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カテゴリー:Music

2019/04/14

伝説のデルタ・ブルースの巨人チャーリー・パットンとサン・ハウスをiPadで描いてみました。

伝説のデルタ・ブルースの巨人チャーリー・パットンとサン・ハウスをiPadで描いた絵を掲載したブログ記事のタイトル画像です。

『iPadで描くブルースの偉人シリーズ』Part.4

伝説のデルタ・ブルースの巨人『チャーリー・パットンとサン・ハウス』をiPadで描こう♪

約1週間ぶりになりますが、『iPadで描くブルースの偉人シリーズ』の第四弾です。

 

前回のブラインド・レモン・ジェファーソンとブラインド・ブレイクよりも少し時代が進んで……今回はデルタ・ブルースの2人の巨人を描いてみました。

 

そもそもこのシリーズの第一回目は、ロバート・ジョンソンでした。

 

今回はそのロバジョンの先輩格に当たるチャーリー・パットンとサン・ハウスの2人です。(ウィリー・ブラウンは登場しません……。)

 

まずはデルタ・ブルースの始祖とでも言うべき偉大なるチャーリー・パットンの方から掲載したいと思います。

 

 

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CHARLEY PATTON – “Down The Dirt Road Blues”(とってもデルタなチャーリーおじさん)

CHARLEY PATTON - “Down The Dirt Road Blues” iPadで描いたチャーリー・パットンの絵の画像

チャーリー・パットンは1891年生まれの古い時代のブルースマンです。

 

1934年に亡くなっているので映像は一切残されていません。

 

しかしT-ボーン・ウォーカーなんかに受け継がれるミンストレル・ショー直系のような派手なステージ・パフォーマンスを披露した最初期のブルースマンです。

 

この後に登場するサン・ハウスは、長生きしたのでそういったチャーリー・パットンのパフォーマンスについて生き証人として語っていました。

 

ちなみにパットンの派手なパフォーマンスを真似たサン・ハウスの写真もありまして、戦前ブルース好きには有名な写真です。

 

この絵の英語バージョンのタイトルは『CHARLEY PATTON – “Down The Dirt Road Blues”』にしました。

 

“Down The Dirt Road Blues”は、僕が最も好きなパットンの歌です。

 

ハウリン・ウルフがカヴァーしたことで有名になった曲です。

 

パットンのダミ声唱法は、ウルフに受け継がれています。

 

いつか僕もこの曲をエレクトリック化して自分のバンドで演奏してみたかった……というのが20代の頃の夢でした。

 

20代の頃にやっていたブルース・バンドでは実現できませんでしたが……いつの日にか演奏してみたい曲の一つであります。

 

日本語のタイトルは今回もチョケました。(笑)

 

『とってもデルタなチャーリーおじさん』です。

 

それでは、今回も着色前の下絵も掲載してみます。

CHARLEY PATTON - “Down The Dirt Road Blues” iPadで描いたチャーリー・パットンの下絵の画像

今回僕が描いた絵は、チャーリー・パットンの現存する有名な写真を基に描きました。

 

 

白黒だったのでカラーは予想です。

 

髪色に関しては、パットンの絵を描く人はみんな赤毛で塗っているので僕も真似しました。

 

ちゃんと蝶ネクタイが斜めになっているのも表現しました。

 

これは喧嘩相手に喉元にナイフを突きつけられケガしたため、その傷跡を隠すためだったと言われています。

 

少し口元が分厚く描きすぎたかな?……と思いました。

 

それではサン・ハウスの方も掲載したいと思います。

 

 

SON HOUSE – “Preachin’ the Blues”(サンおじさんの説教……)

SON HOUSE - “Preachin’ the Blues” iPadで描いたサン・ハウスの絵の画像

1902年生まれのエディー・ジェームスJr.は、サン・ハウスと呼ばれています。

 

先輩格のチャーリー・パットンやブルース仲間のウィリー・ブラウンと共に活動を行っていました。

 

1988年に86歳で亡くなっています。

 

当時のブルースマンとしては、かなり長生きしていますので多くの写真や映像が残されています。

 

戦前にも多くの曲を残していましたが、1964年に再発見されるまで一時行方不明となっていました。

 

しかし再発見されてからは、生き証人として戦前ブルースの数々の伝承を伝えてくれました。

 

宣教師としても活動していたサン・ハウスにとっては「説教」はお手の物ですからね。

 

しかしサン・ハウスの人生は「聖(ゴスペル)と俗(ブルース)」の合間で苦悩を抱えていたようです。

 

宣教師として神(ゴスペル)の歌を歌うべきか?

 

それとも自身が本当に好きな悪魔(ブルース)の歌を歌うべきか?

 

サン・ハウス自身は悩まされたのでしょうが……彼の音楽を聴く者としては、ちょうど良い塩梅にゴスペル色のあるブルースを聴くことが出来ます♪

 

サン・ハウスの演奏スタイルは、リゾネーター・ギターをバシバシ叩くようにリズムを取ったり、スライド・ギターをビュンビュンと鳴らして演奏します。

 

クラレンス・”ゲイトマウス”・ブラウンのように右手を開いてギターに叩きつけるようにピッキングします。

 

同じギターを弾く者としては、「なぜあんな弾き方で余計なノイズが鳴らずに弾けるんだろう?」と、とても不思議に感じます。

 

またウォーレン・ヘインズが自身のバンドのガバメント・ミュールでロックにアレンジして有名になった楽曲”John the Revelator”のオリジナルはこのサン・ハウスです。

 

この曲や”Grinning in Your Face”などの曲では、ギターを弾かずに手拍子のみで歌います。

 

こういったところも「宣教師」ならではですね。

 

さて、英語バージョンのタイトルは「宣教師」ということもあって代表曲の”Preachin’ the Blues”から『SON HOUSE – “Preachin’ the Blues”』と付けました。

 

やはりこの曲の”Pt.1″の方の勢いは凄まじいものがあります!

 

曲の最後の部分でテンポ・アップする箇所は、ロバート・ジョンソンに受け継がれていますね。

 

60年代の再発見後にも数多くの録音や映像を残したサン・ハウスですが……やはり聴くなら1930年代の戦前ブルース期です!

 

録音状態があまりよくなく……レコードの砂嵐の音や外で汽車が走る音が聞こえてきたりしますが(笑)若い頃のサン・ハウスの勢いは神懸っています!

 

神と悪魔が同時に乗り移ったかのような演奏は、ブルース好きなら必聴ですよ!

 

 

ちなみにこの絵の日本語バージョンのタイトルは『サンおじさんの説教……』にしました。

 

それではこの絵の下絵も載せてみたいと思います。

SON HOUSE - “Preachin’ the Blues” iPadで描いたサン・ハウスの下絵の画像

ちょっとリゾネーター・ギターが歪んでますが……バランスが悪かったですね。

 

なかなか上手く描けないもんです……。

 

サン・ハウスは数多くの写真が残されているので、どれを題材にするか?すごく迷いました。

 

その結果、よく見かけるこの写真が描きやすいと思いこれにしました。

 

カラー写真もあったのですが、あの模様がたくさん装飾された冬用のカーディガンを着た写真は描くのが難しそうだったのでやめました。(笑)

 

特に有名な写真で、しかも比較的描きやすいこの写真を選んで良かったと思います。

 

 

以上、【伝説のデルタ・ブルースの巨人チャーリー・パットンとサン・ハウスをiPadで描いてみました。】でした。

 

『iPadで描くブルースの偉人シリーズ』まだまだ続きますので……もしこのシリーズを楽しみにしてくださってる方が少しでもいらっしゃいましたら期待してて下さい!

 

今後も戦前から活躍していた歴史に残る偉大なるカントリー・ブルースマンの絵を引き続き描いていく予定です!

 

テクニックがない分、なるべく「自分の味」を表現できるように描いていきたいと思います。

 

さて、次回はどのカントリー・ブルースマンを描くのでしょうか?

 

僕の中ではもう順番は決めています!

 

ただ、描くのに時間が掛かりますので不定期になるかもしれませんが、気を長くして待っていてください。

 

こんな絵でも1人描くのに、塗りも併せて2時間近く掛かるんです……。

 

もう少し早く描けるようにしたいところです。

 

それでは引き続き今後もお楽しみに~♪

 

※ここに掲載しましたイラストの無断使用や無断転載はご遠慮ください。

 

 

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