カテゴリー:Music

2010/01/09

ブルースの定番スイートホームシカゴを収録したマジック・サムの『ウェスト・サイド・ソウル』

マジック・サム の『ウェスト・サイド・ソウル』

モダン・シカゴ・ブルースの金字塔

ブルースの定番マジック・サム の『ウェスト・サイド・ソウル』

Magic Sam  -『West Side Soul』

1. That’s All I Need
2. I Need You So Bad
3. I Feel So Good (I Wanna Boogie)
4. All Your Love
5. I Don’t Want No Woman
6. Sweet Home Chicago
7. I Found a New Love
8. Every Night and Every Day
9. Lookin’ Good [Instrumental]
10. My Love Will Never Die
11. Mama Talk to Your Daughter
12. I Don’t Want No Woman [Alternate Take]

 

 

Magic Sam (g&vo)
Mighty Joe Young (g)
Stockholm Slim (p)
Earnest Johnson (b)
Odie Payne (ds)

Recorded July 12 & October 25,1967

 

 

 

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1967年の作品です。

 

マジック・サムの代表作でもあり、またデル・マーク・レーベルを代表する歴史的名盤だと言えます。

 

アルバムの内容は?

そんなモダン・ブルースの名盤は意外にもシカゴ・ソウル風の#1で幕を上げます。

 

しかもアンプのトレモロを効かせたピシャンピシャンした音に少しひいてしまうかも……。

 

正直パワー不足の低俗なシカゴ・ソウル……という感じでもあるが、段々と慣れてきます。

 

最初聴き初めこそピンとこないかもしれないけれども(ギターソロもなく……)ジワジワといい曲だと思えるようになってきます。

 

続く#2からやっと正統派モダン・ブルースが聴けます。

 

B.B.キングのカヴァーでソウルフルな良く伸びる歌声にB.B.風のチョーキングを巧く活かしたギターソロに文句なしの出来栄えです。

 

#3は、ジュニア・パーカーの有名な曲で多くのカヴァーが残されているが、マジック・サムのこのver.ほどビートが効いたものはないんじゃないだろうか?

 

ここでもよく伸びる歌に強靭なリズム感から繰り出されるギター・ブギに思わず腰が動いてしまいそうな演奏です。

 

ジョン・リーだけではなく更には深くミシシッピ・フレッド・マクダウェルやライトニン・ホプキンスなんかも感じさせるようなダンス・ビートがかっこいい♪

 

#4はマジック・サム作の代表曲です。

 

喉を全開にして腹の底から出される熱い歌声に、ギター・アンプのトレモロを効かせた鋭利なギター・サウンドに他の誰とも違うオリジナリティ溢れるギター・ソロといい、何もかもが最高の曲だと言えますね。

 

#5は、B.B.キングの”Every Day I Have The Blues”調のイントロが楽しい曲です。

(元はと言えばローウェル・フルソンなんですが……。)

 

ボビー・ブランドのカヴァーです。

 

自身で弾く鋭い音色のオブリガートがかっこいいですね。

 

#6は、もはや説明不要のロバート・ジョンソン・クラシックスで、本盤のサムのエルモア・ジェイムズ風のイントロの3連フレーズが印象的です。

 

Bluesのセッションと言えばこの曲と“Stormy Monday”“Got My Mojo Working”辺りが定番ですね。

 

文句なしに熱い演奏である。サイド・ギターのマイティ・ジョー・ヤングのステディなバッキングも聴きものです。

 

ぶっ飛んだアイデアの和音を巧く使ったギターソロが素晴らしいです。

 

#7は、リトル・ミルトンの曲でゆったりとしたミッド・テンポのブルースです。

 

哀愁溢れるギターがなんとも味わい深い……。

 

#8は、ジミー・マクラクリンの曲でイントロの少し変わったメロディがかっこいいです。

 

ここでもサムの哀愁溢れる1音1音を大事に弾くギターソロが聴きものです。

 

#9は、ジョン・リー風のブギだがサムのオリジナルです。

 

こういったブギ調の曲で本領を発揮します。

 

#10は、オーティス・ラッシュもやっていたウィリー・ディクソンの曲です。

 

悪くはないのだが、さすがにラッシュには一歩及ばず……といったところかでしょうか?

 

(というかラッシュのコブラ録音に勝てるものなどほとんどないですが……。)

 

#11は、一風変わったブルースマンであるJ.B.ルノアーの代表曲です。

 

ロックンロールにも通じるようなザクザク進むリズムに乗ってサムが絶好調の歌にギターを聴かせます。

 

実はオリジナル曲は3曲だけ!

 

全11曲のうち、サムのオリジナル曲はたったの3曲だけだと言うのに不思議と全ての曲に溢れんばかりのサムのエネルギーが注入されており、思わずそのどれもがマジック・サムの曲に違和感なく聴こえてしまうところに唯一無二のオリジナリティを感じます!

初めてブルースを聴く人にも安心して勧めれる名盤だと言えます。

 

 

モダン・シカゴ・ブルースの金字塔です!

 

  

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