキング形式でご紹介します。
ベスト盤やコンピレーション・アルバムにライブ盤は除外しています。
まずは第5位からどうぞ。
ザ・クラッシュのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
第5位:The Clash – 『Give ‘Em Enough Rope』
第5位は、1978年にリリースされたセカンドアルバム『Give ‘Em Enough Rope』です。
邦題は『動乱(獣を野に放て)』でした。
このアルバムは、デビュー作からさらに進化しており、より洗練されたプロダクションと、パンク・ロックの枠を広げた多彩な楽曲で注目を集めました。
プロデューサーにはブルー・オイスター・カルトなどを手掛けたサンディ・パールマンを迎え、音の迫力が大きく向上しています。
アルバムの第一弾シングル曲”Tommy Gun”は、印象的なドラムビートと攻撃的なギターリフが特徴の楽曲で、戦争や暴力への批判をテーマにしています。
この曲のエネルギッシュなサウンドは、ライブパフォーマンスでも多くの観客を魅了しました。
続く第二弾シングル曲”English Civil War”は、アメリカ民謡”When Johnny Comes Marching Home”を基にしたメロディが特徴で、社会的な不安や分裂をテーマにしています。
この楽曲を通じて、ザ・クラッシュはパンク・ロックにおける社会的メッセージの重要性を再確認させます。
他にも、アルバムには”Safe European Home”や”Stay Free”、”Last Gang in Town”といった印象的な曲が収録されています。
“Safe European Home”ではジャマイカ滞在中の経験を歌い、”Stay Free”は友情の物語を感動的に描いています。
また、”Last Gang in Town”はバンドらしい反骨精神が溢れる楽曲で、聴き手に強い印象を与えます。
第5位に選んだ『Give ‘Em Enough Rope』は、ザ・クラッシュの進化を象徴するアルバムであり、荒々しさと洗練が見事に融合した作品です。
第4位:The Clash – 『Sandinista!』
第4位は、1980年にリリースされた4作目のアルバム『Sandinista!』です。
本sカウは、バンドの革新性と実験精神が凝縮された作品です。
このアルバムは、ロックだけでなく、レゲエ、ダブ、ゴスペル、ファンク、ヒップホップ、カリブ音楽など多彩なジャンルを大胆に取り入れており、ザ・クラッシュの音楽的冒険心を存分に感じられます。
36曲ものボリュームは圧倒的で、リスナーに多様な音楽体験を提供します。
リリース当時はレコード3枚組のトリプル・アルバムとして発表されました。
その後、CD化に際して2枚組に統一されています。
アルバムの第一弾シングル”The Call Up”は、反戦をテーマにした楽曲で、繰り返されるリフと深い歌詞が特徴です。
戦争への招集を拒否するメッセージが込められたこの曲は、ザ・クラッシュの社会的な視点を反映しています。
続く第二弾シングル”Hitsville UK”は、インディペンデント音楽シーンへの賛歌で、デュエット形式の柔らかいメロディが印象的です。
さらに、第三弾シングル”The Magnificent Seven”は、ファンクやヒップホップから影響を受けたリズムとラップ調のボーカルが斬新で、当時のロックバンドとしては非常に先進的な試みでした。
また、”Police on My Back”はエネルギッシュなカバー曲で、バンドのロックサイドを強調しています。
エディ・グラントの原点となったグループ、イコールズが1967年に発表した曲です。
“Charlie Don’t Surf”は、ベトナム戦争をテーマにしたメッセージ性の強い楽曲です。
“Washington Bullets”は、アメリカの外交政策を批判した社会派のナンバーで、レゲエのリズムが心地よい仕上がりとなっています。
他にも、”Somebody Got Murdered”や”Rebel Waltz”など、パンク・ロックの枠に収まらないような多様な楽曲が詰め込まれています。
第4位に選んだ『Sandinista!』は、単なるロックアルバムにとどまらず、音楽の可能性を広げる挑戦的な作品です。
その深いメッセージ性と多彩な音楽性は、一度聴いたら忘れられないインパクトを残します。
第3位:The Clash – 『Combat Rock』
第3位は、1982年にリリースされた5作目のアルバム『Combat Rock』です。
本作は、バンドにとって最も商業的な成功を収めた作品のひとつです。
このアルバムは、社会的なメッセージを持ちながらもポップな要素を加え、より広いリスナー層にアピールしました。
全体的にコンパクトで聴きやすい仕上がりですが、ザ・クラッシュらしい鋭い批評精神は健在です。
アルバムの第一弾シングル”Know Your Rights”は、基本的人権について歌った楽曲で、皮肉と怒りが込められています。
ミニマルなアレンジとジョー・ストラマーの独特なボーカルが印象的で、アルバムの幕開けを象徴する楽曲です。
この曲の邦題は「権利主張」でした。
第二弾シングル”Rock the Casbah”は、キャッチーなメロディとユーモラスな歌詞が特徴で、中東の文化をテーマにしています。
この曲はアメリカで大ヒットを記録し、ザ・クラッシュの国際的な知名度をさらに押し上げました。
そして、第三弾シングル”Should I Stay or Should I Go”は、ミック・ジョーンズのボーカルが際立つロックアンセムで、リリース以来多くのファンに愛されています。
この曲は、アルバム収録曲の”Straight to Hell”との両A面シングルとしてもリリースされました。
“Straight to Hell”は、アメリカの戦争や移民問題をテーマにした楽曲で、そのメランコリックなメロディと深い歌詞が心に残ります。
“Should I Stay or Should I Go”は、リヴィング・カラーを始め、多くのバンドにカバーされた名曲で、”London Calling”と並ぶザ・クラッシュを代表する曲です。
また他にも、”Car Jamming”や”Atom Tan”、”Ghetto Defendant”といったアルバム収録曲も個性的で、ザ・クラッシュの音楽的な幅広さを感じさせます。
第3位に選んだ『Combat Rock』は、ザ・クラッシュの多彩な才能を凝縮した作品であり、パンクの精神を維持しつつも、音楽的な成長を遂げたアルバムです。
第2位:The Clash – 『The Clash』
第2位は、1977年にリリースされたデビューアルバム『The Clash』です。
邦題は『白い暴動』でした。
本作こそは、パンク・ロックの歴史において欠かせない存在となった作品です。
荒々しくもエネルギッシュなサウンドと、鋭い社会的メッセージが込められた歌詞が特徴で、当時のロンドン・パンク・シーンを象徴するアルバムと言えます。
アルバムの第一弾シングル”White Riot”は、若者の怒りと反抗心をストレートに表現した楽曲で、短いながらも強烈なインパクトを与えます。
この曲は、ザ・クラッシュの初期の勢いと、パンクの反体制的な精神を象徴するナンバーとして語り継がれています。
この曲の邦題も「白い暴動」でした。
第二弾シングル”Remote Control”は、権威主義への批判をテーマにした楽曲で、軽快なリズムと挑戦的な歌詞が魅力的です。
また、『The Clash』には他にも多くの名曲が収録されています。
“Janie Jones”は、疾走感あふれるオープニング曲で、リスナーを一気に引き込むパワーを持っています。
“Career Opportunities”では、当時の若者が直面していた労働問題を扱い、ジュニア・マーヴィンのカバー曲”Police & Thieves”ではレゲエの影響を取り入れることで音楽的な幅広さを示しています。
“Garageland”は、DIY精神を象徴するザ・クラッシュらしい楽曲で、バンドの原点を感じさせます。
第2位に選んだ『The Clash』は、全体を通して当時の社会的・政治的な状況に対するバンドの視点が凝縮されており、パンク・ロックの原点を体感できる作品です。
第1位:The Clash – 『London Calling』
第1位は、1979年にリリースされた3作目のアルバムにして最高傑作である『London Calling』です。
本作は、ロック史において特別な地位を確立した傑作です。
このアルバムは、パンク・ロックの枠を超え、ロック、レゲエ、スカ、ロカビリー、ジャズなど多様なジャンルを融合し、ザ・クラッシュの音楽的成熟を示しています。
全19曲が収録されたこのダブルアルバムは、豊かな音楽性と鋭い社会的メッセージを持ち、多くのリスナーを魅了してきました。
第一弾シングル”London Calling”は、アルバムのタイトル曲であり、印象的なベースラインとジョー・ストラマーの力強いボーカルが特徴です。
核戦争や社会の混乱をテーマにした歌詞が強いインパクトを与え、バンドの代表曲として知られています。
続く第二弾シングル”Clampdown”は、労働者階級の現状と権力構造への批判を描いた楽曲で、激しいリズムと挑戦的な歌詞が聴き手を引き込みます。
第三弾シングル”Train in Vain”は、アルバム収録曲の中でも特にポップで心に残る楽曲です。
愛と失望をテーマにした歌詞とキャッチーなメロディが特徴です。
この曲は、アルバムのオリジナル版ではジャケットにもレコードラベルにも記載されておらず、外側のセロハン包装に貼られたステッカーでのみその存在が示されていました。
後のリイシュー盤では、トラック・リストに正式に含まれるようになりました。
さらに、アルバムには多くの名曲が収録されています。
“The Guns of Brixton”は、ベースのポール・シムノンがリードボーカルを務めたレゲエ・テイストの楽曲で、都市の緊張感を描いています。
“Rudie Can’t Fail”は、スカの影響を受けた軽快な曲で、若者文化に焦点を当てています。
僕が本作を初めて聴いたのは10代の子供の頃だったのですが(リアルタイムではないですよ。)、当時はこの曲の”Rudie Can’t Fail”と歌うサビの歌詞が「塗り壁」と聞こえていました。
それと同じように”Wrong ‘Em Boyo”をカタカナにすると「ロンゲム・ボヨ」となるのですが、当時はその語感が面白くっておかしくって、パンク・ロック好きの友達と「それってロンゲム・ボヨじゃね!」とお互い冗談を言う度になぜかこの言葉を使って笑いあっていた懐かしい思い出です。
まぁ10代の子供だったので、そんなことでも笑えたんですよ。
さて、他にも”Lost in the Supermarket”は、個人の孤独感をテーマにしたナンバーで、ミック・ジョーンズの繊細なボーカルが印象的です。
第1位に選んだ『London Calling』は、ザ・クラッシュが音楽的にも思想的にもピークを迎えた作品であり、時代を超えて愛されるアルバムです。
間違いなくザ・クラッシュの最高傑作と呼ぶに相応しい名盤です!
以上、【ザ・クラッシュのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。
ザ・クラッシュのアルバムは、それぞれに独自の個性とメッセージが詰まっており、パンク・ロックを超えた多様な音楽体験を提供してくれます。
デビュー作『The Clash』で見せた純粋なエネルギーから、革新的なスタイルが光る『London Calling』、そして多彩なジャンルを大胆に取り入れた『Sandinista!』や『Combat Rock』、さらには社会的メッセージとエッジの効いたサウンドが融合した『Give ‘Em Enough Rope』まで、それぞれがロック史に名を刻む名盤です。
ザ・クラッシュの音楽は、時代を超えて私たちに刺激を与え続けています。
ぜひ今回ご紹介したアルバムを通じてザ・クラッシュの魅力を存分に味わってみてください。
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