
2018/03/31
Mumford & Sons(マムフォード・アンド・サンズ)の名曲”I Will Wait”をラジオで聴いて……
Mumford & Sonsの名曲”I Will Wait”
ラジオから流れてくる印象的なメロディー……
それは2012年の夏でした。
当時、務めていた職場では仕事中もラジオが流れていました。
僕はWebデザインの仕事をしているので、職場が静かすぎると逆に作業は進まないぐらいです。
音楽が流れている方がかえって作業効率は良くなるものです。
で、当時はちょうどエアロスミスの久しぶりのニューアルバムが発売される時期だったので、エアロスミスの新曲がよく流れていました。
僕はエアロ大好きなんで、エアロスミスがラジオで流れるのを毎日楽しみにしていました。
特に当時の新曲だった名バラードの”What Could Have Been Love”が流れてくるとすごく嬉しかったです。
今聴いても感動的な名曲ですね♪
さて、ラジオなんでエアロスミス以外にもその当時流行っていたヒット曲が多く流れています。
基本的にあまりポップすぎる曲とかには興味がなかったりするので、流れていても真剣に聴くことはほとんどありません。
静かすぎる職場は気持ち悪いので、音楽が流れている方がマシだよね~って感じでポップなヒット曲はただ流れているだけって感じで聴いていませんでした。
しかしある日から急に他のポップな曲調とは少し違った古く懐かしいサウンドが聴こえるようになりました。
“And I will wait, I will wait for you ~♪”
という、コーラスのリフレインがとても印象的です。
頭に残ります。
連続性の美
人間は、音楽にしてもデザインにしてもアートにしても「連続性」に美しさを感じる生き物です。
例えば、デザインの重要な要素にも「反復」があります。
同じ要素が少しだけ変化をつけて、繰り返し使われていると興味が惹かれます。
また画家なんかは、同じテーマの絵画を描き続ける人が多くいます。
ゴッホならヒマワリ、セザンヌならリンゴ(晩年はサント=ヴィクトワール山)、モネなら睡蓮など……。
人が自分の家系を重んじたりするのも祖先から続く「連続性」を確認して自分のルーツを知ることに意味があるからです。
エリック・クラプトンなんかのギターフレーズもラン奏法なんかは「連続性」です。
ジョン・コルトレーンの歴史的名曲”Acknowledgement”なんかもそうです。
曲の終盤でトレーンが……
A Love Supreme….A Love Supreme….A Love Supreme….
と、19回も呪文のように繰り返す部分も「連続性」の美しさです。
この部分が特に印象に残るのは、トレーンの声質の不気味さもあるんですが、(笑)連続していなかったらもっと印象は薄かったのでは?と思います。
このように同じテーマを連続で続けることで大きく印象に残るものが多くあります。
ラジオから流れてくる”I Will Wait”のコーラスのリフレインが印象に残ったのもこの「連続性」の中にある美しさなんだと思います。
どこか懐かしいサウンド⁉英国ロンドン発!現代版フォークロックバンド
まるでボブ・ディランの全盛期だった60年代のバンドのようなサウンド⁉
はたまた、90年代に流行ったトラヴィスの様なサウンド⁉
アコースティックギターの温かい音色に乗せて憂いのある歌メロディーがどこか懐かしく琴線に触れます……。
2010年代にこのような感触のバンドが再度出てくるとは!
喜ばしいことです。
その時は、”I Will Wait”のコーラス部分ばかりが頭に残り誰のなんという曲なのかわからないまま、職場のラジオで毎日流れるのを楽しみにしていました。
当時はちょうどアメリカのヒットチャートを賑わしていた頃なので、ラジオでもほぼ毎日”I Will Wait”が流れていました。
それからあまりに気になったので、聞き取った歌詞の”I Will Wait”で検索を掛けてみました。
そしたらすぐにヒットしました!
2007年結成された英国ロンドン出身の「Mumford & Sons(マムフォード・アンド・サンズ )」というバンドでした。
2009年に1stアルバムの『Sigh No More』をリリースして、
ちょうど2012年はその”I Will Wait”が収録された2ndアルバムの『Babel』をリリースする頃でした。
この2ndアルバムのプロモーション用にリードトラックの”I Will Wait”がラジオでヘヴィローテーションされたいたようです。
それでは、前置きが長くなりましたが、その名曲”I Will Wait”を聴いてみて下さい。
どこか懐かしく、憂いのあるコーラス部分がなんとも印象的な曲です。
アルバムが発売されて即買ったのは言うまでもありませんよね。
この1曲だけでも聴く価値があります。
名曲”I Will Wait”をレッド・ロックスで演奏♪
その後、マムフォード・アンド・サンズを気に入ったのでYouTubeなんかでライヴ映像を観るようになりました。
そしたらこの”I Will Wait”をレッド・ロックスで演奏しているライヴ映像がありました。
レッド・ロックスは、コロラド州デンバーにある場所で有名な野外のコンサート会場となっています。
あのU2の『Under A Blood Red Sky: 四騎』もこの場所で撮影されています。
僕は現地に行ったことはないのですが、いつの日にかこの場所でライヴを観たいな~って思います。
この会場ではやはりこのマムフォード・アンド・サンズの様な素朴なバンドの演奏を聴きたいですね♪
もちろん上記のライヴ映像の様に名曲”I Will Wait”を生で聴けたら最高です♪
素晴らしい曲を最高の場所で聴いて感動したいものです。
ちなみにレッド・ロックスのライヴDVDがセットになったアルバムもありますので、下記にリンクを貼っておきます。
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