
2018/06/21
2009年に行ったロンドン旅行の行きに乗った大韓航空での面白話
2009年ロンドン旅行
今度はロンドン旅行で起きた飛行機内での面白話
前回、2008年に行った初のニューヨーク旅行で起こった飛行機内の面白話について書きました。
2008年に初めてニューヨークに行った時に乗ったデルタ航空での面白話
その話を書いていて思いだしたのですが、ニューヨーク旅行した翌年の2009年にロンドンに行きました。
その時にもまた別の話ですが飛行機内で面白いなって思ったことがありました。
そのお話を今回は書きたいと思います。
なぜロンドンに行きたくなったのか?
2008年にどうしても現地で本場のジャズを聴きたくなってニューヨークに行きました。
このブログで度々書いているように、僕は「音楽はライヴで観てこそ!美術作品も現地で観てこそ!」……という現場主義(?)な考え方をしています。
また僕は単なる音楽オタクなだけでなくって、ジャンルに偏りはあるものの、映画も好きですし、本も読みますし、美術館に芸術作品を観に行くのも好きです。
【個人的に特に好きな画家10選】ウィリアム・ターナーやポール・セザンヌなど……。
日本の美術館展だけでなく、イタリアに行った際はウフィツィ美術館に行ったり、初のニューヨーク旅行ではジャズを観に行くだけでなくメトロポリタン美術館やMoMAにも行きました。
その時、たまたまメトロポリタン美術館で僕の大好きなイギリスの画家ウィリアム・ターナーの特設コーナーが設置されていました。
それ以前から僕はターナーの絵画は大好きでした。
この時たまたまメトロポリタン美術館で初めて生でターナーの絵を観ることが出来たんです。
最も好きな画家、印象派の父『ウィリアム・ターナー』
しかしメトロポリタン美術館で観たターナーの特設コーナーは、毎日の展示時間が決まっていて僕が観出してから30分程度しか観れませんでした……。
展示されている作品数もそこそこ多かったのですが、もともと僕は絵画作品は時間をかけてじっくりと観るタイプです。
日本の展示作品数の少ない美術館展でも毎回2時間以上は観たりします。
海外の大規模な美術館に行ったら4時間ぐらいは観ることがザラです。
そんな感じなんで30分程度の少ない時間しか観れなかったターナーの特設展では満足できませんでした……。
その後日本でターナー展は3回ほど行きましたが……その頃はまだ日本の美術館でターナー展に行ったことはありませんでした……。
【ターナー風景の詩】およそ4年振りにターナー展に行きました。
このメトロポリタン美術館で観た特設展が僕が初めて生で観たターナーの絵画でした。
初めてのニューヨーク旅行を終えて日本に帰ってからもずっとこの時に観たターナーの絵が気になっていました。
そして数カ月たった頃にふと思いつきました。
「そうだ!ロンドンに行って現地の美術館で思う存分ターナーの素晴らしい絵画を生で味わおう!」
当時まだ20代だった僕は、とても単純思考でした。
しかも謎の行動力を持ち合わせていました。
思いついたら誰にも相談することなく、ひとりで決断して行動を起こします!
ランチメイト症候群は、僕には適用外です。
ボッチでも自分の中で理由があれば行動します!(笑)
そうと決まれば、当時の僕の行動は早かったです。
そして実際に半年後の2009年にロンドンに行っていました!
いつの間にか行ってたロンドン旅行
2008年にニューヨークに行って半年後の翌年2009年に思い付きでロンドンに行きました。
世界で最も発展した2大都市に半年間で連続で行きました。
どちらも「本場でジャズを聴きたい!」と「本場でターナーの絵画をじっくりと観たい!」という衝動からでした。(笑)
そして実際に現地で生で体験するために僕は謎の行動力を発揮してひとりで旅行しに行きました。
しかし稼ぎが良いわけでも、生まれつき裕福な家庭に生まれたわけでもありません。
お金は大して持っていません。
お金のない僕は、いかに安くで海外に行けるかをネットで何度も調べてから行きます。
そしてこの時は、関空から仁川国際空港を経由してヒースロー空港に向かう大韓航空を選びました。
それが一番安くロンドンに向かう方法でした。
この時初めて大韓航空使ったんですが、その後も大韓航空を使うことになります。
2016年NYC旅行の行きしなのちょっとしたトラブル?【前編】
その大韓航空の飛行機内での出来事が今回の面白話です。
飛行機内で起きた面白話
まずは関空から仁川国際空港までの飛行機に乗りました。
そして仁川国際空港に着いて乗り継ぎをする際に荷物検査のゲートを通ろうとしたら……
「ピンポ~~ン!」と鳴りました。
「何がひっかっかったんだろう?」と思っていたら空港職員がやってきて僕の荷物を調べ出しました……。
そしたらなぜか小さい瓶に入っていた風邪薬のルルを見つけて空港職員が「これは何だ?」と英語で言ってきました。
僕は子供の頃から風邪をひいたらルル三錠で育ってきました。
なので海外旅行する際は必ず持って行っています。
本当にひき始めの風邪に効くんですよ!(笑)
そして空港職員に「風邪薬」だって説明する際に、思わず「薬」=”Drug”と言いかけて……
とっさに頭の中で「”Drug”って言ったらややこしくなりそう……風邪薬って英語でなんだったっけ?」と考えているうちに、ボン・ジョヴィの大ヒット曲”Bad Medicine”が頭の中で流れ始めました。(笑)
“Bad Medicine”は、1988年の作品『New Jersey』の2曲目に収録された大ヒット曲です。
ここまで一瞬の出来事でした。(笑)
そして「風邪は”Cold”だから”Cold Medication”だ!」と思いだして空港職員に伝えたところ、納得してもらえてゲートを通してくれました。
こんな時に、高校生の頃にボン・ジョヴィを聴いてたことが役に立つとは!(笑)
どんな知識が将来役に立つのかはわかりせんね。
常に色んな事柄にアンテナを張って勉強していたいものです。
こうして無事に仁川国際空港の荷物検査をパスして、次はヒースロー空港行きの飛行機に乗ります。
数時間、空港内で待った後、ついにヒースロー空港行きの飛行機に乗り込みました。
そして自分の座席を探しました。
今回は左側と右側の席がそれぞれ3席あって、左右の通路を挟んで真ん中席が4人座れるようになっています。
僕はエコノミークラスのちょうど中央らへんの真ん中席でした。
その4つある真ん中席の右のアイル側でした。
僕はひとりなので、僕の左隣は空席でした。
その飛行機には僕のような日本人の他に、ロンドンに向かうイギリス人らしき白人や、大韓航空なので当然韓国人の人らも乗っていました。
僕の左隣の空席を挟んで左側には、まだ若い韓国人の母親と1~2歳ぐらいの子供が乗っていました。
その親子が4つある真ん中席の左側2席を取っていたようです。
特にお互い気にすることなく、僕とその親子は1席挟んで座っていました。
飛行機に乗ってすぐの頃は、その子供はとても元気で周りの迷惑にはならない程度にはしゃいでいました。
僕は、そのお母さんが若いのにちゃんと躾をしているんだな~と少し感心しました。
そして何回かある機内食を食べた後、僕は飛行機に備え付けられたモニターでゲームをしようとしていました。
飛行機に乗ると僕は、寝ていないときは大体ゲームをして時間を潰しています。
ゲームをするためにイヤホンを耳につけようとした矢先に、左端に座っていた韓国人のその若いお母さんが何やら僕の方に寄ってきました。
「何だろう?何か子供に迷惑になる様なことしたっけ?」と一瞬考えたんですが、特に思い当たりません。
するとその韓国人のお母さんが、僕に対して何かを言っています。
何を言おうとしているのか?さっぱりわかりません……。
どうやら僕を同じ韓国人だと勘違いして韓国語で話しかけてきました。
僕がわかんないな~と困り顔になっているのに気づいたようで、そのお母さんは「あ~」という感じでリアクションしていました。
すると英語で「あなた日本人なのね?てっきり同じ韓国人だと思っていたわ。ごめんなさい。」と言ってくれました。
英語はわかるので、僕もとっさに「いえ、いいですよ。ところで何かありました?」と聞き返したら、
母親:「あのね、この子が眠たいようで横になって寝かせてあげたいの。あなたの左隣は1つ空席よね?」
僕:「そうですよ?」
母親:「その席、もし使ってないならこの子を寝かせてあげてもいいかしら?」
そういうことだったのか!
子供を横にさせるのに2席あればちょうど良くって、たまたま僕はひとりで飛行機に乗っているので左隣の席は空いています。
その子供のためにも断る理由なんてひとつもみつかりません。
もちろん僕は「ええ、いいですよ。この席も使ってください。」と答えてあげると、そのお母さんはとても喜んでお礼を言ってくれました。
またしても僕は日本人ではなく、韓国人に見られたようですが……(笑)
しかしこの時にすごく面白いなって思いました。
僕は日本人なので韓国語が一切しゃべれませんし、聞き取れません。
だから僕に韓国語で話しかけられても全く通じません。
そしてその韓国人のお母さんは、逆に日本語はしゃべれないので、僕が日本語で話しかけたとしても全く通じません。
しかし2人ともこれからロンドンにあるヒースロー空港に向かっています。
世界共通語である英語は、ロンドン=イギリスの言葉です。
まぁそもそもイギリス以外の国でも英語が世界共通語ではあるのですが、この時同じ大韓航空の飛行機に乗るものはみな英語がある程度はわかる人たちです。
僕が韓国人ではないと気づいたそのお母さんは、とっさにお互いが理解できる英語で話しかけてくれました。
もしこれがお互い、韓国語だけ……日本語だけ……しか理解できずにジェスチャーだけで会話していたらもっと時間が掛かっていたでしょう。
もしかしたら意思の疎通がうまくいかずに勘違いが起きていたかもしれません。
しかしお互いが世界共通語の英語で会話をすることで、すんなりと意思疎通が出来ました。
僕はそれ以前にも翻訳の勉強をしていた頃に、よく外人の先生らとバーに飲みに行ったりしてちょくちょく英語を使ったりはしていたのですが……
英語圏の生まれではない別々の国の人間同士が英語で話し合って意思疎通が出来たことを、この時ほど嬉しく感じたことはなかったです。
ちょっとしたことではあるのですが、僕もそのお母さんもお互いが言葉が通じた瞬間に笑顔になりました。
そして子供を寝かせてあげて、僕はイヤホンを耳にしてゲームをし始めました。
日本人と韓国人がお互い母国語ではない英語で話して意思疎通をする……なんとも面白いことじゃないですか!(笑)
それから飛行機がヒースロー空港の近くに差し掛かった頃、僕は通路を挟んで右側の3席に座っている白人の親子に目をやりました。
その親子は、僕の隣にいる韓国人のお母さんとは逆で、白人の若いお父さんと2人の子供でした。
その白人の2人の子供は、韓国人の子供よりも少し大きくって、7,8歳ぐらいのしっかり者に見えるお姉ちゃんと5,6歳ぐらいの甘えたに見える弟という感じでした。
右側の3席のアイル側にお父さんが座っていて、真ん中に弟、窓側にお姉ちゃんという席順でした。
飛行機が着陸の準備をする際に少し揺れるのですが、お姉ちゃんの方は好奇心旺盛で窓の外の景色を眺めていました。
しかし幼い弟の方は、まだまだ怖がりな年頃なのか、泣きそうな顔でお父さんに抱きついていました。
まったく平気な女の子と、怖がりな男の子と……ちょっと面白いな~って思いながら僕は見ていました。
そうこうしていると飛行機はヒースロー空港に着きました。
以上が、ロンドン旅行に行った際の飛行機内での面白話でした。
2008年の初めてのニューヨーク旅行の時と同じく、このロンドン旅行の写真もたくさん撮っていますので、その時の写真やお話も今後このブログの『Travel』のカテゴリーに書いていきます。
それでは次回をお楽しみに~♪