カテゴリー:comic

2019/09/05

銀河帝国シャイア編からザ・ミューア・アイランド・サーガまで…バラバラだったX-MENが1つになる⁉

銀河帝国シャイア編からザ・ミューア・アイランド・サーガまで……を描いた2冊のコミック

プロフェッサーXの救出カラシャドウキングとの闘いまで!

前回ご紹介していた1995年に小学館プロダクションより邦訳コミックされたX-MENのコミックシリーズの6巻『ジェノーシャの死闘』と7巻『エクスティンクション・アジェンダ終章』の後の物語りになります。

 

今回は1991年に始まった銀河帝国シャイア編からザ・ミューア・アイランド・サーガまでを描いた、9巻『銀河帝国シャイアからの生還』と10巻『アストラル空間の魔王』の2冊のコミックのご紹介です。

 

まずは9巻のご紹介です。

 

 

エックス-メン9巻『銀河帝国シャイアからの生還』

本作の表紙を飾るのは右側から、ワープ能力を持つライラ・チェイニー、サイキックを使う女忍者サイロック、物質にエネルギーを込めて投げつける伊達男ガンビット、手前にエネルギー弾を花火のように投げつける少女ジュビリー、その相棒でどんな傷でも瞬時に直しアダマンチウムの爪で攻撃する接近戦最強のウルヴァリン、その上に超音波の衝撃波を口から放出できるベテランメンバーのバンシー、そして銀色のスーツをまとった天候を操るストームの7名が飾っています。

 

前半は、このメンバーで銀が帝国シャイアに捕らわれ身となったX*MENの創始者プロフェッサーXを救出する物語が中心となっています。

 

まずはジュビリーとガンビットが敵の基地に潜入するのですが、そこでプロフェッサーXに化けた狂暴な返信能力を持つスクラル人を目の当たりにします。

 

この時点ではプロフェッサーXに初対面だった2人は、「X-MENの先生なのになぜあんな酷いことをするの?」と驚いてしまいます。

 

しかしその後、ウルヴァリンが動物的勘でプロフェッサーXのニオイが違うことに気づき、偽物であることを見破ります。

 

こうして偽物の魔の手から本物のプロフェッサーXを救助したX-MENのメンバーは、無事に地球へと帰還することとなります。

 

しかし救出されたばかりのプロフェッサーXは、自身のテレパシー能力を使って宿敵シャドウキングが復活して地球にいるコロッサスを操り暴れまわっていることを探知します。

 

シャドウキングは実態を持たない幽霊みたいな存在ですが、プロフェッサーXに匹敵する強力なテレパシーの持ち主なので人間を操って行動します。

 

慌てて地球に帰ったメンバーは、シャドウキングの魔の手に掛かり、仲間割れを始めてしまいます。

 

ここからがザ・ミューア・アイランド・サーガの始まりです。

 

当時はミューア島の闘技場で闘っていたローグやストロングガイなんかがX-MENに合流することになります。

 

ちなみに敵に操られていたとはいえ銀河帝国シャイア編とザ・ミューア・アイランド・サーガのどちらともでウルヴァリンとガンビットが争いを始めます。

 

前回ご紹介していた7巻『エクスティンクション・アジェンダ終章』では、アーク・エンジェルと争っていたウルヴァリンですが、今回はです。

 

どうやらウルヴァリンは、イケメンナンパ野郎が嫌いなようです。(笑)

 

こうして今回の敵がシャドウキングだということが判明すると、今度はシャドウキングがプロフェッサーXの息子で強力なミュータントであるリージョンの身体を乗っ取ったことがわかります。

 

リージョンは、テレパシーを始めサイコキネシスに発火効果を持つパイロキネシスや飛行能力に怪力、高速移動などオメガレベルと言われる最強クラスのミュータント能力者です。

 

しかし多重人格者でもともと精神的にモロいという問題を抱えていました。

 

シャドウキングの精神支配能力に物理攻撃最強クラスのリージョンが相手となっては、今のX-MENでは歯が立ちません……。

 

そこでプロフェッサーXは当時はX-ファクターと名乗っていたオリジナル・メンバーの5人の力を借りつことを決意します。

 

ちなみにこの時期のプロフェッサーXは、シャイアでの治療のお陰で一時的に歩行能力が回復していました。

 

 

エックス-メン10巻『アストラル空間の魔王』

10巻の表紙を飾るのは、もちろんプロフェッサーXです。

 

1冊丸ごとプロフェッサーXが大活躍する内容となっております。

 

強敵リージョンを相手に、X-ファンクターの5人の力を借りてX-MENの合同軍が闘いを挑みます。

 

その間プロフェッサーXがアストラル空間(精神世界のようなもの)でシャドウキングに闘いを挑みます。

 

強敵を相手にチームワークを持ってなんとか勝利を納めるX-MENでしたが、この闘いでリージョンの精神が崩壊してしまい植物人間のような状態に陥ってしまいます。

 

プロフェッサーXの方もシャイアでの治療で回復していた歩行能力を再び失ってしまいます。

 

本誌の中盤からザ・ミューア・アイランド・サーガのエピローグが始まります。

 

エピローグではミューア島で治療中のプロフェッサーXとリージョンの精神世界でのやり取りがメインとなってが進んでいきます。

 

その間島のあちこちでプロフェッサーXの回復を待つX-MENの各メンバーが色々なやり取りを行っています。

 

それぞれのX-MENシーンはコミカルなものが多かったりいます。

 

島がめちゃくちゃになったのを心配しするコロッサスが、天才科学者のビーストとどんな機械でも発明することの出来るフォージに「この瓦礫を片付けるすごい機械を発明できないかい?」と聞いたところ……天才2人が「ああコロッサス、そいつだが、ちょうどここにあるんだ。ほら頑張れよ。」と言ってホウキとチリトリを渡すユニークなシーンがあったりします。

 

巨体のコロッサスが、ホウキとチリトリを持って立っているシーンはなかなかにシュールです。(笑)

 

他にもジュビリーが自分の未熟さに悩みつつも、ウルヴァリンの相棒は絶対に自分なんだから!と言ってエネルギー弾をまき散らして駄々をこねていたり……。

 

ウルヴァリンは一言「この程度ですんだか…」とホッと胸をなでおろします。(笑)

 

また別の場所ではスタイル抜群美女のポラリスが「ずっと心を操られていたおかげで心も体もすごく凝ってるし…」とストロングガイに話します。

 

するとエロ親父のストロングガイが、「体が凝ってるって?それじゃ、まず両手を頭の上にあげて…そのままふかーく息を吸って…それで腰を後ろにそらして…」と上手いこと言ってポラリスにグラビア撮影のようなポーズをさせます。

 

そのことに気づいていないポラリスは「こうかしら?これって何に効くの?」と尋ねると……

 

「いや、別に。ただいいながめなだけだよ。」と言って、ポラリスにビンタされてしまいます。(笑)

 

しかし各メンバーがユニークなやり取りをしている間にもリージョンの容態は悪くなる一方です。

 

プロフェッサーXは、精神が崩壊しつつある息子のリージョンを助けにアストラル世界に潜り込んでいくのですが、そのシーンのアイデアが一筆だったりもします。

 

何もない空海に突如、公衆電話が現れてその電話でプロフェッサーXは、息子のリージョンに「お願いだ!デビッド(リージョンの本名)帰ってきてくれ!」と呼びかけます。

 

返事のないまま、更に奥へと進んでいくと壁が出現するのですが、その壁には奥の階段が覗ける穴がぽっかりと開いています。

 

心の壁はあるけれども、完全に拒絶しているのではないという表現です。

 

その後、階段の先には1件屋がありそこには様々なランプが明かりを灯しています。

 

「どれでもいい。このランプがひらめきをくれないものか……。」と悩むプロフェッサーXのもとに、同じテレパシー能力を持つジーンが助けに来てくれました。

 

最初こそ自分の力で何とかしようとしてジーンの申し出を断るプロフェッサーXでしたが、自分一人ではリージョンを取り戻すことが出来ないことに気づかされます。

 

その時、ジーンが他の4人のオリジナルX-MENのメンバー(この時点ではX-ファクターを名乗っていた。)をテレパシー能力でこのアストラル世界に呼び寄せます。

 

自分一人ではなく、かつての教え子たちがいます。

 

ひとりではありません、仲間がいます。

 

目を覚ましたロフェッサーXは、自分は「大丈夫だ」とモイラ・マクタガート博士に告げます。

 

ここからがちょっと面白展開になります。

 

プロフェッサーXの「大丈夫だ」という言葉を受けてモイラが「大丈夫ですって!」とストームに告げます。

 

するとストームが伝言ゲームのようにコロッサスに「大丈夫ですってよ」と伝えます。

 

コロッサスが次はガンビットに、ガンビットがポラリスに、ポラリスがストロングガイに「大丈夫ですって」と伝えます。

 

するとストロングガイが「大丈夫ですって?で、誰が?」と疑問をぶつけたところ……ポラリスは「だから…彼よ。」と伝えます。

 

そしてストロングガイが分身能力を持つマルチプルマンの一人に「彼だってよ。」と言うと、マルチプルマンの一人が「あ、彼ね」と勝手に解釈して次々と自分の分身に「大丈夫だって」、「大丈夫だとよ」、「大丈夫だね」と伝えていきます。

 

その後、3人のマルチプルマンがローグに「大丈夫だって」と伝えたところ、ローグがジュビリーに「大丈夫ですって!」と伝えるのですが……

 

自分の未熟さに苛立っているジュビリーは「知ったこっちゃないわ!」とどこかに行ってしまいます。

 

ジュビリーの面倒見をしていたウルヴァリンは「あいつも苦労してんだ」とローグに気を遣うように言いに来ます。

 

するとローグが「あ、ウルヴィー、彼、大丈夫ですって」と伝えると、ウルヴァリンは「良かったな、チャーリーがか?(プロフェッサーXのニックネーム)デビッッドがか?」と答えます。

 

ローグは「えっと…聞き忘れたわ」

 

X-MENのチームワークを見ることが出来ました!(笑)

 

しかしこの時点ではバラバラになっていたX-MENのチームを、シャイアから地球に戻ってきたプロフェッサーXが再び再構築することから次の展開が始まっていきます。

 

ここでX-MENは原点回帰をして、X-ファクターとして活動していたオリジナルの5人のメンバーも正式にX-MENとして復帰します。

 

新しいX-MENは、ストームがリーダーを務めるゴールドチームとサイクロップスがリーダーを務めるブルーチームという2つのカラーチームに編成されることになります。

 

その全てを指揮するのがプロフェッサーXということになり、まるで1963年の第1期の頃を彷彿させつつも、新たなメンバーや要素を巻き込んだ新世代のX-MENへと変わっていきます。

 

この10巻の続きが、逆順で1巻のエックス-メン①『磁界の帝王マグニートー』に繋がります。

 

プロフェッサーXが指揮を取るX-MENに、復活した仇敵マグニートーが闘いを挑むという原点回帰の内容です。

 

そういったこともあってか、10巻の終盤には1963年に一番最初に刊行されたスタン・リーの原作による『The X-MEN』1号がオマケで収録されています。

 

オリジナルの5人がマグニートーを相手に活躍する物語です。

 

以上、【銀河帝国シャイア編からザ・ミューア・アイランド・サーガまで…バラバラだったX-MENが1つになる⁉】でした。

 

1991年に「ミュータント・ジェネシス」と呼ばれる大きな変革が起こり、原点回帰することになったX-MENの物語の前日譚となる2冊のコミックでした。

 

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