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2024/11/29

ニッケルバックのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

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【第72回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ

“ハウ・ユー・リマインド・ミー”の大ヒットで知られるカナダのロック・バンド、ニッケルバック(Nickelback)のおすすめアルバムをご紹介!

【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第72回です。

 

今回は、”ハウ・ユー・リマインド・ミー”の大ヒットで知られるカナダのロック・バンド、ニッケルバック(Nickelback)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。

 

ニッケルバックについて

ニッケルバックは、カナダのアルバータ州出身のロック・バンドで、グラミー賞ノミネートや数々の音楽賞を受賞したことで世界的に知られています。

 

1995年に結成され、フロントマンのチャド・クルーガーを中心にバンドの独特な音楽スタイルが形作られてきました。

 

彼らの楽曲は、力強いボーカルとキャッチーなギターメロディが特徴で、多くのリスナーに支持されています。

 

代表的なヒット曲として”ハウ・ユー・リマインド・ミー”や”フォトグラフ”があり、これらの曲はロックファンのみならず幅広い層から愛されています。

 

2001年にリリースされたアルバム『シルヴァー・サイド・アップ』は、彼らの名を一気に世界に広めるきっかけとなりました。

 

このアルバムに収録されている”ハウ・ユー・リマインド・ミー”は、ニッケルバックの最大のヒット曲となり、ビルボードチャートで1位を獲得しました。

 

この曲は、愛と葛藤をテーマにした歌詞と、印象的なギターパートで構成され、リスナーの心を捉え続けています。

 

続いて、2005年にはアルバム『オール・ザ・ライト・リーズンズ』をリリースし、”フォトグラフ”をはじめとするヒット曲が収録されています。

 

“フォトグラフ”は、郷愁と青春時代をテーマにした歌詞が共感を呼び、ファンからの支持を集めました。

 

アルバム全体が大ヒットし、ニッケルバックはさらに幅広いファン層に浸透していきました。

 

また、彼らのサウンドは、ハードロックやポップ、グランジの要素が巧みにミックスされており、シンプルながらも迫力のある演奏が多くのリスナーに響きます。

 

アルバム『ダーク・ホース』や『ノー・フィクスド・アドレス』でも、ニッケルバックならではのサウンドを追求し続け、ロックシーンで確固たる地位を築いてきました。

 

ニッケルバックの魅力は、感情的な歌詞とエネルギッシュなパフォーマンスにあります。

 

彼らの楽曲は、愛や喪失、自己葛藤といった普遍的なテーマを扱っており、多くのリスナーが自分の体験と重ねて共感を得ています。

 

それでは今回はニッケルバックのオリジナル・アルバムから僕が好きな作品を5枚選んでランキング形式でご紹介します。

 

ベスト盤やコンピレーション・アルバムにライブ盤は除外しています。

 

まずは第5位からどうぞ。

 

ニッケルバックのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

第5位:Nickelback – 『Silver Side Up』

第5位は、2001年にリリースされた3作目のアルバム『Silver Side Up』です。

 

本作の大ヒットでニッケルバックは、一躍世界的に注目を浴びることとなりました。

 

前2作品ではローカルなヒット止まりでしたが、本作収録曲の”How You Remind Me”は、ニッケルバックの最大のヒット曲となります。

 

この曲はビルボード・チャートで1位を獲得しています。

 

“How You Remind Me”は、恋愛や自己葛藤をテーマにした感情的な歌詞と、印象的なメロディで多くのリスナーの共感を集めました。

 

アルバムからの先行シングルとしてリリースされたこの”How You Remind Me”は、本国カナダやアメリカだけでなく世界中で大旋風を巻き起こし、ここ日本でもこの1曲でニッケルバックはいきなり「時の人」のような扱いに代わりました。

 

当時僕はリアルタイムでこの曲の大ヒットを知ったのですが、その勢いは凄いものがありました!

 

毎週末の深夜にTV放送されていたランキング番組でこの曲のMVが毎週のようにヘビー・ローテーションされていました。

どことなくメタリカのジェイムズ・ヘットフィールドを彷彿させるチャド・クルーガーの力強い歌声に、ポスト・グランジ世代に多く見られるハイゲインなディストーションでヘビーに歪んだギターと、ニルバーナの”Smells Like Teen Spirit”風のサビで盛り上がる曲展開…ヒットする要素が詰め込まれたような楽曲です。

 

もちろん当時の僕もこの曲のMVを観てすっかりニッケルバックにハマりました!

 

シングル盤も買って、このアルバムも買って…

 

ただ正直に言いますと、当時はこの1曲、及びこのアルバム『Silver Side Up』1作のみの一発屋で終わるバンドだと思っていました。

 

それがまさか世界的なロック・バンドにまで上り詰めるとは…。

 

この後の作品は、曲調が徐々にポップになっていきますが、それでも”How You Remind Me”の一発屋で終わらなかったのは、ニッケルバックというバンドの才能が『本物』だったからなのでしょう。

 

また、『Silver Side Up』には他にもシングル・カットされた名曲”Too Bad”や”Never Again”といった力強い楽曲が揃っています。

 

2ndシングルとしてカットされた”Too Bad”も”How You Remind Me”に負けず劣らずの名曲です。

3rdシングルの”Never Again”は、アルバム1曲目を飾るに相応しいロック・ソングです。

 

どちらかというと、”How You Remind Me”や”Too Bad”のようなマイナー調のメロディーがもの悲しい曲よりも、こういった”Never Again”おうなロック・チューンこそが本来のニッケルバックの姿のように感じます。

 

どの曲もチャド・クルーガーの深みのあるボーカルと、エネルギッシュなギターパートが絶妙に組み合わされています。

 

『Silver Side Up』は、ハード・ロックのエッセンスとキャッチーなメロディが共存し、シンプルながらも迫力のあるサウンドが特徴です。

 

ニッケルバックの代名詞とも言える大ヒット曲”How You Remind Me”が収録されたアルバムなので、重要作ではありますが…しかし今回のランキングでは第5位となりました。

 

その理由は、ニッケルバックは一発屋で終わらなかったからです。

 

それは「売り上げ」の意味ではなくって「作品の質」の方の意味です。

 

本作以降は明らかにシングル・ヒットを狙ったキャッチーなシングル曲が必ずのように収録されており、「ヘビーなロックがやりたいの?それとも売れ線狙いのポップ・ロックがやりたいの?どっちなんだい!」とやきもきしているファンの方もいらっしゃるかと思いますが…

 

僕個人としては「ヘビーな曲も、キャッチーな曲もバランス良く1枚のアルバムに収録した方が飽きが来なくっていいんじゃない?」と思っています。

 

ヘビー一辺倒や、ポップ路線一直線よりも、どちらもやって素晴らし曲を残してくれれば、僕としては満足です。

 

そういった意味でも、ニッケルバックはこの『Silver Side Up』1作品のみで終わるバンドではない『本物』のロック・バンドです。

 

むしろ初ヒット・アルナムとなった『Silver Side Up』は、アルバム全体を通して聴いてみると、この後の作品と比べると未熟さや粗さが見られます。

 

そういった理由もあって第5位となりました。

 

第4位:Nickelback – 『No Fixed Address』

第4位は、2014年にリリースされた8作目のアルバム『No Fixed Address』はです。

 

このアルバムは、従来のロック・サウンドに加え、ダンス・ロックやポップの要素を取り入れることで、幅広いジャンルのファンにアピールしています。

 

アルバムからの第一弾シングルとなった”Edge of a Revolution”は、社会的なメッセージをテーマにした力強い楽曲で、ニッケルバックの新たな一面を感じさせます。

 

また、2ndシングルとしてカットされた”What Are You Waiting For?”は、ポップ要素を持ちつつもバンドらしい力強さが光る一曲で、耳に残るキャッチーなメロディが特徴です。

 

個人的には2010年以降のニッケルバックの曲で一番好きな曲がこの”What Are You Waiting For?”です。

 

3rdシングルとなった”Million Miles an Hour”は、アルバムのオープニングを飾るに相応しいエネルギッシュなナンバーで、ヒット曲を連発する世界的なバンドになってもその本質は1stや2ndアルバムの頃から変わらずヘビーなロック曲にあるんだと思い出させてくれます。

 

さらに、4thシングルとなった”She Keeps Me Up”ではこれまでのニッケルバックにはなかったようなファンキーなリズムが加わり、アルバム全体に多彩な音楽性をもたらしています。

 

今回第4位に選んだこの『No Fixed Address』は、ニッケルバックの音楽的な冒険心を感じさせるアルバムです。

 

個人的に好きな曲”What Are You Waiting For?”や、ファンキーな新機軸”She Keeps Me Up”が収録されているのがポイント高いです。

 

第3位:Nickelback – 『Dark Horse』

第3位は、2008年にリリースされた6作目のアルバム『Dark Horse』です。

 

本作は、バンドの力強いロック・サウンドと多彩な楽曲が詰まった一枚で、全盛期に合ったニッケルバックが当時の持てる力の全てを使って制作した力作です。

 

プロデューサーにシャナイア・トゥエインの元夫でデフ・レパードやAC/DCにブライアン・アダムス等の名作を手掛けた実績のあるマット・ラングを迎えたことで、新たな魅力が加わっています。

 

『Dark Horse』の中でも特に注目される楽曲が1stシングルに選ばれた”Gotta Be Somebody”です。

 

この曲は、夢や愛についてのテーマを持つエモーショナルな歌詞とメロディが印象的で、リスナーに深い共感を呼び起こします。

 

また、3rdシングルの”If Today Was Your Last Day”は、人生を振り返り、今を大切に生きるメッセージが込められた一曲で、多くのファンに愛されています。

 

さらに、4thシングル”Burn It to the Ground”では、エネルギッシュなギターリフと激しいサウンドが印象的で、ライブでの盛り上がりにも定評があります。

 

そして8thシングルとなった”This Afternoon”では、若者のパーティーに呼ばれたロック・バンドを自ら演じたMVが話題にもなりました。

この曲のサビに向かう前のパートやサビ部分の歌メロがモロにマット・ラングお得意のアレンジなのがなんとも彼の「らしさ」が表れていますね。

 

どことなくサビ前のパートがブライアン・アダムスの1991年のメガ・ヒット作『Waking Up The Neighbours』収録曲を彷彿させます。

 

実に8曲もシングル化されたアルバムですが、全体を通して聴くとシングル曲とそれ以外の曲との違和感もなく、ニッケルバックらしいメロディが融合しており、彼らの音楽の幅広さを感じさせます。

 

第2位:Nickelback – 『The Long Road』

第2位は、2003年にリリースされた4作目のアルバム『The Long Road』です。

 

このアルバムは、前作『Silver Side Up』の成功を経て、バンドがさらに成熟した音楽性を見せる意欲作でした。

 

アルバムからの第一弾シングルに選ばれた”Someday”は、切なさや希望を感じさせる歌詞とキャッチーなメロディが多くのリスナーに響き、リリース当時からラジオでも高い人気を誇りました。

 

当時リアルタイムでこの曲を聴いた時に「ニッケルバックは大ヒット曲”How You Remind Me”だけの一発屋じゃなかった!」と確信しました。

 

守護霊となって彼女を守るドラマ仕立てのMVも話題となった曲です。

このMV以降、ニッケルバックはいくつかドラマ仕立ての凝ったMVを制作していくことになります。

 

また、2ndシングルに選ばれた”Figured You Out”は、ニッケルバックらしいダイナミックなギターリフと挑発的な歌詞が印象に残るロック・ナンバーです。

 

さらに”Feelin’ Way Too Damn Good”や”Because of You”といったヘビー・ロック系の曲もシングル・カットされており、パワフルなギター・サウンドとチャド・クルーガーの迫力あるボーカルが存分に発揮されています。

 

『The Long Road』は、感情的なロック・バラードからアグレッシブなハード・ロックまで幅広い楽曲が収録されています。

 

特に”Someday”は、チャート・アクションこそ”How You Remind Me”に負けてはいますが、楽曲の質ではこちらの方がより洗練されております。

 

個人的には”Someday”は、ニッケルバックの数ある名曲の中でもトップ5に入る名曲だと思っています。

 

このアルバムでは、”Someday”のように愛や葛藤といったテーマが深く掘り下げられており、リスナーが自身の経験と重ねて共感できる歌詞が魅力です。

 

ニッケルバックが持つ力強さとエモーショナルな一面が共存した完成度の高い名作です。

 

第1位:Nickelback – 『All the Right Reasons』

第1位は、2005年にリリースされた5作目のアルバム『All the Right Reasons』です。

 

このアルバムにも、彼らの人気を決定づけた数々のヒット曲が収録されており、キャッチーなメロディと感情豊かな歌詞でリスナーを魅了します。

 

『All the Right Reasons』の中でも特に人気のある曲が先行シングル”Photograph”です。

 

この曲は、故郷や青春時代への郷愁を歌った一曲で、曲調に合ったMVのイメージもあって、懐かしい記憶に浸りたい気持ちを呼び起こします。

シンプルで覚えやすいメロディと共感を呼ぶ歌詞が、多くの人の心に響きました。

 

過去作の”How You Remind Me”や”Someday”に比べると、あまりにもキャッチーになりすぎたポップ・ソングではありますが名曲であることに変わりありません。

 

この曲こそ「ヘビーな曲がやりたいのか?ポップスがやりたいのか?このバンドは一体何がやりたいの?」と思わせる曲でもあり、近年の「ニッケルバックはダサい」という風潮の1つの原因にもなっていそうですが…

 

しかしこの曲が全米2位を記録したヒットを巻き起こしたことで”How You Remind Me”や”Someday”だけで終わらないバンドであることの証明にもなりました。

 

また、3rdシングルの”Far Away”は、愛や喪失をテーマにしたバラードで、エモーショナルな歌詞と美しいメロディが印象的です。

 

この曲は、愛する人への想いを歌い上げており、感動的なメロディが多くのファンに愛されています。

 

“Someday”と対になるようなドラマ仕立てのMVの出来も素晴らしいです!

4thシングルの”Savin’ Me”もヒットこそしませんでしたが”How You Remind Me”や”Someday”に勝るとも劣らない名曲です。

 

こちらのMVも、主人公がある人物に助けられたことによって「人々の頭上にカウンターで表示された寿命が見えるようになる」という能力が備わるというドラマ仕立てです。

その能力は「次に亡くなる予定の人」を助けることで、その人に能力が移っていく…という、どこか映画『ペイフォワード』を彷彿させる内容です。

 

そういえば”Someday”のMVも映画『シックス・センス』を彷彿させますが…

 

ニッケルバックのメンバーは、ハーレイ・ジョエル・オスメント の出演作品が好きなのでしょうか⁉

 

それはさておき、さらに5thシングル”Rockstar”では、夢と現実をテーマにしたユニークな歌詞と、軽快なリズムが融合し、ロックの楽しさを感じさせます。

 

 

アルバム全体としては、エネルギッシュなロック・サウンドと感情的なバラードがバランスよく収められており、この『All the Right Reasons』はニッケルバックの最高傑作と呼ぶに相応しい作品です。

 

この時期のニッケルバックは、”How You Remind Me”だけの一発屋といった偏見に満ちたイメージをも完全に払拭し、飛ぶ鳥をバンバン撃ち落とす勢いでシングル・ヒットを記録していた全盛期でした。

 

「売れ筋狙い」や「何かダサい」といった嫉妬にも似た批判も、実際にヒット曲を連発するという実力で覆してきました。

 

「文句があるならニッケルバック以上に売れてみろ!」は、暴論かもしれませんが、しかし実際に結果を出しているニッケルバックを批判するのは、もはや嫉妬にしか思えません。

 

そもそも音楽で稼いでいるプロのミュージシャンが「売れ筋狙い」で何が悪いのか?の方が疑問ですからね。

 

そういったことからも”Photograph”や”Far Away”に”Savin’ Me”といったメロディアスな名曲が多く収録されたこの『All the Right Reasons』を第1位に選びました。

 

全ロック・ファンに聴いてもらいたいアルバムです。

 

ちなみに『All the Right Reasons』の日本盤CDにはボーナス・トラックとしてクィーンの名曲”We Will Rock You”のカバーと名曲”Someday”のアコースティック・バージョンが収録されていました。

 

 

以上、【ニッケルバックのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。

 

今回は、ニッケルバックのおすすめアルバム5作品をご紹介しましたが、どの作品にもそれぞれの魅力と聴きどころが詰まっています。

 

彼らの音楽は、ハードなロック・サウンドから感情豊かなバラードまで幅広く、リスナーの心を引きつける力があります。

 

初心者から長年のファンまで、ニッケルバックの作品にはどこか共感できる部分が見つかるでしょう。

 

ぜひこのランキングを参考に各アルバムを聴いてみて、お気に入りのアルバムを見つけてください。

 

 

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