
2024/12/05
ノラ・ジョーンズのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

【第77回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ
“ドント・ノウ・ホワイ(Don’t Know Why)”のヒットで知られるアメリカを代表するシンガーソングライター、ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)のおすすめアルバムをご紹介!
【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第77回です。
今回は、ジャズやカントリーにフォークの要素を混ぜ込んだポップ・ソングを歌う女性シンガーソングライターのノラ・ジョーンズ(Norah Jones)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。
ノラ・ジョーンズについて
ノラ・ジョーンズは、アメリカを代表するシンガーソングライターであり、ジャズ、ポップス、ソウルなど多彩な音楽スタイルを融合させた独自のサウンドで知られています。
ノラ・ジョーンズは1979年にニューヨークで生まれ、インド人シタール奏者ラヴィ・シャンカールを父に持つことから、幼い頃から多文化に触れる環境で育ちました。
音楽一家の中で成長したノラは、子供の頃からピアノに親しみ、やがてジャズやブルースに惹かれていきます。
ちなみに女性シタール奏者のアヌーシュカ・シャンカールは、ノラの異母妹にあたります。
彼女の音楽キャリアは2002年にリリースされたデビューアルバム『カム・アウェイ・ウィズ・ミー(Come Away With Me)』で一気に開花しました。
このアルバムには、代表曲である”ドント・ノウ・ホワイ(Don’t Know Why)”が収録されており、彼女の繊細で美しい歌声が注目を集めるきっかけとなりました。
この楽曲は、日常の何気ない感情をやさしく包み込むような歌詞と、シンプルながら深みのあるメロディが特徴で、多くのリスナーの心を掴みました。
『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』は全世界で2,500万枚以上を売り上げ、グラミー賞8部門を受賞する快挙を達成しています。この受賞は、彼女の実力と音楽業界での大きな影響力を裏付けるものでした。
また、2004年に発表されたセカンド・アルバム『フィールズ・ライク・ホーム』には、”サンライズ(Sunrise)”というヒット曲が収録されています。
この曲もまた、ジャズやフォークのエッセンスを取り入れた温かみのあるサウンドが特徴で、リスナーを心地よいリラクゼーションの世界へと誘います。
彼女の楽曲は、特にリラックスした雰囲気の中で聴くのに最適で、現代の喧騒から離れたい時にぴったりの癒しの音楽です。
ノラ・ジョーンズは、その後も数々のアルバムをリリースし、多様なジャンルを横断しながら進化を続けています。
2016年のアルバム『デイ・ブレイクス』では、再びジャズのルーツに立ち返り、ファンからも高い評価を得ました。
彼女はまた、他のアーティストとのコラボレーションも積極的に行い、自身の音楽の幅を広げる努力を惜しみません。
ノラ・ジョーンズの音楽は、ただのポップスやジャズを超えた、深みと温もりを感じさせる作品として多くの人に愛されています。
その柔らかなボーカルと、シンプルでありながら心に染み入るメロディは、誰もが親しみやすく、何度でも聴き返したくなる魅力に溢れています。
それでは今回はノラ・ジョーンズのオリジナル・アルバムから僕が好きな作品を5枚選んでランキング形式でご紹介します。
ベスト盤やコンピレーション・アルバムにライブ盤は除外しています。
まずは第5位からどうぞ。
ノラ・ジョーンズのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
第5位:Norah Jones – 『The Fall』
第5位は、2009年にリリースされた4作目のアルバム『The Fall』です。
本作は、これまでのジャズやブルースのテイストに加えて、ロックやフォークの要素が強調され、ノラの新たな一面が垣間見える意欲作です。
アルバムのリード・シングルである”Chasing Pirates”は、軽快でポップなサウンドが特徴で、リスナーを惹きつけるメロディが魅力です。
また、2ndシングルの”Young Blood”や3rdシングルの”Stuck”といった楽曲では、彼女のボーカルに加え、ギターのリフやビートの効いたアレンジが印象的です。
他にも”Back to Manhattan”や”December”のような穏やかな曲調も、ノラの優しいボーカルが溶け込み魅力的な仕上がりになっています。
今回第5位に選んだ『The Fall』は、ノラ・ジョーンズが自分の音楽スタイルをより深く掘り下げ、多様なジャンルに挑戦した一枚です。
「ノラ・ジョーンズらしさ」という点でいえば、ジャズの要素が少なめで「らしさに欠ける」アルバムであることとは否めないため第5位となりました。
第4位:Norah Jones – 『Day Breaks』
第4位は、2016年にリリースされた6作目のアルバム『Day Breaks』です。
本作は、彼女が再びジャズのルーツに立ち返り、ピアノを中心としたアコースティックなサウンドで構成された、魅力あふれる一枚です。
このアルバムは、彼女のデビュー作『Come Away With Me』を思わせるスタイルと共に、単なる原点回帰に終わらず新たな深みと成熟が加わっています。
アルバムのリードシングルである”Carry On”は、穏やかでリラックスしたメロディに、ノラの柔らかく包み込むような歌声とジャジーなピアノの音色が見事に調和した一曲です。
恋愛や日常のささやかな感情を表現する歌詞が共感を呼び、リスナーを癒しの世界へと導きます。
また、2ndシングルの”Tragedy”では、深く響くベースラインと落ち着いたリズムが特徴で、曲の中に漂う哀愁が聴く人を惹きつけます。
ノラの繊細で感情豊かなボーカルが際立ち、愛や失意についての物語を感じさせる一曲です。
さらに、3rdシングルの”Flipside”は、このアルバムの中でも特に印象的な楽曲です。
少しアグレッシブなピアノのリフと力強いリズムが融合し、ジャズにソウルやファンクの要素が加わった独特のグルーヴが感じられます。
ノラの新しい音楽性と挑戦がうかがえ、これまでの作品とは一味違ったエネルギーが溢れる楽曲です。
『Day Breaks』には他にも、彼女が敬愛するアーティストたちへのオマージュを感じるカバー曲など、幅広い楽曲が収録されています。
例えば、ニール・ヤングの”Don’t Be Denied”や、ジャズ・ピアニストのホレス・シルヴァーの曲 “Peace”や、デューク・エリントンの”Fleurette Africaine (African Flower)”です。
個人的にデューク・エリントンの名盤『Money Jungle』にに収録されていた”Fleurette Africaine (African Flower)”は、特に好きな曲なので、このカバーにも大満足です♪
ちなみに日本語では「アフリカの花」という意味になります。
以前にもこのブログのどこかで書いていたと思うのですが、僕はなぜか美術館で絵画を観ている時にこの”Fleurette Africaine (African Flower)”が、頭の中で再生されます。
今回第4位に選んだこの『Day Breaks』は、ジャズの枠を超え、多様な音楽の要素を取り入れつつも、ノラ・ジョーンズらしい穏やかで温かみのある音楽が心地よく響きます。
やはりノラ・ジョーンズには、ジャジーな雰囲気が最も合っています。
ちなみに国内盤のCDでは、ニューヨークでのライブ音源を追加したCD2枚組デラックス・エディションもリリースされています。
目玉は何と言っても名曲”Don’t Know Why”のライブ・バージョンが収録されていることでしょう。
ノラがピアノを弾きながらしっとりと歌う名演です♪
第3位:Norah Jones – 『Not Too Late』
第3位は、2007年にリリースされた3作目のアルバム『Not Too Late』です。
本作は、彼女の独特な音楽的センスがより深く反映された作品した。
このアルバムは、ノラが初めて全曲の作詞・作曲を手掛け、(リー・アレクサンダーとの共作も含める)さらにプロデュースにも携わることで、彼女の音楽的な成長と新たな方向性が感じられる一枚となっています。
アルバムのリード・シングル”Thinking About You”は、穏やかなメロディに心地よいボーカルが重なり、リスナーに寄り添うような優しさが伝わってくる楽曲です。
愛する人を想う気持ちが美しく表現され、ノラの深い表現力が感じられる一曲となっています。
また、アルバムタイトルにもなっている2ndシングルの”Not Too Late”は、シンプルでありながらもメッセージ性の強い楽曲です。
この曲では、彼女が大切にする家族や社会に対する想いが詰まっており、控えめなメロディと共に聴く人の心に静かに響きます。
ノラの音楽性が進化しつつも、彼女の真摯な姿勢が感じられる作品です。
さらに3rdシングルの”Sinkin’ Soon”は、少しユーモラスでジャジーな雰囲気を持つ異色の楽曲です。
この曲にはバンジョー・ギターやマンドリンにトロンボーンなどの多様な楽器が使用され、スウィング感のある独特のリズムが楽しい印象を与えます。
少し気だるげなノラの歌声が曲に絶妙にマッチし、リスナーを異国情緒漂う音楽の世界に誘います。
今回第3位となった『Not Too Late』は、ノラ・ジョーンズがアーティストとして新たな一歩を踏み出したアルバムであり、従来のジャズやポップスの要素を超えた多彩な楽曲が揃っています。
第2位:Norah Jones – 『Feels like Home』
第2位は、2004年にリリースされたセカンド・アルバム『Feels like Home』です。
デビュー作『Come Away With Me』の成功を受け、前作同様にジャズやブルースを基盤としつつも、よりフォークやカントリーの要素が取り入れられ、温かく親しみやすいサウンドが魅力です。
アルバムのリード・シングル”Sunrise”は、穏やかなメロディとノラの柔らかなボーカルが心地よく、聴く人を癒しの空間に導きます。
この曲は、特に朝の時間帯にぴったりで、リラックスした気分にさせてくれる優しい楽曲です。
グラミー賞にもノミネートされ、多くのリスナーから愛されています。
個人的にはノラの全楽曲の中でも、この曲は”Don’t Know Why”の次に好きな曲です。
“Don’t Know Why”は、ノラの作詞作曲ではないので、ノラが書いた曲という点では一番好きな曲がこの”Sunrise”です。
アメリカの片田舎を思い起こさせる穏やかな雰囲気のMVも素晴らしい出来です。
また、彼女のソングライティング力が光る2ndシングルの”What Am I to You?”も見逃せない一曲です。
ノラの深みのある歌声と、愛に対する繊細な感情が表現されており、心に染み入るメロディが印象的です。
この曲では、フォークとカントリーが巧みに組み合わさり、ノラの音楽性がさらに広がっていることが感じられます。
さらに、”Creepin’ In”は、カントリー色の強い楽曲で、カントリー界の大御所ドリー・パートンとのデュエットが大きな魅力です。
このアップ・テンポな曲は、楽しいリズムと二人の息の合ったパフォーマンスが聞きどころで、アルバムの中でも異彩を放つ明るいエネルギーに満ちています。
そして、4thシングルに選ばれた”Those Sweet Words”は、愛をテーマにした心温まる一曲です。
ノラの控えめで優しい歌い方が、曲の中にあるロマンティックな雰囲気を引き立てています。
この曲は特に夜に聴きたい一曲で、静かな時間を彩ってくれます。
今回第2位に選んだこの『Feels like Home』は、ノラ・ジョーンズが新たな音楽性に挑戦しつつも、彼女の持つ温かさと誠実さが詰まったアルバムです。
穏やかでリラックスできる雰囲気が広がり、ノラの音楽が持つ癒しの効果を堪能できます。
ノラ・ジョーンズにとってジャズも大事な要素ですが、カントリーやフォークも欠かせない要素であることが本作を聴くとよくわかります。
第1位:Norah Jones – 『Come Away with Me』
第1位は、2002年にリリースされたデビュー・アルバムの『Come Away with Me』です。
邦題は『ノラ・ジョーンズ』でした。
本作は、世界中で絶大な人気を博した名盤です。
ジャズ、ブルース、フォークが融合した独自のスタイルと、ノラの温かく包み込むような歌声が心地よく響くこのアルバムは、リスナーの心を癒し、安らぎを与える作品として広く愛されています。
グラミー賞では8部門を受賞し、彼女のキャリアを象徴する一枚となりました。
リード・シングルの”Don’t Know Why”は、ジェシー・ハリスが作詞・作曲を手がけたノラ・ジョーンズを代表する名曲です。
この曲は、彼の1999年のアルバム『Jesse Harris and the Ferdinandos』に収録されており、ジェシー・ハリス自身が歌ったバージョンも存在します。
ノラのバージョンは、シンプルなアレンジと透明感ある歌声で広く評価され、このアルバムの代表曲となりました。
“Don’t Know Why”は、失恋の切なさを描きながらも、聴く人を温かく包み込むようなノラの歌声が際立ちます。
ちなみにリラックスしたムードで録音されたデモ・バージョンを収録したシングルもリリースされています。
2ndシングルに選ばれた”Feelin’ the Same Way”は、軽快なリズムが心地よく、ノラのリズミカルなボーカルが印象的です。
心のすれ違いや恋愛の迷いを歌うこの楽曲は、どこか親しみやすく、日常に寄り添うような心地よさが魅力です。
アルバム・タイトル曲で3rdシングルにも選ばれた”Come Away with Me”も、リスナーを魅了する一曲です。
この曲では、ノラが自ら作詞・作曲を担当し、愛する人と穏やかで静かな場所へ行きたいという願いが、美しいメロディにのせて表現されています。
ピアノの音色が柔らかく響き、リラックスできる雰囲気が漂うこの曲は、ノラの優しさと温かさが感じられます。
さらに4thシングルの”Turn Me On”は、もともとカントリー歌手のジョン・D・ラウダーミルクが書いた楽曲で、ノラの情感たっぷりの歌声が際立つ一曲です。
原曲は、オクラホマ出身のポップ・シンガー、マーク・ダイニングが歌っています。
マーク・ダイニングが1961年にリリースしたシングル”Lonely Island”のB面にこの”Turn Me On”が収録されていました。
今回第1位に選んだ個の『Come Away with Me』は、デビュー作にしてノラ・ジョーンズの多彩な音楽の才能が詰まった一枚です。
何と言ってもノラ・ジョーンズを代表する名曲”Don’t Know Why”が収録されているのが強いですね!
以上、【ノラ・ジョーンズのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。
今回はノラ・ジョーンズのおすすめアルバム5作品をランキング形式でご紹介しましたが、どの作品も彼女の深い音楽性と魅力が詰まっています。
デビュー当時から現在に至るまで、ジャンルを超えて音楽に真摯に向き合い、多様なスタイルに挑戦し続ける彼女の姿勢は、多くのリスナーに感動を与えています。
ノラの音楽は、時に心に寄り添い、時に新しいインスピレーションをもたらしてくれる存在です。
ぜひ、このランキングを参考にしてお気に入りの一枚を見つけ、彼女の音楽が奏でる世界を存分に楽しんでください。
ちなみにノラ・ジョーンズは今年2024年3月8日に9作目となるオリジナル・アルバム『Visions』をリリースしています。
まだまだ現役のミュージシャンなので、これからの活躍も楽しみですね♪
最後に永遠の名曲”Don’t Know Why”のコード進行を掲載します。
ノラ・ジョーンズの”Don’t Know Why”のコード進行は、キーがB♭メジャーで進行します。この曲のメインのコード進行は以下のようになっています。
“Don’t Know Why”のコード進行(キー:B♭メジャー)
**イントロ**
| B♭ | F | E♭ | B♭ |
**ヴァース(Verse)**
| B♭ | F | E♭ | B♭ |
| B♭ | F | E♭ | B♭ |
**コーラス(Chorus)**
| Cm7 | F | B♭ | F/A |
| Gm | F | E♭ | F |
| Cm7 | F | B♭ | F/A |
| Gm | F | E♭ | E♭m |
**アウトロ(Outro)**
| B♭ | F | E♭ | B♭ |
このコード進行は、シンプルでありながらも、ノラ・ジョーンズの穏やかなボーカルと共に美しく響くアレンジになっています。
ぜひピアノやギターを演奏できる方は、この曲を練習してみて下さい♪
ちなみに2013年にノラ・ジョーンズは、なんとあのグリーン・デイのフロントマンのビリー・ジョー・アームストロングとデュエット・アルバム『Foreverly』をリリースしています。
ポップなパンク・バンドのグリーン・デイと、ジャジーでフォーキーなノラ・ジョーンズという一見ミス・マッチな組み合わせに見えますが…これが意外と上手くかみ合っていて、ビリー・ジョーの繊細なヴォーカル・ワークとノラの優しい歌声があった名作です。
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