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2024/10/24

マッシヴ・アタックのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

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【第49回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ

トリップ・ホップ界を代表する音楽ユニット、マッシヴ・アタックのおすすめアルバムをご紹介!

【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第49回です。

 

今回は、トリップ・ホップ界を代表する音楽ユニット、マッシヴ・アタック(Massive Attack)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。

 

マッシヴ・アタックについて

マッシヴ・アタックは、1988年にイギリスのブリストルで結成された音楽ユニットで、独自のジャンル「トリップ・ホップ」を生み出した先駆者として知られています。

 

メンバーにはロバート・デル・ナジャ(3D)やグラント・マーシャル(ダディ・G)が含まれ、サウンドはヒップホップ、ダブ、エレクトロニカ、ロック、ソウルなど多様なジャンルが融合したものです。

 

彼らの音楽は「ブリストル・サウンド」として知られ、90年代初頭の音楽シーンに革命をもたらしました。

 

1991年にリリースされたデビューアルバム『Blue Lines』は、革新的なサウンドで大きな注目を集め、シングル”Unfinished Sympathy”は世界中でヒットしました。

 

このアルバムは、トリップ・ホップの基盤を築き、その後のアーティストやジャンルに多大な影響を与えました。

 

続くアルバム『Protection』(1994年)や『Mezzanine』(1998年)も批評家から高く評価され、特に『Mezzanine』の中の”Teardrop”は、バンドの代表曲の一つとして広く認知されています。

 

彼らの音楽は、独特の暗くメランコリックな雰囲気を持ち、時に政治的メッセージも含まれており、アートと音楽の境界を越えた表現が特徴です。

 

例えば、デル・ナジャのグラフィティアートの影響は、バンドのビジュアルやミュージックビデオにも反映されています。

 

また、マッシヴ・アタックは映画やドラマのサウンドトラックでも数多く使用され、その音楽は視覚的な体験をさらに深める役割を果たしています。

 

長年にわたり、彼らは様々なアーティストとコラボレーションを行い、独自のサウンドを進化させ続けています。

 

彼らの影響力は、ポート・ヘッドやトリッキーといった他のブリストル出身アーティストたちにも見られ、トリップ・ホップというジャンル自体の拡大に貢献しました。

 

それでは今回はそんなマッシヴ・アタックのオリジナル・アルバムから僕が好きな作品を5枚選んでランキング形式でご紹介します。

 

ベスト盤やコンピレーション・アルバムにライブ盤は除外しています。

 

そもそも現時点ではマッシヴ・アタックのスタジオ・アルバムは、全5作品で止まっているので、ほぼほぼその5作品の中から僕が好きな順番でご紹介するランキングにはなってしまいますが…。

 

とにかく第5位からどうぞ。

 

マッシヴ・アタックのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

第5位:Massive Attack – 『100th Window』

第5位は、2003年にリリースされた彼らの4枚目のアルバム『100th Window』です。

 

本作は彼らの作り出すトリップ・ホップの進化を感じさせる作品です。

 

このアルバムはダディ・Gが参加せずに制作が行われ、バンドの中心メンバーであるロバート・デル・ナジャ(3D)が主導して制作されたソロ・アルバムのような作品でもあります。

 

そのためか独自の電子音楽の要素が強調されています。

 

『100th Window』は、聴く者に深い感情的体験を提供します。

 

本作は、全体的にダークでメランコリックなトーンを持っており、これまでの作品とは異なるアプローチを見せています。

 

トリップ・ホップ特有のリズムとビートが融合し、リスナーを引き込む魅力があります。

 

オープニング・トラック”Future Proof”は、エレクトロニックなサウンド・スケープが特徴的で、アルバムの雰囲気を一瞬で掴むことができます。

 

アルバムからの1stシングルとなった”Special Cases”もダークなメロディーとステディなリズムの絶妙なバランスが聴きどころです。

 

『100th Window』には、マッシヴ・アタックのスタイルを反映した多彩なトラックが揃っています。

 

アルバムの中でも特に注目したいのは、2曲目の”What Your Soul Sings”です。

 

このトラックは、力強いボーカルとリリカルなメッセージが印象的で、聴く者の心に深く響きます。

 

本作は過去作以上にアルバム全体に漂う神秘的な雰囲気が、リスナーを別世界へと誘います。

 

他の作品にはないような神秘的なサウンドが本作『100th Window』の魅力です。

 

第4位:Massive Attack – 『Heligoland』

第4位は、2010年についにリリースされた待望の5枚目のオリジナルアルバム『Heligoland』です。

 

この作品は、前作『100th Window』のリリース以来約7年ぶりの新作ということで、多くのファンが期待を寄せていました。

 

2005年から2009年にレコーディングされたマテリアルで構成されたアルバムです。

 

本作のアルバム・タイトルである「ヘリゴランド」は、ドイツの小島「ヘルゴラント島」に由来し、音楽の神秘的な側面を反映しています。

 

本作『Heligoland』は、マッシヴ・アタックの独特なトリップ・ホップのスタイルをさらに深化させ、エレクトロニカやダウンテンポの要素が融合した作品です。

 

特に注目すべきは、豪華なゲストアーティストとのコラボレーションです。

 

ブラーのデイモン・アルバーンやマジー・スターのホープ・サンドヴァルなどが参加し、それぞれのトラックに新たな息吹を与えています。

 

アルバムのオープニング・トラック”Pray for Rain”は、独特の浮遊感のあるビートと感情的なボーカルが印象的で、聴く者を一気に引き込みます。

 

またアルバムからの2ndシングル”Paradise Circus”は、その美しいメロディーとホープ・サンドヴァルが歌う深い歌詞で、特に人気がある曲です。

 

全体を通して、ダークでありながらも魅惑的な雰囲気が漂い、リリースから14年が経った今でも聴くたびに新たな発見があります。

 

第3位:Massive Attack – 『Protection』

第3位は、1994年にリリースされた2枚目のオリジナル・アルバム『Protection』です。

 

この作品は、デビューアルバム『Blue Lines』の成功を受け、さらに洗練されたサウンドで構成されています。

 

本作は、トリップ・ホップの真髄を感じさせる楽曲が揃っており、聴く者を魅了します。

 

アルバムのオープニング・トラックで2枚目のシングル・カットとなった”Protection”では、エヴリシング・バット・ザ・ガールのトレイシー・ソーンがゲストボーカルを務め、その魅惑的な声が印象的です。

 

続く2曲目の”Karmacoma”も3枚目のシングルに選ばれており、独特なリズムと深い歌詞が特徴で、トリップ・ホップの魅力を存分に引き出しています。

 

『Protection』は、ダブやソウルの要素が融合した音楽スタイルを採用しており、前作からの成長が感じあられるアルバムでもあります。

 

今回のランキングでは3位となりましたが、トリップ・ホップやエレクトロニカに興味がある方にとって、『Protection』は必聴の一作です。

 

第2位:Massive Attack – 『Mezzanine』

第2位は、1998年にリリースされた3枚目のオリジナル・アルバム『Mezzanine』です。

 

僕がリアルタイムで初めてマッシヴ・アタックを聴いたのがこのアルバムでした。

 

当時は各種音楽雑誌で大々的に本作のことを取り上げていたのを目にしたのですが、その後トリップ・ホップの金字塔へとなった名盤でもあります。

 

この作品は、バンドの音楽的な成熟を象徴しており、ダークで神秘的な雰囲気が漂っています。

 

『Mezzanine』では、前作までのスタイルを一新し、より実験的かつインダストリアルな音楽性が取り入れられています。

 

オープニング・トラック”Angel”は、壮大なビートと緊張感あふれるメロディが特徴的で、アルバム全体の雰囲気を一気に引き締めます。

 

この曲は、アルバムからの3枚目のシングルにも選ばれています。

 

 

また、アルバムからの2枚目のシングルとなった”Teardrop”は、特に人気が高く、元コクトー ツインズのボーカリストだったエリザベス・フレーザーの印象的なボーカルと深い歌詞が多くのリスナーの心をつかんでいます。

 

マッシヴ・アタックの代表曲の1つです。

 

さらに、4枚目のシングル曲”Inertia Creeps”や”Black Milk”などのトラックも、マッシヴ・アタックらしいメランコリックなエッセンスが詰まっており、聴く者を引き込む力があります。

 

全体を通じて、ダークな音色と独自のビートが心地よい緊張感を生み出しています。

 

今回のランキングでは第2位となりましたが、マッシヴ・アタックの独特な音楽の世界を体験してみたいとお考えの方には、真っ先に聴いて欲しい作品でもあります。

 

第1位:Massive Attack – 『Blue Lines』

第1位は、1991年にリリースされたデビュー・『Blue Lines』です。

 

本作は、トリップ・ホップの先駆けとなったアルバムとして広く認識されています。

 

この作品は、ヒップホップ、ダブ、ソウルが見事に融合したサウンドを特徴としており、当時の音楽シーンに革命をもたらしました。

 

アルバムの中でも特に注目すべきトラックは、アルバムからの2枚目のシングルに選ばれたシャラ・ネルソンが李リード・ボーカルを務める”Unfinished Sympathy”です。

 

この曲は深い感情と美しいメロディを持ち、リリース当初から多くのリスナーに愛されています。

 

今ではマッシヴ・アタックを代表する曲の1つとなりました。

 

また、1stシングル”Daydreaming”や3rdシングル”Safe From Harm”なども、リズムとメロディの絶妙なバランスが魅力的で、聴く者を惹きつけます。

 

『Blue Lines』は、マッシヴ・アタックの特徴であるダークな雰囲気を基にしながらも、リスナーに心地よい感覚を与える楽曲が揃っています。

 

本作は、トリップ・ホップの基礎を築き、その後の音楽に多大な影響を与えました。

 

今でも多くのアーティストが『Blue Lines』からインスピレーションを受けていることは、マッシヴ・アタックの偉大さを物語っています。

 

トリップ・ホップがどのような音楽なのかを知りたい方は、必ず聴いて欲しい名盤です!

 

 

以上、【マッシヴ・アタックのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。

 

マッシヴ・アタックは、2010年に5作目のアルバム『Heligoland』をリリースして以降、今のところアルバムのリリースは止まっています。

 

また昨年2023年にはマッシヴ・アタックを長年にわたって支えたギタリストのアンジェロ・ブルスキーニが亡くなられました。

 

アルバムのリリースこそないものの、今年2024年6月5日にスウェーデンのヨーテボリで5年ぶりのライブを行っていました。

 

その後、2019年以来初のアメリカツアーを発表していたのですが…2024年10月11日に「予期せぬ事態」を理由にアメリカでの公演をすべてキャンセルを発表しています。

 

今後マッシヴ・アタックがどのようになっていくのか?は、神のみぞ知ることなのでしょうが、来年辺りには15年振りとなるニュー・アルバムを制作して欲しいところです。

 

もし今回のブログ記事で初めてマッシヴ・アタックを知ったという方は、ぜひこのランキングを参考に各アルバムを聴いてみてください。

 

 

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