
2024/07/17
パール・ジャムのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

【第27回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ
90年代オルタナティヴ・ロック・ムーブメントを代表するロック・バンド、パールジャムのおすすめアルバムをご紹介!
【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ
】の第27回です。
今回は、90年代にシアトルを中心に勃興したオルタナティヴ・ロック・ムーブメントの時代にニルヴァーナと並んで絶大なる人気を誇ったロック・バンド、パールジャムのおすすめアルバムを5枚ご紹介します。
パールジャムに関しては、以前このブログにて詳しくご紹介したブログ記事を書いていました。
なので、今回はバンドについての詳細は省かせていただきます。
パールジャムについて詳しく知りたいという方は、ぜひ下記のリンク先よりバンドの詳細をご覧になって下さい。
90年代グランジ/オルタナ・ロック・ムーヴメントの寵児パールジャムのアルバムをまとめてご紹介!
それでは今回もベスト盤やライヴ盤にコンピレーション・アルバムを除いたスタジオ・アルバムから5作品を選んでランキング形式でご紹介します。
まずは第5位からどうぞ。
パール・ジャムのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
第5位:Pearl Jam – 『No Code』
第5位は、1996年にリリースされた4作目のアルバム『No Code』です。
この時期のパールジャムはニール・ヤングとの共演作『Merkin Ball』を1995年にリリースしたばかりでした。
その影響なのか、1曲目の”Sometimes”やシングル・カットもされた”Who You Are”や”Off He Goes”といった穏やかな曲が目立ちます。
またニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホース風のハーモニカも登場する轟音ロック”Smile”といった曲も収録されています。
グランジ/オルタナ・ロック系のミュージシャンの多くはニール・ヤングから影響を受けていたりしますが、実際に共演したパールジャムは本作でモロにその影響を受けた楽曲を作っています。
過去3作品と比べるとだいぶ大人しくなったアルバムではありますが、しかしシングル化されたロックな”Hail, Hail”やアヴァンギャルドなロック・チューン”Habit”にパンキッシュな”Lukin”といった曲もちゃんとあります。
90年代のパールジャムは名作ばかり残しているのですが、残念ながらその中では本作は「印象の薄いアルバム」ではあります。
あくまでも名作の多い「90年代パールジャムの中では印象が薄い」ってだけなのでそこは勘違いされないようにお願いします。
第4位:Pearl Jam – 『Vitalogy』
第4位は、1994年にリリースされた3作目のアルバム『Vitalogy』です。
過去2作品が本人達も予想してた以上に世界中で大ヒットを記録し、大きすぎる反響によってこの時期のパールジャムのメンバーはかなり精神的にも疲れ果てていたことでしょう。
そのフラストレーションがパンクの反骨心として表現されたのがアルバムからの1stシングルとなった”Spin the Black Circle”なのかもしれません!?
「黒い円を回せ!」というのは、「レコードを回せ!」ということで、当時の悪い噂話ばかり伝えるメディアや好意的ではない音楽ファン達に「バンドのゴシップばかり取り上げずとにかく俺たちの音楽を聴いてくれ!」と言いたかったのでしょう。
“Spin the Black Circle”と両A面でシングル化された”Tremor Christ”や2ndシングルに選ばれた”Not for You”なんかを聴くと、前作までの「王道のロック」から少し外れた真の意味での「オルタナティヴ(反主流)」を突き進む決心をしたかのように感じられます。
実際に本作以降、アルバムそのものはヒットするものの、シングルの大ヒットはなくなっていきます。
シングルをヒットさせる「産業ロック・バンド」から脱却してアルバムを1つのアート作品として扱って欲しかったのでしょう。
そういった意味でも本作からパールジャムのCDはペーパースリーヴで凝ったデザインを施してリリースされています。
確かにこれ以降のパールジャムのアルバムは、やけに目立つシングル曲が減り、どのアルバムも収録曲に一貫性があり、いつもクオリティーは高いです。
しかし…ヒット・ソングを連発していた時代のパールジャムは、なんだかんだでもっと凄かった!
…というわけで、本作は第4位となりました。
第3位:Pearl Jam – 『Yield』
前作『No Code』が少々大人しいアルバムだったからなのか?本作『Yield』は、マイク・マクレディの弾くワウギターがアグレッシヴなロック・ソング”Brain of J.”で始まっています。
『Yield』は、パールジャムの90年代最後のアルバムで、1998年にリリースされた通算5作目のアルバムです。
この時期のパールジャムは、ギタリストのマイク・マクレディが深刻なアルコール問題を抱えており、彼の命の心配をしたボーカリストのエディ・ヴェダーがマクレディに真剣にその問題を克服するように忠告しています。
そういった問題を乗り越えたマクレディは、本作においてギター演奏のみならず作曲者としてもその能力を開花しています!
アルバム冒頭の”Brain of J.”と”Faithfull”のギターが大活躍する2曲もマクレディの作曲ですが、それ以上に本作にはパールジャムを代表するような大作が収録されているのが重要です!
それはアルバムからの先行シングルに選ばれた”Given to Fly”です。
この曲はマイク・マクレディの作曲です。
いつになく爽快な曲で、サビ前に進むにつれじょじょに奥行きのあるサウンドが広がっていく神々しさまでも感じられる名曲です。
僕がリアルタイムで初めてパールジャムを聴いたのが本作『Yield』からで、先にリリースされていた”Given to Fly”のシングル盤が初めて買ったパールジャムのCDでした。
たまたま初めて買ったパールジャムのシングル盤が名曲だったのですが、この1曲だけでも僕は十分にパールジャムにハマりました!
そしてアルバムを聴いてみると…僕の好きなエアロスミスやレッド・ツェッペリン風のギターリフも多くって、すぐに好きになったバンドです。
ちなみにマイク・マクレディは、エアロスミスとレッド・ツェッペリンから大きな影響を受けたギタリストです。
本作からもう1曲、エディ・ヴェダー作の感動的な名曲”Wishlist”もシングル・カットされています。
こういったシングル曲だけでなく、ギターリフがかっこいい”Do the Evolution”や、爽快なサビ部分が一緒に歌いたくなる”In Hiding”等、パールジャム90年代最後の輝きがここに残されています。
第2位:Pearl Jam – 『Ten』
第2位は、とにかく大ヒットしたモンスター・アルバムの『Ten』です。
『Ten』は、1991年にリリースされたパールジャムの1stアルバムです。
デビュー作とは思えないようなレベルの高い楽曲ばかりが収録されたアルバムです。
ニルヴァーナを始め、音楽業界はグランジ/オルタナ時代だったので本作が大ヒットしたということもあるのでしょうが、しかしそれだけでなく収録曲に一切の駄曲が存在しないのは驚異的です!
いくらストーン・ゴッサードとジェフ・アメンの2人が、グランジの始祖と呼ばれる伝説のバンド、グリーンリヴァーに所属していた経験があったとはいえ、ここまでのアルバムをいきなり作り上げたのは奇跡としかいいようがありません!
特にシングル化された”Alive”と”Even Flow”と”Jeremy”のクオリティーの高さは恐ろしさすら感じさせる出来です。
ちなみに僕の中でのベスト・トラックは、”Black”です。
この曲の後半部分からの哀愁漂うのにあの盛り上がっていく感じは唯一無二の魅力があります。
それにしても本作のサウンド自体が今聴いても90年代という「時代そのもの」を封じ込めたようなサウンドに聞こえるのはなぜなのでしょうか?
同じ90年代の他の4作品には感じられず、2000年代以降は失われてしまったこの「90年代の始まりを告げるサウンド」は、どう作られているのでしょうか?
これはプロデューサーのリック・パラシャールの手腕によるものなのか?
それともギターのアンプや録音機材の影響なのか?
それともパールジャムのメンバー達による当時の勢いがここに詰められた結果がそうさせたのか?
答えはどれなのか、それともそもそもそんな考え自体が間違っているのか?よくわかりませんが、本作には「90年代のサウンド」が凝縮されているように感じられます。
第1位:Pearl Jam – 『Vs.』
第1位は、1993年にリリースされた2作目のアルバム『Vs.』です。
1stアルバムの『Ten』も素晴らしいのですが、2作目となる本作『Vs.』の方がバンドとしての結束がより感じられるからです。
独特なファンキーなリズムギターを弾くストーン・ゴッサードの能力が最もよく発揮されているアルバムです。
パールジャムのアルバム史上最もバンドの演奏がグルーヴィーで、1曲目”Go”からリードギターのマイク・マクレディが暴れ回っています!
続く”Animal”は、まるでエアロスミスのジョー・ペリーが乗り移ったかのようなハードなギターリフが目立つ攻撃的な曲です。
本作はロックで飛ばすのか!…と思ったら、次にパールジャム史上最も美しいバラード曲”Daughter”が収録されていたりと楽曲のバラエティーも豊富です。
ベスト・トラックはシングル化もされた”Dissident”です。
イントロのマクレディが弾くリードギターの音色が特に素晴らしいです。
“dissident”「ディシデント」とは、「反体制派」という意味で、まさに社会派の歌詞を扱うパールジャムにぴったりの内容です。
また他にも、アコースティック・ギターが美しい”Elderly Woman Behind the Counter in a Small Town”は、R.E.M.を彷彿させる名曲です。
パールジャムが最も輝いていた時代の『Vs.』を今回のランキング1位でした。
以上、【パール・ジャムのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。
結局今回のランキングに選んだ5作品全てが90年代に制作されたアルバムとなりました。
パールジャムは今年2024年に4年振りとなる通算12作目のアルバム『Dark Matter』をリリースしています。
2000年代以降も7作品全て駄作は一切ないのですが、しかし90年代の5作品があまりにもクオリティーが高いので、その5作品から選んでしまいました。
これからパールジャムを聴いてみたいと考えていらっしゃる方は、ぜひこのブログ記事でご紹介しました5作品から聴いてみて下さい。
他に関連するお勧め記事
初心者なら絶対聴くべきグランジ/オルタナ系ロックおすすめアルバム20選!
エアロスミスのブログ記事シリーズまとめ
にわかでもいいじゃん!初心者大歓迎!ミクスチャー・ロック入門におすすめのアルバム20選
※このブログに掲載しているイラストや写真、テキスト等の無断引用・無断借用・無断転載・無断使用は固くお断りしております。ご利用はご遠慮ください。






















