
2024/10/22
アークティック・モンキーズのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
【第47回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ
アークティック・モンキーズのおすすめアルバムをご紹介!
【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第47回です。
今回は、2002年に結成された英国のロック・バンド、アークティック・モンキーズ(Arctic Monkeys)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。
アークティック・モンキーズについて
アークティック・モンキーズは、イギリス・シェフィールド出身のロックバンドで、2002年に結成されました。
メンバーはフロントマンのアレックス・ターナー(Alex Turner)、ギタリストのジェイミー・クック(Jamie Cook)、ベーシストのニック・オマリー(Nick O’Malley)、そしてドラマーのマット・ヘルダーズ(Matt Helders)から成り、バンドはインディー・ロックやガレージ・ロックを基盤に、その独特なサウンドで世界的に人気を博しています。
この4人のメンバーで結成されたアークティック・モンキーズは、2006年にデビューアルバム『Whatever People Say I Am, That’s What I’m Not』をリリースしてアルバム・デビューを果たしています。
このアルバムは英国史上最速で売れたデビューアルバムとして記録を樹立し、NMEやQ誌などで高評価を受けました。
アルバムからのリード・シングルとなった”I Bet You Look Good on the Dancefloor”は、当時の若者に強いインパクトを与え、バンドの一躍スターダムへの道を切り開いた曲です。
バンドの音楽性は、初期のパンキッシュなインディー・ロックから、徐々に変化を遂げていきました。
2013年にリリースされた『AM』では、R&Bやヒップホップの要素も取り入れ、シングル”Do I Wanna Know?”や”Why’d You Only Call Me When You’re High?”などが国際的にヒットを巻き起こします。
これにより彼らは一過性の成功ではなく、幅広いジャンルのファンに愛される存在となりました。
アークティック・モンキーズの特徴的なサウンドは、アレックス・ターナーの鋭い歌詞と、ジェイミー・クックのエッジの効いたギターリフ、マット・ヘルダーズのパワフルなドラムプレイに支えられています。
また、ライブパフォーマンスでも圧倒的なエネルギーを見せ、世界各国のフェスティバルに出演し、ロックシーンで確固たる地位を築いています。
2022年にリリースされた現時点での最新作『The Car』は、彼らの音楽的進化を示すアルバムで、ソウルフルでシネマティックなサウンドが特徴です。
アークティック・モンキーズは今後も新しいサウンドを模索し続ける、進化を止めないバンドとして注目され続けています。
それでは今回はそんなアークティック・モンキーズのオリジナル・アルバムから僕が好きな作品を5枚選んでランキング形式でご紹介します。
ベスト盤やコンピレーション・アルバムにライブ盤は除外しています。
それでは第5位からです。
アークティック・モンキーズのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
第5位:Arctic Monkeys – 『Suck It and See』
第5位は、2011年にリリースされた4作目のアルバム『Suck It and See』です。
本作は、アークティック・モンキーズが持つメロディアスな一面が際立つ作品です。
前作『Humbug』のダークでヘヴィなサウンドから一転し、明るくポップな要素が強調されています。
ギターリフが印象的なリード・シングル”Don’t Sit Down ‘Cause I’ve Moved Your Chair”や、幻想的なギターのイントロから始まる2ndシングル”The Hellcat Spangled Shalalala”などは、キャッチーなメロディーとアレックス・ターナーの詩的な歌詞が特徴的で、アークティック・モンキーズの音楽的な幅の広さを感じさせます。
また、アルバム全体を通して聞けるターナーの優しいボーカルと、ジェイミー・クックのギターワークが美しく融合し、シンプルでありながらも心地よいサウンドが展開されています。
『Suck It and See』は、ロックバンドとしての彼らの成長と音楽的実験がバランスよく表現された一枚です。
インディー・ロックの枠を超えたサウンド・メイキングと、彼らの持つユーモアや感性が随所に光るアルバムとなっています。
第4位:Arctic Monkeys – 『Humbug』
第4位は、2009年にリリースされた3作目のアルバム『Humbug』です。
本作は、バンドの音楽性が大きく進化した重要な作品です。
このアルバムでは、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・ホーミをプロデューサーに迎え、以前のインディーロック色から離れ、よりダークでサイケデリックなサウンドに挑戦しています。
アルバムからの1stシングル”Crying Lightning”や2ndシングル”Cornerstone」”は、どちらも重厚で内省的な雰囲気があり、これまでの明るくエネルギッシュな楽曲とは一線を画しています。
アレックス・ターナーの歌詞も深みを増し、個人的な感情や複雑なテーマを巧みに表現しています。
ジョシュ・ホーミの影響で、ギターリフやリズムセクションがよりヘヴィで緻密に作り込まれており、バンドとしての技術的な進化が感じられます。
『Humbug』は、一部のファンには賛否両論がありったようなのですが、それだけバンドが新しい挑戦をしている証拠でもありますよね。
アークティック・モンキーズの音楽的な幅広さを体感できる一枚であり、悪くない作品だと思います。
第3位:Arctic Monkeys – 『AM』
第3位に選んだのは2013年にリリースされた5作目のアルバム『AM』です。
本作はアークティック・モンキーズの音楽キャリアの中で最も商業的に成功した作品の一つです。
このアルバムでは、インディー・ロックに加えてR&Bやヒップホップ、ファンクの要素を取り入れたサウンドが特徴で、幅広いジャンルのリスナーにアピールしています。
アルバムからの2ndシングル”Do I Wanna Know?”や3rdシングル”Why’d You Only Call Me When You’re High?”は、どちらもキャッチーで中毒性のあるリフが印象的で、世界中のチャートでヒットを記録しました。
また、アレックス・ターナーのセクシーで低音の効いたボーカルが際立ち、これまでの彼らとは一味違う大人っぽい雰囲気を感じさせます。
『AM』は、サウンド面だけでなく歌詞の面でも成熟したアルバムです。
恋愛や孤独、自己探求といったテーマが描かれており、ターナーの鋭い言葉選びがリスナーの心に強く響きます。
特に夜のドライブを連想させるようなムードが全体を通して漂い、アルバム全体を通じて統一感が感じられます。
今となってはアークティック・モンキーズの代表作ともいえる『AM』は、バンドの新しい方向性を示す一枚で、ロックシーンにおいても時代を超えた名作として評価されています。
初期のアークティック・モンキーズも最高なのですが、個人的には本作のようなヒップな音楽性を持った曲が多く収録されているアルバムも好きです。
第2位:Arctic Monkeys – 『Favourite Worst Nightmare』
第2位は2007年にリリースされた2ndアルバム『Favourite Worst Nightmare』です。
本作は、デビュー作に続く2枚目のアルバムで、アークティック・モンキーズの音楽的進化が見事に反映された作品です。
前作よりもさらにエネルギッシュで洗練されたサウンドを追求しています。
また鋭いリズムとキャッチーなメロディが際立っています。
代表曲となったアルバムからの1stシングル”Brianstorm”は、速いテンポと力強いギターリフが印象的で、ライブでも人気の高い楽曲です。
2ndシングル”Fluorescent Adolescent”は、アレックス・ターナーのユーモラスで感情的な歌詞が響き、若者の心情を描写した名曲として評価されています。
『Favourite Worst Nightmare』は、パンキッシュなインディー・ロックをベースにしながらも、バンドの技術的な成長と多様な音楽性が表現された一枚です。
アークティック・モンキーズのキャリアにおいても重要な位置を占め、彼らのファンや新たなリスナーにとって必聴の作品となっています。
第1位:Arctic Monkeys – 『Whatever People Say I Am, That’s What I’m Not』
第1位は、2006年にリリースされた記念すべきデビューアルバム『Whatever People Say I Am, That’s What I’m Not』を選びました!
本作はアークティック・モンキーズを一躍スターへと押し上げた歴史的な一枚です。
リリース初週でイギリスの最速売上記録を打ち立て、彼らの勢いを象徴するものとなりました。.
鋭いリリックとパンキッシュなエネルギーで当時の若者文化を捉え、音楽シーンに衝撃を与えました。
デビュー・シングルとなった”I Bet You Look Good on the Dancefloor”は、エッジの効いたギターリフとアレックス・ターナーの個性的な歌声で瞬く間に人気を集めました。
さらに2ndシングルに選ばれた”When the Sun Goes Down”では、都市生活の現実を描いた歌詞が印象的で、社会的なテーマを盛り込んだロックとしても評価されています。
『Whatever People Say I Am, That’s What I’m Not』は、アークティック・モンキーズの原点であり、全ロック・ファン必聴のアルバムです。
この作品を通じて、アークティック・モンキーズの斬新でエネルギッシュな音楽が多くの人々に強烈な印象を与え、イギリスの音楽シーンを大きく塗り替えたのです。
以上、【アークティック・モンキーズのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。
アークティック・モンキーズは、現在も活動を続けているバンドです。
バンド紹介の項にも書きましたが、現時点での最新作とまる2022年に7枚目のスタジオ・アルバム『The Car』もリリースしています。
このアルバムも、シネマティックでソウルフルな要素を取り入れた大人のアルバムとして評価されています。
アルバム全体にわたって壮大なアレンジと洗練されたサウンドが特徴で、リリース当時は多くの批評家から高評価を得ました。
バンドの新しい方向性と成熟した表現力が光る作品でした。
今後の活動も気になるバンドですね。
もし今回のブログ記事で初めてアークティック・モンキーズを知ったという方は、ぜひこのランキングを参考に各アルバムを聴いてみてください。
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