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カテゴリー:Music

2019/02/27

ブラック・アイド・ピーズのバックでもギターを弾くジョージ・パホーンJr.のジャズ・ファンク作品『Fried Plantains』を聴こう♪

ブラック・アイド・ピーズのアルバム『Bridging the Gap』や『Elephunk』などのバックでギターを弾いたジョージ・パホーンJr.

フレッド・ウェズリーやマイク・クラークなど大御所も参加した2003年の名作『Fried Plantains』をご紹介します。

1995年から活動を始めた人気ヒップホップ・ユニットのブラック・アイド・ピーズには、ウィル・アイ・アムやファーギーが所属していることで有名ですよね。

 

そのブラック・アイド・ピーズのアルバム『Bridging the Gap』や『Elephunk』などに参加していたギタリストがいます。

 

それが今回ご紹介するジョージ・パホーンJr.というギタリストです。

 

ジョージ・パホーンJr.は、サンタナやジミヘンにスティーヴィー・レイ・ヴォーンなどブルージーなギタリストから影響受けています。

 

主にブラック・アイド・ピーズやモス・デフなどヒップホップ系のアルバムに参加していることが多いようですが、しかしブルースだけでなくファンクやR&Bにレゲェやカントリーなど、どんな音楽ジャンルも弾きこなせる腕前のようです。

 

そんなジョージ・パホーンJr.が、2003年にリリースしたリーダー作がこの『Fried Plantains』になります。

 

本作には、ジェームス・ブラウンのバンドで活躍したファンキー・トロンボーン奏者フレッド・ウェズリーや、ハービー・ハンコックのヘッド・ハンターズのグルーヴを支えた名ドラマーのマイク・クラークなど、ファンク界の大御所が参加しています。

 

この面子からしても「ファンク」系の音楽を演奏していることが予想されますが、中身の方もズバリ70年代風の「ソウル・ジャズ」や「ジャズ・ファンク」系の曲調ばかり収録されています。

 

しかし単に懐古趣味だけに陥らずに、様々なエフェクターを駆使したジョージ・パホーンJr.のギターの音によって時代性にあった新しい音楽に仕上がっています。

 

それはまるで変則8弦ギター使いのチャーリー・ハンターやメデスキ・マーチン&ウッドにソウライヴのような感触です。

 

僕もこの3つのミュージシャンの作り出すジャム・バンド風の音楽性が好きなのですが、本作『Fried Plantains』にも同じような曲調が収録されています。

 

なので、チャーリー・ハンター、メデスキ・マーチン&ウッド、ソウライヴ好きの方にもおすすめのアルバムになります♪

 

それでは、さっそくご紹介したいと思います。

 

 

George Pajon Jr. – 『Fried Plantains』

01.Sunday Best
02.Chipp’d Toof
03.Smoke and Mirrors
04.UHF
05.Latin Vibe
06.Horndoggin’ (Sloopy Seconds)
07.Rings
08.Bigg Fizz
09.The 3D Hustle
10.Mustard
11.Childhood

 

Personnel:
George Pajon Jr. – Guitar
Robert Walter – Electric Piano, Organ
Mike Fratantuno – Bass
George Sluppick, Mike Clark, Terence Yoshaki Graves – Drums
Chuck Prada – Percussion
Elizabeth Lea, Fred Wesley, Printz Board, Tim “Izo” Orindgreff – Horns

アルバムの内容

ジョージ・パホーンJr.のファンキーなグリッサンドの音から1曲目”Sunday Best”が始まります。

 

イントロからワウペダルを使ったファンキーなカッティングが始まり、まずはロバート・ウォルターのオルガンソロが続きます。

 

オルガンソロの後には、フレッド・ウェズリーがさっそく登場してトロンボーンソロを披露します。

 

その間もジョージ・パホーンJr.は、ひたすらワウ・カッティングでバッキングに徹しています。

 

自身がリーダー作の1曲目でも、決して自分だけが目立とうとギターソロを弾きまくるのではなく、あくまでも楽曲重視でバッキングを弾いています。

 

それどころかギタリストが主役の作品の1曲目なのにギターソロすらありません!

 

この辺はさすがセッション・ギタリストといったところでしょうか⁉

 

サンタナやジミヘンにスティーヴィー・レイ・ヴォーンなんかに憧れてギターを弾き始めたとは思えないぐらいですよね。(笑)

 

2曲目”Chipp’d Toof”は、ミーターズのようなユニークなギターのイントロから始まる楽曲です。

 

ギターの音はクリーントーンではなく、オートワウが掛かったようなエフェクティヴなサウンドです。

 

まずはテーマの後にサックスソロが始まり、次にジョージ・パホーンJr.のギターソロが登場します!

 

1曲目ではソロを弾いていませんでしたが、この2曲目ではギターソロが聴けます。

 

ギターの音色は、トレモロ・エフェクターを効かせたようなソウライヴのエリック・クラズノー風のサウンドです。

 

バックの演奏は70年代風のソウル・ジャズのようですが、ジョージ・パホーンJr.の作り出すギタートーンが「新しい」ため現代風に洗練されています。

 

次の3曲目”Smoke & Mirrors”は、ファンキーなチキン・ピッキングのイントロから始まります。

 

オクターヴ奏法を使ったテーマ部分がなんともジャジーです♪

 

この曲でもギターソロはなく、その代わりにオルガンソロと豪華なホーン隊が曲を盛り上げます。

 

この後もジャズ・ロック系の4曲目”UHF”や、サンタナ風のギターソロがかっこいい5曲目”Latin Vibe”に、ワウギターのソロがファンキーな6曲目”Horndoggin'”、ソウライヴ風の8曲目”Big Fizz”と10曲目”Mustard”などが続きます。

 

 

 

Ryo@Dixiefunk Lab.の白アイコン
Ryo
おすすめ曲は、#1 #2 #4 #5 #6 #8 #10

 

 

以上、【ジョージ・パホーンJr.のジャズ・ファンク作品『Fried Plantains』を聴こう♪】でした。

 

70年代風のジャズ・ファンク調ですが、全体のサウンドが新しいためか古臭さを感じずに聴くことが出来ます。

 

むしろ、古いジャズ・ファンク作品よりも最近のチャーリー・ハンターやメデスキ・マーチン&ウッドにソウライヴのようなジャム・バンド系のバンドがお好きな方におすすめのアルバムです♪

 

セッション・ギタリストであるため、どうしても知名度は低くヒット曲もないので目立たない作品ではありますが……外れ曲は一切ありませんので、ジャム・バンド好きの方はぜひ聴いてみてください♪

 

ちなみにアルバム・タイトルの「プランテイン」とは、中南米で好んで食べられる調理用のバナナのことです。

 

“Fried Plantains”とは、そのバナナを揚げて料理したものになります。

 

とっても美味しそうです♪

 

 

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