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カテゴリー:5Albums

2024/06/09

オリジナル・アルバムを勝手にベスト5!デフ・レパード編

【オリジナル・アルバムを勝手にベスト5シリーズ】イギリスで勃発した『NWOBHMムーブメント』から台頭した人気バンド、デフ・レパードのスタジオ・アルバムをおすすめ順で5作品ご紹介したブログのタイトル画像

【第3回】オリジナル・アルバムを勝手にベスト5シリーズ

英国出身の人気バンド、デフ・レパードのおすすめアルバムをご紹介!

先月から始めました【オリジナル・アルバムを勝手にベスト5シリーズ】の第3回目です。

 

今回は1970年代後半にイギリスで勃発した音楽ムーブメント『NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタルを代表するバンドのひとつ、デフ・レパード(Def Leppard)についてご紹介します。

 

前回のボン・ジョヴィのご紹介と同じく今回も僕の考えるデフ・レパードのおすすめアルバムを第5位から第1位まで順にランキング形式にてご紹介いたします。

 

↓↓↓↓第2回目はこちら↓↓↓↓
ボン・ジョヴィのオリジナル・アルバムを勝手にベスト5!

今回もベスト・アルバムやコンピレーション・アルバムにライヴ・アルバムはチョイスしていません。

 

あくまでもスタジオ・アルバムのみで選んでいます。

 

それでは第5位から発表いたします。

 

 

オリジナル・アルバムを勝手にベスト5:デフ・レパード編

第5位:Def Leppard – 『Euphoria』

最初にご紹介するのは、デフ・レパードにとって7作目のアルバムとなった『Euphoria(ユーフォリア=幸福感の意)』です。

 

1999年にリリースされたアルバムで、僕が一番最初にリアルタイムで聴いたデフ・レパードの作品が本作になります。

 

そのため思い入れも強く、今回のランキングで第5位に選びました。

 

本作は1996年にリリースされたグランジ・ブームを意識した『Slang』から3年振りの新作でした。

 

暗く重い雰囲気の漂う『Slang』から一転して『Euphoria』はそのアルバム・タイトル通りに明るく高揚感やや爽快感のある作風でした。

 

これはまるでボン・ジョヴィの『These Days』から『Crush』の流れと似ていました。

 

1990年代初頭にグランジ・ブームが勃興して、1980年代に活躍したハード・ロック・バンドの多くは「時代遅れのダサイ音楽」といった変なイメージがついていたことは否めませんでした。

 

そのためボン・ジョヴィやモトリー・クルーにデフ・レパードまでもがグランジを意識したアルバムを1990年代半ばにリリースしました。

 

しかしカート・コバーンがこの世から去って以降、グランジ・ブームは下火となり再びハード・ロック・バンド達が自身のルーツに立ち返ったかのような名作を1990年代後半から2000年代初頭にかけてリリースしていきました。

 

その流れでリリースされた本作は疾走感抜群な1曲目の”Demolition Man”を筆頭に『Slang』時期の暗さは何だったのか?と思える明るくポップな楽曲が続きます。

 

次の2曲目 “Promises”は本作からの先行シングルとしてリリースされたデフ・レパードらしいポップなロック・ナンバーです。

 

本作からの2ndシングルには6曲目の大作”Paper Sun”が選ばれています。

 

この曲や4thシングルに選ばれた”Day After Day”等を聴くと、本作はただポップなだけではなくハードなロック・ソングも備えた良作であることもわかります。

 

“Day After Day”では作曲者に名を連ねたヴィヴィアン・キャンベルのかっこいいギターソロも聴き所です!

 

3rdシングルにはベーシストのリック・サヴェージが書いたバラード曲の”Goodbye”が選ばれています。

 

個人的にこのアルバムは、リリース前から当時TV放送されていたランキング番組にてエンディング曲に “Promises”のMVが選ばれていたのを観てずっと気になっていました。

 

当時はまだシングルCDが売れていた時代だったので、まずはこの曲のシングル盤を僕は買いました。

 

 

そしてアルバムがリリースされるのを楽しみに待って購入した記憶があります。

 

そういった思いでもあるため今回のランキングの第5位に選びましたが、この後の成長したデフ・レパードの作品群やそれ以前のデフ・レパードの作品と比べると…実は『Slang』以上に異色のアルバムだったのでは?とも感じます。

 

アルバム前半があまりにもポップすぎる気がしなくもないです!?

 

第4位:Def Leppard – 『High ‘n’ Dry』

第4位は1981年にリリースされた2作目『High ‘n’ Dry』です。

 

デフ・レパードはこの後にリリースした3作目の『Pyromania』の大ヒットで世界的な人気バンドへと成長していくのですが、個人的には本作が一番「ギターロックしている!」アルバムだと思っています。

 

この頃はまだフィル・コリン加入前でオリジナル・メンバーだったスティーヴ・クラークとピート・ウィリスのツイン・ギターがこのバンドの二枚看板でした。

 

この後ピート・ウィリスが1982年にアルコール問題でバンドを解雇されてフィル・コリンに代わります。

 

そしてスティーヴ・クラークは1991年に30歳の若さでアルコール中毒で命を落としてしまいます。

 

その後、元ディオのギタリストだったヴィヴィアン・キャンベルが加入して現在のラインアップになりました。

 

しかし個人的にはこの時代のスティーヴ・クラークとピート・ウィリスのツイン・ギターが一番好きだったりします。

 

デフ・レパードの作品を「ギター」で選ぶなら本作が一番好きなのですが、しかし楽曲面のクオリティで選ぶとしたら残念ながらこの後にご紹介する3枚のアルバムには劣るのかな?と考えて第4位にしました。

 

本作からはイントロのギターリフがかっこいい”Let It Go”が1stシングルに、そしてボーカルのジョー・エリオットの歌が素晴らしいバラード曲の”Bringin’ On the Heartbreak”が2ndシングルとしてカットされています。

 

ちなみにオリジナル・メンバーだった2人のギタリストはアルコールの問題を抱えていましたが、ジョー・エリオット自身は歌声を保つためにあると時点からアルコールを止めていたとスティーヴィー・サラスの自伝にて語られていました。

 

 

そういったプロフェッショナルな姿勢は尊敬に値します。

 

上記のシングル2曲以外にもハードなロック”Another Hit and Run”やスティーヴ・クラーク作のインスト曲”Switch 625″もライヴで演奏される人気の楽曲です。

 

バンドにとってまだ2作目のアルバムなので荒々しさや未熟な部分も見え隠れするアルバムではありますが、デフ・レパードのオリジナル・ギタリスト2人の演奏が聴ける最後のアルバムとして忘れてはいけない作品です。

 

むしろこのアルバムの音楽性こそが本来のデフ・レパードのあるべき姿なのかもしれませんね!?

 

ちなみに2015年にリリースされたセルフ・タイトル作品『Def Leppard』の1曲目が”Let’s Go”という曲名だったのですが、タイトルだけ見て本作の”Let It Go”を思い起こさせてくれましたが…全く別のポップな曲でした。

 

悪くはないのですが、”Let It Go”の方がロックしています!

 

第3位:Def Leppard – 『Adrenalize』

第3位は1992年にリリースされた5作目『Adrenalize』です。

 

ちょうどこの時期にはボン・ジョヴィの『Keep the Faith』やブライアン・アダムスの『Waking Up the Neighbours』といったヒット・シングルを多く含むまさに「産業ロック」と呼ばれる大げさで大味なアルバムがリリースされていた時期でもあります。

 

奇しくも同じ時期にニルヴァーナが大ヒットをしてこういった派手なアルバムを「時代遅れのダサイ音楽」とイメージ付けていった時期でもありますね。

 

しかし偏見抜きでちゃんと本作を聴いてみると耳馴染みの良いキャッチーな楽曲が多いことに気付かされます。

 

今もライヴで人気の”Let’s Get Rocked”が1stシングルとしてリリースされ、その後”Make Love Like a Man”→”Have You Ever Needed Someone So Bad”→”Stand Up (Kick Love into Motion)”→”Heaven Is”→”Tonight”と、実に6曲ものシングルがカットされました。

 

特に大味なバラード曲”Have You Ever Needed Someone So Bad”は印象に残る名曲です。

 

ちょうど本作の1年前にリリースされたブライアン・アダムスの『Waking Up the Neighbours』に収録されていたバラード曲”Do I Have to Say the Words?”と雰囲気が似ています。

 

むしろブライアン・アダムスの”Do I Have to Say the Words?”の方が「まるでデフ・レパードのような曲調」といった感じではありますが…。

 

ちなみに僕が一番好きな曲は”Stand Up (Kick Love into Motion)”です。

 

数あるデフ・レパードの楽曲の中でも実は1、2を争う好きな曲なのですが…もはやライヴでは演奏されることがない影の薄い楽曲になってしまっているのは悲しいことです…。

 

この曲調、大好きなんですがね…。

 

スティーヴ・クラークの良さが前面に出たバッキングのギターが最高です♪

 

第2位:Def Leppard – 『Pyromania』

「放火狂(邦題は”炎のターゲット”)」なんていうタイトルのついたアルバムで世界的なビッグ・バンドへと躍進したデフ・レパード!

 

本作『Pyromania』は1983年にリリースされた3作目にしてハードロック界を代表する名盤の1つです!

 

先行シングルの”Photograph”とアルバムからの2ndシングルに選ばれた”Rock of Ages”の大ヒットでデフ・レパードは世界的な人気を獲得します。

 

特に”Photograph”はこのバンドを代表する楽曲で、ライヴでも終盤に演奏されている大人気曲です。

 

前作『High ‘n’ Dry』から考えるとポップすぎるのですが…しかし一度この曲を聴いてしまうと墓場まで耳から離れないようなキャッチーな歌メロにハマってしまいます!

 

むしろこの曲を生で聴きたいがためにデフ・レパードのライヴを観に行くお客さんも多いのではないかと?

 

この”Photograph”や”Rock of Ages”はポップすぎますが、3rdシングルの”Foolin'”と4thシングルの”Too Late for Love”の2曲はシリアスな名曲です。

 

こういった一面もデフ・レパードの魅力ですね。

 

ちなみに”Rock of Ages”のイントロで本作のプロデューサーだったマット・ラングの台詞”Gunter Glieben Glauten Globen”は、特に意味はないようです。

 

「1・2・3・4」と言っているとの説もありますが、彼のドイツ訛りを使ったナンセンスなフレーズだとのことです。

 

後にアメリカのポップパンク・バンド、オフスプリング(The Offspring)の大ヒット曲”Pretty Fly (For A White Guy)”のイントロにも引用されました。

 

 

世代的に僕はオフスプリングの”Pretty Fly (For A White Guy)”を先に聴いていたので初めて”Rock of Ages”を聴いた時は「これが元ネタだったのか!」とちょっと感動したのを思い出します。

 

ちなみに本作「パイロマニア」から「ヒステリア」→「ユーフォリア」と続く「~~ia」シリーズの3部作が始まりました。

 

第1位:Def Leppard – 『Hysteria』

第1位は最初からこれに決まっています!

 

ていうかこれしかありません!

 

デフ・レパードをご存知でこのブログを読んでくださったほとんどの方が「どうせ1位はあれだろ!」と思われていたかも知れませんが…やっぱりどう考えてもこれ以外にありません!

 

デフ・レパードどころか長いハード・ロックの歴史の中でも上位に位置する名盤中の名盤『Hysteria』です!

 

収録されている全12曲全てがクオリティの高い名盤です!

 

捨て曲が一切ない隙のないアルバムなのですが、特にシングル・カットされた7曲はどれもデフ・レパードを代表する楽曲となり今でもライヴで演奏されている名曲ばかりです!

 

全12曲のうち半分以上の7曲がシングル・カットされていてバンドを代表する楽曲になっているのが恐ろし程のクオリティの高さを表しています。

 

本作制作前にドラマーのリック・アレンが自動車の事故で左腕を失うという重大なアクシデントが起こったり、プロデューサーのマット・ラングが多忙だったためにジム・スタインマンを代わりに起用するも意見が合わず決別したり…と様々な困難を乗り越えて制作されたアルバムでした。

 

結局プロデューサーはマット・ラングに再び依頼するも制作に時間が掛かり制作費は膨らむばかりでした。

 

しかし不幸中の幸いか、リック・アレンは右腕と両足だけで演奏できる電子ドラムを使うことでバンドに復帰しています。

 

むしろそのエレクトリックなサウンドが奇跡的にも本作のイメージに合っています。

 

様々な困難をもバンドの強みへと代えてしまうデフ・レパードというバンドの凄さが本作のサウンドにも感じられます。

 

先行シングルのポップな”Animal”、

デフ・レパードのシリアス面を表した2ndシングル”Women”、

 

ライヴで大人気のノリの良いロック・ソングで3rdシングルの”Pour Some Sugar on Me”、

 

ギターリフが印象的な4thシングルの”Hysteria”、

 

軽快なロック・ソングで5thシングルの”Armageddon It”、

 

全米No.1を記録したバラード曲で6thシングルの”Love Bites”、

 

そしてデフ・レパードが大きな影響を受けたレッドツェッペリン風のサイケデリックな中間部分を挟んだ7thシングル”Rocket”…

 

全てのシングル曲が名曲です!

 

シングル曲以外にもイントロのリックのベースラインが印象的なミドルナンバーの”Gods of War”やイントロのギターがスティーヴ・クラークらしい”Run Riot”にキャッチーなサビを持った”Love and Affection”等、他にも名曲ばかり収録されています。

 

“Love and Affection”に至っては「なぜシングル・カットされなかったのか?」と思えるほどラジオ受けしそうなキャッチーな楽曲です。

 

もはや「このアルバムを聴かずしてハード・ロックを語るなかれ!」と言える名盤です。

 

デフ・レパードをこれから聴いてみたいな~といった初心者の方はまずはこの『Hysteria』から聴き始めることをおすすめします。

 

絶対に聴いておいた方が良い歴史に残る名盤です!

 

ちなみに僕が一番好きなデフ・レパードの曲は…”Hysteria”です。

 

好きすぎて自分でもギターを弾く際にこの曲のリフをついつい弾いてしまいます。

 

僕がギターの試奏の際によく弾くリフはこの”Hysteria”とポリスの”Every Breath You Take”です。

 

どちらも弾いていてクセになるアルペジオなんです♪

 

 

以上、【デフ・レパードのオリジナル・アルバムを勝手にベスト5!】でした。

ちなみにデフ・レパードは、2022年に現時点での最新作でもある『Diamond Star Halos』をリリースしています。

 

これまでに12枚のオリジナル・アルバムをリリースしており、まだまだ現役のバンドです。

 

このブログ記事を書いている前年にあたる2023年にはモトリー・クルーとタッグを組んで来日公演を行っています。

 

今後も更なるニュー・アルバムや来日公演を期待できるバンドなので、ぜひこのブログ記事をきっかけでデフ・レパードを聴く人が増えてくれたら幸いです。

 

 

 

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