
2025/05/02
シカゴのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

【第211回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご介シリーズ
ジャズ・ロックの革新とバラードの感動、時代を超えて響くブラス・ロックの至高のサウンド!シカゴ(Chicago)のおすすめアルバムをご紹介!
【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第211回です。
さて今回は、ジャズ・ロックの革新とバラードの感動、時代を超えて響くブラス・ロックの至高のサウンド!シカゴ(Chicago)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。
シカゴについて
シカゴは、1967年にアメリカ・シカゴで結成されたロック・バンドで、ブラス・セクションを前面に押し出した独自のサウンドで知られています。
彼らは当初”シカゴ・トランジット・オーソリティ”という名前で活動を開始し、1969年にアルバム『Chicago Transit Authority』でデビューします。
このアルバムはジャズ、ロック、ブルースを融合させた革新的なスタイルで注目を集め、バンドは翌年、現在の「シカゴ」に改名しました。
1970年代に入ると、”25 or 6 to 4″や”Saturday in the Park”などのヒット曲を生み出し、ブラス・ロックの代表的なバンドとしての地位を確立します。
アルバム『Chicago V』や『Chicago VII』は全米チャートの上位にランクインし、ジャズ・ロックの先駆者として評価されました。
1980年代には、プロデューサーのデイヴィッド・フォスターを迎え、より洗練されたAOR(アルバム・オリエンテッド・ロック)路線へとシフトします。
※AORとは、「チャートを意識したヒット曲狙いのシングルを連発するのではなく、アルバム全体としての完成度を重視するスタイル」のことです。ちなみにAORと書いて「アダルト・オリエンテッド・ロック」と呼ぶこともありますが、こちらは和製英語になります。「洗練された大人のロック」の意味になりますが、「アルバム・オリエンテッド・ロック」も洗練されているので、まぁ似た感じで認識していても音楽を聴く上ではそれほど問題はありません。
“Hard to Say I’m Sorry”や”You’re the Inspiration”などのバラードが大ヒットし、新たなファン層を獲得します。
特にアルバム『Chicago 17』はバンド最大のセールスを記録しました。
現在もシカゴは活動を続け、ロックの殿堂入りやグラミー賞受賞といった輝かしい実績を誇ります。
シカゴの音楽は、ブラス・ロックの枠を超え、世代を超えて愛される存在となっています。
それでは今回はシカゴのオリジナル・アルバムから僕が好きな作品を5枚選んでランキング形式でご紹介します。
ベスト盤やコンピレーション・アルバムにライブ盤は除外しています。
まずは第5位からどうぞ。
シカゴのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
第5位:Chicago – 『Chicago 16』
第5位は、1982年にリリースされた13作目のアルバム『Chicago 16』です。
邦題は『ラヴ・ミー・トゥモロウ (シカゴ16)』でした。
『Chicago 16』なのに13作目と数字が合わないのは、タイトルのナンバリングはライブ・アルバムやベスト・アルバムにも使われていたからです。
本作は、プロデューサーにデイヴィッド・フォスターを迎え、AOR色を強めたサウンドへと進化しています。
これにより、70年代のブラス・ロックからより洗練されたポップ・ロックへと移行し、新たなファン層を獲得しました。
アルバムの第一弾シングルとしてリリースされた”Hard to Say I’m Sorry”は、しっとりとしたバラードで、全米シングルチャート1位を獲得しています。
ピアノとストリングスを主体とした美しいメロディが特徴で、シカゴの新たな代表曲となりました。
この曲の邦題は「素直になれなくて」でした。
続く第二弾シングル”Love Me Tomorrow”も壮大なバラードで、繊細なイントロから力強いクライマックスへと展開する構成が印象的です。
第三弾シングル”What You’re Missing”は、軽快なリズムとキャッチーなメロディが魅力のポップ・ナンバーで、アルバムの中でも親しみやすい楽曲の一つです。
他にも、ギターのカッティングが心地よい”Chains”、エネルギッシュなロック・チューン”Rescue You”、ファンキーなベースが印象的な”Bad Advice”など、多彩な楽曲が収録されています。
また、”Waiting for You to Decide”はメロウなサウンドが際立つ楽曲で、まさに80年代の爽やかなアメリカン・ロックといった楽曲です。
この曲の邦題は「あなたの気持ち」でした。
“Sunny Think Twice”や”Follow Me”なども、AOR的な洗練されたアレンジが光るナンバーとして注目に値します。
『Chicago 16』は、シカゴが80年代の音楽シーンで再び成功を収めるきっかけとなったアルバムであり、バンドの新たなサウンドを確立した作品です。
AORや爽やかなアメリカン・ロックが好きな方には特におすすめの一枚です。
第4位:Chicago – 『Chicago VII』
第4位は、1974年にリリースされた通算6作目となる2枚組のアルバム『Chicago VII』です。(CD化に際して1枚にまとめられました。)
邦題は『シカゴVII (市俄古への長い道)』でした。
初期のシカゴが持っていた実験的な要素を存分に発揮し、ジャズ・フュージョンとポップ・ロックのバランスが取れた独自のサウンドを生み出しています。
アルバムの第一弾シングルとしてリリースされた壮大なバラード”(I’ve Been) Searchin’ So Long”は、ドラマチックなアレンジとエモーショナルなメロディが特徴です。
この曲の邦題は「遥かなる愛の夜明け」でした。
オーケストレーションを取り入れたサウンドが、楽曲に深みを与えています。
第二弾シングル”Call on Me”は、軽快なホーン・セクションとキャッチーなメロディが魅力の楽曲で、アルバムの中でも特に親しみやすいナンバーです。
この曲の邦題は「君は僕のすべて」でした。
第三弾シングル”Wishing You Were Here”は、落ち着いたバラードで、ビーチ・ボーイズのカール・ウィルソン、デニス・ウィルソン、アル・ジャーディンがバック・コーラスで参加していることでも知られています。
フェイザーを効かせたギターの音が時代を感じさせます。
この曲の邦題はビーチ・ボーイズ組の参加に合せた「渚に消えた恋」でした。
アルバムには他にも、ジャズ・フュージョン色の強い”Prelude to Aire”や”Aire”、10分を超えるインストゥルメンタルの”Devil’s Sweet”、ラテンの要素を取り入れた”Happy Man”など、バラエティ豊かな楽曲が収録されています。
“Byblos”は叙情的なメロディが印象的なナンバーで、シカゴの幅広い音楽性を感じられる1曲です。
また、”Skinny Boy”はロバート・ラムがリードボーカルを務めたアップテンポな楽曲で、アルバムの締めくくりにふさわしいエネルギッシュなサウンドを持っています。
『Chicago VII』は、シカゴの音楽的な挑戦が詰まったアルバムで、ジャズ・ロックやフュージョンが好きな方には特におすすめです。
第3位:Chicago – 『Chicago V』
第3位は、1972年にリリースされた4作目のアルバム『Chicago V』です。
間にライブ盤の『Chicago at Carnegie Hall』が入っているため、ナンバリングは5番目でもスタジオ・アルバムとしては4作目になります。
本作は、シカゴにとって初の全米1位を獲得した作品です。
このアルバムでは、初期のジャズ・ロックの要素を残しつつ、よりコンパクトで洗練された楽曲が並び、シカゴのサウンドが進化したことを示しています。
全編を通して、ホーン・セクションとロックの融合が際立つ、バンドの代表的なアルバムの一つです。
第一弾シングル”Saturday in the Park”は、軽快なピアノのイントロが印象的なポップなナンバーで、ニューヨーク・セントラルパークの休日の情景を描いた歌詞が特徴です。
シカゴの楽曲の中でも特に人気が高く、バンドを象徴する1曲となりました。
第二弾シングル”Dialogue (Part I & II)”は、社会的なメッセージを含んだ楽曲で、対話形式の歌詞がユニークな構成を持っています。
政治的なテーマを扱いながらも、エネルギッシュな演奏とホーン・セクションが印象的な仕上がりです。
他にも、アルバムのオープニングを飾るインスト曲の”Hit by Varese”は、前衛的なジャズ・ロックの要素を持ち、シカゴの実験精神を感じさせる楽曲です。
“All Is Well”はメロディアスなバラードで、しっとりとした雰囲気が魅力的です。
また、”State of the Union”は、ファンキーなリズムと力強いブラスが特徴の楽曲で、アルバムの中でも特にダイナミックなサウンドを持っています。
“Goodbye”はボサノバ風のバッキングにウネるベース、そして華やかなホーン隊など、このバンドの演奏力の高さを堪能できる1曲です。
『Chicago V』は、シカゴがよりコンパクトな楽曲構成へとシフトしつつも、ジャズ・ロックの要素をしっかりと残した名作です。
キャッチーなメロディと力強いホーン・セクションが特徴的で、シカゴの魅力を存分に味わえるアルバムとしておすすめです。
第2位:Chicago – 『Chicago 17』
第2位は、1984年にリリースされた14作目のアルバム『Chicago 17』です。
本作は、シカゴのキャリアにおいて最大の商業的成功を収めた作品です。
プロデューサーのデイヴィッド・フォスターが引き続き手掛け、洗練されたAORサウンドと感動的なバラードが際立つアルバムとなりました。
ピーター・セテラのボーカルが際立ち、美しいメロディとドラマチックなアレンジが印象的な楽曲が揃っています。
第一弾シングルとしてリリースされた”Stay the Night”は、エネルギッシュなロック・チューンで、力強いギター・リフとピーター・セテラの伸びやかなボーカルが魅力です。
続く第二弾シングル”Hard Habit to Break”は、壮大なバラードで、感情豊かなメロディと繊細なアレンジが特徴的です。
歌詞の切なさとオーケストレーションが見事に調和し、シカゴのバラードの中でも特に人気の高い一曲となっています。
第三弾シングル”You’re the Inspiration”は、シカゴの代表的なバラードの一つで、愛をテーマにした感動的な歌詞と、心に響くメロディが印象的です。
結婚式などでもよく使用される名曲で、ピーター・セテラの歌声が際立つナンバーです。
第四弾シングル”Along Comes a Woman”は、シンセサイザーを駆使したモダンなサウンドとダイナミックな展開が特徴の楽曲で、シングルカットされた曲の中でもユニークな存在となっています。
他にも、”We Can Stop the Hurtin’”は、アップテンポでありながらも、感情豊かなメロディが印象に残る楽曲です。
“Only You”は、ロマンティックな雰囲気を持つミッドテンポのナンバーで、ピーター・セテラの甘い歌声が際立っています。
“Remember the Feeling”もしっとりとしたバラード曲で、シカゴらしい美しいメロディラインが特徴的です。
“Please Hold On”は力強いバンド・サウンドと華やかなホーン隊が融合した楽曲です。
『Chicago 17』は、シカゴのAOR路線が完成形に達したアルバムであり、80年代のポップ・ロックの名盤として高く評価されています。
感動的なバラードと洗練されたサウンドを楽しみたい方におすすめの作品です。
第1位:Chicago – 『Chicago II』
第1位は、1970年にリリースされたアルバム『Chicago II』です。
邦題は『シカゴII (シカゴと23の誓い)』でした。
本作は2枚組の大作であり、ロック、ジャズ、クラシックの要素を融合させた独自のサウンドが特徴です。
緻密なアレンジとダイナミックなホーン・セクションが際立ち、シカゴの音楽的なアイデンティティを確立したアルバムと言えます。
第一弾シングルとしてリリースされた”Make Me Smile”は、ジェイムズ・パンコウ作曲による組曲”Ballet for a Girl in Buchannon”の一部で、エネルギッシュなブラス・サウンドとメロディアスな展開が魅力的です。
この曲はシカゴ初のトップ10ヒットとなり、バンドの人気を決定づけました。
また、そのB面に収録されていた”Colour My World”は、美しいピアノとフルートの旋律が印象的なバラードで、多くのファンに愛される楽曲です。
第二弾シングル”25 or 6 to 4″は、シカゴの代表曲の一つで、ピーター・セテラの力強いベースラインとテリー・キャスの印象的なギターリフが特徴的です。
この楽曲はロック色が強く、シカゴのハードな一面を感じさせます。
ハードなワウギターのソロは必聴です!
アルバムには他にも、壮大なスケールの楽曲が収録されています。
“Ballet for a Girl in Buchannon”は、クラシック音楽の影響を受けた全6曲の組曲で、先ほどご紹介していた”Make Me Smile”や”Colour My World”を含む構成となっています。
構成としては以下の順番になります。
“Make Me Smile”
“So Much to Say, So Much to Give”
“Anxiety’s Moment”
“West Virginia Fantasies”
“Colour My World”
“To Be Free”
“Now More Than Ever”
全て合せると12分55秒の長さです。
また、”Movin’ In”はジャズ色が強く、ブラスセクションが際立つオープニングトラックです。
“Poem for the People”は、社会的なメッセージを込めたメロディアスな楽曲で、シカゴらしい音楽性が表れています。
さらに、”Wake Up Sunshine”は明るくポップなサウンドが特徴で、アルバムの中でも親しみやすい楽曲です。
一方で、”It Better End Soon”は、反戦のメッセージを含む4部構成の楽曲で、シカゴの政治的意識を反映した作品となっています。
アルバムのラストを飾る”Where Do We Go from Here”は、ピーター・セテラがリードボーカルを務めたバラードで、アルバム全体の流れを締めくくる印象的な楽曲です。
『Chicago II』は、バンドの音楽的な幅広さと実験精神が凝縮された名盤です。
ジャズ・ロックの魅力を存分に味わいたい方におすすめのアルバムです。
ノイズが除去され音質が大幅に向上した『シカゴII(シカゴと23の誓い)-スティーヴン・ウィルソン・リミックス』もおすすめです。
以上、【シカゴのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。
シカゴは、その長いキャリアの中で多彩な音楽スタイルを取り入れ、数々の名作を生み出してきました。
『Chicago II』の革新的なジャズ・ロック、『Chicago V』のコンパクトながらも力強い楽曲群、『Chicago VII』の実験的かつ洗練されたサウンド、『Chicago 16』のAOR路線への転換、そして『Chicago 17』の圧倒的なポップ・センスなど。
それぞれのアルバムには、バンドの進化と挑戦が刻まれています。
シカゴの音楽は、時代を超えて愛され続ける普遍的な魅力を持っています。
今回紹介したアルバムを通じて、その奥深いサウンドをぜひ体感してみてください。
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