
2018/06/21
2008年に初めてニューヨークに行った時に乗ったデルタ航空での面白話
2008年ニューヨーク旅行
久しぶりに更新し始めた『Travel』のカテゴリー
さて、こないだからずっとほったらかしにしていて2018年になってから一度も更新していなかった『Travel』のカテゴリーを再び書き始めました。
まずは2015年に行った香港・深圳の中国旅行について2記事書きました。
詳しくは下記のリンク先をご覧ください。
関連する記事
2015年に香港で2つの展示会に行った時の話です。
【2015年に深圳で購入した本場のプーアル茶の話】目の前でお茶を入れてもらいました。
そしてそのまま引き続き香港旅行のお話を書くつもりにしていたのですが、ちょっと忘れてしまってました……。
しかし日にちが空いたせいか他の旅行のことも思いだしてきました。
そこでちょっとした短いストーリーなのですが、飛行機内で起こった面白話を書いてみようと思います。
ちなみに去年、2016年にニューヨーク旅行した際のちょっとしたトラブルのお話も「前編・後編」で2記事書いていますので、そちらの方もぜひ読んでみて下さい。
関連する記事
2016年NYC旅行の行きしなのちょっとしたトラブル?【前編】
2016年NYC旅行の行きしなのちょっとしたトラブル?【後編】
それでは、今回のお話の方もどうぞ。
初めてのニューヨーク旅行
アメリカへの憧れ
2008年、もう10年前になるのですが僕は人生で初めてニューヨークに行きました。
もともと子供の頃から、アメリカの音楽だけでなく映画やドラマにコミックが好きでした。
少し古い話になるんですが10代の頃は、『ビバリーヒルズ青春白書』や『アリーmyラヴ』、『フレンズ』、『フルハウス』、『アルフ』のようなドラマが好きで観ていました。
アメコミも好きで、中学生の頃からX-menを読み始めました。
なのでいつかアメリカに行ってみたい!と子供の頃からずっと思っていました。
しかしなかなか行く機会に恵まれず、というか行く決心が出来ずにくすぶっていました……。
20代の前半のうちに行くべきだったのですが、その時はアメリカではなくイタリアを選びました。
その時はまだアメリカに行くきっかけがありませんでした。
なぜニューヨークに行きたくなったのか?
ニューヨークに行きたいと思ったきっかけは「Jazz」でした。
まず僕は20代半ばになった頃からジャズギターに興味を持ち始めました。
ギターは高校生の頃からやってはいました。
その頃はまだ10代だったので、ロックやグランジ系の激しい音楽をやっていました。
ちなみに「ジャズを聴くこと」には16歳ぐらいの頃にジョン・コルトレーンで目覚めたので、この当時すでに10年近くは聴いていました。
しかしジャズギターには、全く興味がありませんでした。
20代前半の頃はブルースバンドをやっていて「ギター=ブルース」が僕の中での哲学でした。
そんな時にたまたまCDショップで目にしたグラント・グリーンの名作『Idle Moments』をジャケ買いして聴いてみて感動しました!
このアルバムを聴いたことで一気にジャズギターの演奏に目覚めました。
自分もグラント・グリーンのようにジャズギターを弾けるようになりたい!……と。
そしてその頃からブルースギターよりもジャズギターをやるようになっていきました。
それが20代半ばの頃でした。
この頃は、ジャズギターだけでなく、10代の頃から聴いていたジャズも再び聴くようになりました。
毎日毎日ジャズばかり聴いていると……ふとこう思うようになります。
「本場でジャズを聴きたい!」
音楽はライヴで観てこそ!美術作品も現地で観てこそ!……という現場主義(?)な考え方の僕は、そう考えだすと本場に行きたい衝動が止まりませんでした。
ジャズの本場となれば、やはりニューヨークですよね。
すぐにニューヨークに行きたい!と思い始めました。
まぁジャズだけでなく、美術館も多くありますし、ファッションや食に関しても、全てが超一流で世界最先端の街がニューヨークですからね。
僕が興味を持たないわけがないですよね。
20代の内にニューヨークを体験したい!
そしてなるべく早くにニューヨークに行きたい!と考えだしてから1年も経たないうちに実際に行くことになりました。
2008年にニューヨークに行こう!と決心がついた頃、僕は既に20代後半でした。
この時、なぜかこんな固定観念にとらわれていました……。
「これから自分が年をとって40代、50代、60代になってからもニューヨークには何度も行けるようになりたい。その頃にはニューヨークに何度も行っていて余裕のあるベテランになっていたい。そうなるには20代の内に絶対にニューヨークに行かなくては!」
「今行っておかないと年が行ってからではニューヨークに行く決心はいつまで経ってもつかないままで口だけになってしまいそう……。20代の頃にニューヨークに行っておかないと、30代になってから初めてのニューヨークに行くことは出来ないかも?」
今はそんな風には思っていないです。
年を取ってから初めてのニューヨークでも良いと思います。
若気の至りの勘違いです。
しかしまだ20代だった僕は、この固定観念にとらわれていて、どうしても30代になる前にニューヨークを体験したくなりました!
そして実際にニューヨークに行き、本場バードランドでジャズのライヴも観ることになります。
その辺のお話は、また次回にでも……。
その時の実際の写真もありますので乞うご期待!
それでは今回のお話です。
デルタ航空で起きた面白話
朝から起きた不吉な事故
初めてのニューヨーク旅行は、台湾発関空経由デトロイト行きのデルタ航空に乗り、その後乗り継ぎをしてデトロイトからニューヨークにある『ジョン・F・ケネディ国際空港』まで行きました。
その最初に乗ったデルタ航空内で起きた面白話です。
この日は、たまたま9月11日でした。
あの911事件から7年は経っていましたが、どうしても意識せざるを得ません……。
朝、関空に向かうバスに乗る前にクレーン車が陸橋にひっかっかって事故がありました……。
こんな日に限って……です。
仕方なく別の遠回りになるバスに乗り換えました。
朝は余裕を持って早くに出ていたので時間は間に合います。
それから1時間ほど経って、バスが関空近くに差し掛かりました。
窓際の席から、気分転換に外を眺めてみると……道路わきにぐちゃぐちゃになった車が止まっていました。
どうやら交通事故があったみたいです……。
なんとも不吉な光景を朝から2つも見ることになりました。
せっかくの初めてのニューヨーク旅行に行く前なのに、不安な出来事を2つも見てしまいました……。
しかし関空に着くと、気持ちも高ぶってきました。
不吉な事故を見たけれども、なるべく気にせずこれから行くニューヨーク旅行に集中しよう!とポジティブに考えるようにしました。
そして関空で受付を済まして、飛行機に乗り込みました。
飛行機内で起きた面白話
気を取り直して飛行機に乗りました。
この飛行機は、台湾から関空に到着しています。
そして関空からデトロイトに向かいます。
なのでお客さんは、中国人に日本人にアメリカ人に……と様々な人たちが乗っています。
CAさんも、中国人に日本人にアメリカ人と様々でした。
僕はもちろん一人で乗っていて、その横にはイスラム系の子が乗っていました。
海外線の場合は通常、飛行機に乗ってすぐにプレッツェル(もしくはピーナッツ)とドリンクが運ばれてくるんですが、その際に2人の白人女性のCAさんが配っていました。
僕は飛行機の左側の席でした。
そちらの通路側でドリンクを運ぶCAさんは、優しそうな表情でいて、エプロンをしっかりと締めていて、メイクも派手ではなく、髪の毛も綺麗に整えていました。
少し年配の方でしたが、見るからにアメリカの良妻賢母ってな感じのまじめそうな女性でした。
そんなCAさんとは対照的に、僕とは遠い方向の右側の通路側のCAさんを見てみると……まるでマリリン・モンローかマドンナ!(笑)
表情はなぜか艶やかで、エプロンはだらしなくしていて、メイクは派手で、髪もボサボサ……スカートも短めで、胸元も少しボタンを開けていて色気ムンムン!
今にも「ププッピドゥー」って歌いだしそうでした!(笑)
あまりにも対照的なCAさんでしたが、まじめな女性のイメージも、色気ムンムンの女性のイメージも僕の中でのアメリカのイメージと一致していました!(笑)
子供の頃に観てきた映画やドラマに出てくるアメリカ人女性のイメージそのものでした!(笑)
そんな対照的なCAさんを観た後に、まさかの日本人CAさんにこんな扱いを受けちゃいました……。
日本からアメリカに入国する際に、僕たち日本人は「税関申告書(Customs and Border Protection)」を飛行機内で受け取り、書かなくてはいけません。
その「税関申告書」は、飛行機の中で、CAさんが配ってくれます。
飛行機に乗ってからだいぶ時間が立った頃に「税関申告書」を日本人のCAさんが配り始めました。
僕の前の席の方では、日本人の旅行客が「税関申告書」を順番に受け取っていました。
僕の順番が近づいてきました。
CAさんが近くに来たので、僕は「税関申告書」をもらおうと、手を伸ばしました。
するとその日本人のCAさんが、僕に向かってよくわからない言葉を話し始めました。
全く何を話しているのかわからなくって、茫然としてしまいました……。
するとCAさんが、僕が意味が分かってないのに気づいて今度は英語で話しかけてきました。
「台湾人の方ですよね?」……と。(笑)
どうやら初めに僕には中国語で話しかけていたみたいです。
中国語全く分からないので、僕は茫然としていました。(笑)
そして英語で話しかけられて、状況に気づきました!
日本人のCAさんなのに、僕は台湾人だと思われていたみたいです!(笑)
思わず日本語で「いや、日本人です!!!!」と少し怒り気味で言ってしまいました。(笑)
するとCAさんが慌てて日本語で「申し訳ございませんでした!」と謝ってくれました。
それ以上怒っても仕方ないので笑って「税関申告書」を受け取りました。
CAさんもなんだか笑っていました。(笑)
これが僕が体験した飛行機内の面白話なのですが、実はこれが行きの飛行機だけではありませんでした。
なんと、ニューヨークからの帰りの飛行機でも別の日本人のCAさんに台湾人と思われていたみたいです。(笑)
どうやら僕は台湾人に見えるのかな?
こういった出来事がニューヨーク旅行中にもありました。
ワシントン・スクエア公園でベンチに座って休憩している時に、近くのニューヨーク大学の生徒らしき中国人の女の子にめちゃくちゃ中国語で話しかけられました。
中国語が全くわからないので「何言ってんの??」と英語で聞いてみたら「あなたニューヨーク大学の新入生じゃないの?」と言われました。
「いや、単なる旅行者だし、そもそも日本人ですよ。」と答えたら「あら、そうなの。」ってな感じであしらわれました。
自由の女神を観に行く時も、船の上でめちゃくちゃ中国人の人らに中国語で話しかけられました。(笑)
でもその人らは親切だったので写真撮ってもらいました。(笑)
ひとりだと景色をバックに自分の写真撮れないですからね。
その後、日本に帰ってきたから務めていた会社で中国人の社員が数名いたので彼らに聞いてみました。
「僕って台湾人に見えますか?」と。
そしたら中国人の社員が「確かにそうだね!君みたいな顔は台湾人に多いよ!(笑)」と言われました。(笑)
一応、生まれも日本で先祖のルーツを辿っても僕は日本人なんですが、海外行くと台湾人だと思われてやたら中国人に中国語で話しかけられます。
最初はなぜだかわからずビックリはしたんですが、もう慣れたんで最近はこうやってネタにしています。(笑)
以上が、初めてのニューヨーク旅行に向かう飛行機で体験した面白話でした。
オマケ写真
その時のニューヨーク旅行にで撮ったオマケ写真です。
鳥がかわいいですよね。
なんかブライアン・アダムスの1987年の作品『Into the Fire』みたいですね。
またこの時に行った初めてのニューヨーク旅行についてもこちらの『Travel』のカテゴリーに書いていきます。
写真もたくさん残っていますので、お楽しみに~♪
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