
2024/11/05
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)のおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

【第53回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ
ブルースやカントリーの要素を融合したアメリカのロック・バンド、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルのおすすめアルバムをご紹介!
【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第53回です。
今回は、ブルースやカントリーの要素を融合したアメリカのロック・バンド、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(Creedence Clearwater Revival, 略称CCR)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)について
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(略称:CCR)は、アメリカのロック・シーンにおいて60年代後半から70年代初頭にかけて絶大な影響力を持ったバンドです。
彼らの音楽は、シンプルかつエネルギッシュで、ブルースやカントリー、ロックの要素が見事に融合されたサウンドが特徴です。
メンバーはリード・ボーカル兼ギタリストのジョン・フォガティ、ギタリストのトム・フォガティ、ベーシストのスチュ・クック、そしてドラマーのダグ・クリフォードの4人で構成されており、彼らは「フォガティ・サウンド」としても知られる、独自のサザンロックやブルースロックを確立しました。
CCRの代表的な曲のひとつに”スージー・Q(Susie Q)“があります。
この曲は当時のロック・シーンに新風を吹き込み、CCRの名を広く知らしめるきっかけとなりました。
さらに、彼らのヒット曲”雨を見たかい(Have You Ever Seen The Rain?)“も世代を超えて愛され続ける名曲です。
シンプルながら深いメッセージ性を持ち、雨の中での人間の感情の揺れを表現しています。
この2曲は、バンドの音楽スタイルやリリックの特徴を最も象徴する楽曲として今なお語り継がれています。
CCRは、デビューから間もなくしてヒットを連発し、特にアルバム『Bayou Country』や『Green River』、『Willy and the Poor Boys』などでアメリカ南部を彷彿とさせる「バイヨー・サウンド」を確立しました。
彼らの”プラウド・メアリー(Proud Mary)“や”バッド・ムーン・ライジング(Bad Moon Rising)“といったヒット曲は、音楽が幅広い層に受け入れられるきっかけとなりました。
これらの楽曲は現在も映画やテレビで頻繁に使用されており、CCRの楽曲が持つ普遍性を裏付けています。
その一方で、CCRの活動はわずか数年で幕を閉じます。
バンド内部での意見の相違やジョン・フォガティのソロ活動への移行が要因とされ、1972年に正式に解散しました。
しかし、CCRの音楽はロック史に残る名曲として、今なお多くのファンに愛されています。
ジョン・フォガティはソロ活動でも成功を収め、CCR時代の楽曲も再演し続けています。
ロックの歴史を語るうえで外せないバンド、CCRは、現代でも新たなファンを獲得し続けており、”スージー・Q”や”雨を見たかい”といった名曲が語り継がれる存在です。
それでは今回はそんなCCRのオリジナル・アルバムから僕が好きな作品を5枚選んでランキング形式でご紹介します。
ベスト盤やコンピレーション・アルバムにライブ盤は除外しています。
まずは第5位からどうぞ。
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
第5位:Creedence Clearwater Revival – 『Creedence Clearwater Revival』
第5位は、1968年にリリースされたCCRのデビュー・アルバム『Creedence Clearwater Revival』はです。
邦題は『スージー・Q』でした。
本作は、アメリカン・ロックの基盤ともいえる名作です。
デビュー作にして既にメンバーが持つ独自のブルースとサザン・ロックの融合を早くも確立しています。
中でも注目すべき楽曲は、10分にもわたるカバー曲”Susie Q”でしょう。
デイル・ホーキンズがオリジナルのこの曲はCCRらしいブルージーで荒々しいサウンドを体現しており、彼らの音楽的なスタンスを示す代表的な作品です。
他にも本作にはスクリーミン・ジェイ・ホーキンスのカバー曲”I Put a Spell on You”といった迫力のあるナンバーも収録されており、当時のロック・シーンに新しい風を吹き込みました。
シンプルでありながら力強いサウンド、そしてジョン・フォガティの荒々しくも繊細なボーカルは、聴く者を瞬時にCCRの世界に引き込みます。
今回第5位に選んだこのデビュー作はCCRのキャリアを支え、後の作品へとつながる重要な一歩となりました。
アメリカン・ロックに触れる入門的なアルバムとしてもおすすめです。
第4位:Creedence Clearwater Revival – 『Bayou Country』
第4位は、1969年にリリースされた2ndアルバム『Bayou Country』です。
本作こそCCRというバンドの名を広く知らしめた作品です。
このアルバムでCCRは、独自の「バイヨー・サウンド」を確立し、アメリカ南部を感じさせる泥臭いサウンドでリスナーを魅了しました。
特に代表曲である”Proud Mary”は、後に多くのアーティストにカバーされるほど愛され、彼らのアイコン的な楽曲として知られています。
『Bayou Country』には”Born on the Bayou”やリトル・リチャードのカバー曲”Good Golly, Miss Molly”といった、迫力と躍動感のあるナンバーも収録されており、フォガティ兄弟の音楽的才能が存分に発揮されています。
時にジョン・フォガティの力強いボーカルとギターリフが印象的で、シンプルながらも深みのあるサウンドが特徴です。
本作全体を通してギターの音が響き渡るようなトレモロ効果が使われています。
現在ではトレモロ効果を得られるコンパクト・エフェクターは数多くリリースされていますが、この時代はまだギターアンプに内蔵されているものを使用していました。
特に有名だったのが、アメリカを代表する楽器メーカーのフェンダーから販売されていたギターアンプでした。
フェンダーのアンプの多くにヴィブラートというツマミが付いており、このスイッチを回すと音量を揺らすトレモロ効果が得られました。
ちなみに本来の意味ではヴィブラート・エフェクターは、音程を揺らす効果なのですが、フェンダーアンプに搭載されているヴィブラートのツマミは音量を揺らすトレモロ効果になっています。
トレモロとヴィブラートは、「揺らぎ系」と呼ばれるエフェクターなので似てはいるのですが、実際には「音量を揺らす」のと「音程を揺らす」のと仕組みが違っています。
そんなフェンダーアンプに搭載されているトレモロこそ古き良き時代のアメリカン・ロック・サウンドを最も感じさせてくれる音でもあります。
ちなみにトレモロは、エフェクター類の中で一番最初に開発されたものでもあります。
さて、CCRにとって『Bayou Country』は、ロックとブルースのエッセンスを融合させた傑作アルバムであり、ファンのみならずロック好きにとっても必聴の作品です。
今回のランキングでは第4位となりましたが、古き良き時代のアメリカン・ロックらしさを感じさせるトレモロ・ギターを存分に聴くことが出来る名作の1つです。
第3位:Creedence Clearwater Revival – 『Willy and the Poor Boys』
第3位は、1969年にリリースされた4枚目のアルバム『Willy and the Poor Boys』です。
本作は社会的メッセージ性と音楽的完成度が両立した傑作です。
このアルバムでは、CCRの持つルーツ・ミュージックへの深い愛情と、アメリカ社会への批判が見事に融合しています。
特に、反戦歌として広く知られる”Fortunate Son”は、当時のベトナム戦争に対する若者たちの不満と怒りを代弁し、今なお聴く者の心に訴えかける力を持っています。
また、”Down on the Corner”もCCRの代表曲の一つで、軽快なリズムと陽気なメロディが特徴です。
この曲では、CCRが架空のバンド「Willy and the Poor Boys」として街角で演奏している様子が描かれ、ストリート・パフォーマンスのような親しみやすさが感じられます。
『Willy and the Poor Boys』は、CCRが持つ多様な音楽スタイルや、彼らの社会的視点が凝縮されたアルバムです。
ブルース、カントリー、フォークといったアメリカン・ルーツ・ミュージックを愛する方はもちろん、深いメッセージ性を持つロックを求めるリスナーにもおすすめです。
第2位:Creedence Clearwater Revival – 『Cosmo’s Factory』
第2位は、、1970年にリリースされた5枚目のアルバム『Cosmo’s Factory』です。
本作こそバンドの全盛期を象徴する名盤です。
このアルバムは、ロックやブルース、カントリーといった多様な音楽スタイルを取り入れた作品で、CCRの音楽的幅広さと高度なパフォーマンス力が詰まっています。
収録曲には”Travelin’ Band”や”Lookin’ out My Back Door”といったエネルギッシュでキャッチーなナンバーが揃っており、リスナーを引き込む力が強いです。
他にもグラディス・ナイト&ザ・ピップスの曲”I Heard It Through the Grapevine”やアーサー・”ビッグ・ボーイ”・クルーダップの曲”My Baby Left Me”といったカバーの良さも光ります。
『Cosmo’s Factory』は、CCRの音楽的な頂点ともいえる作品で、彼らの持つエネルギーと音楽の多様性を存分に味わえる名作です。
第1位:Creedence Clearwater Revival – 『Green River』
第1位は、1969年にリリースされた3枚目のアルバム『Green River』です。
本作は、CCRというバンドの持つ独自のサウンドが最も鮮明に表現されたアルバムです。
サザン・ロックとブルースロックが融合したサウンドは、リリース当初から高く評価され、現在でも名盤として多くのファンに愛されています。
彼らの代表曲”Green River”は、アメリカ南部の自然や風景が浮かぶようなメロディが印象的で、CCRのサウンドの核とも言える1曲です。
また、”Bad Moon Rising”やナッピー・ブラウンのカバー曲”The Night Time Is the Right Time”といった楽曲も収録されており、CCRならではのエネルギー溢れる演奏が存分に楽しめます。
本作でピークを迎えたジョン・フォガティのボーカルとギターは、シンプルながらもパワフルで、リスナーを一気に引き込む魅力を持っています。
『Green River』は、CCRの音楽的な成長とサウンドの完成度が感じられる作品で、彼らのキャリアを象徴する名盤です。
今回のランキングでも第1位となりましたが、アメリカン・ルーツ・ロックがお好きな方は絶対に聴いて欲しい名盤です。
以上、【クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)のおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。
CCRは、1972年に解散した古い時代のバンドではありますが、日本でもCMで使われたことがある名曲”雨を見たかい(Have You Ever Seen The Rain?)“を洋楽好きなら1度は耳にしたことがあるんじゃないかな?と思います。
この曲は数多くのカバー・バージョンを生み出しており、例えばクーラ・シェイカーの解散時にクリスピアン・ミルズが組んでいたバンド、ザ・ジーヴァス(The Jeevas)がカバーしていたバージョンや、レゲエがお好きな方だとインナー・サークル(Inner Circle)のカバー・バージョンなんかが有名です。
CCRというバンドはもう存在していませんが、”雨を見たかい(Have You Ever Seen The Rain?)“のような永遠に語り継がれるであろう名曲を残してくれています。
まぁこういった名曲を書けてしまうため、ジョン・フォガティーがソロ活動に転じてしまうのは仕方ないことではありますが…。
もし今回初めてCCRを知ったという方は、ぜひこのランキングを参考に各アルバムを聴いてみて下さい。
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